豊後表とは畳表に使われる七島藺で織った筵のこと。七島藺は、東南アジアが原産のカヤツリグサ架の植物で、漢文3年(1663年)、大分市の上人・橋本五郎左衛門が鹿児島のトカラ列島持ち帰って栽培を始めたといわれる。豊後表が国東半島の地場産業として成長して言ったのは、気候が適していること、栽培や整織が家内工業的で女性の労働力が生かせること、換金性が高いことなどであった。戦後は、工業化やみかん栽培の拡大などにより栽培面積は減少したが、当時は高級畳表として需要が多く、注文に応じきれないほどであった。
国東市国東町
商工業
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