仏教文化の栄えた武蔵町も、当時、新空港の開港で様相が一変し、大分の空の玄関口として古きもののなかにあたしい時代の波が打ち寄せた。町では、新空港の開港にともない新しい町づくりに取り組んでいた。その一つに県下で初めて国指定を受けた自然休養村計画がある。この計画のねらいは農業の一部を観光化することで、農家の所得向上と都会の人々に休養の場を提供する新しい農業を目指すものだった。具体的には、観光生産組合の観光農園を中心に、農道やサイクリングロード、キャンプ場などの公共施設を整備し、県内はもちろん、関西方面から年間90万人程度のレジャー客を見込んでいた。
由布市武蔵町
商工業
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