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【学校訪問取組事例】「学校として育成を目指す資質・能力」に基づいたPDCAサイクル @由布市立阿南小学校
令和6年度大分教育事務所第2回学校訪問で見られた取組事例の紹介です。
今回は、由布市立阿南小学校の「学校として育成を目指す資質・能力」に基づく
PDCAサイクルについてです。
阿南小学校は「学校として育成を目指す資質・能力」として
「聴く力」「伝える力」を設定しており、
子どもの具体的な学びの姿に基づくPDCAサイクルを機能させています。
取組のポイントは、以下の4点です。
【ポイント1】
「学校として育成を目指す資質・能力」に基づいたPDCAサイクルの構築
【ポイント2】
令和6年度第1回大分教育事務所学校訪問での協議を受けて検証・改善
【ポイント3】
学年ごとに「聴く力」「伝える力」が育成された具体的な姿を、
子どもと教員で一緒に設定
【ポイント4】
子どもとの短期の検証・改善の様子を教室に掲示して可視化
子どもの姿から見取ることができる成果としては、以下の3点です。
○以前より、教師や仲間の話を聴けるようになってきた
○仲間の話をただ聞き流してしまうのではなく、「もう一度言ってください」
「分かりました」「同じです」等、話を聴いたうえで自分の反応を
伝えることができるようになった
○自分の言葉で思いや考えを説明する姿が見られるようになった
いわゆる「取組ベース」の検証・改善ではなく、
「学校として育成を目指す資質・能力」に基づいた
「資質・能力ベース」の検証・改善により、
子どもの具体的な学びの姿の変容での見取りを行っています。
ぜひ、各校での「学校として育成を目指す資質・能力」ベースでの
PDCAサイクル構築の参考にしていただければと思います。
御多用のなか、関係者の皆様からの資料等の提供に心より感謝申し上げます。