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マグネットボール、キューブ 誤飲すると非常に危険!小さな子に触らせない!

印刷ページの表示 ページ番号:0002163338 更新日:2021年12月14日更新

 最近、小さなお子さんがネオジム磁石製のマグネットボールやキューブを誤飲する事故が多く発生しています。
 マグネットボール、キューブは磁力が非常に強く、2個以上飲みこむと磁石同士が腸管を挟み込んだ状態で動かなくなってしまい、自然に排泄されなくなることがあります。気が付かずに時間がたつと腸管に穴があき、開腹手術や大がかりな処置が必要となります。
 最初は腹痛や嘔吐、発熱などの軽い症状がみられ、病状が進むとグッタリしてきて生死に関わる状態になります。海外では複数の死亡事故も起きています。

事故事例

【事例1】
 腹痛を訴えたため、近くの病院を受診したところ、レントゲンで5個連なる金属球と思われる異物が認められた。磁石に挟まれて小腸に穴があいており、緊急開腹手術となった。磁石は3歳の兄のおもちゃとして購入したもので、本児が一緒に遊ぶこともあった。
(1歳女児、2020年9月)

【事例2】
 8歳の姉とマグネットボールで遊んでいた。腹痛を訴えたため、医療機関を受診し、鎮痛剤等の処方を受けた。症状が改善せず、別の医療機関を受診したところ、レントゲンで球形物が数珠状に12個連なっていた。手術室にてカテーテル、切開等の処置を行い、摘出した。小腸と胃に穴があき、つながっている状態であった。
(3歳女児、2020年5月)

アドバイス

 マグネットボール、キューブを誤飲すると生死に関わることがあります。少しでも誤飲が疑われる場合には、すぐに医療機関を受診してください。
 また、複数の磁石の誤飲や、または磁石と磁石に付く金属の誤飲でも同様の危険性があります。

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