当時の中津市金谷森の丁は、奥平10万石の城下町を忍ばせる静かなたたずまい。その家並みの真ん中から、天を突くように1本のイチョウの木がそびえ立っていた。土地の鎮守さま「森の宮」の境内にある樹齢250年、高さ31メートルの巨木だ。鎮守さまは、幾世代にもわたる里人の心のふるさとである。その境内に緑の木陰をつくり、美しい黄色の落ち葉をふらせてきたイチョウの木は、き然として枝を広げており、金谷一帯のシンボル的存在であった。県指定特別保護樹木。
中津市
動物・植物・街並み・風景
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