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平成29年7月5日からの降雨で、付近の雨量観測所にて時間最大83mm、日最大581mmと猛烈な豪雨を記録しました。5日午後に小野川が氾濫、護岸の一部が崩壊し、隣接する山の斜面についても一部崩壊し、翌6日10時頃、大規模な地すべり崩壊が発生しました。
崩壊の規模:幅約200m、斜面長約300m、土砂流出料約20万m3 [PDFファイル/203KB]
崩落した土砂により小野川がせき止められ、土砂ダムが形成されました。発災後4日目より、湛水域の解消及び道路啓開のための作業を開始し、7月15日に道路啓開、7月20日頃には湛水域の解消を完了しました。
地すべり対策については、応急横ボーリング工、集水井工、アンカー工、押え盛土工により、斜面の安全率を向上させています。
(被災直後の経緯)
平成29年
・ 7月 6日:10時00分頃発災
・ 7月 6日:Tec-Doctorによる現地調査を実施
・ 7月 8日:土砂災害専門家(土木研究所)による現地調査を実施、量水標設置、監視カメラ1台(Ku-Sat)設置
・ 7月13日:土砂災害専門家(土木研究所、国土地理院ほか)による現地調査を実施
・ 7月15日:現地の警報発信体制の構築完了
応急迂回路開通
・ 7月20日:湛水域ほぼ解消
・ 8月 6日:仮設道路開通
(降雨の状況)
(被災直後の様子)
(災害関連緊急地すべり対策状況):復旧計画 [PDFファイル/386KB]
災害関連緊急地すべり対策事業(平成31年3月完成)
・集水井工 4基
・アンカー工 208基
地すべり対策事業
・アンカー工 163基(令和2年6月完成)
・押え盛土工、排水工(施工中)
(進み具合)
<地すべり>
<道路>
斜面に設置した伸縮計にて、監視・観測を続けています。監視・観測体制 [PDFファイル/228KB]
地すべりの兆候が確認された場合は、県道宝珠山日田線を全面通行止めとします。