平成6年、山あいの温泉町・竹田市直入町が、ドイツとの交流により、大きく生まれ変わろうとしていた。ふるさと創生がはじまった平成元年、町の資源である日本一の炭酸泉を生かした町づくりを試みようとする若者たちは、同じ炭酸泉では世界一の温泉地であるドイツを意識し、温泉郷の建設を目指してドイツ行きを決意。有志15人でドイツのバートクロチンゲンを訪問し、同市と友好親善協定を締結した。街づくりのテーマは「竹田市直入町ドイツ温泉郷」構想。平成6年度から飲泉所の建設とともに新たに温泉と菜園がついたドイツ風町営住宅や簡易宿泊施設、温泉療養文化館の建設に着手した。新しい温泉郷建設の夢が次第に形になろうとしていた。
竹田市直入町
温泉
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