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H30年4月佐伯市蒲江南部海域の養殖ヒオウギガイの出荷自主規制について
このたび佐伯市南部海域で生産されている養殖ヒオウギガイについて、貝毒検査を実施したところ、規制値を上まわる麻痺性貝毒が検出されました。
このため、県は佐伯市及び大分県漁業協同組合に対し、下記の海域において生産される養殖ヒオウギガイの出荷の自主規制を行うよう要請しました。
なお、平成30年3月8日から採捕、出荷を規制している同海域の天然二枚貝(タイラギを除く)については自主規制措置を継続中です。
記
1.規制海域 佐伯市南部海域(蒲江湾、小蒲江湾、猪串湾)
2.規制対象種 養殖ヒオウギガイ
3.規制期間 平成30年4月5日から安全が確認されるまでの期間
貝毒検査の結果が3週間連続して規制値以下の場合に規制を解除
※ 規制値:可食部毒量 1gあたり4Mu(マウスユニット)を超えるもの
1Muは体重20gのマウスを15分間で死なせる量
(平成27年3月6日付け26消安第6073号農林水産省消費・安全局長通知)
4.検査結果
貝の種類 養殖ヒオウギガイ
検出された貝毒 麻痺性貝毒
検査値(Mu/g) 4.9
検査部位 可食部(むき身)
検査月日 平成30年4月5日(木曜日)
検査機関 大分県衛生環境研究センター
5.毒化の原因 毒化を引き起こすと考えられている植物プランクトン
「ギムノディニウム・カテナータム」を二枚貝が捕食したことによる。
6.今後の対応 貝毒の監視を強化し、安全者の安全を確保する。
7.その他
・貝毒原因プランクトンを捕食しない魚類や巻貝(アワビ、サザエ、 トコブシ、ニナ等)は食べても安全です。
・県内の他の海域(豊前海、豊後灘、守江湾、臼杵湾、佐伯湾、入津湾)については、貝毒原因プランクトンの発生は確認されておらず、二枚貝の毒化はありません。