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通級による指導を受ける児童の「通常の学級での見取り」を連携して行うことについて
通級指導教室の充実を図るため、大分県教育委員会は令和4年度から「小中学校通級指導教室充実事業」を展開しています。2年目となる今年度、大分教育事務所管内では由布市立挾間小学校と臼杵市立臼杵小学校が重点校に指定されています。
先日、臼杵市立臼杵小学校の通常の学級で校内研修会が実施されました。
次の画像は、通級指導の担当教師である河野裕美教諭が作成した評価シート(記入例)です。
この評価シートは、授業参観等において児童の様子を見取るために作成されており、以下の点が有効です。
○児童を見取る視点がきめ細やかに設定でき、明確である。
○定量的な測定ができ、評価が出せる(正の字、◎○△×)。
○根拠となる事実等が記述できるため、事後の話し合いに活用しやすい。
また、次の画像は、河野教諭が作成した、通常の学級の担任用の評価シート(記入例)です。
評価者の負担が極力少なくなるように、目標や評価項目を絞り、毎時間記述する必要のない点が工夫されています。
他にも、「個別の評価をまとめるための表」を参考資料として添付しております。
通級指導教室で育成した力が通常の学級でどう生かされているかを見取る際に、ぜひご活用下さい。