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高齢化集落対策
過疎化・高齢化が進む県内では、中山間地等の条件不利地域を中心に、人口減少等に伴う集落機能の低下や諸問題の発生が心配されており、県では、高齢化率(高齢者の占める割合)が50%以上の集落を「高齢化集落」と呼んでいます。
集落の衰退は、そこに住む住民の生活はもちろんのこと、県土の保全や水源涵養、守るべき農村景観への影響など多面的な観点からも見過ごすことのできない重要課題であるため、県として全庁をあげて取り組んでいます。
また、市町村はもとより、地域を支える様々な団体等とも連携しながら、住民が集落に安心して住み続けるための対策を検討・実施していきます。
(以上、おおいた創生推進課のサイト 「高齢化集落の維持・活性化に向けた対策・支援」 から抜粋)
(補足)R5年度まで「高齢化集落」は「小規模集落」という名称でしたが、規模の大小ではなく高齢化率によるものであるため、言葉による誤解を招かないようR6年度から「高齢化集落」としました。
高齢化集落応援隊
高齢化集落応援隊は、高齢化と過疎化による人手不足で、道路の補修や草刈り、公民館や集会所の掃除、お祭りなど集落の共同作業が困難になりつつある現状を踏まえ、近隣の都市部や川の下流域の企業やNPO、ボランティア団体など様々な活動団体に、応援隊への登録、応援活動の実施を呼びかけて小規模集落を支援しようというものです。
管内の主な活動状況の例
木浦鉱山地区(佐伯市宇目)
河川の草刈り・伐採、すみつけ祭りの準備を手伝いました。
丹賀地区(佐伯市鶴見)
海岸に打ち上げられた流木やゴミの清掃を手伝いました。
高齢化集落等支援事業
中山間地域など条件不利地域の高齢化集落での生活を守るために、地域住民や市町村、地域外のNPO法人、各種団体など様々な主体が実施する、集落の存続や活性化につながるモデル的な取組に対し支援する制度です。
管内の主な事業実施の例(旧「小規模集落・里の暮らし支援事業」含む)
羽出浦1区(佐伯市鶴見)
急峻な地形に囲まれた海沿いにある集落で、津波に対処できる一時避難所を持っていなかったことや、区の高齢化に伴い、地区内の避難行動や清掃作業(主に海岸、道路)等に支障が生じ始めていました。
こうした背景を踏まえ、今回、避難所及び防災施設の完備と区内の体制強化を進めることで、地区の安全安心を図る取組に支援しました。