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市町村消防指令業務の共同運用について

印刷ページの表示 ページ番号:0002056498 更新日:2022年5月16日更新

1 県計画の策定

 県内市町村の消防力を維持・強化していくため、人口減少社会の到来、高齢化の進展等を踏まえながら、10年、20年先を見据えた消防体制のあり方を議論し、平成31年3月に「新大分県消防広域化推進計画」を策定しました。

 この計画は、平成19年度の旧計画策定後の経過を振り返りながら、遠くない将来発生する可能性の高い「南海トラフ地震」や頻発・激甚化が心配される大規模・広域災害など新たな情勢変化を加味し、新計画として策定したものです。

 県計画の策定にあたっては、県内14消防局・本部など消防団を含む消防関係者、各市町村長や住民代表、学識経験者の方々をはじめ、県民から幅広くご意見をいただきました。その結果、本県では、消防局・本部の統合となる「消防の広域化」に優先して、まずは、「消防の連携・協力」の取組の1つとして、119番通報を処理する「消防指令業務の共同運用」について、令和6年4月1日までの実施を目指して、検討・協議することとしたところです。

 検討・協議の概要については、計画資料編の32ページ及び33ページにまとめていますが、詳しくは以下をご覧ください。

☆新大分県消防広域化推進計画の概要

  ⇒ 改元対応後の概要 [PDFファイル/96KB] 

☆新大分県消防広域化推進計画

  ⇒ 改元対応後の本文・資料編 [PDFファイル/4.08MB]

2 共同運用をめぐる検討状況

 県計画の策定直後から、県内通信指令関係者等で共同運用の勉強会等を重ねる一方、令和元年度には、外部委託調査等を活用して全県1区、2ブロック、単独整備といった複数パターンを比較・検証し、共同運用のメリット・デメリット等を検討しました。

 これを踏まえて関係市町村で協議した結果、令和2年3月30日、知事と県内市町村長が一堂に会し、「令和6年4月からの全県エリアでの消防指令業務の共同運用開始」を目指して基本設計等の準備を進めていくことに合意、こうした取組につき知事も財政支援の意向を示したところです。

 また、大分市長から、今後整備する複合公共施設内に「共同指令センターの設置」を検討したいとの意向が示されました。

 この合意に基づき、令和2年度には、大分市消防局を事務局とする「大分県域消防指令業務共同運用検討協議会」が6月に発足しました。9月には、共同運用の実施には一体不可分となる「消防救急デジタル無線システム」を含め新たな「消防指令システム」の基本設計に着手したところです。

 更に11月には、共同運用に向けた新システム及びセンターの整備・運営の大枠となる「大分県域消防指令業務連携・協力実施計画」(案)に全市町村が合意し、消防指令業務に従事する職員の取扱い等について、より具体的な協議を進めています。

 その一環として、令和3年度は、新システムの整備にあたり、共同指令センターの機能障害や各消防局・本部等との通信途絶への備え等についても検討を進め、「実施設計」を行いました。

 また、共同運用を行う「共同指令センターの運営方式」は、地方自治法第252条の14に定める大分市への「事務の委託」としました。この手続きに必要な関係市町村等議会の議決を12月に終え、2月に規約を定めて告示し、3月に知事に届け出されました。

 令和4年6月、関係市町村等議会で「おおいた消防指令センターシステム整備業務委託契約」が議決され、共同(センター)分及び個別(各消防本部)分のシステム整備が進められています。

 7月には、「共同指令センター」が整備される「大分市荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業」に大分市が着手しました。

 これまでの検討・協議の概要については、詳しくは以下をご覧ください。

☆大分県消防通信指令システム共同化基本構想策定業務報告書(概要版) 

  ⇒ 基本構想(概要版) [PDFファイル/5.58MB] 

☆大分県域消防指令業務連携・協力実施計画のポイント

  ⇒ 実施計画のポイント [PDFファイル/263KB]

☆全県エリアでの市町村消防指令業務の共同運用について(令和2年度第3回大分県行財政改革推進委員会(令和3年2月22日)大分県ホームページ公表資料抜粋を時点修正)

  ⇒ 全県エリアでの共同運用について [PDFファイル/294KB]

3 今後の予定

  施設やシステムの整備を並行して進め、さらには消防職員の操作教育等も行ないながら、令和6年度からの円滑な「共同指令センター」の運用開始を目指します。

4 よくあるご質問

 本県での消防指令業務の共同運用は、現在、県内14消防局・本部それぞれで受けている119番通報を大分市内に設置する共同指令センターで一元的に受けようとするものです。

 共同運用についてよくあるご心配として、「119番通報が、消防局・本部ではなくセンターにつながると、近くの消防職員や消防団員が来てくれなくなるのではないか。」と思われている方も多いようです。

 県民からの119番通報は、センターに勤務する職員が応対いたしますが、現場には、これまでと変わらず、お近くの消防局・本部の消防職員や消防団員が出動しますので、ご安心ください。

 センターに勤務する職員は、研修・訓練を重ね、現場対応が遅れることのないよう努めることとしています。

 参考までに、現時点で想定されるよくあるご質問を以下にまとめましたので、ご覧ください。

☆よくあるご質問

  ⇒ よくあるご質問 [PDFファイル/98KB]

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