110番からのお願い
新聞やテレビの報道でご存知のとおり、毎日事件・事故が発生しています。
報道されていない事件・事故もたくさんあります。
それに伴い、110番の受理件数も年々増加しています。
大分県内の110番の受理件数も毎年増加しており、毎日200件から300件の110番通報があります。
みなさんからの110番通報で警察が事件を知り、110番通報で犯人逮捕につながるケースも少なくありません。
そんな重要な110番通報ですが、最近では
緊急ではない
事件・事故ではない通報
が多くなっています。
「110番」に「ちょっと教えて」「ちょっと相談したいのですが」「ちょっと聞いてもらいたい」というような電話がたくさんかかります。
このような電話を警察が無視しているわけではありません。
いろんな内容の電話が警察に寄せられることはわかります。
ただし、「人命にかかわるような緊急性」「他に被害が及ぶような重大犯罪」など、今すぐに警察官が現場に行き対応しなければならないような内容の通報と、「免許証の更新案内」などの問合わせの内容の電話を全て同一のダイヤル「110番」で受け付けることになれば、件数的に限界があるのが現実です。
そのために、警察では、いろんな内容に応じた受付ダイヤルを設けて内容に応じて素早く適切な対応が取れるように努力していますが、「110番」というダイヤルがあまりに有名で、「何でも110番」のような状態になってしまっています。
みなさんに「110番」という緊急通報ダイヤルの意味、各種相談ダイヤルの存在を理解してもらい、内容に応じたダイヤルを利用してもらうことで緊急ダイヤル110番を有効に活用していただきたいと思っています。