特集1 新たなにぎわいの灯をともそう
     臼杵八町大路の挑戦
特集2 対談 合併後の夢のあるまちづくり
特集3 保存版 こんな手口にご用心
     消費生活・男女共同参画プラザ(アイネス)の相談事例
風紋  農業を考える
地産地消・とよの国の食彩
県民レポーターによる訪問記
心ひらいて
21世紀に伝えたい「大分の風景」
地域の風だより

地産地消「とよの国の食彩」
宇都宮千恵子さん
宇都宮千恵子さん
(津久見市)
「小さい頃、祖母がおむすびに入れてくれた、魚や肉をまぶして焼いたみその味を思い出しながら作りました」という宇都宮さんは、地域食材食卓づくりコンクールの地域食材の部に「ゲンキ味噌」を出品し、優良賞を受賞しました。
 ヘルパーとしてお世話しているお年寄りに得意の料理を振る舞う一方で、休日にはお弁当を作って近所の一人暮らしのお年寄りを誘い、夫の直さんが運転する車でドライブに出かけたりもします。忙しい宇都宮さんの元気のもとは、心尽くしの料理を食べて「おいしい」と喜ぶ皆さんの笑顔のようです。
平成14年「地域食材食卓づくりコンクール」優秀賞 ゲンキ味噌
作り方
1 豚肉はひたひたの水に酒大さじ2を加えて57分ゆでて薄く切る。
2 ニンニク、ネギ、ショウガはみじん切りにする。
3 鍋にサラダ油を入れ、ニンニク、ネギ、ショウガと?の肉をいため、Aの材料を入れて焦がさないようによくいためる。甘さやとろみは好みで加減する。
4 ピーナツを入れ、好みで豆板醤または一味唐辛子を入れる。
※ポイント
温かいご飯やおむすび、ゆでたうどんや中華麺などに添えてもおいしい。豆腐やゆでた野菜(ダイコン、ニンジン、アスパラなど)につけたり、野菜いために混ぜたりしてもよい。
材料4人分
豚肉
(赤身の多いもの)
150g

ネギ
1本

ショウガ
少々

いりゴマ
大さじ2

サラダ油 大さじ1

ニンニク 23かけ

豆板醤 大さじ1

ピーナツ
(皮をとってつぶしておく)
56粒

A 赤みそ
  酒
  砂糖
150g
大さじ5
1/2カップ

ごはん


県民レポーターによる訪問記
看護科学大学を紹介します
吉崎 ゆみ
(大分市)
 美しい山々が一望できる大分郡野津原町の高台に、平成10年4月、看護学を教え、看護師、保健師、助産師を養成する大分県立看護科学大学が開校しました。総定員数340名に対し、専任教員数が50名を超え、丁寧な指導が望める大学です。文部科学省の「特色ある教育支援プログラム」に看護大学では唯一選ばれ、また、九州で初めて「博士課程」を設置するなど、特色ある高度な看護教育を進めています。
 大学では“自律”した看護職の育成を目標にしており、1年生から実習があります。看護職は病院だけでなく、地域のいろいろな場所に活躍の場があるため、地元の企業も実習の場となっているとのことでした。
 国際的な活動としては、韓国のソウル大学との交流を行い、学生自身が文化の違いを越えて医療、看護の課題を考える機会を持っています。また、既に医療現場で働いている方々を支援し、学習の場としても活用してもらえるようにさまざまな試みがなされています。日々進歩する医療の世界で働く看護師さんにとって心強い存在だろうと感じました。

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学生の皆さんにかわいがられているらしい(?)
ダミー人形君Y
廊下で会うと、みんな気軽にあいさつしてくれました。 売店にお買物に来ていたおしゃれな2人

 草間朋子学長は開学に当たって、臨床の現場で実習する学生の気持ちを理解しようと、改めて病院実習を体験したと聞きました。看護に携わる者にとって一番大切な“相手を知ろうとする努力、相手の気持ちを理解しようとする心”を示すエピソードだと思います。
 大学内の各実習室は、今、私が倒れても手術や出産(?)が可能なほど充実しています。また、学生には入学時からそれぞれメールアドレスが与えられ、実習室や図書館などの利用状況が確認できるうえ、先生方ともメールのやり取りによって、勉強やいろいろな相談に乗ってもらえるシステムになっています。
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イラスト  また、学生には入学時からそれぞれメールアドレスが与えられ、実習室や図書館などの利用状況が確認できるうえ、先生方ともメールのやり取りによって、勉強やいろいろな相談に乗ってもらえるシステムになっています。
校内で出会った学生たちは“実現させたい夢を持ってキラキラ輝いている”という印象でした。
 今回取材をして、静かで恵まれた環境にある看護科学大学の美しい外観もステキでしたが、「器より中身が大切」という学長の言葉を本当に実感しました。学内には、図書館や食堂など一般の方が利用できる施設もあるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

新時代おおいた」誌上で県の機関を紹介していただく方を募集しています。詳しくは、広報広聴課 TEL 097-536-1111(内線2092)までお問い合わせください。


おおいたの人権くん
宿泊拒否

 朝、通勤のためにバスに乗ると、目の不自由な方が一人で、同じバス停から同じ時刻に乗ってきます。
 その方が乗るときはいつも、同じバス停で待っている人のうち誰かがごく自然にステップから席まで誘導しています。
私たちの身の回りで施設や設備のバリアフリー化は進んできていますが、まだまだ改善すべき所が残っています。しかし、こうした周りの人のちょっとした協力で、多くの方々が、より自由に街を歩けるようになるのです。
障害がある人もそうでない人も同じように、生き生きと仕事や地域の生活に参加できるような社会が望まれます。


写真
写真/竹内 康訓
野焼き-坊がつる(久住町)
21世紀に伝えたい『大分の風景』野焼き


地域の風だより
宇佐市 宇佐の文化財を解説します観光ボランティアガイド
 市外から訪れた観光客に、国宝宇佐神宮をはじめ県立歴史博物館や東光寺の五百羅漢などの文化財をわかりやすく解説するボランティアガイドが活躍しています。平成7・8年に観光ガイド教室で学んだ方々を中心としたメンバーは現在24人。毎月行われる研修会では、交代で講師を務めながら、観光客とのふれあいを大切にする“語り部”としての資質向上を図っています。ガイド料は1回2,000円(40人以内対象のとき)です。

(問)宇佐市観光協会(宇佐市役所内) TEL 0978-32-1111

武蔵町 なのはなまつりむさし健康マラソン大会
 3月28日(日)、武蔵町古市で毎年恒例の「なのはなまつり」が行われます。会場には町内産の新鮮な海、里、山の幸を格安で販売するふるさと特産品コーナーや、直径2メートルほどの大鍋で炊いた「せんにんなべ」、「たち魚寿司」などが味わえる田舎食堂コーナーが用意されます。町では「さわやかな春の一日を、全国から集まるマラソン大会の参加者を応援しながら、菜の花に囲まれて過ごしませんか」と来場を呼び掛けています。

(問)武蔵町企画課 TEL 0978-68-1115

鶴見町 豊後水道を一望マリンパーク有明パゴパゴ村
 佐伯市街から車で20分、鶴見町有明浦の海辺に「パゴパゴ村」が開設されています。豊後水道の地下海水を沸かした「塩湯」「浜のペンション」「浜の屋台村」があり、海鮮バーベキューも楽しめます。開設にあたり、県から経営革新計画の承認を受けた井上社長は「水上レストランやマリンスポーツ施設、キャンプ場も整備していく予定です。高速道路が開通する前に、観光客の受け入れ態勢を整えます」と将来展望を語ります。

(問)マリンパーク有明パゴパゴ村 TEL 0972-33-1633

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