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大分県地震被害想定調査について
平成29年12月に国の地震調査研究推進本部から「中央構造線断層帯の長期評価(第二版)」公表されました。
県では、この中央構造線断層帯の長期評価の見直しによる、大分県への影響と対策について調査するため、大分県有識者会議を設置し、被害想定調査を行ったところです。
1.大分県地震被害想定調査(平成31年公表版)
大分県では(1)中央構造線断層帯の豊予海峡-由布院区間、(2)万年山-崩平山断層帯、(3)日出生断層帯、(4)南海トラフの巨大地震、(5)周防灘断層群主部、(6)プレート内地震の6つの地震について地震被害想定調査を行っています。
(1)調査結果概要
市町村ごとの想定最大震度
(2)調査結果(本編)
目次 [PDFファイル/74KB]
第1編 調査の概要 [PDFファイル/2.25MB]
第2編 自然条件の調査 [PDFファイル/8.04MB]
第3編 過去の地震被害 [PDFファイル/477KB]
第4編 地震動・液状化・斜面崩壊の想定 [PDFファイル/8.08MB]
第5編 建物関係の被害 [PDFファイル/1.82MB]
第6編 地震火災の想定 [PDFファイル/859KB]
第7編 ブロック塀被害の想定 [PDFファイル/686KB]
第8編 ライフライン・交通施設被害の想定 [PDFファイル/4.56MB]
第9編 人的被害の想定 [PDFファイル/2.58MB]
第10編 減災効果 [PDFファイル/460KB]
第11編 災害時要援護者・観光客 [PDFファイル/242KB]
第12編 社会機能支障の想定 [PDFファイル/2.1MB]
第13編 地震津波防災上の課題 [PDFファイル/3.36MB]
第14編 各市町村の項目別被害 [PDFファイル/5.73MB]
2.津波の浸水について
大分県では(1)中央構造線断層帯の豊予海峡-由布院区間、(2)南海トラフの巨大地震、(3)周防灘断層群主部の3つの地震についての浸水想定を作成しています。
(1)調査結果概要
(2)調査結果
・H26年 大分県津波浸水想定(「津波防災地域づくりに関する法律」に基づくもの) 【土木建築部作成】)
3.被害想定調査の経緯
(1)平成20年3月 地震被害想定調査結果公表
大分県に影響のある9地震11ケースの対象地震を選定し、自然災害予測を実施し、うち5地震6ケースについて社会災害予測を実施した。
(2)平成25年2月 津波浸水予測調査結果を公表
東日本大震災を受け、本県において被害が想定される3つの震源・波源域に関する津波浸水予測の調査を実施した。
(3)平成25年3月 地震・津波被害想定調査結果を公表
上記「(2)津波浸水予測調査結果」を元に、本県において被害が想定される3つの地震について自然災害予測と社会災害予測を実施した。
(4)平成31年3月 地震被害想定調査結果を公表
中央構造線断層帯の長期評価の見直しに伴う見直し
これまで県内の主要活断層の1つとして評価されてきました「別府-万年山断層帯」が「中央構造線断層帯の豊予海峡-由布院区間」と「万年山-崩平山断層帯」と「日出生断層帯」の3つの断層帯に再評価されました。
また、「中央構造線断層帯の豊予海峡-由布院区間」については奈良県の「金剛山地東縁(こんごうさんちとうえん)」から由布院断層まで繋がる中央構造線断層帯10区間の内の1区間として再評価され、全区間連動の可能性についても否定できないとの見解が示されました。
【地震調査研究推進本部(文部科学省)】
中央構造線断層帯(金剛山地東縁-由布院)の長期評価(第二版)【PDF】
大分県有識者会議による審議
防災講演会「大分県の活断層と地震を考える」(平成30年9月1日)