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“ラインアウト”は、ボールがタッチラインを割った後のリスタート方法です。
主にフォワードが両チーム1列に並び、スローワー(通常はフッカー)がその2列の真ん中に真っ直ぐボールを投げ入れます。味方側に投げてしまうと相手ボールのスクラムとなります(ノットストレート)。
スローワーとキャッチする選手、その選手を持ち上げる選手の息の合ったコンビネーションがボール確保のために必要となり、スクラムと同様、フォワードの総合力が求められるプレーです。
ラインアウトは攻撃の起点として重要なプレーであり、ボールをキャッチしたチームはそのままモール(第5回で紹介予定)で押したり、バックスに展開して周到に準備された必殺のサインプレー(シザースやループ)で攻撃を行います。
持ち上げられた選手は4mを超える高さまで到達します。ここで繰り広げられる空中戦もラグビーの見どころのひとつです。
次回は”ラック”をご紹介します。
※写真は大分県ラグビーフットボール協会等からの提供