大分市主催の「豊後よさら節」新作発表会が盛大に催されたのは、昭和38年2月のことであった。ときの大分市長は、昭和22年から16年間にわたり、「アイデア市長」として数々の業績を残した上田保氏であった。上田市長は、かねてから大分市に歴史の彩り豊かな民謡を作っておくことを計画し、あれこれと素材を捜すうち、「雨乞い歌」を元歌とし、菊池寛作「忠直卿行状記」でお馴染みの松平忠直卿を主人公にした民謡を作るという素晴らしいアイデアが生まれ、「大分作詩グループ」が、史実や事跡に照らして作り上げたのが、この「豊後よさら節」の歌詞に他ならなかった。
大分市
文化・史跡
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