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大分県の県花・県木について

印刷ページの表示 ページ番号:0000000039 更新日:2010年1月1日更新

豊後梅の花の写真

県花・県木になった理由

 豊後梅は、NHKが第29回放送記念日に"郷土の花"として選定(昭和29年4月1日)、その後大分国体実行委員会において県の花として国体マークに使用し、以後県花として認められています。
 県木については、昭和41年8月16日に豊後梅を県木として制定しました。

豊後梅の歴史

 豊後梅は、その名の示すように豊後(大分県)に発祥し、古くから豊後の名産として知られていました。
 徳川初期の1681年に出た水野元勝の「花壇綱目」にその名が見られ、当時から相当広く世に知られていたと考えられます。
 また、豊後杵築藩主松平家から毎年将軍家に大梅の砂糖漬が献上されており、その美味なことと、果実の大きいこと、更に花の優美なことで非常に珍重されました。

豊後梅の特性

 豊後梅は他の梅と異なる次のような特性をもっています。
イ、豊後梅はウメの一変種であって、一般に大型の果実をつける、いわゆる「大梅」の一種として知られています。
ロ、開花期は普通の梅より20日ないし30日遅く、おおむね3月の上旬から中旬にかけ、八重咲き(重弁)のみごとな花をさかせ、大輪で淡紅色をおびています。その花は清そでかつ優美であり観賞用として広く県民に愛されています。
ハ、果実は1個40~60グラム、直径4~5センチで、果肉厚く種子が小さい。食用として酸味が少なく、梅干のほか菓子その他に加工して珍味です。しかし、豊後梅は他花受粉であり、かつ花粉が少ないので結実が乏しく生産量は少ないです。
ニ、枝条が太く、また、古木になると主幹の下部に様々の形をした瘤ができます。