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令和6年度大分地区石油コンビナート等特別防災区域総合防災訓練の実施について

印刷ページの表示 ページ番号:0002284390 更新日:2025年3月19日更新
 令和6年11月22日、石油コンビナート等災害防止法及び大分県石油コンビナート等防災計画に基づき、関係機関の連携強化と災害対応能力の向上を図るため、火災を想定した防災訓練を、NSスチレンモノマー(株)大分製造所にご協力いただき、行いました。

〔参加機関〕
大分県、大分海上保安部、大分県警察本部、大分東警察署、大分市、大分市消防局、大分市東消防署、NSスチレンモノマー(株)、(株)レゾナック大分コンビナート、大分地区石油コンビナート等特別防災区域協議会「住友化学(株)大分工場、日本製鉄(株)九州製鉄所大分地区、ENEOS(株)大分製油所、大分エル・エヌ・ジー(株)、大分液化ガス共同備蓄(株)大分事業所」、日本赤十字社大分県支部(順不同)

 今回の訓練では、NSスチレンモノマー(株)のタンク送液用配管から脱水素油(スチレン、エチルベンゼンの混合物)の漏えいが発生し、下記の事象が発生したとの想定で行いました。
1. 何らかの原因で脱水素油が着火し、火災が発生。
   近傍のタンクが高温になり、被害が拡大するおそれが高まる。
2. 防御活動を行ったが、海上へ脱水素油が漏えい。

 主な訓練内容は、下記のとおりです。

(1) 緊急通報
(2) 事業所消防隊による初期消火活動、救護班による負傷者救出活動
(3) 事業所災害対策本部設置及び現地指揮所等設置、所内誘導員配置、誘導
(4) 消防現場指揮本部設置及び指揮活動
(5) 現地対策調整本部設置運営
(6) 情報収集及び防災相互通信無線訓練
(7) 公設消防及び応援企業消防隊、自衛消防隊による統制ある消火活動
(8) 海上への油漏えいに伴う油濁防除訓練

○ 事業所現場本部、消防現場指揮本部の設置及び運営訓練

 
現場指揮本部1  現場指揮本部2

 

現場指揮本部3  現場指揮本部4

〇消火訓練

  この訓練は屋外配管火災を想定しており、大分東消防署と各事業所が設置している自衛消防組織(ENEOS(株)大分製油所、(株)レゾナック大分コンビナート、住友化学(株)大分工場、日本製鉄(株)九州製鉄所大分地区、大分エル・エヌ・ジー(株))が協力し、消火及び防御活動を行いました。

 

放水  放水2  

○オイルマット展張、油濁防除訓練

海上へ脱水素油が漏えいしたことを想定し、オイルマットの展張訓練及び大分海上保安部の船舶、岸壁に設置している放水銃による油濁防除訓練を行いました。

・オイルマット展張訓練

油濁防除訓練1  油濁防除訓練2 

・油濁防除訓練

油濁防除訓練3  油防除訓練4

 

油防除

 

  

 

 

 

○緊急車両入構、負傷者搬送訓練

 

   緊急車両  緊急車両2

○大分県現地対策調整本部運営訓練

大分県現地対策調整本部は、安全確保を優先し、発災現場ではなく近傍施設に設置、運営訓練を行いました。現地対策調整本部では、ヘリコプターが撮影した映像等様々な手法で発災現場の情報収集を行い、防災関係機関等への連絡調整や住民避難勧告等の必要性の検討を行いました。

現地対策調整本部1  現地対策調整本部2

    

〇訓練終了式

修了式1  修了式2