日田は、筑前・筑後・肥後・豊前中津・豊後竹田・府内にも通じ、古くから交通の要衝であった。代表的な掛屋としては、丸屋(千原家)、鍋屋(森家)、升屋(草野家)、俵屋(合原家)、博多屋(廣瀬家)、京屋(山田家)、などがあげられるが、これらの掛屋は本来の業務のほか、折りからの財政難にあえぐ九州諸藩の大名たちの求めに応じて公金を貸付け、自らの資本を増やしていった。いわゆる「日田金」の流通であった。
日田市
文化・史跡
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