大野、直入及び県南地方に伝わる神楽の源流は、御嶽神楽といわれ、その歴史は非常に古い。御嶽神社の発祥は宝徳元年(1499年)で、神楽もほぼ時を同じくして起こった。この神楽の舞は、三十八番まであり非常に興味深いが、特に「八霊払い(蛇切り)」や、「綱切り」は、米俵を蛇にかたちどったものが使われており、その素朴な表現形式はこの神楽が、もっとも古いものとして証されるに足りる。当時の村人たちの生活様式を伝えるものともいえよう。秋祭りには、この神楽が奉納されるが、老いも若きも一緒になって楽しむという。
場所:豊後大野市清川町
祭り・食・文化・史跡
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