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初任者研修に係る校内研修「提案授業(3)」@由布市立由布川小学校
11月17日(金)に由布市立由布川小学校で1年生を担当する 瀬々 日向子 教諭の算数の授業が行われました。
授業の単元は「ひきざん」(※教育出版「しょうがくさんすう1」)。
導入では、瀬々教諭が事前に作成し準備した卵の10個入りパックとばらの卵を具体物で掲示することにより、子どもたちは問題場面を日常生活の場面と重ね合わせながらイメージしやすくなり、問題に対しての意欲的なつぶやきが多く聞かれました。
「考えてみたい!」という思いをもった子どもたちは、本時の課題「12-3は、どのようにけいさんすることができるのかな。」もしっかりと受け止め、解決に向けて学習を進めていきました。
半具体物であるブロックとワークシートを併用し、実際のブロック操作と話形に沿って自分の考え方を書き込んで説明をすることで、子どもたちが自分にとって考えやすい方法で課題の解決に取り組む姿が見られました。
子どもたちが自分の考えをもてたところで、全体で考えを出し合い、「わけひくたすほう(減加法)」と「わけひくひくほう(減減法)」の二つの方法が挙げられ「12-3は、2のばらからとるわけひくひくほうでも10のまとまりからとるわけひくたすほうでもけいさんすることができる」と、子どもたちの言葉を引き出しながらまとめることができました。
「子どもたち一人一人に活躍する場を」というあたたかい思いで日々の授業や学級経営を考え、23名の子どもたちと真正面から向き合っている瀬々教諭。
瀬々教諭らしさともいえる「子どもたち一人一人を活躍させたい」という思いを、自分の中で常に抱き続ける土台としながら、引き続き子どもたちのために研鑽を積まれていくことを期待しています。