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下水道とは
下水道は、家庭の台所・水洗トイレ・風呂や工場・事業所から出る汚れた水を、排水設備から、道路下に埋設された下水道管に流して処理場に集め、きれいな水にして川に流す施設です。
下水道には「合流式」と「分流式」の2種類があります。
「合流式」とは、汚水と雨水を同じ下水道管で処理場まで運ぶ方式です。
「分流式」とは、汚水と雨水をそれぞれ別々の管で運ぶもので、汚水は汚水管を通って処理場まで運ばれ処理しますが、雨水は雨水管を通って直接、川などに流します。
大分県内の下水道はすべて「分流式」による整備を行っています。
汚水処理施設の種類は、下水道法に定める下水道と、同様に汚水を処理する類似施設に分類されます。
下水道として整備するものとしては「公共下水道」「流域下水道」「都市下水路」の3種類の下水道があり、現在以下のとおり整備に取り組んでいます。
「公共下水道」 大分市、別府市、中津市、日田市、 佐伯市、臼杵市、津久見市、豊後高田市、 杵築市、宇佐市、国東市、日出町 (12市町が実施(一部供用開始済み)) | 主として市街地における下水を排除し、または処理するために 地方公共団体が管理する下水道で、終末処理場を有するもの。 原則として市町村が行う。 |
「特定環境保全公共下水道」 | 「公共下水道」のうち市街化区域外において以下に分類される |
下水道は4つの大きな役割によって、水環境に大きく貢献しています。
1、生活環境の改善 | トイレ・台所等の汚水をすみやかに排除することで、快適で 衛生的な生活ができるようになります。 |
2、公共用水域の水質保全 | 汚水を処理することで、川や海などの水質を保全します。 |
3、浸水被害の軽減 | 水害から暮らしを守るため、汚水管とともに雨水施設を併 せて整備します。 |
4、資源の有効利用 | 汚水の処理によって発生する下水汚泥等の資源・エネル ギーを有効利用することで、省エネ・リサイクル社会の実 現を進めます |