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令和4年度「科学の甲子園ジュニア」大分県大会
「科学の甲子園ジュニア」は、科学好きの裾野を広げるとともに、次世代の科学技術イノベーションの創出を担う優れた人材の育成を目的として、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の主催で行われています。今年で10回目を迎え、大分県でも予選大会を実施しています。
今年度、大分県大会には、25校43チームの参加があり、チームで協働して課題に取り組みました。
【1次予選の様子】
今年は、「別府会場」「日田会場」の2ヶ所で実施しました。参加した生徒は、チームで協力し最後まで粘り強く頑張る姿が見られました。
別府会場 (別府ビーコンプラザ) |
日田会場 (日田市複合文化施設AOSE) |
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別府会場では、15校29チームが参加しました。 | 日田会場では、10校14チームが参加しました。 |
【講演会】
別府会場では、引き続き「講演会」を実施しました。アフリカンサファリの神田 岳委(かんだ いわい)先生をお招きして、「動物たちと歩んできた道」と題して、獣医師の大変さや、やりがいについて話をしていただきました。
【2次予選の様子】
1次予選を通過した、8校14チームが2次予選に臨みました。2次予選は、実技競技になります。与えられた課題に対して性能の高い構造物を作成します。チームで協働して作成することが大切ですが、これまで学校で学んだことを十分に生かすことが必要です。
2次予選の様子 |
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・事前に学校で考えてきた設計図を基に、構造物を作成していきます。予備実験を行いながら、どのような作りにすればよいか、試行錯誤しながら、作成していました。 |
【講演会】
2次予選では、関崎海星館館長の川田先生にご講演をいただきました。川田先生からは、生徒が2次予選で作成したものについて、どのようにすればよりよいものになるかなど、実技競技の様子を踏まえたお話をしていただきました。また、大分空港が宇宙港になることについて、なぜ大分が宇宙港に選ばれたのか等をお話いただきました。
【総合結果】
1次予選・2次予選の総合得点で以下のように順位を決定しました。
1位 大分大学教育学部附属中学校B
2位 大分大学教育学部附属中学校C
3位 大分県立大分豊府中学校
1位になった大分大学教育学部附属中学校(Bチーム)は、12月に兵庫県姫路市で開催される全国大会へ出場します。
☆今年度は、1次予選では、これまでで最多の参加数となりました。本大会は、個人競技ではなくチームで協働して取り組みます。チームで取り組むことでお互いの力を補い合い、よりよい答えを導くことができます。これからも身近な科学事象に目を向け、興味をもって欲しいと思います。