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大断面製材品について様々な乾燥方法による強度性能を評価しています。
平成22年度に国産材の利用促進を目的に「公共建築物等の木材利用促進に関する法律」が施行され、公共建築等の木造化が進められています。
これらの住宅以外の中大規模木造建築物には大断面製材品が多く用いられますが、大断面製材品の乾燥方法や寸法毎の強度性能データが少なく、県内においてその普及が進んでいません。
大断面製材品を安心して使用できる環境を整備するために、様々な乾燥方法による大断面製材品を作成し、強度性能評価試験を実施しています。
5月に実施した高周波乾燥機による大断面製材品の高温乾燥試験に続き、10月から木くず炊きボイラーを備えた中温乾燥機による大断面製材品の中温乾燥試験を開始しました。