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第3次生物多様性おおいた県戦略(2024-2030)
第3次生物多様性おおいた県戦略(2024-2030)について(令和6年3月)
私たちのふるさと大分県は、緑豊かな山野、清らかな河川、変化に富んだ海岸線など、豊かな自然に恵まれています。このような自然の中では様々な生物が生まれ、関わりを持ちながら生きており、人間が生きるために欠かせない水や空気、食料に代表される「生物多様性の恵み」がつくられています。
しかし、私たち人間は、経済の発展を追求するあまり自然環境に非常に大きな負荷をかけてきました。自然の回復力では補えないほどの負荷は、世界中で生物の多様性を損ない、その結果は気候変動に代表されるような地球規模での課題として顕れています。
2021年に開催されたG7サミットでは、このような課題に対応するため、自然を回復軌道に乗せるために生物多様性の損失を止め、反転させるための緊急の行動をとる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」という考えを打ち出し、合意しました。続く2022年には、カナダで開催された「生物多様性条約第15回締約国会議」(COP15)において「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、生物多様性の回復のために世界各国で取組が始まりました。このような中、国は2023年に「生物多様性国家戦略2023-2030」を策定し、ネイチャーポジティブ実現に向け、30by30目標の達成に向けた具体的な行動目標などを示したところです。
この戦略では、国家戦略に基づき、今後本県の生物多様性の保全にどのように取組むかを示したものです。「大分県版ネイチャーポジティブの実現」を基本目標に掲げ、「おおいたの重要な自然共生地域」の拡大や、企業を含め幅広い主体による自然保護活動の展開など、2030年までの取組の方向性を明らかにしました。
将来にわたり自然豊かで生物多様性の恵みを享受し続けられる大分県を目指し、この計画に基づき、県民、民間団体、事業者、市町村と協働し取組んでいきます。
しかし、私たち人間は、経済の発展を追求するあまり自然環境に非常に大きな負荷をかけてきました。自然の回復力では補えないほどの負荷は、世界中で生物の多様性を損ない、その結果は気候変動に代表されるような地球規模での課題として顕れています。
2021年に開催されたG7サミットでは、このような課題に対応するため、自然を回復軌道に乗せるために生物多様性の損失を止め、反転させるための緊急の行動をとる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」という考えを打ち出し、合意しました。続く2022年には、カナダで開催された「生物多様性条約第15回締約国会議」(COP15)において「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、生物多様性の回復のために世界各国で取組が始まりました。このような中、国は2023年に「生物多様性国家戦略2023-2030」を策定し、ネイチャーポジティブ実現に向け、30by30目標の達成に向けた具体的な行動目標などを示したところです。
この戦略では、国家戦略に基づき、今後本県の生物多様性の保全にどのように取組むかを示したものです。「大分県版ネイチャーポジティブの実現」を基本目標に掲げ、「おおいたの重要な自然共生地域」の拡大や、企業を含め幅広い主体による自然保護活動の展開など、2030年までの取組の方向性を明らかにしました。
将来にわたり自然豊かで生物多様性の恵みを享受し続けられる大分県を目指し、この計画に基づき、県民、民間団体、事業者、市町村と協働し取組んでいきます。
基本目標と基本方針
【基本目標】
豊かな自然と人間とが共生するふるさと“おおいた”に向けた
「大分県版ネイチャーポジティブ」の実現
【基本方針】
1 「おおいたの重要な自然共生地域」の拡大等を図り、地域等の活力で自然を守り、育てていく。
2 自然の持つ機能を活用して、地域課題の解決に繋げていく。
3 行政、NPO、地域、企業など、様々な主体による取組を進めていく。
豊かな自然と人間とが共生するふるさと“おおいた”に向けた
「大分県版ネイチャーポジティブ」の実現
【基本方針】
1 「おおいたの重要な自然共生地域」の拡大等を図り、地域等の活力で自然を守り、育てていく。
2 自然の持つ機能を活用して、地域課題の解決に繋げていく。
3 行政、NPO、地域、企業など、様々な主体による取組を進めていく。