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Q:電子入札システムが導入されると、入札はどう変わるのですか。また、利用するメリットは何ですか
●今回導入する大分県共同利用型電子入札システムは、先行して「公共工事」の入札で県内全自治体が利用しています。このシステムに「物品・役務」の入札機能を追加して導入し、県内の自治体が順次利用を開始します。
●自治体ごとに運用は異なりますが、これまでほとんどの自治体の入札では、仕様書の閲覧や入札参加のために市役所等を訪問する必要があり、事業者様には移動コストや時間的コストがかかっていました。電子入札システムを利用すれば、オフィスから一連の入札関連手続が完了しますので大変効率的です。
●行政手続の電子化が進み、電子入札システムも国の機関や自治体で導入が進んでいますが、大分県では、県内すべての自治体が同じシステムを利用するため、事業者様が複数のシステムの操作方法に習熟する必要がありません。
●システムのご利用には、パソコンやICカード(電子証明書)等の準備が必要です。
Q:いつから使えるのですか。また、これまでのように紙様式での入札はできなくなるのですか
●まず、令和6年3月から、大分県用度管財課が行う4月開札案件の入札で利用を開始する予定です。
●市町村の入札では、令和6年4月以降に、準備の整った自治体から順次利用を開始する予定です。
●自治体により、利用開始時期のほか、入札案件の区分(物品/役務)、入札を実施する所属等が異なります。限定的に利用を開始して、徐々に対象を拡大する自治体もありますので、詳細は各自治体の担当窓口等にご確認ください。
●電子入札システムの稼働後も、紙様式での入札が可能です。(大分県の入札では、事務効率化を目的として電子入札を原則としますが、紙入札も可能です)
Q:電子入札システムを利用するためにはどのような準備が必要ですか
●パソコン、インターネット環境、ICカード(電子証明書)、カードリーダーの準備が必要です。
●なお、電子入札システムが扱う案件には「入札」と「見積合せ」がありますが、このうち「見積合せ」に参加する際は、ICカード(電子証明書)とカードリーダーの代わりに、改めて登録事業者様にお知らせする「ID」と「パスワード」を利用することができます。「入札」に参加するには、ICカード(電子証明書)とカードリーダーが必ず必要です。
Q:ICカード(電子証明書)やカードリーダーはどこで購入するのですか。また本社等で1枚準備すればよいのですか
●こちらをご確認ください
●入札参加資格申請者を本社から支店等に委任している場合は、必ず受任者(支店、営業所の代表者等)の名義のICカードとしてください。また、受任者が複数の場合は、それぞれの名義のICカードが必要です。
Q:電子入札システムでの「見積合せ」に参加するときに必要な「ID」と「パスワード」とは何ですか。いつ通知されるのですか
●県内の自治体の入札参加資格(物品・役務)の申請と合わせて、IDとパスワードを交付申請すると付与されます。
●現在いずれかの自治体に登録している事業者様には、令和6年3月頃にIDとパスワードを通知する予定です(変更する可能性があります)
●次期有効期間への更新登録をした場合でも、IDとパスワードは変わりません。
Q:ICカード(電子証明書)は、大分県共同利用型電子入札システム以外、どんなシステムに利用できるのですか
●国の機関や他の都道府県等の自治体の電子入札システムや、国税電子申告・納税(e-Tax)、地方税ポータルシステム(eLTAX)等で利用できます。
※利用可能なシステムは発行する認証局によって異なりますので、必ず各認証局のホームページ等でご確認ください。
《関連》ステップ2:ICカード(電子証明書)・カードリーダーの購入 ~各認証局へのリンクがあります
Q:すでに公共工事の入札用として大分県共同利用型電子入札システムのICカードを持っているのですが、物品・役務の入札でも利用できますか
●はい。公共工事用のICカードで、物品・役務の利用者登録を行うことができます。