寺町にある、合元寺の赤壁は、戦国時代の哀史を今に伝えている。当時、豊前一の雄であった宇都宮鎮房の家臣たちが宿舎として与えられていた場所で、中津城内の変を知って立てこもり、黒田勢と戦い全員討ち死にした。この戦いで寺の門前の城壁は血しぶきで染まり、それ以降何度塗りなおしても血痕が浮き出てくるため、ついに赤壁に塗り替えたという。庫裏の大黒柱にはこの戦いの際の刀傷が残っている。
中津市
文化・史跡
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