杵築湾に生息するカブトガニは、その名も示すとおり、兜状の堅い甲らに体がすっぽりと覆われ、鋭くとがった長い尾剣をもつ一見いかめしい風体をした生き物である。昔、瀬戸内海から九州北岸にかけて、無数に生息していたカブトガニも、今では杵築湾と佐賀県の伊万里湾などごく限られた地域にしか生息していない。当時、市では、この貴重な生き物を絶滅させてはならないと、産卵場所を増やすための砂地の工事を行った。このカブトガニを守っていくためにも、美しい杵築湾を後世に残していきたいものだ。
杵築市
海・動物・植物
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