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令和7年度第1回大分県企業局経営評価委員会
令和7年8月7日(木曜日)10時00分から12時00分まで
大分県庁舎新館 51会議室
(委 員)大石聡委員長、井上昌美委員、髙橋晴美委員、那波浩幸委員
(事 務 局)渡辺局長、津末次長兼工務課長、三好総務課長、竹中総合管理センター長
外19名
公開
0名
1 令和6年度決算の概要について
2 経営戦略アクションプラン令和6年度の実施結果について
3 経営戦略アクションプラン見直し骨子について
・令和6年度の決算見込、経営戦略アクションプランにおける令和6年度の実施結果について説明を行った。委員による取組評価は下記のとおり
【全体評価】
・大分県企業局における経営戦略アクションプランの取組については、おおむね計画に沿って実施されたと評価。
1 『戦略の柱1の効率的・効果的な経営の実現』について
(1)技術職員の資格取得件数については目標を上回っており、資格取得件数のうち半数が第三種電気主任技術者となっており、OJTや実践的な研修にも力を入れている。
(2)先端技術の活用に関して、別府発電所においてスマート保安を導入し検証を実施するなどの取組を行っており、進捗が図られている。
(3)新規事業を含む事業展開に関しては、先進事例の調査研究を行いながら、事業性検討会を実施し、取組を進めている。
(4)コストダウン・業務改善に向けた取組に関しては、特に情報共有システムの導入を進めることにより効率化を進めようとしている。
2 『戦略の柱2の安定的なサービスの提供』について
(1)近年頻発する豪雨災害や今後発生が予想される巨大地震に備えて、発生時に迅速かつ的確に対応できるよう防災訓練等を通じて危機管理体制の充実が図られている。
(2)発電所リニューアル事業については、芹川第一発電所、芹川第二発電所及び桑原発電所のいずれにおいても、目標進捗率はクリアして進められている。
(3)施設の適切な修繕・改良工事の実施について、故障・作業停電電力量の削減率は目標に対して厳しい状況となった。これは設備の故障により施設の稼働が長期間停止したことに起因している。故障・作業停電による損失の最小化は公共サービスの質向上につながることから、老朽化施設については設備内容の見直しも含めて検討してみる必要があると思われる。
(4)主要施設の修繕・改良工事の実施については、配水管電気防食設備設置、主配水管補修、浄水場沈殿池それぞれの設計業務委託、水管橋塗装工事、主配水管補修工事等、計画に沿って行われている。
(5)浄水場、取水場の設備更新に係る設計委託業務や省エネ機器の導入についても実施されている。
3 『戦略の柱3の地域社会への貢献、県民福祉の向上』について
(1)ダム流域との交流事業については、主催者である地元団体の事情により、目標を若干下回ったが、環境保全活動などへの助成は計画以上に行われた。
会議の資料名一覧
(資料1-1) 令和6年度決算の概要(電気事業会計)
(資料1-2) 令和6年度決算の概要(工業用水道事業会計)
(資料2-1) 経営戦略アクションプラン令和6年度実施結果とりまとめ
(資料2-2) 経営戦略アクションプラン実施計画及び実施結果
(資料3) 経営戦略アクションプラン見直し骨子について