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10月は『臓器移植普及推進月間』です
臓器提供の意思表示にご協力ください
臓器移植は、重い病気や事故によって心臓や腎臓などの臓器が機能しなくなった人に、ほかの人の健康な臓器を移して、再び機能を取り戻す医療です。
もしもの時に備えて、臓器提供について自分の考えを家族と話し合い、意思表示をしておくことが大切です。
「提供する」「提供しない」どちらの意思も等しく尊重されます。
皆さん一人ひとりの意思で救える命があります。この機会に、臓器提供について家族で話し合ってみませんか。
グリーンリボンキャンペーンの天使 ハーティ
「スパークルおおいた」が広報アンバサダーに就任しました
サイクルロードレースチーム「スパークルおおいた」がグリーンリボンキャンペーンおおいたの広報アンバサダーに就任しました。
今回の就任を通じて、「スパークルおおいた」はレースやイベント会場での臓器移植に関する意思表示の啓発への協力や、SNS等を活用した情報発信など、広報アンバサダーとしての活動を行います。
■スパークルおおいたレーシングチーム
黒枝 士輝 代表 コメント
このたび、グリーンリボンキャンペーンの広報アンバサダーを務めさせていただくことになりました。
私たちは大分を拠点に活動し、国内外のレースで挑戦を続けています。その挑戦の原動力は、地域の皆様の応援に支えられていること、そして「つながり」の力を信じていることにあります。
臓器移植も、いのちを「つなぐ」医療と言われており、私たちの思いと重なる部分があると感じています。スポーツを通じて夢や希望を届けることを目指して挑戦を続けている私たちですが、この機会に移植医療について考え、家族と共有してほしいと伝えることで、誰かの未来を変える力になるよう後押しをしていきたいと思います。
グリーンライトアッププロジェクト 2025 in おおいた
臓器移植医療への理解が広がることを願って、グリーンリボンデーの10月16日(木曜日)を中心に、全国各地の著名な建物を移植医療のシンボルカラーであるグリーン(緑色)にライトアップします。
この光には、ドナー(臓器提供者)への感謝に加え、移植を待つ人たち、移植医療を支える医療者等へのエールの意味が込められています。
大分県では10月16日(木曜日)~ 10月19日(日曜日)まで以下の施設でライトアップが行われます。
・セントポルタ中央町
・JR大分シティ
・大分県立美術館(OPAM)西側広場
・新別府病院
・佐藤第一病院
・河野脳神経外科病院
・大分三愛メディカルセンター
・大分県立大分看護科学大学
・スパークルおおいたクラブハウス兼カフェ「Colors Bike&Cafe」
臓器移植普及推進展示ブース
大分県庁本館1階 県政展示ホール(県庁内にあるコンビニの近く)に、臓器移植普及推進のための展示ブースを設置しました。
リーフレットや普及啓発グッズ等を置いておりますので、是非ご覧ください。
実施期間:令和7年10月1日(水曜日)~10月15日(水曜日)
街頭キャンペーン、イベント会場でのブース展示
〇街頭キャンペーン
臓器移植や骨髄バンクに関心を持っていただき、一人でも多くの方にドナー登録や、臓器移植の意思表示を行っていただけるよう、街頭キャンペーンを実施
日 時:令和7年10月4日(土曜日)9時00分~9時30分
場 所:大分駅前広場 広報啓発空間
参加機関:大分県、公財)大分県臓器移植医療協会、日本骨髄バンク、大分県腎臓病協議会
〇スパークルおおいた試合会場でのブース展示
グリーンリボンキャンペーンおおいたの広報アンバサダーに就任したサイクルロードレースチーム「スパークルおおいた」が出場する、大会会場で臓器移植の意思表示の普及啓発を実施
日 時:令和7年10月4日(土曜日)10時00分~15時00分
場 所:大分サイクルフェス おおいたいこいの道クリテリウム会場
内 容:スパークルおおいたと協力し臓器移植の意思表示の普及啓発ブースを設置
臓器移植に関するクイズコーナー、バナー展示、スパークルおおいたとコラボした普及啓発グッズの配布
臓器移植企画展示「臓器移植に関わる人々の手記展」
大分県立図書館にて、臓器移植経験者・ご家族の手記を展示しています。また、臓器提供・移植の現状や臓器提供の意思表示方法について、パネル展示やリーフレットの設置を行います。
ぜひご覧ください。
実施期間:令和7年10月7日(火曜日)~10月19日(日曜日)
臓器移植とは?
臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器の機能が低下した人に、他者の健康な臓器を移植して機能を回復させる医療です。第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立ちません。日本で臓器の移植を希望して待機している方は、およそ16,000人です。それに対して移植を受けられる方は、年間およそ600人です。
臓器提供とは?
臓器提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後にできます。2010年7月17日に改正臓器移植法が全面施行され、生前に書面で臓器を提供する意思を表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合も、ご家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供も可能になりました。
意思表示の方法
脳死後、心臓が停止した死後とも、臓器提供については、まず本人の意思が尊重され、さらに家族の承諾が必要となります。本人の意思が不明な場合は、家族が臓器提供をするかしないか決断することになりす。自分の死後のことを自らの意思で決めるために、また家族が本人の意思を尊重しながら決断することができるように、生前からその意思を示しておくことが大切です。
意思表示の方法は
(1)マイナンバーカード・運転免許証等の意思表示欄に記入する
(2) 臓器提供意思表示カードに記入する
(3) インターネットの意思登録サイトに登録する
等があります。