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佐伯市南部海域における天然二枚貝(タイラギを除く)の採捕・出荷の自主規制について
このたび、佐伯市猪串湾で採捕したアサリについて、11月26日に貝毒検査を実施したところ、規制値を上まわる麻痺性貝毒が検出されました。
このため、県は佐伯市及び大分県漁業協同組合に対し、下記の海域について天然二枚貝の採捕・出荷の自主規制を行うよう要請しましたので、お知らせします。
記
1.規制海域 佐伯市南部海域(名護屋湾、猪串湾、小蒲江湾、蒲江湾)
2.規制対象種 天然二枚貝(タイラギを除く)
3.規制期間 令和2年11月26日から安全が確認されるまでの期間
貝毒検査の結果が3週間連続して規制値以下となった場合に規制を解除
※ 規制値:可食部毒量 4Mu/g
(平成27年3月6日付け26消安第6073号農林水産省消費・安全局長通知)
4.検査結果
貝 の 種 類 天然アサリ
検出された貝毒 麻痺性貝毒
検 査 値 4.48 Mu/g
検 査 部 位 可食部(むき身)
検 査 月 日 令和2年11月26日
検 査 機 関 北九州生活科学センター
5.毒化の原因 毒化を引き起こすと考えられている植物プランクトン
「アレキサンドリリウム パシフィカム(旧 アレキサンドリウム・カテネラ」を二枚貝が捕食したことによる。
6.今後の対応 定期的に貝毒の検査を実施。
○同海域の養殖ヒオウギガイについては安全性が確認されるまで、出荷・販売は行なっておりません。
○貝毒原因プランクトンを補食しない魚類や巻貝(アワビ、サザエ、トコブシ、ニナ)は食べても安全です。
○県内の他の海域(豊前海、豊後灘、守江湾、臼杵湾、佐伯湾、入津湾)で採取された二枚貝については、貝毒または貝毒プランクトンは検出されていなく、二枚貝の毒化の恐れはありません。