昭和57年、下流側から、エプロン越しに見る建設中の耶馬溪ダム。当時のダム本体工事の進捗状況は40%程度であったが、完成時の威容を十分想像させてくれた。堤高62m、堤頂の長さ313m、堤体積は37万立方メータの重力式コンクリートダムである。当時の県庁の建物が5~6コはすっぽりと入るほどの大きさ。有効貯水量は、2100万t。洪水調節と山国川下流域の農業用水確保が目的のほか、毎秒1.6tを放水し、県北地域の工業用水や、北九州市への飲料水の供給を見込んでいた。59年度中に、付帯工事も含めてすべてのダム工事が完了し湛水されると、その周囲は約8km。景勝の地も近く、道路事情もよいことから、格好のハイキングや、サイクリングコースが誕生した。
場所:中津市耶馬溪町
食・道路・ダム・港
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