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令和3年度第1回大分県企業局経営評価委員会
令和3年8月4日(水曜日)13時30分から15時30分まで
大分県庁舎新館 51会議室
(委 員)大石委員長、井上委員、山村委員、田山委員
(事 務 局)浦辺局長、塩月参事監、本林工務課長、伊藤総合管理センター長 外18名
公開
0名
(1)令和2年度決算見込みについて
(2)経営戦略アクションプランの進捗状況等について
(3)経営戦略の中間見直しについて
(4)大野川発電所のリニューアル事業について
・令和2年度の決算見込み及び経営戦略アクションプランにおける令和2年度の実施結果について説明を行った。委員による令和2年度の取組評価は下記のとおり
【2年度の全体評価】
コロナウィルス感染症の蔓延という特殊な状況において、広報的な活動やユーザーおよび地域との交流活動等、一部、目標どおり実施できていないものもあるが、全般的な評価としては、大分県企業局はその経営理念の実現に向け、経営戦略アクションプランに沿って事業が遂行されており、その進捗状況はおおむね良好と言え、経営努力が払われていると評価できる。
まず、戦略の柱の1、効率的・効果的な経営の実現については、特に、職員からの提案等による業務改善やコスト削減に向けた様々な取組が行われており、その件数も目標を上回っており、効率的効果的な経営のための取組が継続している。
戦略の柱の2、安定的なサービスの提供については、耐震化・老朽化対策の計画的実施、及び豪雨災害や地震に備えた防災訓練等を通じて危機管理体制の充実が図られている。
また、電気事業については、大野川発電所のリニューアル工事が進捗し、今後も別府発電所や芹川第一・第二発電所と続いていくことが計画され、工業用水では隧道点検を計画に沿って実施することや既存施設の耐震化、浄水場の設備更新等により安定したサービスの提供に努力している。
戦略の柱の3、地域社会への貢献、県民福祉の向上については、かんがい用水や上水道 原水の供給により地域の農業の振興や住民生活の安定に貢献していることは変わらず、 また、県の一般会計への繰り出しも行われている。
以上のとおり、大分県企業局は全体評価として、おおむね年度計画に沿った事業の実施が行われていると考えられる。
今後、経営戦略の中間見直しが行われることとなっている。
経営戦略はこれに基づいて経営健全化に向けた取組が行われるという意味で、非常に重要であり、その中でも将来の収支見通しに係る試算の精度を高めることは、資金計画を含めて企業局全体の経営にも大きな影響を及ぼすことから、とりわけ大切と言える。
これまでも経営戦略の推計値の精度についてはその都度見直しが図られ、高められて きたところであるが、引き続き経営戦略の数値の精度をさらに上げることに注意していただきたい。そうすることで、より質の高い経営が実現できると考えられる。
会議の資料名一覧
(資料1-1) 令和2年度決算見込みについて(電気事業会計)
(資料1-2) 令和2年度決算見込みについて(工業用水道事業会計)
(資料2-1) 大分県企業局経営戦略アクションプラン実施計画及び実施結果(平成30年度~令和3年度)
(資料2-2) 施設の修繕及び点検状況等について
(資料3) 大分県企業局経営戦略の中間見直しについて
(資料4) 大野川発電所のリニューアル事業について