当時、行徳家は三方を小高い山に囲まれ、山懐に抱かれるように南面して立っていた。西側は見事な庭園である。紅梅、白梅が満開であった。母屋は寄棟造りで杉皮茸。玄関部分は入母屋で瓦茸である。大分県西部に分布する曲屋(まがりや)形式の屋根と、土間を広く取った大庄屋階級の家屋様式が特徴。床面積254平方メートルの堂々たる構えで、一部は2階建てになっていた。建築年代は、玄関にある護摩札に文化元年(1804年)とあることから、文化年間より少し前の建築と推定された。
場所:日田市
食・施設・建物・文化・史跡
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