大正の時代。水温む春が訪れると、村里のあちこちで、池普請唄・井路普請唄が盛んに聞かれたものである。昭和45年、「千盆搗保存会」を結成、「千盆搗」の一糸乱れぬ独特の作業形態と、先人たちの心意気を、行く末久しく継承することとなった。以来、毎年9月に催される緒方五千石祭では、保存会員20数名によって繰り広げられる「千盆搗」が大好評を博し、祭りを一段と意義深いものに盛り上げた。そして、昭和51年、「豊後大野市緒方町の千盆搗」は、県選択無形民俗文化財としての栄光に輝いたのであった。
豊後大野市緒方町
文化・史跡
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