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子どもの安全対策!
1. 子どもの行動を把握しましょう。
1. 外出先を確認する。
子どもが外出するときは当然、行き先や用件、一緒の友達を聞いてから送り出してください。
2. 一人で遊ばせない。
年少者は必ず目の届くところで遊ばせましょう。
3. 送り出すときは一声かけて
「気をつけてね」などの抽象的なことの一声では駄目です。
何に気をつけるのかきちんと例示してあげてください。
雨が前日降っていれば「水路に近づいては駄目!」
公園に行くときは、「一人になったら帰ってきなさい」
気候、行き先、状況などに応じて親がアドバイスをすることが大切です。
2. 子どもに教える5つのキーワード 「いかのおすし」
「いかない」「のらない」「おおごえを出す」「すぐ逃げる」「しらせる」というキーワードの頭文字を取って「いかのおすし」と覚えさせましょう。
1.知らない人には絶対について「いかない」。
・ どんな理由があっても知らない人にはついて行かない。
「お母さんが入院した。病院に行こう。」など
・ 保護者の方は、子どもの持ち物に子どもの名前がすぐにわかるような表示をしないでください。 「○○ちゃん」と名前を呼ばれれば、子どもは知り合いと思い、油断してしまいます。
2.知らない人の車には絶対に「のらない」。
道 がわからない車の運転者が、小さな子どもに道を聞くというのはあまり考えられません。 このような場合には、その場からすみやかに遠ざかるようにいいましょう。
3.連れて行かれそうになったら、「おおごえを出す」。
・ 声を出す訓練を普段からさせましょう。
助けを求める場合は、はっきりと「助けて」という言葉を叫ぶように練習をさせてください。 大声は練習しないと出ません。
・ 怖い目にあったら「すぐ逃げる」 不安を感じたら、すぐに逃げるという行動を起こすように教えてください。
まずは全力で逃げるように、そしてどこでもいいから助けを求めるようにしてください。
4.友達が連れて行かれそうになったら、近くの大人やお巡りさんに「しらせる」。
とにかく近くの大人に知らせてるように教えてください
3. 子どもと一緒に考えましょう。(子ども防犯テキストの活用)
1. 子どもとの会話を増やしましょう。
子どもとの会話の中から ・ 子どもがどこで誰と遊んできたのか。
・ 外出している間にどんな人と会ったのか。
・ 他の子どもに変わったことはなかったか。
などを聞き取ってみましょう。
2. 子どもと一緒に考えましょう。
「子ども防犯テキスト~みんなで気をつけようね~」を用いて
・ 出かける際に注意すること
・ 知らない人に声をかけられた場合の対応 などについて子どもと一緒に考えてみましょう。
4. ~自由研究 ~ 親子でつくる通学路安全マップづくりのすすめ
お子さんと一緒に通学路の安全点検をしてみてはいかがでしょうか?
安全マップを親子で一緒に作ることにより次の利点が考えられます。
・子どもの被害防止能力が向上します。
・地域への愛着心が向上します。
・保護者の防犯意識が向上します。
それでは、一般的な通学路安全マップの作り方のをお教えします。
1. 用意するもの
大きめの模造紙、鉛筆、色鉛筆、マジック、はさみ、のり、カメラ、持ち歩きようの地域の地図・メモ帳
2. チェックする場所を決める。
・見通しの悪い死角
・落書きやゴミが捨てられている環境の悪い場所
・道路に歩道がないような交通危険箇所
・子どもを守ってくれる子ども連絡所など
・コンビニや郵便局など人がいるところ
3. 通学路を親子で歩く。
待ち歩きように準備した小さな地図とメモとカメラを持って、親子で一緒に街を歩きます。
危険な場所やいざという時に逃げ込めそうな場所をメモし、写真を撮ります。その際、現場で生きた防犯指導をしましょう。
・お店の人や地域の人にどこが危ないか聞いてみる。
(写真を撮るときは、人が写らないように、また、個人の家が特定できないように注意しましょう。)
4. 地図を作ろう!
まず、通学路をの地図を大きな画用紙か模造紙に書く。(精巧でなくてよい)
要注意ポイントに○印や☆印をつけ、写真を貼る。
・何に気を付けるか書いておく。
5. まとめる
地図を見ながら、どういうところでどんな事故や事件が起きやすいか話し合う。
・おけいこ教室、友達の家、公園などに行く時の道を相談して決めておく。
また、不審者や車がいた場合に通る予備の道もみつけておく。
※注意すること
・不審者が出没した場所を表示する不審者マップではダメ!
・実際に犯罪が発生した犯罪発生マップではダメ!
・写真を撮る場合は、通行人の容姿や車のナンバーなど、プライバシーに十分配慮してください。
・個人の住宅を記載する場合も個人攻撃になったりしないように注意してください。
・歩く際には「暑さ対策」を十分に考慮してください。
地域安全マップの作り方は、いろいろな団体がホームページ上に公開していますので参考にしてください。
5.「ながら見守り」で見守りの目を増やしましょう。
「防犯の視点を持って日常生活を送ること」です。
ウォーキングや犬の散歩、花の水やり、仕事などをし「ながら」
*長時間子ども達をじっと見つめている人や子ども達の後をつける不審者がいないか見守る
*不審者を見かけたら通報する
*防犯の帽子やタスキ、ベストなどを着用する
*あいさつをする
ことで、不審者に対する抑止力となれます。
あいさつをすることで地域のコミュニティが形成され、それを見た不審者は「この地域ではまずい。」と感じ、犯罪を思いとどまらせることが出来るのです。
ながら見守りでは、不審者に、
「この地域の住民の目が、自分に向けられている」と感じさせることが大切です。
「気楽に」「気長に」「危険なく」
自分のペースにあわせた見守り活動を始めてみませんか?
社用車にパトロール中のマグネットを貼るだけでも立派な「ながら見守り」です。
不審者を発見した場合は、迷わず警察へ通報を!