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第25回 大分県事業評価監視委員会 議事録
第25回大分県事業評価監視委員会 議事録
日時:平成22年8月2日(月)10時00分~16時30分
場所:大分市府内町2丁目1番4号 トキハ会館(5階ローズの間)
議題:公共事業評価(再評価)
出席委員:高山委員長、安部委員、石田委員、井上委員、島田委員、下田委員、杉浦委員、原副委員長
対象事業:(再評価)
道路改築事業 国道212号 (本耶馬渓 耶馬溪道路) (県事業)
道路改築事業 国道213号 (香々地真玉バイパス) (県事業)
道路改築事業 赤根富来浦線 (県事業)
道路改築事業 西野浦河内線 (県事業)
道路改築事業 三重野津原線 (県事業)
道路改築事業 神原玉来線 (県事業)
道路改築事業 飯田高原中村線 (県事業)
道路改築事業 万田四日市線 (県事業)
都市計画道路事業 下郡中判田線 (県事業)
都市計画道路事業 竹田玉来線 (県事業)
都市計画道路事業 鶴崎駅前松岡線 (県事業)
広域河川改修事業 矢倉川 (県事業)
海岸環境整備事業 安岐海岸 (県事業)
地すべり対策事業 明礬地区 (県事業)
中山間地域総合整備事業 荻地区 (県事業)
中山間地域総合整備事業 荻二期地区 (県事業)
街なみ環境整備事業 戸次地区 (市事業)
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道路改築事業 国道212号
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《道路課》 道路改築事業 国道212号事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。ただ今の説明の事業につきまして、現地調査等を踏まえてご意見等をお願いいたします。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 最初の再評価書の4ページ目と言うか、一番最後のページのローマ数字の2の道路整備効果と言う中の片括弧 2)の丸1の生活の安全安心を高める道路事業と言うこで防災対策の中にいちばん上に、緊急輸送道路の整備と言うのが書いてあるんですけども、内容のところにCルートと書いてあるんですけども、非常に大事な事業で、この前も私も見せてもらって、順調に進んでいると言うのと、大事な事業でしっかり進めてもらいたいなと言うのがあったんですけど、緊急道路の整備のところの内容のCルートのところをちょっと説明いただければと思いますが。
《道路課》 はい。道路課長でございます。他の事業も含めてですけれども、緊急輸送道路と申しますのは、大分県の防災計画の中で大規模災害等の防災に優先して、緊急物資或いは避難と言った時に使う道路として指定されているものでございます。で、我々その道路事業を行うサイドからいたしますと、そう言った事業が特に防災性を高めると、災害に対して強い道路にすると言ったインセンティブを持つものでございますが、その中でも特に高規格幹線道路等をはじめとするAルート。要は結ぶ地点が、例えば大分市から大分港の方に結ぶとか、そういった結ぶ地点の重要性に応じましてAからDまでランクを付けてございます。そのうちCルートと申しますのが、その主要な都市間を結ぶ路線と言うことで、今、国道212自体がそのようなルートと言うふうに位置付けているところでございます。従いまして、この地域高規格道路としてではありますが、212号バイパスとしての本耶馬渓耶馬溪道路は、この212号、すなわち緊急輸送道路の防災性の向上に寄与するものと言うふうに考えております。
《委員》 Cルートの意味としては、中津日田と言うふうな理解で良いんですかね。もっと大きな色んなところを含めてCルートと言うのはあると言う。主要都市間と言うのはどう言う。
《道路課》 この路線の場合には中津と日田を結びと言う趣旨です。
《委員》 この路線の場合にはと言うことですね。
《課長》 はい。
《委員》 他にCルートと呼ばれているのは、県内他、たくさんあると言うことですね。
《委員》 だから私が記憶しているところでは、耶馬溪の周辺が数年前に冠水して道路が不通になったと言うふうな記憶もありまして、防災面からもちょっとしっかりと言うのはおかしいですけど、早く完成してもらうと良いかなというふうに感じたので、ちょっと発言させてもらいました。
《委員》 はい。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 先ほどの道路工事費の増大ですね。当初49億から84億になった分で、インターチェンジの工事が明確化したと言うことなんですが、当初の予算にはインターチェンジの方の工事費って言うのは、あまり見込んでなかったと言うことでしょうか。
《道路課》 はい。この件については、全然見込んでなかったと言うことではないんですけれども、当初の段階で一般的な道路の、この赤の点線のかたちで国道500号の方につなぐと。例えばですね。こちらの場合ですが。と言う計画でお金の方は積み上げていたと言うのが実情でございます。で、その先、この紫色の部分が三光本耶馬渓道路ですが、計画が決定したと言うことで、この二つの事業の間でこのインターチェンジ分をどのように費用を割り振るかと言うところを決定したことに伴いまして、その差額分が増えてしまっていると言うことでございます。この点につきましては他、今後もこうようなことは出ないように。できれば当初の段階でできるだけ妥当性の高い金額が見込めるように改善を考えていきたいと思っております。
《議長》 よろしいですか。
《委員》 はい、ありがとうございました。
《議長》 他に。はい、どうぞ。
《委員》 環境への配慮と言うことで、まず盛土が非常に多いので、他の方の工事の方から搬入していると言うことで言えば、非常にむしろ理想的。環境への配慮と言うことでは、僕は本質的には理想的かなとは思うんですけど、これちょっとご参考までに。盛り土がかなり多いですよね。これって、だいたいどういうものなんですか。先ほどの田んぼの表土を盛土で。これは側面の方が中心なのかなと。もう、だいたい使われ方みたいなのも、ちょっと参考までに聞きたいなと思います。
《課長》 使われ方と申しますと。
《委員》 この盛土、横の。一般的に、工事だとどうしても残土の方が多くなったりすることが、トンネルとかが多いと出てきますよね。で、そのあれは、あそこに書いてあるような、その盛り土法面のあれを全部造ることで100パーセントこの盛土というふうに解釈してよろしいんでしょうか。例えば細かい話ですけど、中央分離帯の方のところに、例えば真ん中のところは土を使うとか、そう言うようなことは活用はないんでしょうか。中央分離帯ちゅうのは、今回すると言うふうに書いてありましたけど、100パーセント、この側面の盛土と言うふうに考えてよろしいんでしょうかね。
《道路課》 盛土と申しますのは、元々の地盤の上に、側面と言うよりは、この道路全体が、これで言うと、田んぼよりちょっと高いところに、多分、元々の地盤があるわけですが、それをこのかたちに整形するために土を入れていると。それ全体が盛土でございます。
《委員》 じゃあ、道路全体の盛土が、今回は非常に、これで言うと環境への配慮のパワーポイントのところで、盛土イコール切土プラス、そのトンネル残土と、更に足りない部分は搬入で埋めたと言う。それはやっぱり、じゃあいちばんの原因は、周りの高さよりもちょっと高くして、その道路を工夫されたと言うところがいちばんの原因ですかね。
《道路課》そうですね。ええ。こういうところの場合は、そのトンネルの高さを変えることで、だいぶ、そのトンネルの長さが変わるものですから、そのバランスとこういった前後の土の収支を考え合わせて、いちばん経済的なレベルで計算すると。そうした場合に少し、この道路の場合は地盤よりも高いところを走る区間が長くなる。従って、盛土をちょっと他から持って来た方が。
《委員》 安くなる。
《道路課》 そういうかたちになったんだろうと思います。
《委員》 と同時に、環境にもより、結果的には埋め立てとかそういうことが必要なくなると言うことでプラスにもなっていると言うふうに感じましたので、敢えて発言させていただきました。ありがとうございます。
《議長》 はい。他はよろしゅうございますか。
《委員》 よろしいですか。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 先ほどのCルート等は想像がついたんですけれども、やはり別に資料を。専門用語を使う場合は資料を添付していただいた方が、こちらとしては・・。これは最初の時に言っておくべきだったかもしれません。今後、お願いしたい。それから、前回指摘して、先ほどちょっとお話しがありましたが、規格の変更をした場合、確か前回、平成19年度であったと言うふうにお話を伺ってますが、文章上に明記していただけませんか。つまり、変更の内容、理由のところは、いつ、要するに計画交通量の見直しに伴うって、いつ変更したのかって言うことを明記していただきたい。変更に関しては、こちらは知らなかったので、その点の年月については明記しておいて欲しいと言うことです。
《道路課》 実際、18年度に変えてます。それは、この再評価書の方にもしっかり明記しておきたいと思います。
《委員》 お願いします。明らかに大きな変更ですよね。要するに4車線を目指していて暫定2車線の計画道路で、従ってそれに伴ってインターチェンジは計上できなかったはずなんですよね。それを完成2車線ができるようになったと言うんですが、できるようになったのは良いんだけれども、国営直轄事業等々の関係で、向こうは4車線でやってたはずなんで、そちらとつなぐ時に、ここは何故完成2車線にしないといけなかったのかとか、何でフルインターチェンジ、それに伴うフルインターチェンジなんだけれども、何故この時期に完成させるのかと言う理由は一切明記されていないので、そこんところは今後、きちっと記述していただきたいと思います。つまり、何故完成2車線に持っていく必要があったのか。まぁ、理由は分かりますよ。予算の都合もあるから分かるんですが、それは明記する必要があると。つまり、変更しましたではなくて、全体の今後、4車線化が見込めないと。やった場合に総事業費が膨大な金額になり、そういう資金調達がほとんど不可能と予想されるので完成2車線というかたちで実施したいと言うことは良く理解するんですけども、やはり評価委員会としては、それが明示されている必要があるだろうと言う判断を私としてはしたいと思います。
《議長》 その点は、じゃあ、今後の課題と言うことで、大きな変更等がありましたら理由を明記すると言うことで対応をお願いしたいと思います。
《委員》 もう一点、お伺い。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 すいません。環境への配慮に関してなんですけども、盛土をまた再利用したり、まぁいろいろされていると思うんですけど、この根株のチップ化と言うのは、当然、その工事に伴って伐採したのを材木なんかをチップ化するわけですよね。それで県内の企業か何かがされるんですか。それでして、それをどのぐらいの割合で使ってるんですか。法面に使っているようですけども。
《道路課》 一応これは、県内の業者さんがやっております。法面のチップは、通常であれば厚層基材吹付とか特種な土みたいなものを法面に付けて、その中に種子を入れ込んで法面を安定化させたりするんですけども、その代替の素材として、ここで伐採された木材をチップ化して、それを少し色んなものを加えて粘性を持たせるんですけども、その法面保護且つ種子を育てるための基盤としての素材を、この木材のチップを利用したと言うことでございます。
《委員》 そうだと思うんですけど、全体的にかなりの割合で、それは使われているんですか。
《道路課》 そうですね。ここではかなり使っております。
《委員》 で、経費の面でもやっぱり採算が取れるんですね。根株をチップ化して使った方が、産廃みたいにして出てきた材木を使ってチップ化して、それを使った方が経費的にも採算は取れるって言う計算なんですよね。
《道路課》 そのまま焼却すれば、それは各地域で焼却費用って言うのが結構バラバラで、一概には言えないと思うんですが、やはりそこは環境に配慮すれば、単なる経済比較ではなくて、一応、再利用と言うことを念頭に置いて実施しております。
《委員》 分かります。質問したことの本意と言うんですか、それは、例えば単なる環境への配慮を一応付けなくてはいけないからちゅうことで利用しましたちゅうことじゃなくて、本当にきちんと利用もできて、尚かつ経済効果もある。そういうことがちゃんとできていれば本当に良いことだと思うんです。ただ、環境への配慮のためにとりあえずはしなくちゃいけないと言うことでするならどうなのかなって言うのを思いました。その点で、今、お聞きしました。
《道路課》 ちょっと今、ここで、この地域の場合に経済的にプラスだったかマイナスだったかと言う資料は持ち合わせておりませんが、それ程大幅に、どちらにしても増えてたという事はないと思います。
《委員》 はい。それは良いことだと思います。とにかくあるものを使って効果的に、しかもそれが環境への配慮につながることなら大いに結構なことだと思います。はい、ありがとうございました。
《議長》 よろしゅうございますか。
《委員》 すいません。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 今のでちょっとついでと言うか、あれなんですけど。根っこチップの方は、土とか付いてて種子とかが一緒になるので、結構、法面再生には有効な方法だと思うんです。逆に田んぼの表土って言うのは、粘性土みたいなものを、また法に使われてるんでしょうか。
《道路課》 そうです。一応、田んぼの表土については、元々在来の種が育ちやすいと言うことで配慮して、それを利用していると言うことです。
《委員》 すいません。ただ、田んぼの場合は水生植物と言うんですか、植物体が違うと思うんですよね。水の中で育つ植物。で、法面にした場合はまた違ってくるんですけど、そのへんは大丈夫なんですか。
《道路課》 元々あるものと言うよりも、田んぼの土、所謂肥えた土なんで、色々種とかが飛んできてつきやすいと言うことで、そういう意味で利用してます。
《委員》 そう言う意味で。ああ、分かりました。
《議長》 それでは。
《委員》 すいません。
《議長》 どうぞ。
《委員》 供用開始後に時速70キロメートルの走行が可能になるって言うのは、どうやってそうなるんですか。
《道路課》 こちらのBバイCを計算する前提としても時速70キロメートルを使っているんですが、基本的に時速80キロメートルの設計速度でこの道路は設計しております。で、その上で、自動車専用道路ですので信号等の交差点で停止することもありませんので、そう言ったことから考えますと供用後、規制速度を想定した上で時速70キロメートルで走行すると言うのが妥当な想定だというふうに考えています。
《委員》 そうしたら、だいたいは高速道路みたいなもんだけど、ちょっと念のために時速70キロメートルにしたと言う感じなんですかね。と言うわけじゃないんですか。
《道路課》 2車線で、今、中央分離帯を今度は付けるという話になりますので、規制速度が70になるか80になるかと言うのは、ちょっと警察の判断が入るんですけれども、少なくとも時速80キロメートル以上の規制速度には、多分、2車線の場合はならないと言うことでございます。そこで実際に時速100キロメートルで走る方がいるとすれば、それは速度違反と言うことになります。
《委員》 分かりました。
《議長》 それでは、ご意見も出そろったようでございますので、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい、それでは、そういうことにさせていただきます。この事業については継続として答申をいたします。それでは、次に総括表2番。道路改築事業国道213号、香々地真玉バイパスについて説明をお願いします。
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道路改築事業 国道213号
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《道路課》 道路改築事業 国道213号事業説明
《道路課》 道路改築事業、国道213号、香々地真玉バイパスの事業説明。
《議長》 はい、どうも。この事業につきましてのご意見をお願いします。何かございませんか。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 環境への配慮のところなんですが、今度は先ほどの事例と違って側面から。側面と言うのは表現が悪いんですけど、道路が自動車専用道路じゃないため盛土の部分が少ないですよね。それで搬出土が、今度は余るわけですから公共事業にと。できるだけ同じ区間内でと言うのは良いことかなとは思うんですけど、具体的公共事業の具体例と言うか、もう少し、どんなようなところに搬出する予定なんでしょうか。
《道路課》 申し訳ないんですが、その事業の場合については、トンネルの着手時期が、今、難航中の用地の帰趨にかかってるということもございまして、その時期に活用可能な公共事業と言うのを、おそらく着手の1、2年前から、ようやく探索できる状況じゃないかなと。
《委員》 なるほど。現実はそう言うことですね。そうすると、その工事区間内で何かとにかく、また盛土か何かに使いたいなと言うことなんでしょうね。
《道路課》 いや。基本的には、この道路の事業でやると言うことではなくて、他にできるだけ近くで土を必要とされている公共事業を中心に捜させていただくと言うことになります。
《委員》 これは、だいたい分かるのは1、2年ぐらいかかる。
《道路課》 1、2年と申し上げたのは、トンネルに着手、いつからこういうふうにしようと。それは即ち用地が買えるようになってと言うことなんですけれども、それが判明した段階でトンネルの具体的な掘削の工程と言うところが見えてきますので、いつぐらいからその土が搬出されると言うことが分かる、そのスパンが1、2年の余裕があるだろうと言うことでございます。
《委員》 なるほど。その間に捜すと言うかたちですね。分かりました。
《委員》 着手してから第2の工期が完成するまで、どれぐらいを予想されているんですか。
《道路課》 この規模のトンネルでありますと、だいたい、その用地の処理が終わってから3年から4年ぐらいを見込んでおります。
《議長》 他にはありませんか。はい、どうぞ。
《委員》 ちょうどトンネルの抗口のところのお宅の用地が取得できないと言うことだったんですが、この2年ぐらいも止まってるような状態ですよね。用地買収のどう言うところがネックになって、話し合いのあれに着いてないと言うふうに、ちょっと現地調査の時にうかがったんですが、どういう状況なんでしょうか。
《道路課》 状況といたしましては、土木事務所ができるだけ接触を試みると同時に、地元、豊後高田市の方からも人が来ていただいたり、或いは近隣の方々のお話を伺ったりと言うようなかたちで、何とか建設的なアプローチができるように、今、取り組んでいるところであります。ご指摘のとおり、ここ2年ほど、あまり事業が進捗していないというかたちが、この事業費の方にも現れております。それは、このトンネルに着手できる目処が立たなければ、他の、今、用地買収済みのところもありますけど、工事をしても効果が出ないと言うことで、そちらへの投資は、今、控えていると言うような状況になっています。今後、もう少し近隣の方々のご協力をいただくとか、市との調整を進めてと言うかたちでできる限りの努力を、この用地取得の方に向けてまいりたいというふうに考えています。それでもなかなか、これはもう動かないというようなことになれば、一時的な休止というようなことも視野に入れなければならないと思いますので、その際はまた、この委員会にも説明をさせていただくと言うふうな予定でおります。
《議長》 他は如何ですか。はい、どうぞ。
《委員》 進捗率の再評価書の1ページ目の下の方を見ると、今言われたように、ここ1、2年進んでいないと言うことだったんですけども、特に去年まででも、まだ25パーセントぐらいで、全事業の4分の1程度と。それから、平成25年度以降の残が、と書いてあって、これで見ると65パーセントぐらいなんですかね。進捗率、最後は100パーセントになってるんですけど、かなりこれから実際の作業と言うか、色んな事柄がかかると言う言い方はおかしいですけども、これから先の事業なのかなと言うふうにちょっと思いまして、この前の前回の説明の時は、もう、何か用地取得率が95パーセントとか話を聞いたので、すぐにもできそうな感じをちょっと受けてたんですけども、今日の感想はまた逆で、これからの事業なのかなと言うふうに思ったので、ちょっと難しければやめちゃった方がと言うのも失礼ですけど、ここだけ残っちゃっても困るのかも分かりませんけど、そのへんの見通しと言うか説明と言うか説得力と言うか、そのへんはどうなんでしょうか。
《道路課》 この進捗率自体は事業費ベースで割合を計算しておりますので、この事業の場合は、この用地が一つ買えてしまえば、トンネルを先ほど申し上げたように3、4年。その準備に少しかかると思いますが、かけて、期間的にはそう言う期間でできあがると言うことになります。で、やめちゃったらと言う点については、これまでその用地にご協力いただいてる人を含めて、この地元の方々のこのトンネルに対する期待と言うのは、非常にまだ高いものはございますし、また、地元豊後高田の方でも、この用地取得に向けて、まだまだ協力を惜しまないと言う姿勢を見せていただいておりますので、そう言った意味では、この用地取得ができるかできないかと言う点については、もうしばらく時間をいただいて、我々も市としても地元としても、全て手は尽くしたというかたちまでは、是非、進めてまいりたいと言うふうに考えております。
《委員》 第2期の工事区間の用地取得率はどのくらいですか。
《道路課》 第2期工区については、用地は取得しておりません。
《委員》 ゼロ。
《委員》 第1期が95パーセントで、21年度末の用地取得率71パーセントのこの差は何ですか。
《道路課》 それは1期と2期を合わせた場合に、1期側だけで95パーセントあるわけですが、それを均すと。
《委員》 いや。でも、今、2期ゼロとおっしゃったじゃないですか。
《道路課》 そういうこと。2期がゼロで、1期が95パーセントで、全体としては70。
《委員》 ああ、そう言う意味か。
《道路課》はい。
《議長》これは、地元の要望って言うのは強いんですか。何かその割には用地買収も進まないし、また、あと、平成30年まででしたかね。最後はね。その長さを逆に地元の人たちは了解と言うことでしてるんですかね。
《道路課》 地元の方々の要望としては極めて高いと言うことは申し上げられると思います。それは、この問題の用地を除けば、極めて速やかに用地取得が進んだことにも、ある意味現れていると言うふうには考えていますし、30年度と言うことを地元の説明を今、しているというようなことではありませんけれども、用地が済んだ場合には、すぐにトンネルができるんだねと言うふうな理解で地本の方々は見ておられるというふうに認識しております。
《議長》 そういう含みもあって、平成25年以降の残が65パーセントぐらい。急速にこのへんで行く可能性があると言うことですね。用地買収次第でね。
《道路課》 はい。用地買収さえ済めば、トンネルの工事については短期間に集中的な投資を行いますので、そう言った意味では無理のない計画になってるというふうに思います。
《委員》 ただ、あれですよね。第2期は用地買収をしてないから、これ、どれだけかかるか分からないわけでしょう。
《道路課》 それはおっしゃるとおりでございます。ただ、第1期の区間において、その段階で第1期の部分を仕上げると言うこと自体は、その区間で完結して用を成す区間でありますし、また、第1期の部分でかなりの部分、効果の方も発揮できるというふうに考えています。
《委員》 そう言う話ではなくて、平成30年で区切った理由なんです。だからこれで逆算して行って、本当に2期が30年で終わるのか。
《道路課》 工程的な部分を見ますと、1期の用地が、この22、23年度までに片付いたという前提の元でトンネルに着手いたします。それと同時に2期分の用地取得に着手し、トンネルを2年間で完成するという工程で30年度完了という工程表は描けております。
《委員》 その事業費ベースの事業費は確保されるという前提ですね。要するに一気にやらないといけないから後ろの方の事業費がかさみますよね。で、単年度予算でしょう。どうせ来てるのは。だからそのへんの事業費は確保できるという目安があるというふうに理解してよろしい。
《道路課》 はい。我々の事業費全体、縮小傾向にはございますが、その中でこういったトンネルのように、年間10億とかまとまった投資を必要とする工事については、その年度毎の割り振りを考えた上で予算の展開を検討しております。
《委員》 多分ね。倍ぐらいになると思うんですよ。その、一気にやろうとしたらね。だから1期のトンネル工事をやりながら用地買収をすると。第2期のね。30年度完成させようと思ったら。要するに今の計画では、今年度中に用地買収が終わって、23年度に本工事に入って、で、そのトンネル工事と第1期が終わって第2期の用地買収に入って、で、完成して、ぎりぎり30年という計画なんでしょうけど、今のヒアリングを聞いてると、22年度中の用地買収というのは本当にできるのかなと言う感覚があって、1年ずれ込んだら、これ、途中で平行に工事をしないといけませんよね。1期と2期をね。30年度で終わらそうと思ったらですよ。つまり、後ろにずらすんであれば全然問題ないんですけども。だから、今、質問はそう言う意味だったんです。ですから、かさんだ時に事業費がふくらむでしょうと。で、その分の事業費の確保はできるのですかという質問だったんです。つまり30年度の終わりを、もうそこで止めるんであれば、それだけ経費を、つまり県の事業費全体の中でここの重要度ですよね。予算配分が可能ですかと言う質問です。
《道路課》そ の場合、29年度、或いは30年度の予算というところで全体としては影響が出てくるというふうに予想いたします。その点については、まだ他の、全県的に平成30年の事業が、どこがどれぐらいやっているかと言うことになると、全てが今の段階では計画、或いは想定と言うことになりますので、その中でより近付く時に状況に合わせて調整すると言うことで対応してまいります。
《議長》 他には。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。ちょっと現地へうかがってないので、どうもイメージがわかないんですけど、交通量調査で歩行者が、平成11年は12時間に46人で、平成17年には12時間に33人と言うことは、イメージすると、朝7時から夜7時までの間に33人と言うことは、1時間に一人か二人ぐらいかなという感じなんですけど。どんなに、もう、と言うことは、車で通るしかないような感じの道なのかなと言う感じがするんですけど、それだったら、他に歩道がないなら、やっぱり歩道の整備も考えないといけないでしょうけど、このへんのイメージがわかないんですけど、どうなってるんでしょう。
《道路課》 今は、この区間の、1期工区の起点側から終点まで、このオレンジのところの現道を歩くとすればここしかないわけですけれども、この区間、全部で4.2キロメートルります。真ん中に一つ集落がありますので、そちらの方々がこちら側に下りてくると言う時に歩いていいらっしゃるんだろうというふうに想定いたしますけれども、この4.2キロメートルを、さすがに全部歩ききる人というのはなかなかおられなくて、ただそれがトンネルとして2.2キロメートル程度になると言うことであれば自転車で行き来するとかそう言ったことは十分に想定される箇所ではないかというふうに考えられます。
《委員》 すいません。ちょっとついでにお尋ねしたいんですけど、これ、どんなふうに調査をされるんですか。道路に椅子を置いて。
《道路課》 よく見かけられるかと思いますけど、椅子を置いてカチャカチャとカウンターで数えています。
《委員》 はい、分かりました。
《議長》 それではだいたい意見はよろしゅうございますか。
(一同無しの声)
《議長》 出そろったようでございますので、この件は事業者の方が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(無言)
《議長》 返事がないですね。地元の熱意はあるようだけど、なかなか。ちょっと不透明なところも結構あるですね。どうですか。トータル的には。継続と言うことで答申してよろしいですか。
(一同異議無しの声)
《議長》 一応そう言うことで答申をしたいと思いますけど、今、色々出ましたような疑問点を十分に説明責任を果たしていただいて、納得してもらうようにお願いしたいと思います。それでは次に移ります。総括表3番の道路改築事業。赤根富来浦線について説明をお願いします。
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道路改築事業 赤根富来浦線
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《道路課》 道路改築事業 赤根富来浦線の事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。この事業につきましてのご意見をお願いします。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 最後に、現況のトンネルの掘り直しが困難だというふうな話があって、技術的なものなのか、或いはもう、用地的に難しいのか、そのへんの説明。ただ難しいと言うことじゃなくて、どういうあれで難しいのか
《道路課》 掘り直すといたしますと、この路線、当面の間、通行止めと言うようなかたちで、一年とか言う期間、道路を止めるというようなことになりますので、そう言った社会的影響も含めて、それは困難だと言うふうに判断しております。
《委員》 代替ルートとかがあるんじゃないんですか。回り道とかがあって、それほど。そういうことはない。
《道路課》 代替ルートとしては、一度、海の方に下りて、他の道からもう一回登り直すと言うようなルートが取りえますけど、その場合、迂回距離としては17キロメートルぐらいと言うふうに計算をしております。
《議長》 これは、要するに古いトンネルを回避してバイパスを造ると言う。だからトンネル工費のお金はかからんわけですね。
《道路課》 そうです。トンネルの代わりに横に道路を造って、今度はトンネルが生じないようなルートなわけですけれども。
《議長》 トンネル工事はないと言うことですね。
《道路課》 はい。
《議長》 何か。はい、どうぞ。
《委員》 この古いトンネルは、今後、閉鎖するとか、このまま生かしておくとかいうことは決まってるんでしょうか。と言いますのは、ちょっと危険な感じもしますので、今後、維持管理とかどういうふうに、もしこのまま残しておくんだったら、維持管理とかはまた、今後、どういうふうにするのかなと、ちょっと心配になったもんですからお聞きしたかったんですが。
《道路課》 はい。完成に向けて、今の道路については、地元の国東市と扱いを協議中でございます。その中で廃道と言うような処理もあり得るものと言うふうには思います。
《議長》 いいですか。
《委員》 はい。
《委員》 よろしいですか。
《議長》 どうぞ。
《委員》 現地を見させていただいて、非常にトンネルも怖い思いをいたしましたし、なかなか、パワースポットじゃないけど心霊スポット的な状況にまで陥ってる状況で、大分県の場合、小規模集落ですか、大分県では限界集落とは言わないようにしてたと思うんですけども、小規模集落対策としてもあり得るかなと思っていて、要するにBバイC、0.4なんですよね。で、残事業に関しては1.6。今、やるかやらないかを判断せよと言われたら、残事業でのBバイCが基本的な事業継続根拠になると思うので、これそのままゴーサインになると思うんですけれども、じゃあ、次からこういった事業が上がってきた時にどう判断するかと言う問題が残ると思うんですよね。0.4で本当にやるのかと言うこと。そう言う時にはやっぱり、県の上位計画等々の、要するに小規模集落をどう維持するかとか、或いは代替的な交通手段が既にないとか、そういったものをきちっと説明文の中に明示ししていただいて、これ、緊急輸送車両も入れない状態なので、そういったことも評価の中に入れていただいて、常にヘリコプターが飛ぶわけではなく、最近、ヘリコプターがよく落ちるので、非常に危ないこともあり、やっぱり救急自動車、或いは消防車等の経路の確保、それは緊急性を有すると言うことで迂回路なんか使ってられないと言うような状況も想定しながら事業の評価をしていただいてご提案いただければ。と言うか、そういうふうに提案していただかないとなかなか、今後、厳しいのかなと言う感想を持っていますので、そう言う工夫を是非、していただきたいと思います。
《道路課》 はい、ありがとうございます。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 先日、○○先生の方からBバイCの計算方法についてちょっとご指摘があったかと思うんですが、このトンネルをもう使わないと言うことであれば、一回下って、また上がる、この時間短縮が計算上できるんじゃないかと言うことで、ちょっとやり直してみますというような返事だったんですが、それはここの中に反映されていないんでしょうか。
《道路課》 書類としては、今、実際に通れないという仮定が現実的かどうかと言うのがありますが、計算の方は、しております。先ほどの迂回を想定することなりますが、18分の迂回が生じますので、それを前提として短縮を計算した場合には、BバイCが6.9と言うような結果になります。
《委員》 6.9。
《道路課》 6.9です。
《委員》 それは、この表の中には、訂正とかそう言うことはできないんでしょうか。今、0.4のままで、その後ろの方の残事業費のBバイC、1.6と言うのも、この個表の中に入れた方が良いのかなと思います。それと、備考に1を切るような場合は、少しコメントを入れて欲しいと言うお願いをしまして、それを入れていただいてると思うんですが、その他整備効果と言うところで、貨幣価値換算して便益額を算出した項目以外と言うことで、狭小トンネルの解消による安全性の向上とありますが、もう少し、狭小だけでなく、もう、かなり老朽化して危険があると言うようなことも、何か分かりやすい言葉で入れていただければと思います。その上の便益額(BバイC)というふうにしていただければ、BバイC以外にもこういうことがあるんだなと言う分が分かるかと思うんですが。
《道路課》 はい。再評価書等におけるBバイCの取り扱いでありますが、本県としては、現時点では、あくまでも全国マニュアルで計上されている計算のしかたを参考値として出させていただいてます。今、ご指摘の点に対応するとすれば、この費用便益の分析の中で、こういった仮定をした場合にはこういう数字になると言うようなことについて付記させていただければと言うふうに思います。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 また、環境への配慮の方で、残土状況の方で、残土が80と言う単位で。ただ、単位が先ほどとちょっと違ってましたから、それこそ国道213号線より多いことになっておりますよね。そうすると、口頭では他の公共事業や残土処理場と言う。残土処理場は、もう最後の手段で、できるだけ優先。これはもう、言うに及ばずかもしれませんけど、他の公共事業の方の配慮と言うことをできるだけ優先で工夫していただければと言うふうに思っております。
《道路課》 はい。それなんですけども、ちょっとここの残土処理場については、少し特種な経緯がございまして、近隣にあった最終処分場が、その運営者が破産いたしておりまして、で、その管理が十分にできていないと。で、その最終処分場ですので自然発火等の可能性もあったために早く覆土して、最終的なかたちに埋めてしまいたいと言うような要請が地元の杵築市の方からもあって、それに応えるかたちでこれの場合は、公共事業を含めてですが、より優先するかたちで最終処分場に出させていただいてると言う事情もありましたので。通常であれば、もっと公共事業の方で活用して、最終処分場は確かに最後の手段と言うことであります。
《委員》 そういう理由だから優先順位が反対になったと言うことですね。
《委員》 はい、分かりました。
《議長》 他には。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。ついでに聞くんですが、今年4月から土壌汚染対策法が変わりまして、3000立方m以上の形状変更があった場合に知事に届け出で、指示があると調査しないといけないと言うことになったようなんですが、そのへんはこの道路を作る場合とかには、かかってこないんですかね。土地の売買とかをした時に、土対法って言われてますけど、そう言うのがかかってきて、すごく経費が増したりする場合があってるので、そういうことが、こういう公共事業に関してはあまり関係なく進んでいるのかなと言うふうに思ったんですが。
《道路課》 ちょっとすいません。今、そこの点についてはお答えできないんですけれども。用地買収等において汚染の可能性があるようなところについては事前にチェックすると言うようなことは以前からやっておりますけれども。
《議長》 他にはありませんか。去年の今の時期ですか。道路事業に関する事業評価手法の見直しと言う、何か案の提示がありましたよね。で、それ以降は、その考え方に基づいてやっておるちゅうことですかね。
《道路課》 その通りでございます。基本的には、こういった事業全てについてBバイCを計算した上で、最低限の2車線への改良事業については、1を切った場合でもその他の効果も含めて進めさせていただいて、やるべき場合にはやりたいと言う提案をさせていただくと言う方針でございます。
《議長》 そうですね。この事例の場合もバイパス整備になるのかな。BバイCを含む総合評価と言うことで進めていると言うことなんでしょうね。だから今、皆さんのご意見でも出ましたけど、便益項目で先ほど出た小規模集落の維持とか、それから防災のこともあるでしょうし、医療、或いは心霊スポットの観光の件とか、やっぱり色々含めて、なるべくやっぱり県民の皆さんに納得していただくように説明責任が私どももありますから、極力そのへんは意見を踏まえて詳しく説明して、これからもしていただきたいと思います。
《道路課》 はい。分かりました。
《議長》 じゃあ、この件は、ご意見はよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 それではこの件につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。では、この事業については継続として答申をいたします。次に総括表4番の道路改築事業、西野浦河内線について説明をお願いします。
------------- 道路改築事業 西野浦河内線
-------------
《道路課》 道路改築事業 西野浦河内線 事業説明
《議長》 はい、どうも。この事業についてのご意見、お願いします。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。この地区は、平成14年に中学校が統合されたってありますよね。そして、ですが、歩行者とか自転車で通る人がすごい少ないなと思ったんですけど、これ、見方がよく分からなかったんですけども、こういうふうな道路ですけども、現在は歩行者とか自転車で通る人が少ないけども、その歩道付きの道路ができたら車で行かないといけないような人でも自転車とか歩きで通れるようになるから、非常にそう言う立場の人にも便利が良いと言うふうに考えれば良いんでしょうか。中学生とか、このへんにいないのかなとか思ったんですけど。
《道路課》 はい。ここについては、かなり歩行者数が少ないのは事実だろうと思います。こういった峠を越える区間ですので、この数字と言うのは現状を示しておりますが、7人歩いていると言う状況です。昼間はですね。バイパスができればこう配自体は緩くなりますので、今よりも自転車歩行者が利用しやすい環境になることは間違いございませんけども、現地の状況からして、非常にたくさんの方が歩くと言うようなことはあまり想定しておりませんが、あくまでも安全な道路としては、若干の歩道のスペースは必要と言うふうに考えております。
《議長》 良いですか。
《議長》 じゃあ、どうぞ。
《委員》 ヒラメの養殖とか水産業の振興とか書いてあるんですけど、この入津港と言うか西野浦と言うか。のところの水産業の年間の売上高と言うのか生産高と言うのか、そういうふうなのは、ちょっと分野が違うのかも分かりませんけど、把握していらっしゃいますかと言うのをお願いしたいと思います。
《道路課》 すいません。把握しておりませんです。
《委員》 だから、文章で書く定性的なことはよく、私も現地へ行って、かなりの方がご存じなのかも分かりませんけど。ちょっと数字を上げるとまずいちゅうと失礼だけど、そんなにないのか。ないために書いてないのか。私が予想したのは、一般的に言われてるけど、そんなに漁獲高、金額としてはなくて書けないのかというふうにちょっと勘ぐっちゃうので、やっぱりそのへんは、もう事業自体は、もうトンネルが一本目は供用されてて非常に便利になったと言うのは良く分かったんですけど、何かそう言う報告書と言うか、書面としては何か、定性的なものじゃなくて定量的なものがちょっと若干あると少し説得力が増すかなと思ったんで発言させていただきました。
《道路課》 それではさっそく、そのあたりは調査をした上で数字をできるだけ書き込むようにしたいと思います。
《議長》 はい。
《委員》 委員としてと言うよりも、本当にもう素朴な一般人としての思いで言うとすれば、例えばBバイCがかなり、なかなかここも上がりにくいような計算のようですけども、例えば38億の事業費に対して時短で3分、距離にして140mですかね。30億かけて、数字的に上がってくる効果がそれ。と言うことはなかなか説得し難いものがあると思うんですよ。だからその他の、さっき○○先生もおっしゃいましたけども、その他の整備効果でもう少し具体的に上げていただかないと、なかなか一般は理解しにくいです。そのあたり、どのように理解すれば良いでしょうか。
《道路課》 今、この再評価書に上げております、この様式のかたちから説明させていただきたいと思うんですけど、基本的なスタンスとしては、この事業に想定される効果の全てをできるだけ簡潔且つ漏れがないように表現したいと言うことで、今、我々としては努力しているところでございまして、その中でやはり、費用便益比と言うのは全国的な趨勢からしても欠かせないと言うことで含めております。で、その元になっているものが何かと言えば、今ご指摘のありました延長でありますとか時間短縮という部分になってくるので、そこは具体的な数字として示させていただいております。で、それに加えて事業の必要性、効果と言ったかたちで、この写真とか現地を見ていただくのが、やはりいちばんだと言うふうには一般の方に対しては思っているんですけれども、こう言った幅員のところでその半島の先の方に、今、資料でいきますと420世帯、1000人ぐらいの方々がこの一本の道に頼って住まわれていると言うようなことであります。そこを如何に表現するかと言うことでありまして、その一環としては、今、世帯数とか人口と言った部分は書いているんですけれども、○○先生から指摘がありましたように、例えば漁業についても、その水揚げ高でありますとか生産量と言うものを、例えば記入するとか、そう言ったかたちでできるだけ客観的な事実とデータを用いて表現していくと言う他はないのかなというふうに我々としては考えていまして、そちらの方向で努力をさせていただきたいというふうに思っています。
《委員》 はい。そのあたりをもう少しきちんと丁寧に。本当に知識のない一般の者にも分かるような記述のしかたをしていただかないと、なかなかやっぱり理解が難しい。やはりばっさり切られてしまって、なかなか賛同は得られないと言うような結果になるような気がするんですね。だから今後の事業を起こすにしても、なかなかここら辺は引っ掛かってくると思いますので、丁寧な説明は必要かと思います。
《議長》 はい。副委員長、どうですか。
《委員》 そういうことでは、公表はどう言うかたちで、これはされるんですかね。一般県民と言うか、もし、この事業評価の結果をホームページなり、見たいと希望したい時は、この資料が全部公表されることになってるんでしょうか。その点を一点お聞きしたい。もう一点、今回、残土処分場が干潟の埋め立てと言うことで見に行っていただいたので、そのへんのちょっと報告と、そのへんで配慮されてることがあれば写真なり現地の状況を追加していただければと思います。
《事務局》 すいません。事業評価監視委員会は、原則公開になっております。で、お手元の資料も、一般の傍聴の方がお見えになればお配りをするようにしております。で、会議のお知らせ、それから結果については、県のホームページでご案内をしております。で、結果につきましては、答申の議事録を全て県庁のホームページに記載をいたすようにしております。だから当然、結果的に継続とか言うことも含めてホームページで公開をするようにしております。それで、ちょっと議事録を作る関係で、ご発言の時、マイクをお使いくださいと言うのは、そう言う部分でお願いさせていただきました。
《議長》 それでよろしいですか。
《委員》 はい。
《道路課》 それで、残土処理の件でございますけども、こちらが先ほど残土処理場と言うところで出てたところの図でございまして、この青いところに元々ため池があると言うことで、この周囲を埋め立てることによって、このため池自体としても、ちょっと山からの流入水の排水が良くなかったと言うこともあって、若干、その周辺の地形を変えることで護岸の崩壊の防止であるとか言うこともあったんですけれども、この周囲を埋め立ててため池を縮小と言うようなかたちで残土処理をすると言う計画でございました。で、それが、ため池を埋めると言うことで、大分県が定めております環境配慮推進要綱という規定に基づいて、環境アセスメントよりも少し簡略なかたちでの調査を実施したと言うことでございます。このため池の周辺で、こういったかたちで希少生物、植物が、このページと次のページの五種。それから動物種としてイモリ、タニシ昆虫というかたちで三種が調査の結果として確認されていると言うことでございます。で、これの保全計画と言うかたちで、その配慮したかたちでの沼地の縮小計画。或いは、その生物の移植地の計画と言ったようなことを策定いたしまして、説明の上でこれを実施していると言うことでございます。この赤い丸で囲っているのは、最終的な残土処分が終了した時点での残るため池の位置とかたちと言うことになります。この中に、今現状で見つけていたものを移植しつつ、保全のためのモニタリングの調査をやっていくと言うことでやっております。で、実際、埋め立てを実施した上で、その後、モニタリング調査の方をやってきておりますけれども、四季、一年間に4回の調査で、一応、学識経験者、動物植物それぞれ立ち会っていただくかたちで業者が調査しております。今のところ、平成19年の冬からの調査ですけれども、希少種については、特に問題が起きている状況ではないと言うことで。埋め立て自体は22年まで。今年度まで土砂の搬入が続きますので、その後の状況を確認して、移植した生物の定着が確認されればモニタリングを終了すると言う考え方で、今、推進しているところでございます。
《事務局》 すいません。ちょっと説明不足の点で。本日の資料、県庁のホームページ全てに載せているわけではございません。一部、総括表の、事業の名称とか工事期間、それから対応方針案と言う部分だけを載せさせていただいております。ホームページは、全てではございません。
《委員》 すいません。先ほどの○○委員と最終的には共通の意見なんですけど、私たちの班、現場に行かせていただいて、まず、僕も干潟だと思ったんですけど、休耕田と言うか、その田んぼと畑の、もうやってないところを埋めて、で、その休耕田の方はわき水が出て湿地状態になって、それを継続調査で、極めて現行の状態で良心的にやっておられるかなと言う印象を受けました。残土については残土処理場への運搬と言うことで、今回、一言だったんですけど、ましてや環境の配慮の方は一行もないので、是非、そこは入れていただきたいなと。但し、残土に関しては、本当は自然土が、或いは生物の多様性が非常に低い工事の現場に使うのが原則だけど、それが難しい場合にはこういうふうに配慮していると言う一つの例にもなると思いますので、良い意味で事業中の環境配慮の方に是非、明記していただければ思います。
《道路課》 はい、分かりました。そのかたちで修正させていただきます。
《委員》 やはり残事業も0.8であれば、それなりの必要性と言うものをその他の整備効果のところでもう少し丁寧に書いていただいて、説得が必要だと思います。つまりこれの事業によってどれだけの住民の利便性と危険回避が可能であるかどうか。リスクの管理上、ここのところはトンネル工事を継続して事業を一貫させた方が県民の生活上のリスク回避にもなると。つまり自然災害とか言う意味でも、緊急輸送道路の必要性から見てもここのところは工事を継続したいと言うことを書いていただく必要はあるかと思います。但し、それが一般論的に今後も通用するかどうかと言うのは、私にもちょっと、今のところは分かりません。そう言う意見です。非常に工事、要するに今の公共事業の厳しい状況の中でこれを通すって言うのは、非常に丹念な説明が求められていると言うふうには思います。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 私の方は先日、現地を視察させていただいたんですけども、今日の資料の方で行けば、再評価書の最後の方って言うか、2ページ分ですね。現道状況と言うよりはローマ数字の2の道路整備効果のところで、今回のところに黒のチェックがずっと入ってて、それなりにと言うか、もうトンネル、もうちょっとでできるし、事業的には、行った感じでももう少しで、もうこの事業が完成すると言うような感じで、完成すれば西野浦地区のこの唯一の生命線と言うのを前回も非常に強調されてたんですけど、生命線の道路だと言うことで言われてたんですけど、生命線の道路と言う一つのフレーズと言ったらおかしいけども、それだけじゃなくて、さっき○○先生が言われたように、生命線の道路と言うのは、ここにも色々書いてあるんですけど、もうちょっと一般の方が読んでも理解が可能なような内容のことをもう少し事細かく上げていただいた方が、BバイCが低い0.4とか0.8の補強と言いますか。実際に行ってみて、それは必要で、もうちょっと完成するから、もう事業継続で私は差し支えないと思うんですけれども、何か理論的に考えると、BバイC、0.8だったらストップするのが当たり前だみたいな○○先生の意見になると、厳しい意見だとは思いますけど、やっぱりそれなりに事業を進めてる側としては説得できるような資料と言うか、データを上げる必要が、さっき、水産業のことをちょっと私が言いましたけど、あくまでも書面しか見られない方もあるので、そういうことを気をつけていただいた方が良いのかなと意見です。
《議長》 この委員の皆さん、ほとんど同じ考えだと思うんですね。だから、この金銭で表せない便益ですか。これをやっぱり、こういう0.4、或いは0.8と言う場合に、先ほど○○先生もおっしゃいましたが、費用便益内訳書の下の方、空欄がありますね。あそこに書いてるケースもありましたけど、左側の2の2ですか。このへんに全部書いてあるとは思いますけど、もっと便益に、直接、数字で表れない部分はここにもういっぺん色々拾い上げて、やっぱり説得力を持たせた方が良いんじゃないかと、そう言う皆さんのご意見だと思うんですけどね。そう言うことで一つ、改善をお願いします。休憩は取れないまま来ちゃったんですけど、もう一つ良いでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 休憩良いですか。どうしてもと言う方は。よろしければ、じゃあ、事務局の方、もう一件。ちょっと遅れてますので良いですかね。それじゃあ、この今の事業。もう何かすいません。本来の役を忘れておりました。意見等も出そろいましたので、この事業につきましては事業者が申しております対応方針案、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。では、この事業については継続として答申をいたします。それで、5番目まで午前中、もう行きたいと思いますが、道路改築事業、三重野津原線についての説明をお願いします。
----------------- 道路改築事業 三重野津原線
-----------------
《道路課》 道路改築事業 三重野津原線事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。では、ご意見をお願いします。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 平成12年に私は、大野川の河川整備計画の方に関わってて、その時に矢田ダムの休止というのがその時に決まって、多分、この事業も平成13年からかかっておられるので、それまでは矢田地区というのは、ダムができるまでは色んな事業はやらないというか、地区内の色んな道路の整備を含めてやらないということになってて、やっとこの道路も、もう10年以上になるんですけど、できるかなという思いで、ちょっと感慨は深いんですけど、最初なかなかやっぱり地元の方の協力と言うのか、ちょっと公共事業に対する矢田地区の方々の思いが少し違って、最初は国に対する不満、それからその後、県の方が事業を色んな地区内の整備を引き継がれて、鋭意努力されてここまで来たんだろうと思うんですけれども、矢田地区の方なんかに聞くと、もう、その分遅れてるんだから何とか早く、いろんな道路の整備とかを地域の整備を進めてもらいたいみたいな要望がかなり、私もその委員会等で現地に行った時に地元の方からお聞きしたんですけども、そういう関連のことはもう全然、今回は書いてないんですけども、県の事業を進める中で、地元の方のご意見とか、そういうのはどうだったのかなというのをちょっとお聞きしたいと思います。
《道路課》 ご指摘のダムの関連については、正におっしゃるようなかたちで、ダムの計画が中止になったことを踏まえて、ようやく着手ができたというような区間ではあります。おそらくおっしゃるような地元の方々の思い、あるわけですけれども、我々の認知しているところからすれば、用地取得自体は、特段のトラブルが生じて止まるとか、そういったことではなかったかと思っております。遅れた原因となったのは、あくまでも相続という手続き的な問題で遅れた部分はあるわけですけども、地元の反対があるとかそういうことではなくて、地元としては、是非、推進してくれという要望も毎年、いただいているという状況にあります。
《議長》 良いですか。
《委員》 もうちょっと良いですか。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 河川整備の方は、私、関わってたんですけども、早くやってくれということで、早く効果が出るような区間から取りかかったような経緯があったんですけども、今回のこの道路の方の話は、最後に残った部分が、この矢田地区だったんだろうと思うんですけど、今の豊肥地区なんかも、高規格道路やら、いろんな道路を全体的に、三重の方だとかいろんな道路を考えながら進めておられるんだと思いますけど、全体の中でのここの地域の矢田地区と言うのか、今回の道路の位置付けみたいなのをちょっとお話しいただけるとありがたいかなと思います。
《道路課》 広域的にはこの地区、特に中九州横断道路が、今、大野まで来てますし、或いは元々の中心部である三重町を通っている502号の二本の東西の幹線道路があって、で、豊後大野として合併した時の各旧町村を結ぶという意味では、この二本の東西の道路に加えて南北の路線として緒方大野線とか、緒方朝地線、国道326号もそうですが、三重新殿線、それから、この三重野津原線というかたちで、全体としてハシゴ状の路線を形成すると言う幹線道路網の構築を目指して、今、事業を進めているところであります。その中で326号はご承知のとおり、かなり立派な道路として改良が済んでおりますし、或いは、三重新殿線につきましては、ここも今、バイパス区間を三重の方から、この千歳インターに向けての整備を進めているところであります。で、もう一本の、この三重野津原線については、旧大野と、それから清川方面、或いは緒方の方を結ぶ路線として整備を進めているわけですが、ここは先生ご指摘のダムの件がございまして、前後の改良が終わる中、ここについては改良事業の着手が遅れたと言う経緯もあって、今、最終的に残っている唯一の未改良区間という状況でございます。
《委員》 はい、ありがとうございました。
《議長》 外にございますか。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。この現道状況のところに、道路ネットワークというのがありますね。3次ネットワークと言うのが書いてあって、備考のところに県道以上の道路網って書いてますよね。で、これ、書き方がちょっとのことなんですけども、今までの二つの工事のところも同じように3次ネットワークって書いてあったんだけど、備考に説明が全然なかったんですよね。今、ここに来て、ああ、そうなのかっていうのが分かるって感じなんですね。で、今日の一番最初のところは、国道212号は1次ネットワークで、備考として隣接する地方生活圏中心都市間、中津市、日田市を連絡する路線というふうにあるので、多分、1次ネットワークというのはこんなもんなんだろうなっていう説明なんだろうなっていうのが分かるんですけども、この工事についての説明じゃなくて、用語についての説明であれば、どの工事のところにも説明を入れたか、これ、書き方の問題なんですけど、最初に道路課でする工事の専門用語集はこれですよと書いて、何か説明一覧表みたいなのを付けてもらうか何かしてもらうと見やすいというか分かりやすいと思うんですけど。それと、その下にDルートって言うのがありますけど、その他緊急輸送道路って備考がありますけど、その他って言うのは何のその他なのかなのかっていうのがちょっと分からないんですが、お願いします。
《道路課》 はい。すいません。先ほど冒頭にありました緊急輸送道路と同じ話で、極めて内部的な表現がされております。実はこれ、道構想21と言いまして、我々の持っている道路政策の中期計画がございます。その中で県内の県道以上の道路網の幹線性であるとか、或いは緊急時の重要性であるといったところを表現するために幾つか色分けしたものがございまして、その対象を書いているものでございます。ちょっと手元に、今、持ってないんですけれども、そのあたりの説明ができるようなようなものをしっかり用意してまいりたいと思います。
《議長》 はい、お願いします。他にはございませんか。よろしいですか。
(無しの声)
《議長》 それでは、だいたいご意見も出ましたので、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。小さいけど声が聞こえてきましたので、この事業につきましては継続として答申をいたします。
《議長》 それでは、もう一件まいりたいと思います。第6番目、道路改築事業、神原玉来線について説明をお願いします。
------------ 道路改築事業 神原玉来線
------------
《議長》 それでは、もう一件まいりたいと思います。第6番目、道路改築事業、神原玉来線について説明をお願いします。
《道路課》 道路改築事業、神原玉来線 事業説明
議長》 はい、ありがとうございました。では、ご意見をお願いいたします。
《委員》 じゃあお願いします。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 後ろから3ページ目に、全体事業概要で、当初計画の橋梁工が一旦なくなって、だいぶ事業費が少なくなったんですけど、で、また二回目変更で、また、かなり元のレベルに近付いているような事業費なってまして、そこのところもう少し詳しくお聞きしたいんですが。
《道路課》 はい。すいません。事情を説明させていただきます。当初の計画のところと、一回目の中では延長が変わっているんですけれども、元々、この先に橋梁がございます。この南側の方になるんですけども、こちらの橋梁のところまでを含んだ改良計画として策定されておったんですが、それが事業効果と、或いは期間を見越したかたちで、この竹田五ヶ瀬線のところで一旦事業を打ち切るというかたちで、この第一回変更を行ったものであります。事業費の計算上は、この橋の部分が減ったと言うことになっておるわけですけれども、その後、工事を進めていく中で、トンネル等の残土の搬出先として、当初は残土処理場が、あんまり公共事業としての受け入れがなかったと言うこともあって、近隣の民地を購入して、そこに埋めさせていただくと言う計画をしておりました。それが、第一回変更の時点でございますが、その後の工事の進捗で、他の工事への流用ができるということで、運搬距離を、5キロメートルから17キロメートルぐらいに伸ばしまして、敢えてそちらの方に残土を処理すると言う措置をとりまして、それが主な理由で、事業費がかなり増加しているという事情でございます。また、一部、加えて、トンネルの岩盤が想定以上に固いところがあったというようなところで、若干機械の変更と言う部分でも増えています。
《委員》 はい。ありがとうございました。
《議長》 外にはございませんか。はい、どうぞ。
《委員》 今の計画のところが、竹田五ヶ瀬線ですか。そこのところで切られたということだったんですけども、その先については、図面ではオレンジ色になっているが、そこの計画はどうなってるのか。神原地区の起点側と言うんですかね。
《道路課》 今、計画の方からは外してございます。
《委員》 改良済みという理解なのか、まだ改良はした方が良いのかも分からないけど、今回の事業には入ってないと言う理解なのか、ちょっと説明をお願いします。
《道路課》 現状としては未改良なんですけども、今回の事業としては、事業単位としてはここまでに変更していると。この先、もうしばらく未改良区間が続きますので、その区間については今後また、いつのタイミングということはちょっと申し上げられる状況にはありませんが、必要に応じて新規事業の計画も考えないといけない箇所ではあります。
《委員》 はい。今回の事業ももう、再評価後5年と言うことなので、平成8年からかかってる事業なので、もうそうとうかかってるので、重要なところは、もうできたという理解でよろしいんでしょうかね。
《道路課》 はい。一番問題であったトンネル区間については、既にバイパスが完成しています。主だった部分の効果と言うのは、この区間ができたことで既に達成しているというふうに考えておりますが、今、こちらにモヤシ工場ができておりまして、こちらへの物流関係、或いは通勤といった部分の需要もあって、この区間も引き続き実施する計画とはしておりますが、その過程で、若干、用地の問題のあるところもあるということです。そういった状況でありますので、当面はこの供用した部分のところで主な目的は達成したものとして、その先は用地の協力をいただいた上で進めたいということで、若干、時間が間延びしたようなかたちになっています。
《委員》 はい、ありがとうございました。
《議長》 外には。よろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 それではだいたい意見も出ましたので、この件については事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。じゃあ、ここで休憩ですね。
------------- 休憩 ------------------
《議長》 それでは再開をいたします。まず最初、総括表7番の道路改築事業、飯田高原中村線について説明をして下さい。
《道路課》 委員長すいません。午前中の件で資料を用意してまいりましたので、簡単に説明を申し上げたいと思います。A3のこういうのをお配りしていると思いますが、よろしいですか。
《議長》 どうぞやって下さい。
《道路課》 大分の道構想21からの抜粋板で、関連の二枚、4ページ分をご用意いたしております。先ほどの再評価の表の様式2の3の後ろ、道路整備効果の表現のところで使っている記号でございます。ちょっと私、最初の212号の時に説明を間違えた部分もあるので合わせて説明いたしますが、まず防災対策に関連いたしまして、地域防災計画に定める緊急輸送道路でございますが、この右側の図に書いてある、ちょっとうぐいす色のBルートまで含めたものが、県全体としての地域防災計画に定める緊急輸送道路であります。そのうち赤い部分、県外を含めた県庁所在地間を結ぶ路線をAルート。それから、県内の主要な圏域としまして、主要な12市を、この黄色い丸で着いているものですが、を結ぶルートとして必要なものについてはBルートとしてオレンジのルート。それから合併前の旧58市町村の中心地まで結ぶルートとして必要なものをCルート。その他をDルートと言った区分けにしているものでございます。従いまして、212号につきましては、中津と日田が、それぞれAルートの段階でカバーされる位置上にございます。残る耶馬溪、本耶馬、山国と言った急58市町村の中心地にあたる部分を結ぶところまでの区間を、現在、Cルートと言うふうに考えているということになります。それから次のページも同様のものでございますが、道路網全体のネットワークを整理していく上で、この図の7と書いてあるところにありますように、ピラミッド状に書いておりますが、ネットワークの階層を、より広域性、幹線性が高いものから順に考えた場合に、より幹線的な機能を担うものを一次ネットワーク。これも先ほどと同様の考え方になりますが、12の生活圏中心都市を相互に連絡するネットワークと言うふうに大分県では考えているところでございます。それから2次ネットワークとして、右の図ではブルーにあたりますけれども、旧58市町村を連絡するものというかたちで、路線の階層を設定しているということで、この記号をこの評価においても表示させていただいてるということでございます。以上でございます。
《議長》 はい、ありがとうございました。
《委員》 すいません。食事する間がなかったんじゃないですか。すいません、ありがとうございます。
《議長》 それでは、改めまして7番の道路改築事業、飯田高原中村線についての説明をお願いします。
--------------
道路改築事業 飯田高原中村線
--------------
《道路課》 道路改築事業、飯田高原中村線 事業説明。
《議長》 はい。ありがとうございました。それでは、この事業についてのご意見をお願いします。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。未完了の理由のところなんですけど、一部用地取得、代替地の確保等に時間を要しているためと言うのと、その次に書いてる、地元調整に不測の日数を要していると言うのは同じことでしょうか。それともこれ、別の二つの理由があるって言うことなんでしょうか。
《道路課》 二つの理由があるというふうに思っておりますが、一つは用地が買えないということと、もう一つは改良を行った際に、今は使われている道路の出入り口であるとか、そういった使い方を変えていただかないといけないという点があって、それと付け替えの道路とか通路とか、そういったものの整備もありますので、そういった部分での地元調整というふうに認識しております。
《委員》 はい、分かりました。
《議長》 外に。はい、どうぞ。
《委員》 先日、現地を見せてもらって、豊後中村駅前の道路で、私なんかも昔通って、そのままで、まだ残ってるんだなという話をちょっとしながら説明を聞いたんですけど、210号から飯田方面というのか、行く、関連道路といいますかね。ここだけじゃなくて、何か現地での説明によると、夢大吊り橋なんかに行く大型バスなんかは別のルートを通ってもらうように人を立てて、進路案内なんかしてるというふうな話もあったんですけど、ちょっと関連道路を説明していただけますか。
《道路課》 元々農道として整備された四季彩ロードというのが平行して西側に走っているルートです。
《委員》 四季彩は、国道になるんですかね。県道ですかね。
《道路課》 いや、あれは今、元々農道で、今は町道になりますけれども、町が引き取るかたちで、今、管理をしております。筋湯とか、そう言った方面にはこちらの方が近うございますが、やはり九酔溪とかそちらの方の観光地に行く際には、飯田高原中村線の方が距離的には近いということと、四季彩ロード自体も元々農道ということもあって、かなり縦断勾配的には激しくアップダウンの道路であって、ベターではありますけれども、観光用のルートとしては十分ではないのではないかといふうに考えております。
《議長》 よろしいですか。
《委員》 四季彩ロードという道があるんですか。
《道路課》 そういう愛称で呼ばれているルートが。
《委員》 四季彩って、色(いろ)の色(しき)。
《道路課》 四季の彩りと書いて四季彩ロード。
《委員》 二本と言うか、豊後中村線と四季彩ロードは主に、今、オレンジで描いてありますけど、ぐるっとくじゅう周遊道路につながっているというか、210号方面からですね。それと、遅れたっていう言い方はおかしいですけど、何か私なんか、昔からあのままって言う言い方、繰り返しになりますけど、なかなかできなかった理由って言うか、どうなる。あんまり交通量的にも問題なかった。或いは、ちょっと観光的に、現地でも言ったんですけど、十三曲がりがあって、あれはあれでまた、名所なのかなと言う。名所って言うとおかしいですけどね。どこかのいろは坂もありますけれど、そういう意味で残しておくべきと言うとおかしいけども、そういうこともあるのか何かよく分からなくてお尋ねしているんですが、よろしくお願いします。
《委員》 ついでに関連して、当初計画から12年遅れるわけですよね。で、用地買収もまだ進んでいないと。用地買収に関する進捗状況は、ちょっと分からないんですけれども、多分まだ、23、24年も用地買収費を挙げてるんで、終わってないんだと思うんですけど、これ、何で、しかも主たる目的が観光アクセス道路だと言われたら、ちょっとクエスチョンが付いてしまうんですが、あと12年もかけてやる必要があるのか。
《道路課》 とりあえず用地取得率についてご説明申し上げますが、金額上、90パーセントという進捗率でございます。で、90パーセント。面積でいくともう少し下がって50パーセント程度になる。要するに補償物件が上に建ってるような用地については、だいたい片が付いてるという状況でありまして、少し我々として反省するのは、この短い720mの区間でありますが、やや虫食い状に用地を買ってしまっていて、なかなかまとまったかたちで工事ができていないという点があります。その点、今、用地が難航してる箇所もあるんですが、優先区間、210号の入り口になる部分についてだけでも、特に集中して交渉を進め、或いは工事を発注し、ここだけでも早く効果を出したいということで考えているところであります。
《委員》 そこのところは分かるんですよね。多分、アクセスの関係で、そこは広げておきたいという理由は、交通の危険性から考えてもそうですけれど。ちょっと確認なんですけど、BバイCを計算してるところの総費用16億で書いてあって、その前のページの事業費の推移のところで最終的には17億になってると思うんですけど、この1億の差は何ですか。
《道路課》 すいません。16億っておっしゃってるのは、様式2の3のことですか。
《委員》2 の2の費用便益比の再評価時って書いてあって、総費用Cが16億になってますね。
《道路課》 はい、分かりました。その次に付いてる2の3に詳しく出ておりますけれども、建設費の部分が、これは現在価値換算した数字とし表現しています。
《委員》 そんなに下がらないでしょう。これは再評価時だから、平成22年度で計算ですよね。
《道路課》 すいません。BバイCを計算する際の、その道路建設費の考え方なんですけれども、マニュアルに沿いまして用地費が含まれません。用地費は、要は資産価値を持つために事後に引くと言うことになっておりまして、この様式2の3に表示している道路建設費、14億9千800万円というのは、前のページの17億という事業費から用地費分を除いた土地ということになります。それに維持費を加えまして現在価値化したものが、約16億円と言うBバイCに使用するコストと言うことになってます。
《委員》 これは平成22年度換算ですかね。再評価時って書いてあるから、平成22年度換算ですよね。
《道路課》 そうです。22年度です。
《委員》 だから、過去にかかった総費用を評価し直してるわけですよね。そう理解してて良いですよね。
《道路課》 過去のものは増え、将来のものは減るというふうになっています。
《委員》 とりあえず割引ですね。
《道路課》 はい、そうです。
《委員》 それはそれで結構です。それから、その土地の取得なんですけどね。平成8年時、或いはそのあたりの用地買収費用と、当初見込んだのと、現在、幾ら物価が上がってないといっても地価は全然変わってないんですかね。つまり、あんまり時間がかかるとね。最初の方に売った人と後の方で用地買収に応じた人で、このへん全然動いてないというんであれば別に問題がないけれど、これ、大阪とか東京でやったら大変なことになってくるですね。ほとんど倍ぐらいの違いが。同じ面積あたりの違いが出てくるんで。用地買収に応じた時点でね。で、そのあたり、だから1件2件の場合は、今度は逆に言ったら、そこ、私も知ってるところもあるけれど、ダダこねて伸びた方が逆にデメリットが発生するようなかたちで収用してしまう場合もありますけど、これは多分、自主的に用地買収に応じていただくというかたちで取得してると思うので、結構、これだけデフレの時代で、しかも上がってないと踏めば、何年か、この先、多分、あと10年、5年とか用地買収にかかっても、そんなに影響はないのかもしれないけど、あんまり時間がかかってしまうと、結局、用地買収費用はふくらむは、そして地元の人にとってみたら、後で売った方が得だという意識。つまり後で売った方が高く買ってもらえるということになってくるんであれば、そこんところは非常に問題になってくると思うんで、土地の収用に関しては、この案件だけじゃないんですよね。やっぱりあんまり時間をかけないで、さっさと主要ポイントを押さえてしまうというぐらいのことをやらないと、今後も非常に難しいのかなと思いますね。それと、土地に関しては確かにBバイCでは、用地費を省くんですよね。それは貸借対照表で、土地は資産として残るからというんだけれども、これ、実際には、本来で言えば土地から出てくる資産価値ではなくて、本来は土地から出てくる便益に対しての評価なんで。つまり、土地を持ってるから資産というのは会計帳簿上の話で、本来のBバイCのベネフィットとかで省くコストとかにして省かれるのは、ベネフィット等の相殺されるのは何だと言ったら、土地から得られる便益。ベネフィットというのは土地を使って何かやる。そのベネフィットと相殺されて土地費用を入れなくて結構ですよとかいう、本来、そういう意義なんですよね。式を作る時に。ですから、やっぱりこれ、だから長い時間がかかると、本来のBバイCの意味を失ってしまうんですよね。その土地を相殺して良いですよと言う意味がね。だから、こういう公共事業が当初予定から10年も20年も遅れるんであれば、一旦、やっぱり見直した方が良いということが起こってくると思います。今後ね。今後ますます起こってくると思います。ですから、そのあたりはきちっと整理しておく必要があるし、そう言う意味では観光だけでここを攻めるのは非常に難しい。で、だからあそこの取付口だけでもやりたいというんであれば、あそこの交通事情等を反映したことをやっぱりここにも丁寧に、様式2の3の下に、そこのところの交通事故の発生等を押さえる効果が非常に高くなるとか言っていただいて。これ、BバイCが1を越えてたら、あんまりこんなことを言わなくて良いと思うんだけど、やっぱりこれも0.5なので、これ、何で評価委員会でゴーサインを出したんだと言われた時に、そこはここんところの取付等をやっぱり交通安全対策等も総合的に評価しましたと言うしかないじゃないですか。だからそこのところはやっぱりきちっと書いて欲しいという意味なんですね。それと、あんまり10年20年遅れてる理由をそのままのんだんですかと言われても困るので、そういう意味で土地の収用に関しては、早い時期にできるだけ工事を進めたいという趣旨のことはここで発言していただければありがたいと思いますけど。当初から12年遅れたと言われたら、やっぱり途中で、これ直轄事業であれば、多分、ストップがかかる事業だと思いますね。
《議長》 外、よろしいでしょうか。
《委員》 すいません。基本的なことをちょっと、分からなくて聞きたいんですが。費用便益のところの総費用ですね。これ、事業によって割引後の価格が割引前の価格よりも大きくなったり小さくなったりしてるのは、将来的にかかる費用が多く残されてる分は割り引いてしまうので、割引前の分よりも小さくなってとか、何かそういう感じで捉えててよろしいんでしょうか。すいません。
《道路課》 そう言うかたちでよろしいと思います。
《委員》 はい、ありがとうございます。
《議長》 夢大吊り橋に行く時は、ここを主に通るんですか。今、観光客、ずいぶん多いと思うけど。
《道路課》 先ほどの四季彩ロードとの分担について言えば、ちょっと実態、十分には把握しておりませんが、時間的にはこちらの県道を通った方が早く行けるということになっております。ただ、大型観光バス等は、非常に狭隘で走りにくいということもありますので、大型のバス等で四季彩ロードに回るものであるとか、或いは周遊のコースの取り方次第によっては、四季彩ロードの方から夢吊り橋に行くというルートもあろうかとは思います。吊り橋にまっすぐインターから行くとすれば、だいたいの方は、この県道を行くとは思います。
《議長》 あれの威力というか影響は、ずいぶん大きいと思うから、この算定をした時には、そのへんは入ってなかったんじゃないですか。観光資源としてのね。
《道路課》 そういったところ、交通量の推計にできるだけ反映できればということは考えておるんですけど、なかなか観光客でこれだけ交通量が増えてますという部分は、今のこのかたちには入っていないと思います。また、その分、例えば土日の分だけ交通量調査をして、或いは補正をかけるとか、そう言ったことも今後、こういった道路については検討が必要な課題であると思ってます。
《議長》 ○○委員の先ほどの意見等と合わせて、それの詳細をここに書いていただきたいと思います。外にこの件はよろしいでしょうか。
(一同無しの声)
《議長》 それでは、この件につきましては、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めるということでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 あんまり返事が芳しくないんですけど、はい。じゃあ。では、この事業については継続として答申をいたします。
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道路改築事業 万田四日市線
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《議長》 次に総括表8番の道路改築事業、万田四日市線について説明をお願いします。
《道路課》 道路改築事業 万田四日市線 事業説明
議長》はい、ありがとうございました。それではご意見、お願いいたします。人家連担地域と言うのは、家と家が並んでいるという意味ですか。
《道路課》 すいません。我々の業界では、連担って良く言うんですけど、この間調べたら、広辞苑には書いてなかったんで、今後、使わないようにいたします。
《議長》 何かございませんか。はい、どうぞ。
《委員》 これで道路課の事業が最後だと思いますので、お願いしたい点があります。先ほどからくり返し出てるように、公表されるのが前の再評価書になるのであれば、BバイCのところに残事業の分のBバイCも上げていただきたいということ。それから、その他の整備効果のところを最後に文言でおっしゃってることがあると思うんです。こういう理由で継続をお願いしたいと思いますって言われてる、その文言通りぐらいの中身をここに書いて下されば、一般の方が見ても分かりやすいものになるかと思います。できるだけ、道路課の中だけで協議しないで、その結果を奥さんとか娘さんとか息子さんとか土木に関係のない方に見ていただいて、それで分かるかどうかを確認っていうか、投げかけていただいて、本当に普通の人がそれで、ああ、この事業はそういう理由で継続するんだなというのが納得できるような書き方にしていただきたいと思います。で、あと、環境への配慮のところが、何となくこれとこれを書くんだなというふうに少しマンネリ化しているかと思うんですが、私なんかが生態系と道路の関係で勉強した中では、道路構造の中でトンネル工法がいちばん影響が少ないと。移動が自由で影響が少ない。その次が橋梁。その次が盛土。その次が切土というふうになっていて、大分の場合は先ほども話があったように、トンネル構造が一番多いということなので、今回もトンネルがずいぶん出てきているので、道路区間何メートルのうちの何メートルは影響が最も少ないトンネル工法を採用したとか、そういうことも環境への配慮には入って来ます。それから、その次に盛土とかであれば、移動可能は横断的なカルバートとか、そういうものが何カ所ありますっていうことも、例えば農業用水の為であれ何の為であれ、そういう移動可能な部分が何カ所あるっていうことも評価に入ると思うんですね。それからあと、側溝とか升で生物が這い上がれるような構造のものを何カ所採用しましたとか、もしそういう工法を採用しているのであれば、そういうことも環境への配慮に入ってくるので、先ほどもちょっともったいない。あんだけの調査をしたのに書かずにもったいないということが出ましたが、されていることはできるだけここに内容を濃く書いていただきたいと思います。それがまた次の事業の参考になったりしていくと思いますので、そのへん、本当に市民目線で見た時に分かりやすいような評価書に、今後ともしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 すいません。それで、普通の人が見ると、BバイCの計算方法が、まず全く分からないので、その理由の前に、BバイCの計算の中にはこれとこれしか含まれてないと言うことを先に、時間短縮効果しか評価に入らないのでとか、人命とかが、事故数とかも入らないし、こういうものが含まれないが、今回はこうなのでというふうな、まずBバイCの根拠に付いて少し言及していただければ、より市民の納得が得られるのではないかと思っています。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 はい。じゃあ、それに関連して。先ほどの○○委員と要望は同じではあるんですけど、さりとて今回、去年からの、僕は2年目なんですけど、環境への配慮が、かなり、運土計画も含めて、切土盛土、運土、どのくらい運ぶか入れるかみたいなことも明確にされたこと自体は非常に良いことかなと思います。で、あと、それこそ今言われたように、トンネル工法は良いんですが、埋めてしまうのはよほどの配慮がない限り生物多様性は低くなるので、その工事間の、理想で言えば、大分県内の道路工事だけだと、きっと盛り土より切土の方が多くなる可能性がありますよね。トンネルが多いと言うことを考えると。外の公共事業も連絡、当然、していただいてるんでしょうけど、プラマイゼロになるのが本来の理想かなと思います。それから緑化に関しては、ちょっと今回は言いませんでしたが、できるだけ外来の植生を使わないようなこともお願いしていただければなというふうには思っています。また、こちらの方も勉強して、そういう具体的な代案もできるような準備もしたいとは思っておりますけど、非常に環境への配慮と言うのがステップアップしたなと言う印象が残っております。本当にお疲れ様でしたという感じです。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 関連して何ですけども、ここはBバイCが2.8と、午前中の事業と比べれば高く計上されておりますけれども、それに対しての整備効果ですけれども、これをつらつらと見まして、ああ、時短が14分かと思って、よく見たら1.4分て、こう書いてあるんですよね。それで、時間短縮が1.4分で、そして、距離が50m。やはり単純に、ごくごく普通の何も知識のない者が見たら、これで2.8なのっていう感じは、やはり思うと思うんですよ。だから、先ほど○○委員さんもおっしゃいましたけど、もう少し効果がこっちに説得力があるような効果としての記述ができれば良いなと思うんですけれども。どうなんでしょうかね。
《道路課》 このあたりはBバイCの今の手法、それ自体は正しいと思ってるんですけれども、要は交通量が比較的多くて、ここの場合は、ただ、農地にほとんど土を少し盛るだけで道路ができるというんで、1mあたりのコストはかなり安くなっています。そのため、これぐらいの数字が出るということで、それが1.4分であって、それが1万台いれば、それなりの効果が塵も積もって評価されるのがBバイCの仕組みとなっています。BバイCが高いっていうことは、時間短縮がただ短いというよりも交通量が多いというところも、やはり掛け算で出てきますので、そこを考えないといけないのかなと。
《委員》 だからそのあたりが、専門の方、そこにそういうことにちゃんときちんと普段、触れておられる専門の方なら、言葉で説明されていない部分でも分かるから何も問題ないと思うんですけど、本当に一般市民がこれを見た時に、数字だけで見た時に、13億かけて1.4分、えって、こういう素朴な疑問は出てくると思うんですよ。公共事業ってこういうことなのっていう、そういうことで良いのかなっていう感じはするんですよね。素朴に。
《道路課》 今後、事務局とも相談したいと思いますが、この評価書の書類の扱いについて、要は、一般県民の方向けの説明資料とすれば、我々としてもまた、おっしゃるようなことをいろいろしたいと思いますし、ただ、この会議、この評価委員会の説明に使おうという場合には、やはり簡潔且つもれなくというところを想定して、こういった様式を使っているというところもありますので、そのあたり、ご指摘いただいてる意見も含めて、どういった表現方法がもっと良いのかは、次回まで検討はしたいと思います。
《議長》 よろしいですか。
《委員》 はい。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 現地説明の時に、何か文化財調査をしながら進めているというお話しがあったんですが、ちょっと聞き漏らしたのかも分かりませんけど、文化財に関する説明がちょっとお願いしたいというのと、それから、文化財があると多分、また、これから後の工事の進捗というのがちょっと心配されるかなというふうなところもあるんですが、合わせてよろしくお願いしたいんです。現地では、宇佐神社の方に行く昔の道路というのか、お参りの道路か何かちょっと忘れましたけど、があって、今、発掘というか、進めながらやってる。
《道路課》 一部、そういった箇所があったということらしいです。ここの場合はそういったものが見つかったために調査、実際、試掘をやるようでございますが、今年の12月、土地が空いて、来年の1月から3月の間で、既に調査計画の方ができているということで、それが完了してから工事に着手するということで、予定通りといいますか、1年遅れてですが、来年度完成する工程が組み込まれております。
《委員》 これから調査をすると言う。
《道路課》 そうですね。実際の調査を。
《委員》 どれくらいのレベルかって言うのは、今の段階ではまだ良く分かってないんですか。
《道路課》 そうですね。ものすごく重要な物が出てくれば、またそれはルートの影響も出てくるかと思いますが。
《委員》 ちょっと見逃したかも。書いてなかったんで。
《委員》 もう現在、工事をやってるんですけれども、その時の試掘と言いますか、調査では、そんなに重要なものは出ておりません。
《委員》 ああ、そうですか。
《議長》 すいません。一つ。便益の計算の交通事故の減少の便益と言うのは、それが出てる場合と出てない場合とありますね。これはどういうところで違うのかな。実際、減らなければ便益にはならんわけですけど。
《道路課》 マニュアル的には交通事故減少便益と言うのは常に出てくるんですけれども、ただ、そのマニュアル上は、単純に道路構造が変化する際に発生確率がどれくらい変わるというような計算をしております。直轄事業のような大規模な事業であれば、だいたいの場合、そういうものがある程度数字が出るんですが、小規模な事業ですと、なかなか数字として出ないものがありまして、そういったものについては記載を省いているということだと思います。
《議長》 外はよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》こ の件につきましては、事業者の方が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい、良く聞こえました。ありがとうございました。それでは、この事業については継続として答申をいたします。これで道路課の事業は全部終わりですね。はい。どうもご苦労さまでした。
《道路課》ありがとうございました。
《議長》それでは続きまして第9番目。都市計画道路事業、下郡中判田線、外1線について説明をお願いします。
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都市計画道路事業 下郡中判田線
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《都市計画課》 都市計画道路事業 下郡中判田線 事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、ご意見、お願いいたします。はい、どうぞ。
《委員》 米良インターチェンジが無料化になると言う、いつからなのかと言うのと、それから、この事業との関連はどうなるのか、そのあたりをもう一回お願いいたします。
《都市計画課》 米良の無料化が、12月1日からになります。それとの関連と言うのはないんですけど、基本的に交通量は増えてくると思っております。それで、大分駅の連続立体交差事業の大道陸橋の撤去が来年の1月17日からあるもんで、非常にそのへんをちょっと、無料化になってから交通量をチェックをしたいと考えております。それで今、加納西交差点が、交差点のライン処理が、今、まだ左折が1車ですかね。でして、ちょっと今、朝は渋滞して、車線のないところを左側2車つながったりしてるんで、そのへんを今、道路課とちょっと協議しながら、ライン処理とかは検討したいと今、考えております。
《委員》 理解としては、交通量の関係で言えば、明野から滝尾橋方面と言うか、今の交差点の方の渋滞の方が少し、今回の事業は緩和に役立つんじゃないかと言う理解で良いんですかね。
《都市計画課》 そうですね。要するにもう一個こっちに萩原鬼崎線と言う市道が光吉の方から来たのがあると思います。そこが非常に込むんですけど、それとの兼ね合いがあって、下郡中判田線が抜けてしまうと、少し緩和されるんじゃないかと。197に出るのが有利になってきて、芸館側の方に回って行って。だから、県道の、大分臼杵の緩和が少し図れると。最終的には庄の原佐野線ができてしまって、30年ちょっと後半頃になれば、もう少し楽になると思います。
《議長》 外にございませんか。はい、どうぞ。
《委員》 現地で説明していただいて、工費費がちょっと急激にふくらんで理由として、JRの橋梁部分が大変厳しい工事で、深夜90分ぐらい電気を止めて、期間がその期間に集中的にやると言うような厳しい状況で、工事費がこういうふうに膨らんでいると言うようなお話を聞きまして、 計画では、そういう厳しい工事って言うところまでは、そこまではまだ見えてなかったと言うか、そう言うことでしょうか。
《都市計画課》 当初は大分駅の電車基地、上野の踏切の横にあった運転所を、JRのここに移設をしてきてるわけですね。それより早めに、移設をする前にこの橋を架けてしまって行くと、架設とか、側に寄り付いてできるけど、その準備と用地とかいろんな制約等がありまして、それがちょっと遅れてきた関係上、ここの運転所が開業してしまったと。と、ここに今、2万ボルトの電気が流れてる。で、クレーンとかがここに寄り付けないんですね。ために、ここ、片方にこういうふうな台を作って、その上から、ここに桁を乗せて、この上空を押し出していくと言う工法になってきますので、非常に価格がかかると言う格好になります。本来、桁を持って来て、上で作らんで、そんままぽっと横に。ほかの橋とかで見たら、クレーンでぽっと架けてる場合とかがあると思うんですけど、ここの場合、そういうふうに行けないんで、この上で桁を全部一回組み立ててしまうから、この製作台とかがちょっと余分にかかってしまうとか言う格好になります。それで非常に高くなると。
《委員》 すいません。ちょっと。30億から60億ぐらいに、ちょっと倍になってたんで、何か結構気になってしまった次第です。ありがとうございました。
《委員長》 はい、どうぞ。
《委員》 そう言う意味では、安全環境の配慮をせざるを得なくなってと言うことですよね。で、ちょっと環境への配慮と言うのは、今回、ここ、市街地で且つ橋梁なので、騒音とか、低騒音、低振動と言うのは、そうだろうなと言うのはありますけど、是非、ルーティン化と言うか、環境への配慮と言うのをパワーポイントの中に、今の一つ、お金としてはかかるかもしれないですけど、そういうことも含めて、それとあと、切土盛土で言えば、これはもう橋梁だから、もうほとんどゼロと考えれば良いと思うんですが、これも一つルーティン化の中で、こういう工事でしたら、もう切土盛土は橋梁であればいりませんと言うか、ゼロというふうに考えて良いんですよね。若干あるですかね。
《都市計画課》 多少あります。ここ、橋脚ができて、橋ができてしまって、最後の区間が盛土になります。現道にすり着くまでがね。
《委員》 これも一つの数量化と言うかルーティンで、その単位は少なくても書いていただければ。統一ですね。先ほど、道路課の方が、帰ってから、事務局の方に是非、単位は千立方の場合もあるしそのままの単位もあるんで、例えば立方メートルで単位は統一して、そして、都市計画課も道路課も、そういう環境への配慮の一部としては、それを明記していただくと言うことがあればすっきりするかなと思いますので、よろしくお願いします。
《都市計画課》 はい。これちょっと事務局と調整して、道路課と合わせます。
《委員》 よろしくお願いします。
《議長》 外、よろしいですか。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。言葉の意味なんですけど、環境のところで排水性舗装って言う、ここに言葉が出てきましたけど、あれは排水性舗装。塗装。舗装じゃない、塗装だね。
《都市計画課》 低騒音舗装とか排水性舗装とか。
《委員》 どういうことなんですか。
《都市計画課》 空隙率のある舗装になります。降った雨が舗装の5センチメートルの厚みの中に空隙率が。普通のやつは、舗装はないんですけど、20パーセントとか空隙率があって、染みこんできます。高速道路とか走ったら、車の後ろの着いたら巻き上げてきて、昔のやつは後ろに着いたら見えなくなると思うんですけど、今の舗装はそう言うのを無くすちゅうか、低騒音を兼ねてるんで、巻き上げがないんで、非常に走行性が良いという。音もちょっと低い音で低騒音になりますので。そう言う舗装を排水性舗装とか低騒音舗装とか言い方をします。
《委員》 騒音対策の項目の中に書かれてあるのでね。
《委員》 今のところですけど、本来は舗装部分に水が入ったり、保水と言いますかね。そう言う為に空隙を付けた道路の舗装が良いと言うことでされたんですけど、結果としては騒音対策の方に非常に効果がある舗装だったと言うようなことになってるんじゃ。あんまり舗装とか、或いは保水した水が蒸発して温度を下げるとか言う効果も期待してあったんですけども、実際は何か、さっき言ったように騒音対策がいちばん効いてるんかなと言うことのようです。
《委員》 騒音に対する効果があると言うことなんですね。いちばん大きいのは。
《都市計画課》 そうですね。試験結果では、低騒音と言うのがありますので、道路事業なんかでも環境対策事業で低騒音をやっております。
《委員》 所謂タイヤのスリップ音が非常に違う。空気を押しつぶすようなかたちで。
《都市計画課》 しゃーっと言う音じゃなくて、ブー。ちょっと低い音。
《委員》 ちょっと確認を。よろしいですか。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 二つ。県道状況に書いてある現道はどこを指しているのかと言うことと、それからBバイCが1.8から2.4に上がった理由は何ですか。
《都市計画課》 現道は、市道側の。
《委員》 どこで交通量を計ったかと言うことですか。
《都市計画課》 萩原鬼崎側です。芸館と下郡、光吉から来た交通量センサスのポイントは、こちらの197号よりも超えた、このあたりになります。
《委員》 ここで言ってる歩行者自転車もそこを通ったと言う。
《都市計画課》 現道はこちらを。
《委員》これは確認だけで。そっちの右に回り込んだ陸橋を越えてるんですかね。一本ありますね。BバイCは何で増えたんですか。
《都市計画課》 BバイCの増加は交通量の増加によるものでございます。平成11年センサスから平成17年センサスを活用いたしまして、BバイCを再算定した結果の差でございます。
《委員》 11年から17年のセンサスでどれぐらい増えたんですか。交通量。
《都市計画課》 それともう一点、ここは、バイパス区間になりまして、想定の配分をしておりまして、その区間交通量が、想定している分が増えていると言うところで。量はちょっとお待ち下さい。
《議長》 よろしいですか。
《委員》 いや、全然良くないです。前回、17年度で評価して、17年度のセンサス結果は使ってないんですよね。11年のセンサスのを流用してるんで。本来、やろうと思えば、前回も17年センサスの概算は出てたはずなんで、発表前の数ヶ月前には数値は分かってるはずなんで、使おうと思えば使えたはずなんで。
《都市計画課》 申し訳ありません。手元に交通量のデータが出てないんですけども、今回の2.4の数字は、17年センサスを元に新しくネットワークを組みまして、配分をし直した交通量を元に算定をしております。で、前回の部分につきましては、その前のセンサスを元に交通量配分をいたしまして、それを元にしております。で、前回の時に、何故、17年の交通が使えなかったのかと言うことなんですけど、正式なデータとしては、交通量を計った後に、翌年、若しくは翌々年ぐらいにしかデータとしては出てこないものですから、それを使えなかったと言うことです。
《委員》 いや。表向きは1年かかるんだけど、速報値、内々で持ってたんじゃないんですか。国調でも速報値はすぐ出ますよね。概算。
《都市計画課》 データそのものを使って、それからまた配分をしておりますので、ネットワークを組みまして、完成後のネットワークを組みまして、そこでまた配分した交通量を用いております。それに時間を要しまして、出ていないと言うことです。前回の分につきましては。
《委員》 次のセンサスはいつですかね。今年かな。よく分かるんですよ。特にこういう都心部におったら、センサスで調査ポイントのところを取って、ネットワークでどれだけ、交通量がどこにどう流れてるかを推定する。で、将来、ここに流れるだろうからと言うのは分かるんですが、ちょっとかなり劇的に上がってるんで、ちょっと質問したと言うわけで、先ほどから何か出てるので言えば、そのあたりの説明は付けておいてもらった方が資料を公開した時に、何故?と普通は思うので、文章でよろしいので一言コメントを入れておいていただければと。
《都市計画課》 分かりました。事務局としましても、この数字の変化は何故と言うのがありましたので、その根拠を調べた結果、交通量が大幅に伸びてる言うことが分かって。数字そのものは、ちょっと手元になくて申し訳ないんですけど。
《委員》 はい、結構です。
《議長》 はい。じゃあ、それは良いですね。説明を加えて下さい。外はないでしょうか。
(一同無しの声)
《議長》そ れでは、ご意見もだいたい出ましたので、この件については、対応方針案継続となっておりますが、継続が妥当であると言うことでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 ありがとうございます。それでは、この事業については継続として答申いたします。
《議長》 次の10番目。都市計画道路事業、竹田玉来線についての説明をお願いします。
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都市計画道路事業 竹田玉来線
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《都市計画課》 都市計画道路事業、竹田玉来線事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。では、ご意見をお願いします。
《委員》 費用便益内訳書の中の交通事故減少便益と言うのがありますよね。この工事では、ここはゼロになってて、この前の下郡中判田線は、何かすごいおっきい数字があったんですよ。次のを見ると、次のもゼロになってるんですけど、この交通事故減少便益と言うのは何のことなんでしょうか。
《都市計画課》 竹田玉来線の交通事故減少便益がゼロなのは、これが簡易算定をしたものでございまして、交通事故率を反映できていないからでございます。
《委員》 すいません。ちょっともう一回言っていただけますか。交通事故そのものの、何て言われたんでしょうか。
《都市計画課》 事故率が、結果に反映されていないと言うことでございます。
《委員》 この交通事故減少便益って言う項目が、今まではなかったようなんですが、こういう項目を付けたり付けなかったりと言うのは、その担当の課の方によって違うんですか。
《都市計画課》 いえ、BバイCは、必ずこの三項目になるんですけども、今回、簡易算定と言うのは、こちらの方で手計算をした数字でございまして、その時にその効果が反映できないと言うことでございます。
《委員》 もう、今回は簡易計算だけ。
《委員》 多分、業者へ出すと、道路の形状からマニュアルに沿って、ここ、数値が出てくると思うんですけど。で、ただ、手で計算されたと言うのは、多分、大急ぎで計算していただいたと思うんですよね。皆様の方でですね。その時に、なかなか難しくて出てこなかったと言う理由だと思います。で、ただ実際に欲しいのは、ここでどれぐらい交通事故が起こってるぐらいは上げて欲しかった。つまり、何故かと言ったら下に書いてるでしょう。交通事故の減少と安全性向上と書いてる限りは、ここでどれぐらいの交通事故があったかは、やっぱり道路課の方へ問い合わせて、或いは警察の方へ問い合わせて、どれぐらい交通事故があった。或いはそれに類似の事故があったと。で、それの回避が可能になると言うことは、これはBバイCが1を越えてたら、この文章だけでも良いんでしょうけど、越えてない現状も考えて、そのあたりは、交通事故、これだけあっていて、それが改善される見込みですと言うことでもだいぶ違うと思うので。或いは、ほとんど人が通ってなくて、交通事故が今まで起こったことがありませんと言われたら、これ、ちょっと難しくなるんですけど、そのあたり工夫が必要かと思います。ただ、ここ、下にその他の効果でこれだけ6ポイントほど上げてもらってるのは、外のところに比べたら非常に丁寧に書いてあるなと思って良かったなと思ってるので、その裏付けになるデータも、やっぱりあとで把握されて、どこかで答えられるようにしていていただきたいと思います。
《都市計画課》 事故データにつきましては、確認させていただきたいと思います。
《議長》 外に。
《委員》 それからもう一個、肝心なことを言い忘れました。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 再評価の時のこのBバイCは良いんですけど、残事業でBバイCを計算したら、多分、だいたい2点なんぼになるはずなんで、それも入れておいてください。今、暗算で計算したらそれぐらいかなと思うんで。
《都市計画課》 2.5。
《委員》 2.5ぐらいになりますよね。ですから、それはそこへ書いておいてもらったら、我々としても安心してここの残りの事業はサッサとやって下さいと言うことになると思うので、よろしくお願いします。
《議長》 じゃあ、以上の点、よろしくお願いします。
《委員》 再評価書の環境配慮にしろ、パワーポイントの方でも環境の配慮を明記していただいてて、今回ちょっと、切土盛土も明記していただいてることは、非常に分かりやすいなと思いました。それで、搬出土で、トンネルの残土は近隣の竹田市の公共用地と言うふうには、お話しされましたけど、その公共用地の環境ですね。里山なのか、或いはどのような状況で。で、もし前回みたいに、蒲江の方でしたっけ、西野浦でしたっけ、のあたりでは、そう言う調査も。影響調査と言うか、後追い調査もされてたんですけど、そのあたりのちょっと具体的なところをお聞きしたいなと思いまして。公共用地の環境って、どんな感じなのかなと言う。
《都市計画課》 残土処理としては、玉来川に、ここに魚住ダムちゅうのがあるんです。その背後地を、市有地がありまして、そこを今、盛土を今回させていただいて市の方で防災訓練とかするグランド的な用地として使用する予定です。
《委員》 活用すると言う。
《都市計画課》 はい。
《委員》 ダムの周辺の里山みたいなところを埋め立てると言う感じ。
《都市計画課》 そうですね。
《委員》 はい。特にそれは、所謂貴重な生き物とか、そういうものは出てなかったと言うふうに解釈してよろしいでしょうか。
《都市計画課》 それはあんまりしてないですけどね。
《委員》 そのあたりを今後、ちょっとそういうのもそのうちに意識していただいて、先ほどのようなかたちの手順みたいなのを踏んでいただけるとありがたいなとは思います。
《議長》 外はよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 それでは、この件については、事業者の方では対応方針案として継続と言うことになっておりますが、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。
《議長》 次に11番目。都市計画道路事業、鶴崎駅前松岡線についての説明をお願いします。
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都市計画道路事業 鶴崎駅前松岡線
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《都市計画課》 都市計画道路事業、鶴崎駅前松岡線事業説明《都市計画課》都市計画道路事業、鶴崎駅前松岡線の事業説明。
《議長》 はい、ありがとうございました。では、ご意見お願いします。
《委員》 すいません。さっきの工事済み区間のところのをちょっともう一回見せていただきたいんですけど。道路が広がった部分の写真がありましたよね。もう一つ前です。それの歩道の真ん中に立っているような、それは何でしょうか。
《都市計画課》 これは侵入しないようにした、車止め。
《委員》 じゃあ、これが完成した状態なんですか。歩く人は、これの左右を歩行するってことになるんですか。
《都市計画課》 そうなります。この車止めがないと、この幅の中を車が走れる幅がありますので、間違って走ると言いますか、意図的に走る方もいらっしゃるかと思いますので、それを避けるためのものでございます。
《委員》 何か、ちょっとしたらかえってつまずくかなとか思った。
《委員》 あの幅は、車いすは通れる。
《都市計画課》 通れます。
《委員》 自転車なんかは、車道のこっち側ですか。
《都市計画課》 自転車は、基本的には車道です。
《委員》 車道の横。
《都市計画課》 はい。
《委員》 車道ちゅうか、向こう側ですよね。
《都市計画課》 ここは自歩道はです。
《委員》 自歩道なんですか、そこは。
《都市計画課》 自転車も走れます。3mございますので、整備としては自転車歩行車道になってます。
《委員》 何かでも、自転車もあって。子供たちも通るわけでしょう、たくさん。そういうようなものがずっと、歩道の真ん中にはずっと付くんですか。
《都市計画課》 車が縦方向。
《委員》 車が上がる両側に。多分。
《委員》 田舎で少ないから見かけないんでしょう。町中は多いですよ。大分市内とかは、5mの歩道とかあって、真ん中に、ポールと言うんですが、あれがいっぱいあるところがたくさんあります。
《都市計画課》 庄の原佐野線って、新しく、こういうふうに。
《委員》 じゃあ、自転車なんかは、歩く人がなかったらどっちを通っても良いかも分かりませんけど、分けるんですかね。
《都市計画課》 自転車が、これが今、問題になってるんですけど、どちらかに決めると、自転車だけで離合するところ。右へ行って左行くところをつくらな悪い。それで今、歩道の中で自転車とのぶつかり合いが出て、今、社会実験とかして、自転車をどこを走らせるかちゅうのが非常に今、問題になってる。この場合は、今、この中で自転車がどこと言うラインを決めてませんので。決めてるところもあります。こちら側を自転車がずっと走るとか。こちら側が人間ですよとか言う、決めてるところもあります。この場合はまだ、今、工事中であって完成なんですけど、そこまでの位置指定はしてない。じゃけん、ラインを引いて、自転車ここを通りなさいと決めてるところもあります。
《委員》 今度、現地に視察に行きます。
《都市計画課》 自転車も通ってくれないし、上下方向がありますから、自転車が1m1mじゃけん2mいるんですね。離合するのに。
《委員》 朝、通学なんか、やっぱり小学生だけじゃなくて、外の中学生とか高校生とか誰が通るか分からないんですけども、色々渾然一体となって通ると思うんですよ。その時にどうなるのかしらって今、一瞬思いましたけどね。
《都市計画課》 歩道の課題が、今からそう言うのが出てきます。市の中心部でも今、社会実験とかやって、自転車をどこを通そうかと言う格好で、大分市も駅前からどういう位置を自転車が走らせるかとか言う社会実験をやってますので。もう、どうしても人間とぶつかり合うんですね。
《委員》 でも、朝、緑のおばさんじゃないけど、誘導する方が出たりして下さるのかしら。とりあえずは。
《都市計画課》 このへんは地区のピーティーエーとかも出て。交差点には出てますけど、この全部の道路にはなかなかそこまではないと思います。
《委員》 すいません。何か、学校の近くだけが最後に工事が残ったような感じがするんですけど、普通に考えると危ないから、子供を優先にするなら、そこ、先に工事はできなかったんですか。何か、学校の近くが残ってますよね。
《都市計画課》 今、学校が動くんですよ。合併とかいろんな格好で。歩道を造っていくと、その学校がなくなって、どこか大きいところに行ったりするんで。ここ、松岡小学校も、最初は生徒数が非常に少ない学校であったんですけど、パークプレイスの公園通りができて、あの学校区になって、今、公園通り、上から下にみんな下りてくる。非常に大きな学校になって。この197バイパスとこのへんをやる頃は、あのへんにもうほとんど人がいなかったんですけど、今、でけて、やっとやりかけたら、もうちょっと、追っつかない状況になってきております。
《委員》 先ほど、環境の配慮の写真があったので、ちょっとそれを見せていただいて。思わず樹種のことかななんて思ったんですけど、その緑の方の街路樹はどんな。
《都市計画課》 ホルトの木が使われてます。
《委員》 ああ。所謂市の木なんですね。今回、またバカの一つ覚えで恐縮ですが、盛土切土のやつを入れていただいて、そうすると埋め立てと言うのがいちばん環境に影響があると。その次に植生ですよね。その次に動植物のビオトープ。この場合だったら木と鳥や虫は、かなりビオトープも同時にできてるというふうにこちらの方では解釈できるので。分かりました。とても良いことかなと言うふうに感じました。ついでにそういうことで、また、是非ルーティン化で入れておいて下さい。土の方の。
《議長》 これ、平成22年度が7千500万ですか。いちばん何か、工事が進まないみたいな感じになってますね。一方で、もう25年まで延ばしたと言うことですが、もうちょっと早くとか。これ、地元の要望は強いようですが、22年度、どうしてこんなに少ないんですかな。進捗率が。
《都市計画課》 これにつきましては、街路事業全体で調整した結果になっておりまして、本年度来年度で、街路事業の大プロジェクトであります連立事業が最大のピークを迎える状況になっております。ここにある一点、集中投資する必要がございまして、それ以外のところを少し辛抱したかたちになっております。
《議長》 どこに集中。
《都市計画課》 大分駅の高架化の連立事業でございます。これが23年度末に開業する予定になっておりまして、それに集中したかたちになっております。
《議長》 分かりました。外はよろしいでしょうか。
(一同無しの声)
《議長》そ れでは、意見も一応出そろったようですので、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。聞こえました。では、この事業については継続として答申をいたします。
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広域河川改修事業 矢倉川
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《議長》 次に12番の広域河川改修工事、矢倉川について説明をお願いします。
《河川課》 広域河川改修工事、矢倉川事業説明
《議長》 次に12番の広域河川改修工事、矢倉川について説明をお願いします。
《河川課》 広域河川改修事業 矢倉川の説明
《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見、お願いします。はい、どうぞ。
《委員》 この矢倉川の改修の上位計画と言うか、多分、大野川の上流の整備計画があると思うんですけれども、それとの関連をもう一回お願いいたします。
《河川課》 大野川の上流の河川整備計画、ございます。それは河道改修、本川が30分の1。玉来ダム。これができますと80分の1と言うかたちになっておりまして、本川30分の1。それから矢倉30分の1と言うことで、川だけで見ますと、それは合ってる言うかたちになっております。
《委員》 玉来ダムとの進捗状況との関連。今回の事業との進捗状況との関連は如何でしょう。
《河川課》 玉来ダムにつきましては、従前より調査を行ってきておりまして、実は、昨年、国の方で治水の見直しと言うことで動きがあっております。ダム自体が、全国的に今、2年ぐらい、ちょっと中断のような動きになってますけども、玉来川ダムにつきましては、隣の稲葉ダムが今年の2月に竣工、湛水もきちっと終わりまして、引き続いて工事着手予定でございました。それで、今後、10年以内には絶対に玉来ダムについても竣工する見込みと言う事業ペースで来ておりましたけど、ここ1、2年の足踏みと言うのが少し影響するかもしれません。それでもこの先10年のうちには終わるという見込みを持っておりまして、この当ダム、矢倉川の改修が平成26年ですから、矢倉の方が少し改修が先行して終わると思います。それから少し遅れて玉来ダムができあがると言う流れになるんではないかと、我々は想定しております。
《委員》 矢倉川と玉来川の関係でいけば、どちらも30分の1で、河川どうしの話だから、今回の事業については大丈夫という。玉来ダムができるできないに関わらず大丈夫と言う言い方はおかしいですけど、想定される水害については大丈夫と言う理解でよろしいでしょうか。
《河川課》 平成2年の水害と言うのは80年確率規模の水害でございました。で、地元の皆さんは、この平成2年の恐怖と言うのがなかなかぬぐい去れていらっしゃらないと言うのが現実だと思います。で、今、申し上げましたように、本線は30分の1で改修が終わっておりますので、矢倉川もそれに合わせたかたちで、平成26年の完成を見込んでいる。それに遅れて2、3年のうちには、上流に玉来ダムができて、本線が80分の1確率に上がっていくと言う流れになろうかと思います。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 まず環境への配慮と言うところで、スライドを前回、増やしていただきました。それで、一番大事な澪筋。それから特にビオトープと言うか、動物の生息環境である河畔林のところのあれを守る。これ、とても良いことだと思いました。ちょっと気になったのは、私、ちょっと言い忘れたのかもしれませんけど、ここで掘削して更に防災、洪水対策にもなるんだろうなと思いつつ、今、切り土と盛り土と、その残りの残土処理のことを非常に、今までの課の人にもしつこくルーティン化して下さいと言うことを言ってきましたけど、かなり削りますよね。そうすると、その残土みたいなのはどんな感じになるのかなと言うのが気になりまして、そこのところ、ちょっと補足説明をいただければ。
《河川課》残土につきましては、基本的に公共事業同士で流用すると言うのを大原則にしております。で、特に私も去年竹田土木におりましたので、竹田管内は特に、少々離れていても流用すると言うかたちを取っておりまして、どこかに持っていって変な処理をすると言うことはないと・・。
《委員》原則、公共工事のところで流用をするという・・。
《河川課》 河川同志というのはなかなか難しいので、例えば河川と道路であるとか、そういうかたちで流用をお互いにしていくというかたちを取っております。
《委員》 是非、環境への配慮の中に、その盛土切土と残土処理の方の運用計画。表で、実は他の課の人にはお願いしたんですけど、また是非、そう言う形でちょっとルーティン化していただければありがたいなと言うふうに思いました。中身ついては分かりましたので。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 事業費に関してなんですけども、堤防とか橋とか用地補償とかいろいろ費用があると思いますけど、ここにその他と言う項目が上げられておりますけども、この中にはどう言ったものが含まれますか。
《河川課》 今、そこに上がってない項目といたしましては、測量試験費。要するに現地の測量費であるとか、例えば橋梁を造るにいたしましてもボーリング調査とかいたします。そういった地質調査。或いは用地を買うための登記簿調査。誰の持ち物であるとか、そういった調査を行います。そう言ったお金が、そこにその他と言う項目で積み上がっています。
《委員》 これは、やっぱり課によって項目の分け方も違うんですね。さっき、道路課なんか、もちろん工事の内容が違うから違ってくるのかも分からないけど。前の時では、測量試験とかいろいろ項目が上がってましたけども、こちらはその他と言う項目の中に収めていると言うことは、課によって記述のしかたが違うと言うことなんですか。これは一定化されてないのですね。
《事務局》 すいません、事務局から。そこらへんは次回以降の再評価書の中では統一をさせていただいて記述をして、で、できるだけその他とか言う不明確な部分は排除というか除けて、全て分かるように記載をさせていただくようにさせていただきたいと思います。
《委員》 よろしくお願いいたします。金額が嵩んだりすると、その他って書かれても、一体ここには何があるのだろうと思って、かえって不審に思ったりしますのでよろしくお願いいたします。
《事務局》 修正をさせていただきます。
《委員》 はい。
《議長》 外はございませんか。
《委員》 一つだけ。当初計画から6年遅れる理由のところが、特に稲葉ダムの工事に集中投資するためと言う記述が入っていて、ほぼ終わってますよね、稲葉の方は。玉来、先ほどおっしゃったように、いつ着手できるか政権の都合もあるので分からないと言うことなんですけれども、これ、現在時点でも平成26年度までかかる予定ですか。つまり、玉来が遅れている間に集中投資、こちら側で進捗が早まる、1年ぐらい早期に完成にこぎ着けることができるとか、そう言うことはないんですか。
《河川課》 一応、河川事業と言うか、治水事業に対する全国的なシェアと言うのも、もう右肩下がりになってきております。それは平成14年ぐらいをピークに、非常な下がり方。特に治水事業に関しては下がってきているという状況がございます。その中でこれまでは、県としてはやっぱり稲葉ダムと言うのが、何とかこれを一つやり上げたいと言うことで力を入れてまいりました。で、予算もかなり投入してきました。で、やっと玉来ダムと言うことになって、予算が、じゃあ伸びるのかと言うと、やはり今年の予算も実は、国交省全体で15パーセントぐらい減になっておりますし、治水はもっと減になっております。なかなか、補助事業で我々やっているという中で、どうしても県の思い通りに進まないと言うのはございます。ただ、気持ちの中では、治水事業と言うのは大事な事業ですし、地元も望まれている事業ですので、できるだけ伸ばしていきたいと言うふうに国には、我々も常に伝えておりますし、できるだけ早く終われるように努力していきたい。
《委員》 残り事業費、多分、3億ちょっとだと思うので、何とかメリハリ付けてできないのかなと言うようなのが率直な感想なんですけどね。特にダムをストップさせたんであれば、国交省15パーセントカット、多分、外の省庁より先に達成しているので、ここのところは、実は、河川の整備と言うのは非常に重要な話だと思うので、陳情かたがたよろしくお願いしたいと思うんですけど。
《議長》 あとはよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 それでは出そろったようですので、この事業につきましては事業者が申しております対応法思案、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。ありがとうございました。では、この事業につきましては継続と言うことで答申をいたします。
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海岸環境整備事業 安岐海岸
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《議長》 それでは次に13番の海岸環境整備事業、安岐海岸についての説明をお願いします。
《河川課》 海岸環境整備事業、安岐海岸事業説明
《河川課》 海岸環境整備事業、安岐海岸の事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をどうぞお願いします。何か。はい、どうぞ。
《委員》 環境への配慮と言う部分で、もちろん防災がメインでされたんでしょうけど、環境整備事業みたいな藻場ができて、そこ魚介類と言うか、要するに里山の生き物の住み家ができるわけですね。そう言う意味で、環境の配慮という部分で、一部、生態系と言うことも書いてありましたし、それから景観も、離岸堤が外れのところに一つだけ残ってるようになってましたよね。あれも惜しいなと思うんですけど、あれも本当に景観が良くなると。特にそれだけ、今、生物多様性の時代なので、事前事後である程度は調べてあると言うか、事後は、これだけ増えるという、そういう調査の予算もあるものなのでしょうか。
《河川課》 この事業については、特にモニタリングと言うのはないんですけれども、特に、今、県の中で磯焼けって言うことが言われていまして、一部の学識経験者の方が、この間お見えになりましたです。この海岸でちょっと実験的にやってみないかと言う投げかけもいただいております。少しそのへんを検討をして見ようと思ってまして、単独費を僅かですけど入れてみて、そう言う試験的なものもやってみたいなというふうに我々は思ってます。
《委員》 是非それは、本当に環境への配慮に関しては、これはすごく期待できるものだと思いますので。景観を見て一発で分かるものかもしれませんけど、そこら辺の数量化のところは期待しております。それと、これも紋切り型で恐縮ですけど、先ほどの全事業に関して切り土盛り土、この場合はどう言う表現になるのかよく分かりません。土は。ゼロゼロでも構わないので、是非、残土の処理も含めて、これはもう環境整備事業ではあるんですが、環境への配慮のところを作っていただいて、ルーティン化していただければありがたいなと言うふうに思っています。きっと外のいろんな担当の部署で、公共事業で、その残土を行ったり来たりすることになる方が一番良いはずなので、そう言う意味で、是非、直接関係なさそうな部分も、ゼロでも構いません。ゼロに近いものでも構いませんので、是非、それはまた今後のと言うことで結構ですので、期待しております。
《委員長》 はい、どうぞ。
《河川課》 今のについてちょっと補足で恐縮なんですけど、現地の調査に来ていただいた先生には地元の土木事務所の職員がご説明いたしたんですが、藻等も生えてきておりますのと、それと地元の漁師さんの聞き取りによりますと、サザエ等が人口リーフのところに以前より増えているという状況は認められると。だから、少なくとも環境には悪い方向には向かっていないと言うのは確認できました。すいません。ありがとうございます。
《委員》 是非、プラスになると思いますので、そういう数量も含めて、そういう良い事例の一つになると思いますので、数量化の方もご努力いただければと思います。
《議長》 外に。はい、どうぞ。
《委員》 再評価書の1ページ目のところに事業の進捗状況が書いてあるんですけど、人口リーフが進んでいると言うのは良く分かったんですけども、昨年度末で33パーセントの進捗状況で、これから、ちょっと費用的に見ると、緩傾斜護岸の方が、かなりまだかかるのかな。或いはもっと事業的には年度が伸びるのかと言うことで、どのへんにどういうふうに、また費用がかかりそうなのか、本当にこれから先、事業が大丈夫なのかなと言う見通しも含めてお願いしたいと思います。
《河川課》 再評価書の事業費の推移のところのラインを見ていただきますと、17から20ぐらいが6千万という時代が続いております。この時代は、全国で海岸と言うか、コンクリートの護岸が被ってしまうと言うことで、全国的に批判を浴びた時代でございまして、この頃に大幅に海岸事業と言うのが予算が下がってきたと言う流れがございます。当県においてもずっと下がっておりまして、このへんの割合で申しますと、例えば、やはり平成14年の比較で行きますと、16年ぐらいが、14年比で0.65。それから18年になりますと0.46。それからずっと下がりまして、20年は0.36と言うぐらいに事業費が下がってきております。その中でどうしても先行する海岸。例えば宇佐の方の海岸とか高潮系の海岸を先に工事を終わらせようと言うことで、集中投資をやってきました。で、高潮の方も実は、平成の20年に終わりまして、その後、21年から本来のこうした安岐海岸の方に予算を回すことができるようになってきたというふうになってきてます。で、22年度は2億と言う予算が、去年より5千万ぐらい増やして付けてると言う状況で、23年以降は、大分県で整備するのは、この安岐海岸だけと言うことになってまいりますので、一つの海岸だけに集中投資するというかたちにいたします。そうしますと、負担金の問題もありますけど、だいたい3億ぐらいは付けられるんではないかと。そうしますと、残事業費を合わせまして、だいたい平成28年ぐらいには終わるだろうというふうに踏んでおります。で、先ほどご質問がありました緩傾斜護岸につきましては、この川堤と川堤の間、どうしても浜がえぐれてくる傾向がありますので、そこを守ると言うことで今、予算計上をしておりますが、これは状況を見て、砂が付いて護岸が必要ないという状況になれば、これはもうしないまま、砂が付けばやらないと言う方針を持って臨みたいというふうに思っております。
《委員》 続いてすいません。もう一つ。津波がまた、海底地震に関連していろいろ問題になっていると思いますけど、津波についての記述はなかったような気がしたんですけど、そういう検討と言うのは為されてないんでしょうか。あんまり問題ないのか。東南海地震と言うか、問題があったと思いますが。
《河川課》 ちょっと津波については、この資料の中に入れてないんですけど、この国東方面になりますと波高が2m50ぐらいだったと思うんです。津波による影響の波高と言うのがですね。県南に行きますと6mとか言う数字が出ますけども。今の流れで行きますと、十分津波には持ちこたえるのかなと言うふうに、私は思っております。ちょっと詳細なデータ、今、持ち合わせておりませんので、感覚的なご返事で申し訳ないんですけども、津波に対しては大丈夫だろうというふうに思っております。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 すいません。海岸事業なんですけど、河川課さんが行うって言う、港湾とか漁港さんとかあるんですけど、河川課さんは、環境に対してずっと配慮されてきたので、海岸でも安心して見ておられるんですけど、そのへんはどう言う切り分けになってるんでしょうか。
《河川課》 これも古い流れで、元々海岸の管理をしているところは、例えば港湾区域、港ですね。港湾区域と言うのは、港湾管理者がやっぱり海岸を管理している。そして漁港区域。漁港の中。そこの海岸は漁港管理者が管理してる。それからもう一つ別に農林の。例えば背後地が保安林であるとか、そういったところは農林が護岸整備している。それ以外のところが国土交通省。今言う、我々河川課が管理すると言う流れになってまして、なかなかそこの縦割りが排除できていない状況になってます。どうしても管理上の都合と言いますか、背後地、或いは海域の利用と言うか管理の具合で、一番目が行き届く者が事業をすると言う流れになってまして、一般の方には非常に分かり難い流れになってのは、ちょっとこれは申し訳ないと思うんですが、そういうことでございます。
《委員》 外はよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 では、この意見も出そろったようですので、これは事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると言うことで認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。では、この事業については継続として答申をいたします。
《河川課》 ちょっと一言よろしいでしょうか。
《議長》 はい、どうぞ。
《河川課》 先ほど矢倉川の関係で、玉来ダムの見直しが行われつつあると言うことを申し上げました。今、国が出してる方針の中で、色々と地元と意見調整をして、オープンな場で、本当に必要かどうかと言うことをずっと協議しながら、最終的には皆様の事業評価監視委員会の意見を伺いなさいと言う流れになっております。で、我々は早急にこのへんの作業を地元とずっと進めてまいりまして、おそらく年度末、3月までには皆様にまた、玉来ダムについて、また最終的にお諮りをしたいというふうに考えておりますので、その際は是非、よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
《議長》 はい、ありがとうございました。それでは、暫時休憩をいたします。3時35分に始めましょう。
(休憩)
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地すべり対策事業 明礬地区
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《議長》 第14番、地すべり対策事業明礬地区について説明をして下さい。
《砂防課》 地すべり対策事業明礬地区事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。意見をどうぞお願いいたします。はい、どうぞ。
《委員》 抑制工の方はだいぶんされているようですけど、集水井等の抑止工と言うんですか。が、何カ所ぐらいされているのか教えていただきたいんですが。
《砂防課》 すいません。抑止工に関して言いますと、Cブロック、Eブロック、Dブロックの下部、こちらに対して施行しています。今、おっしゃられた集水井工の方は、水を抜く方になりまして、実際のところは抑制工の方に入っておりますので、今、C、E、Dと回答いたしましたのは、鋼管杭工と法枠アンカー工、こちらの方をお答えしております。
《委員》 合わせて、じゃあ、集水井の方は。
《砂防課》 集水井におきましてはDブロック。こちらに一箇所、施工しております。
《委員) ちょっと、パワーポイントと言うか、写真では大きさが分からないんですけど。この、地すべり活動状況の次のパワーポイントに写真が付いてるんですけど。今の。どれぐらいの直径と言うか。
《砂防課》 集水井の直径の方は、3.5mになります。
《委員》 深さはどれぐらいあるんですか。
《砂防課》 深さについては、8mとなっております。
《委員》 はい、ありがとうございました。
《議長》 外にございませんか。はい、どうぞ。
《委員》 現地の方に行かせていただいて、本当に必要だなと感じたんですが、環境の配慮の方で、ここの法面保護工に緑化を積極的に取り入れて、確かに緑になってて、実際にあれがちょっと隠れてた状況は覚えているんですが、あれは、いちばんひどいと言うんでしょうか、CとかEブロックあたりだったんでしょうかね。これは、緑化はどんな緑化に。樹種とか、選んだ種類とか、そんなのもちょっと話していただければと思います。
《砂防課》 一応、ここが温泉地帯と言うことで、非常に地熱が高いと言うこと。それと酸性が強いと言うことでございました。で、基本的には土を掘削する切り土工と言うことでやっております。表面的にどうしても土が出てきた、その保護と言うことで、法枠の中だとかそう言ったものの中に、比較的にそう言う耐酸性の強い植物と言うことで、野芝、イタドリ関係を植林をすることにしております。で、在来種でございますので、基本的にはちょっと長い期間経ちますと、周囲にある雑草類も入って来てまして、今ではかなり被っていて、夏場は非常に目立たないようなかたちになっているかと思います。
《委員》 低い木も低木類も、何か生えてきたような感じでしたね。
《砂防課》 はい。
《委員》 やっぱりそういうふうに在来種でやると、最初はちょっとあれかもしれませんけど、植生遷移で徐々に森になっていくと言うことで。その最初の段階の状況だったと言うふうに解釈すればよろしいでしょうか。
《砂防課》 はい。Aブロックの方がかなり昔にやったところなんですけども、そこについては、まだあんまり森にと言うか、かなり古いんですけど、林になったような感じではないですね。
《委員》 なるほど。先ほどの続きなんですが、切り土にされたと言うことで、やっぱり、どのくらいの土を取って、例えば盛り土で活用して、残りの残土の方ですね。実は各課で今、やっぱり残土処理の量的なものも分かった方が良いかなと思いましてお願いしているんですけど、ざっと口頭で。次回から是非、表にはしていただきたいなと思うんですけど、概ねどのくらい切り土で量が出て、どのくらい使って、残土はどういうふうにされたのかと言うのをちょっと口頭で結構ですので、分かる範囲で。
《砂防課》 全体で切り土と言うのは、排土工と言うことで、全体計画上2万1千立米ほど除けております。特にCブロックのところを除けておる。で、若干は地すべり面の全面、下部に盛り土形状で置いてます。ちょっとその量は把握しておりませんけども、ボリュームとしては、2万立米に対しては、あまり大きな数字ではないと思っております。と言うのは、円弧すべりでございまして、上部の力よりも下部の方のウエイトの方がかなり効いていきますので、感覚的に言えば2割程度ぐらいの使用量かと思います。あとについては、近くの残土処分場で処分をしていると思ってます。具体的な数値が手元にありません。申し訳ありませんけど。
《委員》 ちょっとこちらも事前の時に確認できなかったんで。是非、そう言うのもまた今後、次回の時に表にしていただければなというふうに思います。
《砂防課》 はい、分かりました。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 地すべりの時にいつも思うんですけど、もう次から次から対策工法が出てきて、いつも大変なあれだなと思ってるんですけど、それで、法的な規制で、あまりここに転入しないような規制はないんですかって、この前、お伺いしたら、地すべり防止法によって指定された地区って言うことで、大きなマンションとかは建てられないなって言う感じだったんですけど、往々にして越してきた人があとからいろいろ文句を言って、対策せいとかいろいろ言う場合がありますよね。それで、そう言う地区に指定されているって言うことは、宅地売買の時に重要事項の説明にはあると思うんですね。多分、こういう地区に指定されているって言うことは。その時に、今、いただいているような、過去にもすごくここは地すべりがあったとか、そういうことを分かりましたと納得して、でもここでやりたいと言うことでお家を建てられる分には良いと思うんですけど、そう言う情報がなくてそう言う地区とは知らなかったとか、良く理解してなかったって言う、あとから言われるんじゃなくて、事前にそう言う宅地売買の時にそう言う資料を添付して下さいとか、或いは建て増す建築確認の時にそういう情報を提供するって言うのか、県の方から。そういうことはお願いできないでしょうか。あまりこういう地すべり地区にどんどん資産が集積するのは好ましくないんじゃないかなって言う。私は思ってるんですが。
《砂防課》 確かにおっしゃるとおりでございます。ただ、ここの明礬温泉に関しましてはどうしても、地すべりと言いながら温泉地帯で、そう言ったものの温泉や湯治場として使われている。それと湯ノ花の製造もあると言うことで、非常に観光若しくは生計を立てるための家業としても使われているところでございまして、一応、法的な指定については官報等で告示はしておりますけども、地すべりを著しく助長する、誘発行為については行為制限がかかると言うことでお知らせはしております。ただ、土地の売買、それから開発行為につきましては別の法律と言いますか、今は土砂災害防止法と言うもので区域に指定して、そういったことを明らかにすると言う法律の方もありまして、そちらの方等で重要事項説明等については、今後、対応していくのかなと思っております。
《議長》 外にございませんか。
《委員》 一つよろしいですか。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 この地域ですよね。全体計画のところへ出ている、その地すべり防止区域の中での各ブロックの中で、スライドの中では過去の被災状況でCブロックで対策完了として出てますよね。16年で完了している。過去の被災状況と言うスライド。資料の方にはそういうふうに。Cブロックに関しては、平成9年から16年に対策完了と書いてあるので、これは完了してると確認してよろしいんですか。一つ。
《砂防課》 Cブロックにつきましては、平成16年ので、このブロックについては完了していると言うことで。
《委員》 完了してると理解してよろしいんですね。
《砂防課》 はい。よろしいですか。
《委員》 外に完了しているブロックはあるんですか。
《砂防課》 Cブロック、Eブロック、あとはAブロック。Aブロックは昭和40年代の施工で、今回の事業対象ではございませんが。
《委員》 何故そんなことを聞いたかと言うと、この事業そのものは、とりあえず今回スタートしているのが平成8年と言うかたちになっていて、平成8年からずっとやってきていて、平成8年の段階では、どのブロックが対象になったんですか。
《砂防課》 平成8年の時は、C、Eブロックです。
《委員》 CとEブロック。
《砂防課》 はい。
《委員》 その外のブロックは、要するに対策が必要な状況ではなかったという。
《砂防課》 早急に対策というかたちではないんですけども、C、Eの方に、地表面にかなり激しい変状が出てきましたので対策を始めております。外のブロックについても、概ね、昔動いたというブロックの形状が黄色のかたちで想定できておりましたので、C、Eを対策しながら外のブロックも地表踏査だとか観測を平行して行って、地すべりがあるかどうかを確認してきたと言う状況でございます。
《委員》 で、目標はどこにあるんですかね。つまり、最終年度は、これら全部のブロックについて安定すると言うところまで見るのかどうか。
《砂防課》 基本的には、この地すべり防止区域内の地すべりを、活動しているブロックについては対策すると言うのが最終目標でございます。で、今の時点で、外のG、Kについて今回、追加して審査していただいておりますけども、外のF、H、I、Jにつきましては、地すべりの形状はあるものの、今のところ活動が明確でないということで、具体的な対策工からは外しているかたちになってございます。
《委員》 これ、こういうのは特種ですよね。こういう事業計画の立て方と言うのは。つまり、事業計画進捗中に、例えば非常に安定しているI、H、Jのあたりですか。あのあたりがもし何もなければ、このまま行けば事業計画は何もせずに終わってしまうと。ところがその間に何かデータが出れば、ここも新たにやって、要するに終わりの事業計画を延長せざるを得ない状況になってると言うようなのは、外の公共事業の事業進捗の状況、或いは計画年度とはだいぶ性格が違うと思うんですけど、それでもやっぱり一応、終わりの年度と言うのは付けるんですかね。こういうものは。平成26年終了予定にはなっているんですけれど。つまり各ブロック毎に終了年度が出てきているわけではなくて、全体の終了年度しか出てないので、これは終わりがいつあるんだろうかと言うのが一つ、感覚としてありましてね。進捗状況何%言われるけども、逆に言ったら、ブロックを決めたので、そのブロック毎に何年度の終了予定ですと言うのが示されている方が理解しやすいと言いますか。つまり全部を何らかのかたちで、全部のブロックを何らかのかたちの対策を行っているんであれば、それは全部着手して、その当該の当初の工事が終わるのが26年度ですと言われたら、それは分かりやすいんですよね。その間に、途中で何かあったから、ちょっとここは他策を強化しないといけないと言うのが出てきたというのであれば、それはそれで延長でしょうと言うことができるんですが。これ、当初から、例えばI、H、Jと言う地域は、当初から安定しているので注視はしないといけないけれども、対策としては経費をかけてないですよね。ほとんど。そのあたりはどういうふうに理解していくのか。或いは、こういう事業計画なのでしょうか。
《砂防課》 基本的には地すべりの性質と言うのもあるんでございますけれども、I、H、Jにつきましても、一応、工事という着手はしておりませんけども、地表面の、歩いてみる、踏査と言いますけども、そう言う調査だとか、観測機器を一部付けて、地すべりの活動が今あるのかどうかと言う、そう言った調査についての事業着手はやっております。出、その中で必要なブロックについて取捨選択した中で、ここの防止区域について最終的に必要なものがG、Kブロックと言うことで、それの最終年を一応、全体計画の年度と持って来ているようなかたちになってる。
《委員》 ちょっともう一度だけ教えていただきたいんですけど。前にもちょっとお伺いしたかも分からないんですけど。観測、或いは地質調査、或いは観測等は、事業年度内で終わるんですか。それとも事業年度が終わっても、引き続き観測或いは地質調査は継続されるんですか。
《砂防課》 事業に必要な観測調査は、事業年度内で終わります。で、最終年度に、前年度に最終ブロックの調査を観測をして、必要性があれば最終年度に工事をして、一応、対策を終了します。ただ、最終年度、その工事をしたあとの効果の確認と言うのが必要になってきますので、それについては、基本的には単独費でもって次の年度の調査をやって、効果の確認をすると言うようなかたちになってます。実際上、その年度の中で、梅雨期と台風期に、雨の多い時期に観測をしまして、その雨の状況、推移の状況を見ながら、その年後半の工事を決めますので、その時にまだ非常に不安定な状況であれば、(不明)観測的にもう少し伸ばすと言うこともありますけど、基本的には計画年度の中で終わってしまうと言うことです。
《議長》 外はよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 それでは、意見等も出そろったようですので、事業者が申しております対策方針案、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については、継続として答申いたします。ご苦労様でした。
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中山間地域総合整備事業 荻地区、荻二期地区
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《議長》 それでは次、15番と16番の中山間地域総合整備事業、荻地区と、同じく荻二期地区は関連がありますので一括して説明をお願いします。
《農村基盤整備課》 中山間地域総合整備事業、荻地区、荻二期地区事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。それではご意見をお願いいたします。如何でしょうか。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。事業中の環境配慮と言うことで再評価書の方を見ていただいて、今のご説明の中では特になかったんですが、環境配慮の方は、水路工事のこの掘削土について、別事業で実施しているほ場整備の基盤土として利用したとか、そのあれ、ちょっと数量的にどのくらい。実際切土の量があって、それで盛土の部分はこういうふうに利用したよ。残りの残土の方、もう少し具体的にお話しいただければなというふうに思いました。
《農村基盤整備課》そ れでは説明をさせていただきます。本水路については管水路でありますが、基本的には道路下に埋設するようになっております。それに対して掘削して配管をしていくわけですけれども、その時に発生する掘削土について、ほ場整備の方に利用しましたが、量については、ちょっと今、把握をしておりません。申し訳ございません。
《委員》 こちらの方も事前の説明会の時に言うのを忘れてたんで、是非、おそらく量的なものも環境への配慮と言うところのパワーポイントに。実は他の課にも今、お願いしてるんですが、切土盛土、それから残りですね。足りない場合はどこから持ってくる。余ってしまった場合はどこに持っていくと言う量的なのを、1立方メートル単位ぐらいで、ちょっと数量化していただければありがたいなと思います。これは今後の要望と言うことでよろしくお願いします。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 パワーポイントの中で、末端灌漑施設の整備方針という中に写真があって、天水に頼る農家の工夫と言うのが小さい写真が付いてたんですけど、手作りの水槽って書いてあったんですけど、どれぐらいの大きさなのか。或いは、どの程度のところで利用されているのか。ちょっとそのへんをお尋ねしたいと思ったんですか。まず大きさはどれぐらいと言うか、いろんな大きさがあると言うことなんでしょうか。これの写ってるのはどれぐらい。
《農村基盤整備課》 すいません。ちょっと大きさについて。
《委員》 何メートル掛け何メートルと言うような。ハウスの横か何かにあるわけですかね。下は地面なんですかね。
《農村基盤整備課》 ビニールシートを敷いて、で、既設の水路とかからの水を一時的にためております。そして、多分、ここで、計っておりませんけど、4m掛け10数メーター。20mぐらいとか言うような状況で、好み図をポンプで上げまして、そして畑の中に灌水していると言うような状況です
《委員》 小規模なクリークみたいな感じで。
《農村基盤整備課》 そうですね。現地へ行きますといろんなタイプがありますけど、小さいものから、こういう大きなものまであります。
《委員》 いろんなタイプがある。個数で行くと、その地域に何カ所ぐらいありそうな。アバウトで結構です。何百箇所ちゅうことはないんでしょうけど。何十箇所。
《農村基盤整備課》 十数カ所。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 費用便益の内訳に関しての質問です。様式2の3ですね。その中の総便益の中の丸1が、農業生産向上効果と、丸2で農業経営向上効果と、二つに区切って上げておられますけども、この丸1って言うのは、農業系向上効果。丸2の中に含まれない、単独で1と2と個別に上げてるちゅうことは、理由が何かあるんですか。
《農村基盤整備課》 説明させていただきます。丸1番の農業生産向上効果なんですけども、これ、内容としては作物の量的な増加及び品質的に向上させる効果と言うことで、収量が増になったり、作付面積が多くなったりして、作物の量が上がると言った効果であります。で、2番の農業経営向上効果なんですけど、これは農道整備とか水路整備をすることで維持管理費の軽減や、走行経費の節減などと言った内容になっております。
《委員》 それで分けて書かれてあるんですね。
《農村基盤整備課》 はい、そうですね。
《委員》 それと、丸5の廃用損失額と言うの、これは何ですか。
《農村基盤整備課》こ れなんですけど、既設に施設があるんですけど、まだ利用できる施設なんですけど、それを廃止することでマイナスの効果と言うことで、廃用損失額と言うことで計上しております。
《委員》 はい、分かりました。
《議長》 外に如何ですか。はい、どうぞ。
《委員》 すいません。ちょっと理解不足なもんですから。荻地区の荻地区二期地区とか三期地区とかありますが、大蘇ダムの水は、三期地区とか全部、整備灌漑施設とかが整備が終わった場合に、全部満たすことができるような量になっているかどうかお聞きしたいんですが。
《農村基盤整備課》 お答えします。基本的に現在、荻地区と荻二期地区と竹田西部地区と言うことで事業採択。残りの部分が荻三期地区等、あるんですけども、基本的に全部の地区を満たすようなかたちで大蘇ダムは計画されております。ただ、現在、いろいろと漏水の話とかいろいろあって、今すぐ、熊本県も含めて、要するにこれを一斉に供給開始と言った場合について、国の方としてはそれを満たすだけの供給能力は、現在、難しいです。ただ、現在採択されている事業等につきましての量については確保できるでしょうというのが、今現在、国の方から言われていることでございます。以上です。
《委員》 すいません。それに関連して何ですけど、先日、見させてもらった時に、田んぼに関して、実験的に流してみたみたいなんですね。代かきなんかに関してはどうにか間に合ったけど、それ以外は漏水のために利用できなかったような説明があったと思うんですけど、今後も、じゃあ、そういう感じで、ずっと改良されない限り、それはそういうことなんですかね。
《農村基盤整備課》 基本的、先ほど、ちょっとあれなんですけど、2158ヘクタール、全部あります。大分県と熊本県を合わせて。それを全部供給するとなりますと、今の大蘇ダムの、漏水した量を考えますと、なかなか全部供給と言うのは難しいと言う話ですけども、今、採択されている畑だとか田んぼもそうですけども、そうした部分について、特に畑の部分につきましては先ほど申したようなかたちで、天水とかいうかたちで、用水供給源が現在ありませんので、大蘇ダムからの水のみと言うことになります。で、ただ代かき期、じゃあ、ハウスとか時期的なものが全て重なっているわけじゃありませんので、そこら辺の部分で時期をずらしながらとか言うかたちで畑の部分については供給できれば、当面のかたちでは、水は供給は、していけるのではないかと言うふうに思っております。
《委員》 けど、ハウスなんかに関しては、水田なんかも春、当然、水を使いますね。代かきなんかに。で、ハウスなんかでも春先、植え付けるものもたくさんあるわけです。畑地でもそうですね。春先に植え付けるのがたくさんあるわけです。それで、当然、共用して使わなくちゃいけない時期は、重なることは大いに考えられるような気がするんですけど、どうするんでしょうね。
《農村基盤整備課》 要するに水が、やっぱりいちばん使うのは、やっぱり水田団と思います。代かき期のですね。で、大蘇ダム全てに賄わなきゃならないのが畑と言うことになります。で、基本的に水田は、左下の大谷ダムと言うのが、これ、あります。大谷ダムと言うダムが。貯水量が150万トンですけど。このダムからの水が基本的には、まずは田んぼに行って、それで足りない時には大蘇ダムから補水すると。大蘇ダムに関して言えば、大谷ダムからの補水ダムだという位置付けでございます。畑に関しては、大蘇ダムの直接のダムだというような位置付けで、あくまでも大谷ダムからが、まず来て、それで代かきに足りない部分については大蘇ダムから収集していくと言うような計画を立てております。
《委員》 そうなんですか。はい、分かりました。ありがとうございます。
《議長》 外にありませんか。これは熊本と大分と両方で使ってますよね。水争い、喧嘩はないんですね。うまく半々ぐらいに使ってるとか、どういう状況なんでしょうね。
《農村基盤整備課》 現在のところ、ようやく配管と、先ほど言ったようなかたちで進めております。大分県につきましては20ヘクタールが。畑に関して供給できるようになりまして、熊本県は、約50ヘクタールぐらいだと言うふうに伺っております。水田に関しますと、もうほとんど大分県ですので、大谷ダムがかりの水田と言うことになると言うふうに思っております。畑に関して言えば、大蘇で、水の取り合いじゃないですけども、そう言うかたちで供給しておりますけども、基本的に国の方がそこは調整しながらやっておりますので、現在のところ、それによって熊本が取りすぎたとか、大分県が取りすぎたとか言う話は出ておりません。
《議長》 はい、分かりました。外にございませんか。
(一同無しの声)
《議長》 それでは、この事業についてお諮りしますが、事業者が申しております対応方針案の継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。どうもご苦労さまでした。
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街なみ環境整備事業 戸次本町
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《議長》 それでは最後の事業ですが、大分市からの審議依頼事業の街なみ環境整備事業、戸次本町について説明をお願いします。
《大分市》 街なみ環境整備事業 戸次本町 事業説明
《議長》 はい、ありがとうございました。では意見をどうぞ。
《委員》 はい。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 お願いします。3ページ目の費用便益内訳書の中で、便益のところで、仮想市場評価方法による便益って書いてるところ、もう少し教えてください。
《大分市》 仮想市場評価方法シー・ブイ・エムの概要の説明をさせていただきます。シー・ブイ・エムとは、住民に対して事業の内容、効果等を明確に説明した上で、その事業による便益と引き替えに幾らまでならお金を支払えるか。最大支払い意思額を答えてもらい、この回答結果を基に、社会全体の便益を計算する方法でございます。このような便益評価は、市場において一般的に行われており、人々はある財の価格が財から受ける便益に対する支払い意思額、買っても良いと思う価格を上回るか下回るかによって、その剤を購入するか否かの選択が行われております。シー・ブイ・エムでは、市場で直接扱われない住環境等の非市場財について仮想的市場を回答者に想定してもらい、回答者は、この仮想的市場の中で同様な選択行動を行うことにより、その市場財に対する支払い意思額、即ち便益を評価することとなります。仮想にこの事業に対して、あなたは幾であればお支払いできますかと、そういうかたちでアンケート調査を全市内に600戸行いまして、その金額を想定した金額を打ち込んで、そう言う計算に基づきBバイCを出しました。
《委員》 何かBバイCの計算のところのBの値が、その上の段の合計より、4パーセントじゃなくて、相当減っているような気がするんですけど。3分の1近く。
《議長》 この31億が22億になってる、そこんところですな。
《委員》 はい。
《大分市》 先ほどの想定額ですね。幾らなら良いかと言う想定額を元に計算して算定してで多額を打ち込んでいるんです。その費用便益についてですが、20年間で割り戻して、毎年4パーセント減っていくというかたちで計算した結果が22億3千600万というかたちになって・・。
《委員》 20年間、4パーセントと言う。
《大分市》 はい。毎年4パーセントずつ減っていくというかたちで計算しております。
《議長》 よろしいですか。
《委員》 はい。
《委員》 先ほどの仮想市場のことに関してなんですけども、これが、測定期間が20年。13年から32年まで。だから、将来にわたってこれこれこうですって言うことを想定して、じゃあ、答える方も答えると言うことになるんですね。今現在の気持ちじゃなくて、将来的見地で。
《大分市》 そうですね。20年間の便益を計算しております。将来にわたってですね。20年を想定した場合ですね。
《委員》 じゃあ、この便益の出し方は、街づくりなんかに関しては、この仮想市場評価方法しかないんですか。
《大分市》 ええ。これは国土交通省の再評価のマニュアルの中に、この。
《委員》 これしかないんですね。
《大分市》 はい。これで指定されておりまして、これに基づいて行いました。
《委員》 すいません。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 具体的なアンケートと言いますと、ここの地域がこういうふうに街なみが良くなったら、観光等に行かれますかとか、そういう感じになりますか。
《大分市》 はい。項目を作りまして、ここの街に来たことがありますかとか、あなたは戸次本町をご存じですか。それから、あなたは戸次本町を訪れたことがありますか。あなたのお住まいはどちらですか。あなたは、歴史的街なみの建造物を保存したり、その周辺環境を整備することについてはどのようにお考えですか、とか言う、そういうかたちで13項目にわたりアンケート調査を行いまして、それを集計いたしております。
《委員》 はい、分かりました。
《委員》 対象は、ランダムに。
《大分市》 はい。戸次本町地区を中心に、全市600名を無作為で抽出しまして、アンケート調査を行いました。
《議長》 これ、600名以外は知らないわけですから、やっぱりこういう評価する時に、アンケートの内容とかそう言うのも少し説明していただかないと、他の人はみんな分からないと思うんですね。説得力がないと思いますので。この、第一言葉も知らなかった。
《委員》 これ、600名の無作為抽出されたあと、規模をどこまで戻したんですかね。市場規模をどこの大きさにとったんですかね。
《委員》 例えば一人、ある人は1万しか出したくないと言った時に、じゃあ600万かと言った、そんな計算じゃないでしょう。市場規模をどこまで戻したんですかと言う質問です。つまり、40万規模に戻したのか、世帯で戻したのか。マニュアル通りであれば人口規模で戻してるはずですが。
《大分市》 1万5千人に規模を戻しております。マニュアルにより1万5千人です。
《委員》 1万5千人の算出根拠は。
《大分市》 マニュアルに基づいて決定いたしました。
《委員》 ええ。そのマニュアルの1万5千は、東京都でも同じのはずがないでしょう。
《大分市》 全国平均でございます。全国平均の人口の市町村の平均人口というかたちです。
《委員》 それ、あれですか。日本の全市町村の平均人口が1万なんぼと言うことで、それで戻したってことですか。
《大分市》 はい、そうです。それでやっております。
《委員》 国土交通省は、そう言うマニュアルでしたっけ。
《大分市》 はい。
《議長》 この1万5千人が600になるちゅうのは、どういうあれか。内容分からない。
《委員》 無作為抽出なんですよね。無作為に抽出して600名で。
《議長》 ああ、無作為抽出。そういうことか。
《委員》 本来は無作為抽出のはずなんだけれども、それで平均をとれば一人頭、平均して幾らを出しても良いと。それで1万何千人いれば、その人たちが総費用をこれだけ負担しても良いと言う評価になっていると言うことなんですが。それを20年で割ったんですかね。それが20年、継続されると計算したんですね。
《大分市》 そうです。20年で。
《委員》 但し、その20年と言うのは、平成13年から計算したとしたら非常におかしいでしょう。つまり、13年の時点は、まだ投資。要するに事業に着手の年なんで、効果が発生していない年なんですよね。
《大分市》 マニュアルに基づいたところで、そういうかたちで。
《委員》 多分、事業効果が発生する時点から20年って書いてなかったですかね。私もちょっと覚えてないんで、何とも言いようがないです。
《大分市》 13年当初は、協議会の、それまでには活動助成とか、そう言う策定業務ですね。整備方針策定。そう言った事業計画の策定業務の費用がかかっております。
《委員》 それは費用はもちろんかかります。だから、費用の方は逆に言ったら32年まで計算するんではなくて、上で書いてある13年から22年の総費用ですよね。で、効果の測定については、通常は、整備終了する。例えばここであれば23年度からの想定される便益。この場合も仮想市場の評価でやるんであれば、私はこれはあんまり信用してないけど、シー・ブイ・エムで計算してと言う事業評価だと言う。なんで信用しないかと言ったら、人は嘘をつくと言う。要するに、過剰評価の傾向が出るんですよね。ただ、1万何千人で評価すると言うのは、全国平均で外と規模を比較して、要するにこれで行けますよと言う事業費なんだけれども、すぐに分かるように、これ、事業規模がでかいところでも同じ人口規模でやるんですかと言う話になってしまってですね。上のコストがかかればかかるほどBバイCが減ってしまうので、そのあたりが、本来、マニュアルに書いてあったと思うんですけど、私は全部、このへん、完全には覚えてないので何とも言いようがないんですけど。街なみの方はあんまりやったことがないので。
《大分市》 マニュアルによりますと、費用対効果分析につきましても、事業の評価期間は評価基準年度から20年度と。
《委員》 評価基準年度でしょう。
《大分市》 はい。
《委員》 事業スタート年度じゃないですよね。
《委員》 多分、BバイCはそんなに変わってこないと思うので、ここであんまりそんなことを議論してもしかたがないから良いんですが、要するに、外のところでも言ってきましたけど、丁寧に説明して下さいと言う意味では、これ、何か全然分からないと思うんですよ。普通の人が見たらね。このBバイC、何、この仮想市場評価方法ってって言う話になって、ここでもやっぱり質問して、ようやく何かこういうものなんだと言う、各委員の先生方も多分、それでもよく分からないなと言う。私もよく分からないなと思うレベルなんで、これ、下に、少なくとも、こういうことを想定して、それに基づいて非常に建設価値が高いと見なされますと言うぐらいの言葉で説明をしていただければと思います。
《大分市》 はい。
《委員》 このままじゃわかりづらいと言うのと、一般の人だったら、市場を、やっぱりどこの市場と言ってしまうと思うので、バーチャルマーケットなので、そういう評価。経済ではこれ、補償需要と言いますけど、そう言った評価に基づいてやってると言うことをコメントして下さいと言うお願いですね。
《大分市》 はい、分かりました。
《議長》 よろしいですか。
《議長》 はい。じゃあ、それはお願いします。あと。はい、どうぞ。
《委員》 はい。ちょうど現地を視察させていただいたあれなんですけど、本当、実感としてすごく魅力的と言うか、街なみ環境整備事業の方で、この大分市内では唯一の古い町並みと言うことで、こんなに残ってたんだってお恥ずかしい話。それで、修景と言うんですか、景観修復もかなりされていて、その魅力と、もう一つは、街づくり推進協議会との連動で、かなりソフト事業ともやっておられたと言うのは理解できたんですね。その上で、むしろ積極的だなと思いましたので、要望と言うか。25年まであるんで。例えば緑被率も最初からもう29パーセントと言うことで分かっていただいてたと言うか意識していていただいてたと言うのが、僕はそれは本当に、環境のところでまだ書いてないところがむしろもったいないなと。一般的に30パーセント以上になると、人間に、住民も観光客も含めて潤いを与えたり、吸引力を増すと言うことが言われてますので、これは何かどこか、やっぱりそう言う研究結果が出てるんですよね。そういう意味では29パーセントだから、もう30に是非こだわっていただきたいなと思うぐらい。実はそれ、きっと街づくりの方で、例えば街なみボランティアガイドのリーダーの人がいらっしゃるわけですから、そこらへんとワークショップをしながら見ていくと、これは私の一つのイメージなんですけど、景観舗装で吉野石ですか。その石を使ったりとか、かなりご努力されているんですけど、ブロック塀がわりかしありましたよね。
《大分市》 はい。
《委員》 あれ、中の緑とマッチしてない。あれ、生け垣助成とかも、大分市はされてますよね。
《大分市》 はい。
《委員》 ああ言うあたりとうまく連動すると、確かにブロックの方が、どう言うんでしょう。プライベートは守れると言う意識があるのかもしれませんけど、ワークショップしながら、その住人の中から、これだけ助成してくれるんだったらやってみようかなみたいな。そこの部分と、あと、小公園の広場あたりの緑被率をちょっと増やせば、もう30と言うことになれば、これはもうむしろ環境への配慮で30にして、そういう潤いを与えられると言う30パーセントを維持して、それは住民とソフト事業で努力していこうということは、立派な評価事項になるんじゃないかと思います。それが一点です。せっかくですから、その2年の間にがんばっていただきたいと。それから二つ目は、実は、今、外の件の課にも要望してきたんですけど、こういう中で実際残土が出たりしますよね。で、実際の残土量がどのくらいで、それを、理想で言えばそこの街なみの環境整備事業で全部使えれば一番良いんですけど、もし残ってしまえば、それはやっぱり環境配慮をして、できれば外の公共事業の、最寄りのところと言うよりは多少離れてても影響の少ないところにやれるぐらいのことをお願いしてたんです。これはもう、あと25年までにそう言う環境整備の方の残土処理と緑被率と言う部分が、非常に意識していただければ、非常にこれから環境の配慮に関しては期待できるので、是非、この整備だけじゃなくて外のまた整備事業があった時には、大分市さんは特に多いと思いますから、その緑被率と、それから残土処理の仕方と言うのを意識をして、これからの2年間、やっていただければなというふうに思います。
《大分市》 はい。今後の事業に十分認識して生かして進めて行きたいと思っております。
《委員》 はい。是非、期待しております。
《議長》 はい、どうぞ。
《委員》 一点だけうかがいます。街づくりの住民の方が関わってること、大変大いに結構なことだと思います。その件に関して、やっぱり活動するためには費用が発生しますけども、この協議会活動助成ちゅうのは、そういうところに費用とかがそこにあたりますか。
《大分市》 はい。活動助成費用につきましては、当初、その費用で充てておりました。
《委員》 でも、期間が3年って、こう区切られてますよね。
《大分市》 はい。
《委員》 もうそれ以降は使えないちゅうんか、こう。
《大分市》 あと、そういう活動助成については、市が単独で補助をいたしております。
《委員》 市の単独で出されるんですか。
《大分市》 はい。
《委員》 ああ、そうですか。
《議長》 外はよろしいですか。
(一同無しの声)
《議長》 それでは、この事業についてお諮りをいたしますが、事業者の方が申しております対応方針案、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい、ありがとうございました。では、この事業については継続として答申をいたします。これをもちまして全ての審議を終了いたします。どうもご苦労さまでした。
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都市計画課補足説明
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《事務局》 すいません。都市計画課の方が、先ほどの説明の補足説明をさせていただきたいと言うことですので、お聞きいただければと思います。よろしくお願いします。
《都市計画課》 都市計画課でございます。補足説明と言いますか、先ほどご説明した内容が誤っておりましたので、この場で改めてご説明させていただきたいと思います。内容は、竹田玉来線のところで、交通事故減少便益についてご質問をいただいた際のお答えが間違っておりましたので訂正させていただきたいと思います。この交通事故減少便益につきまして、当該区間の発生事故率等がなくて、こちらの数字が上がっておりませんと言うお話しをさせていただきましたけど、この交通事故減少便益につきましては、国からも一定の式が出されておりまして、当該路線の交通事故の発生率等には影響を受けなくて算出できると言うことで、その点について誤った説明をさせていただいておりました。ここが数字がゼロなのは、簡易算定のために、この区間のみの計算をしております。普通、BバイCを出す時は、この道路ができることによって影響を受ける全ての道路を広範囲に計算するんですけども、簡易算定ではそれができませんので、この区間のみの算定をするんですね。その際に一区間しか取りませんので、従前と後で差がないと言うことでゼロと言う結果になったと言うことでございます。その点、訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
《議長》 ありがとうございました。そう言うことでございます。
《委員》 道路課の説明の時に、結果的にゼロになったものは項目を省いたとおっしゃってたので、全体として合わせるのであれば、都市計画道路の方も、結果的にゼロの場合は省くとか統一をしていただきたいと思います。さっき、農業基盤整備のところだったかと思いますけど、やっぱりその他の整備効果のところで、BバイC以外の項目と言うことでここの備考欄に上げていますが、BバイCの項目を詳しく説明したような記述もございましたので、全体としてやはり、個表の様式を合わせていただければと思いました。
《議長》 と言うことで、そのへんをよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
《議長》 それでは、これより付帯意見についてとりまとめをしたいと思いますが、まず付帯意見がございましたら、委員の皆さんの中からご意見をいただきたいと思いますが、如何でしょうか。何か特に。どうぞ。
《委員》 すいません。付帯意見と言うとすごく重大な感じがするんですが、今日は、やはり分かり難いと言うようなことで、だいぶ皆さんから意見が出たと思うんですけど、そのへんは訂正してからと言うことになるんでしょうか。それとも、もう、この状態で最終答申というかたちになるんでしょうか。
《事務局》 資料の修正という意味でしょうか。
《委員》 はい。
《事務局》 原則、今、できあがっている資料は、もう公表されていると言うことなんで、ここら辺は審議の途中なんですけど、ご指示いただいて修正というお話しが、縷々、あったかと思いますけど、これに審議の過程でこうなったと言うことで付け加えると。丸っと入れ替えると言うことにはならない。手続き的には、そう言う取り方をせざるを得ないかなと思っています。で、ただ今いろいろ用語の統一とか項目の統一とか内容の追加の記述のしかたとか、事務局にいろいろご指示をいただいた分は、次回以降、そういうかたちで取り扱いをさせていただいて、分かりやすい資料にさせていただければと思ってますが、それぞれ指示をいただいたことは、取り扱いはちょっと、委員の皆様のご意見をいただかんと悪いんですけど、修正と言う部分では、審議の過程でこうなりましたと言うことで、どこどこの事業の評価書の2の1の部分のここが変わりましたというかたちで付け替えと言うか追加で出すというかたちを取らざるを得ないかなと言う気持ちではおるんですけど。で、審議の過程でそういうご発言がありますので、議事録もそう言う部分では公表と言うことで、その取り扱いもちょっとご指示と言うか、委員会の中でお決めいただけるとありがたいなと思うんですけど、次回以降、そういう指示に従ったかたちで作成をさせていただけると言うことで取り扱いをさせていただけると、大変ありがたいなと言う気持ちがしておりますけど。
《議長》 と言うことでございますが、如何でしょうか。
《委員》 今、○委員が言われた点は次回以降で、全体の表現或いは様式の統一、書き方の統一を図っていただければ、ここで皆さんが合意されればそれで良いかと思うんですが、一つだけ気になってるのは、やっぱりBバイCが非常に低くて、0.4とか0.6とかあった分で、しかも残事業に関してのBバイCも1を大きく下回ってる事業をゴーサイン出したことについては責任があるので、そこの部分の整備効果のところをきちっと書いてない部分に関しては、これは意見を陳述させていただいたとおり、そこは改めてこう言う効果が見込めると言うことはきちっと修正なり、この委員会での議論を経て、こう言う効果があると言うことを明記すると言うことで修正を入れていただきたいと個人的には思いますけど、如何でしょうか。付帯意見とすればそれです。
《議長》 それは、付帯意見ではなくて、修正を明文化すると。修正で対応してもらうと言うことですな。
《議長》 皆さん、外の委員の方はどうですか。そう言うことでよろしゅうございますか。
(一同異議無しの声)
《議長》 じゃあ、事務局の方はそう言うことで対応していただけますか。
《事務局》 分かりました。また、修正文をこう言うかたちで良いかどうか、委員長なり○○先生とご相談させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
《議長》 と言うことで、付帯意見については特にないと言うことでよろしゅうございますか。
(一同無しの声)
《議長》 はい。じゃあ、そういうことで処理をいたします。それではちょっと戻りますが、再評価対象の17事業につきましては、全17事業全て、対応方針案の通り、継続が妥当であると、そう言うことで決定いたしたいと思います。よろしいですか。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。ありがとうございました。以上を持って知事に答申をさせていただきますが、よろしゅうございますね。
(一同異議無しの声)
《議長》 はい。なお、知事への答申でございますが、8月27日に、日にちがもう設定が決まっておりまして、委員長の私と、今回は、○○委員さんの二名でもって行う予定にいたしておりますのでよろしくお願いします。以上を持って本日の審議を全て終わります。これを持って議長の任を解かせていただきます。ご協力、誠にありがとうございました。お疲れ様でした。あとは、じゃあ事務局の方、お願いします。
《事務局》 大変ありがとうございました。それでは最後に、事務局長を務めます建設政策課長よりご挨拶を申し上げます。
《建設課》 委員の皆様方には、非常に長い時間、ご審議をいただきまして、誠にありがとうございます。今日は非常に貴重なご意見をたくさんいただきました。特に、今、最後にもご指摘がございましたけども、私ども事務局と、それから事業課との整理のしかたですね。それにつきましては、早急に改正をしていきたいと思っております。また、今日の結果を、また今度、8月27日に知事に答申をしていただくと言うことですけれども、答申の趣旨に従いまして、事業課とまたタイアップをいたしまして、事業の推進に努めてまいりたいと考えております。誠にお疲れでございました。また、今後ともご指導の程をよろしくお願いいたします。これをもちまして、第25回事業評価監視委員会を閉めさせていただきます。どうもありがとうございました。
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