作曲家滝廉太郎が「荒城の月」を作るに当ってイメージした城として知られる。県南西部に位置する竹田市の東側、二つの川に挟まれた阿蘇溶岩の台地上に築かれた山城である。石垣の石は、阿蘇溶結凝灰岩を使っている。この石は阿蘇山の大噴火で噴出した火山灰などが堆積してできた“灰石”で、大量の堆積で、その重さと高熱により再度解けた跡、硬く溶結した。ここではガラス質が解けて混じり、虎の模様のように見えることからトラメ石とも呼ばれる。やわらかく加工しやすいため形を整えたきり石を積み重ね、見事な石垣を築いている。
竹田市
施設・建物
この画像を保存したい場合は、上記の「保存用画像はこちら」ボタンををクリックしてください。1MB程度の画像が別ウィンドウで表示されます。開いた画像の上で右クリックし、「名前を付けて画像を保存」を選択してください。