咸宜園にある、座高40センチの広瀬淡窓像。浅倉文夫作、昭和30年11月に淡窓百年祭を記念して設置された。
広瀬淡窓(1782~1856)の開いた私塾「咸宜園(かんぎえん)」の名は全国に高い。代々弟子たちによって受け継がれ明治30年まで90年にわたり全国65ヶ所、4800人の門人を育てた。咸宜園教育の中で特に目立ったのが、入門者の年齢、学歴、身分の三つを一切無視し、全員を実力一本やりで扱った『三奪の法』である。この門戸開放と実力主義は当時としては破天荒なやり方であり、門人の60パーセントは平民であった。淡窓の教育者としての優れた思想である。
場所:日田市
食・文化・史跡
この画像を保存したい場合は、上記の「保存用画像はこちら」ボタンををクリックしてください。1MB程度の画像が別ウィンドウで表示されます。開いた画像の上で右クリックし、「名前を付けて画像を保存」を選択してください。