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第24回 大分県事業評価監視委員会 議事録

印刷ページの表示 ページ番号:0000011972 更新日:2010年3月30日更新

第24回 大分県事業評価監視委員会 議事録

日時:平成21年11月17日(火)10時00分~15時20分
場所:大分市荷揚町4番1号 大分文化会館 第2小ホール
議題:公共事業評価(事前評価、再評価、事後評価)
出席委員:高山委員長、安部委員、石田委員、井上委員、宇野委員、島田委員、下田委員、杉浦委員、原副委員長
対象事業:(再評価)
     土地区画整理事業  大分駅南地区           (大分市事業)
     土地区画整理事業  横尾地区             (大分市事業)
     街なみ環境整備事業 隈地区              (日田市事業)
     都市公園事業    豊岡公園             (日出町事業)
     道路改築事業    国道197号古宮小志生木バイパス (県事業)
     道路改築事業    別府庄内線            (県事業)
     港湾環境整備事業  日出港 尖地区          (県事業)
     道路改築事業 三重弥生線(因尾工区)
     地すべり対策事業  花合野第1地区          (県事業)     (事前評価)
     道路改築事業    国道217号平岩松崎バイパス   (県事業)     (事後評価)
     道路改築事業    国道217号(坂ノ浦工区)    (県事業)
     中山間地域総合整備事業 木佐上            (県事業)
     畑地帯総合整備事業 佐賀関東部            (県事業)
---(再評価)---
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土地区画整理事業 大分駅南地区
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《大分市》 土地区画整理事業 大分駅南地区の事業説明

《委員長》 ありがとうございました。今のご説明の事業につきましてご質問、ご意見等をお願いいたします。どなたかございますか。はい、どうぞ。

《委員》 すいません。シンボルロードが、今度、駅前から上野に向けてできるんですが、それと庄の原佐野線の植栽帯とか合わせて、町中に緑を持ち込む、自然を持ち込むというすごい壮大な計画だと思うんですね。これ、とても全国的に見ても、そういう大通りがある中心部っていうのは少ないですので是非、今年、cop10って言うんですかね。生物多様性の世界会議も日本で開かれるんですね。そういう視点から少し、整備の方向を考えていただければと思います。ついでに、県の、今日、○○さんが先ほどいらっしゃったのでお願いするんですが、庄の原佐野線の植栽帯なんですけど、もう一度写真が出せれば、上からの写真があったと思うんですけど、何か砂漠のような植栽帯があるんですけどね。何か、そのへんもやっぱり上野の自然を町中に持ち込むって言うような。それですね。考え方に立てば、もう少し森のような植栽帯にしていただきたいなというふうに思ってるんですね。森って言うのは人間が管理しないでも良いようなものに、将来していけるようなかたちで考えていただければいいかなっていうお願いをしておきます。よろしくお願いします。

《委員長》 どうぞ。

《大分市》 駅周辺総合整備課の○○と言います。よろしくお願いします。この写真は区画整備(不明)地の中の庄の原佐野線のところを撮影しておりまして、今、○○委員さんがお話しいただいた、おそらく砂漠と言うのはこの部分かなというふうに思うんですが、順番に、この樹木が、これがクスノキです。そしてあと、このギザギザにこんなかたちで植栽していますけども、これがヘデラを今、植栽しています。で、あと、この土の部分と言うのは草が生えない土を今、敷き込んでおりまして、将来的には、このヘデラが伸びて、この今の土の上に這ってくると言うような考え方で整備を。後々のメンテナンスの費用なんかを考慮してそういう整備を行っております。あと、上野の森からシンボルロード。そして、中央通りに向かって緑の都心軸と言うことで位置付けを、市の都市計画のマスタープランで行っておりまして、今、○○委員さんがおっしゃられたようなかたちで極力、本当に緑があふれる、そう言う中心市街地にしていきたいということで計画を進めております。よろしくお願いします。

《委員》 はい。それに関わってよろしいですか。基本的には○○委員さんと同じような印象、意見と言うか、要は大分市全体ですと、緑被率は70%以上だと僕は記憶してて、45万人都市としては、本当に誇るべき事だと思うんですね。これは大分市の顔になるし、百年に一度の大事業と言うことなので、例えば49.6ヘクタールのうちの緑被率ですね。これは何%ですかっていうことを、この間ちょっとお聞きしたんですけど、やはりそこらへんはまず、如何でしょうか。

《大分市》 先ほどの○○委員さんのご質問で、土地区画整理事業の中についての緑被率のご質問だったかと思いますけれども、今、大分市の方で緑の基本計画を策定を致しておりまして、その重点地区といたしましては、駅南の土地区画整理事業の他に中心市街地も入ったものが設定をされておりますが、その中では9%というふうに記憶をいたしております。

《委員》 その9%と言うと、例えば30%を切ると、よく心理的にも不安感があるからといった、やっぱり一つの目安として30というのがあるんですね。もちろん大分市全体がいろんなところもあるんで70%になるわけですけど、少なくても、どう言うんでしょうか、そこら辺の緑のことは意識していただきたいと。量の話ですね。その30と絶対にせえということではないですけど、是非9%、あと1%と言うか、23区の最も悪い緑被率のところと同じぐらいになってしまうわけです。もちろん周りも豊かですし、そこの地区以外の、例えば上野の森とかそういうところで借景のように救われることはあるかもしれませんけど、やはり緑被率というのはもっと重要視していただきたいなというのが一点と、それから先ほどの質の話ですね。これから、僕はよく分からなかったのはヘデラとか、その維持管理費は分かるんですけど、その生物多様性の時代に、もう先ほど○○委員さんが言っていただいたように、名古屋で世界会議がもう開かれるんで、それは来年にあるわけですけど、その時からはもっと厳しくなると、もう見えてるわけですね。その時に外来種。これ、ヘデラって外来種ですよね。そう言う辺りの維持管理費も大事ですけど、できるだけ上野の森の緑と、前回、シンボルロードの方は、そこは考えておられるという話は聞いて安心したんですが、できるだけ、先ほどの○○委員さんの言葉で言うと、砂漠ふうじゃなくて、せっかく心のいちばんシンボルのところなので、緑の質と量ですね。その分を大分の顔にふさわしいように、是非、これは考慮していただければというふうに思います。

《委員》 すいません。ちょっと素人考えでよく分からないんですけど、ヘデラですか。

《大分市》 ええ。

《委員》 と言う木が、大きくなったらどれぐらいになって、その周りの住宅とか建物とのバランスはどんなふうになるんだろうかというのが、ちょっとイメージがわかないんですよね。それをお尋ねしたいのと、あんまりうっそうとなって防犯とかの関係はどうなるのかなというのがちょっと気になります。それと、さっき言われた草の生えない土っていうのは、何かそんなのがあったらすごいなとか思うんですけども、それはどういうものなのか、ちょっとご説明をお願いいたします。

《大分市》 今、一点目の樹木の配置、大きくなりすぎて周りの家に影響はないかという話なんですが、この庄の原佐野線の横断構造として、こちら側に5mの歩道がございます。そしてあと、この横にまた5mの車道、側道が付いてまして、その、今度は本線と側道の間に緑地帯として8mの緑地帯を設けております。で、樹木としてはクスノキが、この概ね8mぐらいの間隔で配置しておりまして、その下にこういうかたちでヘデラという、これは草と言うか植物を植えております。クスノキは大きくなれば20mとか、場合によっては30mという高木になるんですが、ヘデラについては、これはもう地被植物、地面を被う植物ですので、これが上に高く上がっていくということはございません。で、また、側道と歩道がございますので、多少クスノキが大きくなっても、隣地の住宅に悪い影響を与えるということは、そうないんじゃないかと。また、そう言うことが起こればもう、せん定をすると言うことになってくるだろうと思います。それから防犯につきましては、ここは、この間、8m開いておりますので、で、地被植物と言うことで、どこからでも見通せる状況ですので、その点はご心配がないと思います。それからあと、この土については、粗粒セメントと言うか、土とセメント系のものを混ぜたような土質だったと思います。ちょっとここ、私、確信がないんですが、だと思います。それを通常の土の上に固めて、セメントではないんですけど土の固まったようなもので被うという感じになるんですね。だから、外から草の種子が飛来しても定着できない。それで草が生えないというふうに聞いております。ただ、地被植物のヘデラという、そういう植物についてはその上を這っていきますので、その部分を被っていくというようなかたちで緑に被われる空間になってくるというふうに考えられてます。よろしいでしょうか。

《委員》 すいません。そしたら、そのクスノキの周りはどうなるんでしょうか。その周りの土は。

《大分市》 これは、クスノキの、ここのヘデラを植えてクスノキが生えてる、この部分については通常の普通の土です。だからこの中にはやっぱり草が生えてるんですね。そういうものが生えてくるんで、時々取ったりいたしております。

《委員》 はい、分かりました。

《委員長》 いろいろなご意見をいただきまして、やっぱり緑の環境と言うことで、大変皆さん、関心が高いと言うことでございます。私もあの道を散歩するんですけど、残念ながら、あんまりいやしを感じないんですよ。もうちょっとやっぱり緑が多くてね、落ち着いた雰囲気であればありがたいなと思います。それと一つ、私の個人のお願いなんですけど、これから駅舎ができますよね。今、駅抜きで進んでおりますが、何れJRさんの方も駅建設に入ると思いますが、上に、その駅舎自体の内容に、やはり大分県大分市の市民の皆さんの意見を、希望等も、是非、取り入れていただくように、そういう機会を与えていただきたいと思うんですよ。やはり大分の顔ですし、素晴らしい高架の駅を私どもも期待しておりますので。九州の県庁所在地では、大分市が、高架が最後だと聞いてますんで、やはりそれだけ期待も大きいものがございますので、是非、県市、或いは経済界全部を上げてでも要望することはして、素晴らしい駅にしていただきたいとご要望いたします。それではこの事業につきましては。はい、どうぞ。

《委員》 事前説明会の時にもちょっとお尋ねしたんですけども、複合文化交流施設の件です。中身のことについて、具体的な中身、ちょっとお尋ねしたんですけど、当日、資料を持ち合わせていないということでしたので、今日、説明があると当日の説明でしたのでお願いいたします。

《大分市》 駅周辺総合整備課の、私、○○と言います。私の方から先ほどご質問のありました文化会館の件にお答えをいたしたいと思います。私ども、今、この地区内に複合文化交流施設というかたちで今、計画をして、その整備に向けて今、協議を進めておりますけど、既存の文化会館につきましてはどういうふうになるかということなんですけど、今後の文化会館の利用状況、或いは老朽等を見極めをしながら、将来の、できます市民ホールを、これは完成年度、今のところ平成25年7月以降の供用開始を考えておりまして、その時期に然るべき時に廃止を含めて、既存の、この文化会館の在り方と言いますか、検討をいたしたいというふうに考えております。この文化会館につきましては、建設が、もう40年以上、実は、経過をしておりまして、施設全体そのものが老朽化と言いますか、かなり傷んでおります。特に大ホールの音響、それと舞台照明装置、その関係については、もう保守点検結果、かなり不良箇所が指摘をされておりまして、機器そのもののすべてが、もう既に耐用年数を過ぎているという状況でございまして、今後、このまま使用を続けた場合、突発的な故障、或いは不測の事態が予測されますので、今後は大ホールにおきましては、音響とか或いは舞台照明装置等を使用する興行等の利用につきましては廃止を前提としたいというふうに考えております。これは利用状況の予約関係もございますので、これは来年度以降、順次、そういうことについて検討したいというふうに思ってますし、但し、そうは言っても各種の大会とか集会、或いは講演会等も催すこともございますので、特殊な照明等を使用しないものでありましたら現行通り使用しまして、時期等についても必要最低限の備品購入等で対応したいというふうに考えております。以上でございます。

《委員》 それに関してもう一点なんですけど、この事業は、この交流施設だけに関してではないんと思うんですけど、シンポジウムなんかを開きまして、その市民の意見なんかも集約しているように説明書には書かれてありますけども、今後もそういうふうにして、シンポジウム等で市民の意見なんかを集めるご予定がおありなのかということと、それから、この交流施設に関しましては、利用するのはやっぱり一般市民ですので、その中身と言うんですか、それに関して市民の要望などが、やっぱり一番大切なのではないかと思うんですね。どういうものが入って、どういうふうな使い方をしたいかということを一般市民から広く要望を集約する機会をこれからもお持ちになる予定があるのかどうかお尋ねいたします。

《大分市》 この施設につきましては、もう公共施設につきましては、この市民ホールですね。その部分と、それと市民図書館機能、それと福祉機能が主な内容の施設になっております。その他あと、保育所とか、各種小さな施設そのものが入るようになってますけども、公共施設そのものにつきましても、ほぼ、今、概要を固めて、それに向けて各部局と今、協議に入らせてもらっています。で、内容等の所謂意見集約ということも含めまして、これはもうパブリックコメント等を実施をいたしまして、その旨のご意見も反映しているところでございますし、今後、小ホール或いは大ホールについても、これは大ホールそのものは、約1200席程度の機能を持たせたものというふうに計画してますけども、市民ホール等につきましては、詳細等の、今後、詰めていきたい部分もありますので、それは各関係部局、例えば今、所属をしてます企画部の文化国際課が、今、携わっておりますけども、そこと連携をしながら進めていきたいというふうに考えてるところですので、当然その辺の後、ご意見の集約をどうするかというのは、ちょっと私どもは、そこまではちょっと、まだ分からない状況です。

《委員》 すいません。もう一つ。最後に、もう大分の顔になると言うことで、もう是非、先ほど9%という負担を、もうこれはちょっと、どう言ったら良いんでしょうね。30%にはほど遠いわけですね。そうすると、個人的に私が30%でこだわっていると言うことではなくて、客観的に、東京23区の、例えば世田谷、練馬でさえ20何%ってありますよね。その中で、区画区画でやはり、少なくても一桁っていうのを何とかしようということであれば、例えば今、生け垣緑化とかもがんばってらっしゃいますよね。個人のところもありますから、そういうところとか屋上緑化、壁面緑化、そう言うことも含めて、芝生も含めて、もちろん緑被率には緑になるわけですから、是非、その予算という現実の問題とか、先ほどの治安の問題もあるんで、すぐに30%ということではないですけど、それに目指した、そういう計画と言うか戦略というのをあの地区の中で、是非、それは考慮していただきたいなというふうに思います。

《大分市》 ちょっとよろしいですか。先ほど緑被率で9%というお話なんですが、今、現状が、この区画整理の区域、それから中心市街地を含めた区域の中での現状の緑被率が今9%ぐらいだろうという現状の数字です。

《委員》 今、9%。

《大分市》ええ。で、あと、現在、緑の基本計画等を策定しておりまして、その中で順次、計画的に整備を進めると言うことになると思いますので、その点、よろしくお願いします。

《委員》 それは安心しました。

《委員》 すいません。ちょっと、今頃聞いてもらって良いかなと思うんですけど、今、一生懸命、できあがった状態をイメージを考えてるんですけど、この道ができて周りの建物とかに対して高さの規定とか、どういう用途の建物は良いとか悪いとか規制とか、何かそのへんの計画はどんなふうになっていますか。

《大分市》 これ、区画整理図なんですが、今言われた、これが100mのシンボルロードになります。今現在、この地区について地区計画を定めておりまして、用途、高さ制限、それから土地の関係、要は小さな宅地にしないとか、そういう地区計画を定めております。で、その中でこの100m沿いのこの辺りについては、高さ制限25mを設定しております。これは目的としては、もう駅からこの上野の森が見えるようにと言うことで、見通しができるようなかたちの制限と言うことをやっております。それとかあと、クーリングタワーとか、それから、そういうものの目隠しをするとか、それと垣柵の規制としてブロックを三段までと。あとは上は見通しができる垣根、それから垣柵というようなかたちでということで地区計画を定めておりまして、これもただ紳士協定と言うことで、その垣柵等については。で、規制はガイドラインというのを定めて、それで建築申請が出てきた時に、そういう決まり事があるので守っていただきたいというお願いをしながら、ここの地区の建築の誘導を図っているという次第です。

《委員》 すいません。やっぱりいろんな方がいらっしゃるので、紳士協定というのは難しいだろうと思うんですけど、せっかくだからきれいな街ができることを期待しておりますので、是非、よろしくお願いします。

《委員長》 大変期待のかかった大事業でございますので、今、出ました意見を踏まえてよろしくお願いいたします。それでは、この事業につきまして、対応方針案の継続と言うことが出ておりますが、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい。ありがとうございました。では、この事業につきましては継続といたします。

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土地区画整理事業 横尾地区
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《委員長》 続きまして再評価第2番。大分市横尾地区土地区画整理事業について説明をお願いいたします。

《大分市》 土地区画整理事業 横尾地区の事業説明

《委員長》 はい、ありがとうございました。ただ今の説明の事業につきまして、ご意見ご質問等をお願いいたします。何かございますでしょうか。はい、どうぞ。

《委員》 前回、現地を見せてもらったんですけど、もう区画整理が進んでて良い環境ができてると思いますけども、区画が広いのと、まだこれから宅地にお家が建ってくるのかなと思いますけども、まだ畑として利用されているところもあったんですけども、畑と宅地の利用で税金面、どういうふうに違うのか、そのへんちょっと私も不案内なところなんで、ご説明お願いしたいと思います。

《大分市》本来、区画整理事業が行われるのは市街化区域でございます。市街化調整区域ではございません。市街化区域というのが一つの縛りになっております。更に区画整理事業が進んでいきますと、これは最終的には固定資産税、前の道路の路線価等の見直しにより上がってまいります。これは、固定資産税等は上がってまいります。しかし、今現在では、これ、見なし課税と申しまして、少し、それも半分と考えていただければよろしいんじゃないかと思うんですが、最終的に整備が終わった時に、例えば一つ例として1000という路線価が打てるとすれば、今現在、そこには900としか打てないとか、少し評価が下がって、最終的には上がってまいります。これは区画整理事業の特徴としましては、約半分は単独費を投入するわけですから、何十年、何百年かかってでも、やはり少しずつ回収していく。ですから区画整理事業が終わったところは、固定資産税等が必ず上がっていくと。要するに評価が上がるわけですから、そういうかたちで市としても県としても徴収をしていくというようなことになろうかと思います。本来、宅地と農地というのは、畑地でも構わないんですけど、その市街化区域の中では、もう宅地並み課税というのが一つの特徴でございますが、固定資産税課の方は若干下げて評価をしているようでございます。

《委員》 現状に合わせて、その開発の度合いに応じて課税等は考慮されているというふうな理解でよろしいでしょうか。

《大分市》 はい。若干、下げてるように聞いております。

《委員》 はい。ありがとうございました。それと、せっかく文化財が出てきたので、そのへんの公園化と合わせて良好な環境を作っていただいて、横尾地区の目玉と言いますか、横尾地区、こんなに良いんだよというふうなところが何かPRできるようなかたちのものを。我々、大分に住んでいながらあんまりよく知らなくて、進んでいるということも、あるいは貴重な遺跡が出たと。どの程度貴重かなと言うことで、もう立派な立て看板もあって、具体的にいろいろ説明されておると現地で説明を聞いたんですけども、もう少し何か、これからなんですかね。いろいろそのへんはまた、この計画とどう言うふうにつながっているのか、ちょっとよく分からないところもあるんですけど、是非、良い公園なり施設、史跡の保存等も。さっき埋め戻して、土をかぶせて歩存すると言うことでありましたけど、そういう情報発信ちゅうんですかね。公園化して看板なり資料なりで、ここにはこういうことが出てきたんだよ、あったんだよと言うところを知らせると言うか、また、そういうレプリカでも良いですので、そう言う展示等も、或いはそういうイメージ等も生かした公園作りをしていただければありがたいかなというふうに思ってます。

《委員》 委員長

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 こちらに説明がありますけど、高低差の大きい部分を法面などの緑地として残すというような計画を立てられたみたいですけど、法面は何れ、緑地と申しましても雑草なんかが何れ生えてくるんですけど、そういうところの維持管理はどちらがされるんですか。

《大分市》 実際、この遺跡のところも最終的には文化財課の意向が入りながら、公園緑地課の方が管理していくんじゃないかと思いますし、緑地に関しては、これ今、まだ確定している面積ではございませんけれども、どこが維持管理していくかとなると、ちょっと難しいところがあるんじゃないかと思います。それは何故かと言うと、例えば地元からの何かの要望があったり、それから実際の近隣の方がうっとうしいから切れとか、そういった管理の面で、じゃあどこが持つかと言った時には、本来で行けば、もう公園緑地課の方になろうかと思うんですけど、まだこれは完全に移管されておりませんので、管理が移管されておりませんので今後のお話になろうかと思いますけど、何れにしても緑としては残っていくというようなかたちになろうかと思います。

《委員》 せっかくの緑も管理をしないことには、放置しておけば単なるぼうぼうとした、原野とは言いませんけど見苦しくなりますので、せっかく公園化して、大変立派に残すような計画もございますので、その法面辺りも、もう公園なんかと地続きのものだという意識のものだという意識の元で管理されるようになったら良いかと思います。それから、宅地なんかの部分の宅地なんかの方にももちろん法面なんかも付随して付いてくるところもあると思いますけど、そういうところは個人の持ち主の方が随時管理していくことになるんですね。

《大分市》 そうですね。

《委員》 はい、分かりました。

《委員》 委員長

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 確認が一点、質問が一点ですけど、確認の方は、その文化財調査の範囲が、約40ヘクタールぐらいだと。で、そのうちの公園に入ったのが20ヘクタール。半分は公園になったと言うことで、半分は埋めたというふうに理解してよろしいんでしょうか。

《大分市》 はい。それでよございます。

《委員》 はい。それとあと、この地区ですね。この地区の全体の、例えば緑被率は、かつて現状はこのぐらいで、で、先ほどで言えば現状が9%ということで、最後分かったんですけど、目標の方ですね。どのくらいになる。これはきっと、今回では減ると思うんですね。それも含めて緑被率を、本当はお聞きしたいなと思いますね。

《大分市》 ちょっとお話の中でさせていただいたんですけど、今、計画上は、そこの11ヘクタールと、先ほどお話しがありました緑地等が換算しまして、21.1というふうになってるんですが、お話申し上げたんですけど、実際は、まだ他のところも入れれば、まだ上がっていこうかと思います。それと地区外のところをご覧になって分かるように、まだまだ緑が残っております。これは地区の中だけで、先ほど21.1というお話をさせていただきました。

《委員》 実は他の公共事業にも関わることだと思うんですけど、もう先ほどの生物多様性オフセットでカーボンオフセットというのを、例えばCO2を出し過ぎたらどこかで穴埋めしなきゃいけない。これは生物多様性のオフセットですから、今度、例えばこちらが80%で努力して60%になった時に20%減るわけですね。そうするとそれを如何に穴埋めするかという時代が、もうまもなく来るので、もう是非。先ほどのところの方が成績が良くなるわけですね。現状が9%、駅南構想が9%で、仮に20%にしましたって言ったら10%増えるわけですよね。そうすると今度は、郊外のところを工事すると言うのは、だいたい緑を剥いじゃうことになりますので、そのあたりの緑被率も、今回は是非、大分市さんで、拘束は何もないと思うんですけど、意識していただければなというふうに思います。以上です。

《委員》 委員長
 
《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 緑の量についてもそうなんですけど、質についてちょっとお願いしておきたいと思うんですね。先ほどちょっと砂漠のような緑地帯と言ってしまったんですが、生物多様性の立場から言って砂漠みたいなという意味で、ヘデラとガメツタのことなんですね。ガメヅタ。よくツタがあると思うんですけどね。トキワの前とかにも植わってるやつなんですけど、そういうものを食べられる昆虫というのは数種類しかいないと思うんですよ。でも、雑草がいろんな種類が生えてると、そこに来る昆虫もいろんなものが来る。蚊とか。で、それを食べるためにトンボとかそういうものも来て、それを食べる、また鳥が来たりして、全体としてその生態系が豊かになっていくということなんですね。で、なかなかさっき、雑草はいつも切っておかないと汚いって言う、それが多くの市民の意見だと思うので、行政としたら、それに対応するために、やっぱり管理費をすごくかけてしまわないといけないというふうになってくるんですね。だから場所によって、ここは森を復元する地区なんですよとか、そういう方針を先にお決めになって、管理するところは、もうここは住民の方で管理してくださいとか、ここはもう、あたらない森にするんですよとかいうふうな方針をまず立てていただければなと思います。鎮守の森というのが部落毎に昔はあって、そこは一切手が入らない森ということで、それが生態系の中心になって、それがその次に里山があったり川があったりということで全体としての古里、生物というのがたくさんいたんですけど、今はもう、そういうものが生きられないような環境になってしまってるので、ちょっと緑については、質について少し勉強していただければと思います。よろしくお願いします。

《大分市》 ○○委員さんの、ちょっと、今のお話になるんですけれども、昔からの生態系を崩すなということで、本来、ここは縄文の森と言うことであたられないような状態ですね。それとあと、ここの事業の特徴といたしまして、道路の斜面等に植える緑地の部分なんですけれども、これは文化財課の方とも協議をいたしまして、現在、ここに昔からあった種子と言いますか、そういったものを入れて外来の、先ほどのヘデラでありますとかそういうのは入れてないんです。ここはもう特徴的に、そういった斜面にも昔からのそう言った地被類の草ですね。それが生えるようなかたちで入れておるんです。それでこの前、現地調査を見ていただいた時にお分かりかと思うんですけど、懐かしい里山みたいな、確かに思ったと思うんです。それはそういうことです。最初から考えております。はい。

《委員》 ありがとうございます。

《委員長》 それではだいたいご意見が出たようですので、この事業につきましては、対応方針案継続というふうになっておりますが、これが妥当であると言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(はいの声)

《委員長》 はい、ありがとうございました。それでは、この事業については継続と言うことにいたします。休憩というふうになっておりますが、続けて、皆さんよろしければ。

《一同》(異議無しの声)

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街なみ環境整備事業 隈地区
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《委員長》 はい。じゃあ、続けてください。三番目。日田市隈地区、街なみ環境整備事業について説明をお願いいたします。

《日田市》 街なみ環境整備事業 隈地区の事業説明

《委員長》 はい。ありがとうございました。それでは、ご意見ご質問等をお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 街なみづくりで進めておられるというのはよく分かったんですけど、先日、現地へ行かせてもらって、隈地区と隣接している地域のところとも配慮しながら、何か進めているようなお話を少し伺ったんですけど、今日の委員会の場でもちょっとご説明いただければと思いますが、よろしくお願いいたします。

《日田市》 はい。隈地区にも、最初に絵にありましたように、全体で今、6.7ヘクタールで事業を進めております。その上流側に旅館街等があるんですが、今、この隈地区と合わせまして街路灯整備を街の雰囲気に合ってということで外部からのコンサルタントを招聘いたしまして、そこの地区を歩いていただきまして、またそこに合った、景観に配慮した街路灯整備等を行っております。

《委員》 今、旅館街の話が出たんですけど、何か、行ったら、公園のところも、ちょうどここが花火がいちばん見える良いところなんですよというふうな話も説明を受けたんですけど、上流の方の旅館街であるとか、それから隈地区の中にも旅館と言うかホテルって言うんですかね、或いは飲食店だとかたくさんあったように思ったんですけども、こういうところは、もうかなり進んでるのか、これからもこの事業が進められると、更に、ちょっと老朽化した家屋とかホテル、旅館等もありましたけども、そういうものの建て替えが更にこれから進んでいくのか、ちょっと民間の活力に頼るところもあるのかも分かりませんけども、分かってる範囲でご説明いただければと思います。

《日田市》 修景事業等につきまして、この事業、平成12年から24年までで、一応、完了というふうになっておりますが、どうしても日田市は、豆田と隈地区の二つの観光地を活性化させて、その市全体の振興を図りたいちゅう思いがあるもんですから、条例で日田市都市景観形成条例ちゅうのを持っております。この条例は単費でも、その建物の修景を行う時に補助金が出る制度もありますので、この事業が24年で終わりますが、その後もその事業を使いまして修景等、市民の方には支援をしていきたいというふうに考えております。

《委員》 あんまりまた言うといけませんけど、何か補助金の方法については、もう少し効果的なことを施策を取っていかないと、補助金が低いので、なかなか建物の建て替え等は難しいんではないかというふうな現地での説明を受けたんですけど、もう少しそういう国とか県とかの支援を受けるような計画等を立てるようなお考えはないのか、そのへんをちょっと説明を受けながら感じたんですけれども、如何でしょうか。

《日田市》 これから先、どうしても補助事業等を活用させていただきながら、市の単費等も使いながら、この街の景観作りを行っていきたいと思いますし、そのことにつきましても県と十分協議をさせていただきながら進めていきたいというふうに考えております。

《委員長》 他にございませんか。はい、じゃあ○○委員。

《委員》 ただ今の意見と重複するかもしれませんが、どうぞお許しください。進捗率が現在のところ、まだ3割弱ですよね。それで、空洞化とか高齢化、ちょっと地域の空洞化とか高齢化と言うことで、なかなかこの事業が地域の方々のところに、まだ今少し熱が低い。それでも街づくり委員会の方は、もう活発に活動していらっしゃる。そのへんの整合性と言うんですか、その地域の方々の発意ちゅうか意識をどのように高めて、この事業を100%にまで24年度、一応、予定をされているようにはありますけども、持って行かれるのか。先ほどと重複いたしますけども、もう少しお聞かせ願えればと思いますけども。

《日田市》 建物の修景等につきましては、先ほどから言ってますように隈の街づくり委員会がありますので、そこを通じて皆様方と話をしながら進めてまいりたいと思いますし、あとはこの事業で、あと事業年度3年残ってるんですが、あとのこの電線地中化事業が大変大きな事業が、まだ残っております。それにつきましても、現地を歩いてた時にもお話ししたと思うんですけど、どうしても隈の街は古い街なみで、道路幅員が狭く、今、その道路の中にも水道管や下水道管が入ってる関係上、地中化をする時にどうしても道の真ん中を掘っていく工事になろうかと思うんです。そうした時に、今のこういう景気が冷えた時にそう言う工事をして大丈夫だろうかちゅう行政としての心配もあります。ですからそういう部分を地元の街づくり委員会や地元の商店街と十分協議をして進めていきたいというふうに考えております。ただ、そういう事業が大きいもんですから、今ちょっと、進捗率としては悪いちゅうような状況になっております。

《委員》 良いですかもう一点。

《委員長》 はい。

《委員》 古いお店があって、大変私も、すてきな街なみ、とてもこれは、是非残したいなと、もう外部から行った者としては思うわけなんですけど、本当にすてきな魅力ある街なみでした。で、古いお店もたくさんありまして、例えばお店の後継者あたり、それぞれ歴史のあるお店ばかりだと思うんですけども、後継者などはどうなってますか、現況として。

《日田市》 はい。商工に確認しましたところ、やはり、どこでも同じと思うんですけど、やはり高齢化が進んで後継者がいないちゅう問題は、抱えてるみたいです。で、そういうのもあって、ちょっと事業が進まないというのも一因だというふうには思っています。

《委員長》 ○○委員さん。

《委員》 この事業の現在のところの効果が、居心地の良い空間で、将来的にはにぎわいを持ちたいと言うことを伺いましたが、この前、歩かせてもらったところは、本当にしっとりした感じできれいな街ですね。すぐ隣に飲み屋街と言うか、何かありますよね。そして、その隣、川沿いがホテル街ですよね。ですから、将来、にぎわいを目指すということは、その観光客の人たちがここを楽しんで歩くような街になっていくっていう意味だろうと思うんですよね。で、やっぱり飲み屋街も必要と思いますのでね。だから行った感じで、私も日田市民なんですけど、初めて歩いた感じで、ああ、道の向こう側は夜の街、こっちは昼の街かなって言うか、昼間歩く街かなという感じがしたんですよね。で、そういう感じで、周りとの連携を持ちながら、今後の計画を持って行くと非常に効果があるんじゃないかなという感じがしたんですが、逆に言うと、この前見せていただいたところにネオンが来ると、ちょっとどうかなという感じもしたりとか、本当、これは難しい問題だと思うんですけど、今の地区だけじゃなくて隈地区全体を見た感じで、全体の中でどういう連携と言うか位置付けをされているか、そのへんがありましたらお願いいたします。

《日田市》 はい。日田の観光では、旅館街に宿泊をしていただいて、三隈川沿いの遊歩道の散策。あと、この隈地区の歴史的たたずまいちゅうんですか、そういうのを散策、下駄と浴衣を着て街を歩いていただきたいというのが私どもの思いでございます。そう言う意味で旅館街との連携は、十分に図っていきたいというふうに考えております。

《委員》 はい、分かりました。ありがとうございました。

《委員》 じゃあ、すいません。

《委員長》 ○○委員さん。

《委員》 前回、指摘したことの確認で、隈地区の方、6.7ヘクタールで、事前事後の緑被率の方、お聞きしたいと思います。

《日田市》 はい。緑被率、こちらが9%ということになっております。その主な内訳でございますが、もう庭木、そして公園の緑地が、その事業地区内にある小公園、整備をいたしました公園の緑地を合わせまして、全体に対して9%ということになってございます。

《委員》 それが現状と言うことですよね。

《日田市》 現状でございます。

《委員》 それで、それをこの場合は、その現状よりももちろん良い完成度だと思いますけど、その修景。修景というのは、住宅だけの修景という意味では。本来は景観の修復ですよね。その時には周りの緑も含めてと言うか、街なみと同時に、その緑も含めて、特に三隈川の自然と接している、そこは非常にプラスなところなんですよね。先ほどの生物多様性という意味でも大事なんですけど、心理的に観光客が来る時にほっとするという。先ほどの居心地の良い空間のところで、イメージ図は緑がいっぱいあったんですけど、現地の写真はもう、ほとんど緑はないですよね。確かに9%という、先ほどの大分の駅南の同じという状況なので、是非これは、吸引力を含めるためにも、これはもう極力、9%を少しでも二桁台。で、できればその屋上緑化とか側面の方の、この歴史的な建物にちょっと緑が被るというのは、決して悪いことじゃないと思います。それは先ほどの○○委員さんが言われるように、外来じゃなく伝統的なもので、もしできるんであれば、なお効果的かなというふうに思います。是非、考慮して下さい。

《日田市》はい。

《委員長》 それではよろしゅうございますか。この三番の事業につきましては、対応方針案、継続ということになってございますが、継続が妥当であると言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい、ありがとうございました。それでは、この事業につきましては継続といたします。

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都市公園事業 豊岡公園
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《委員長》 続きまして4番。日出町豊岡公園、都市公園事業の説明にまいりたいと思います。お願いします。

《日出町》 都市公園事業 豊岡公園の事業説明

《委員長》 はい、ありがとうございました。この説明につきましてご意見ご質問をお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 費用対効果分析のところを見ますと、便益の方ですけれども、環境面と防災面でだいぶ効果があるようなことになっています。特に防災面ですね。災害時の一次避難地を。これは広場を作っておれば、そういうのを兼ねるという意味だろうと思うんですけど、どういう災害を想定されていたのかと言うことと、それから、ここができなくても他に代わりのところが別に考えられておるとかいうようなことがあれば、その二点についてご説明をお願いしたいと思います。

《日出町》 災害につきましては、一応、地震という、普通の風水害も当然ありますけども、一時的に避難するというものという考えではなくて、やはり広域的な隣接した住宅地がございますので、そちらの方が避難できるような広場という考えでおります。で、その住宅地の中にもやはり集会所等がございまして、そちらの方にも避難できる場所がございますけれども、そちらの収容人員とかそれを考えますとどうしてもあふれてしまいますので、そういうかたちで広場等を計画しております。

《委員》 地域の中に豊岡小学校等もあって、そんなにと言うか、どういう災害を想定されるのかによっても避難場所というのはちょっと違うのかも分かりませんけど、小学校等もあって、あんまり、公園実態、そういう防災面ではそんなに心配することはなかったのかなという気もちょっとしたのと、それから日出豊岡団地というのは、一時期は非常に増えていたんですけども、何か今、人口構成比と言うか、年齢の方ですね、特に。子供さんお持ちの方、まだまだ子供さんがたくさんいるような家庭が多いのか、だんだん富士見ヶ丘と言うと悪いかも分かりません。委員長さんから怒られるかも分かりませんが、だんだん高齢化して、もう子供さんは少なくなってきてて、だんだんまた別のところに移るような方も出てきているのか、そのへんの内容についてもちょっとお伺いしたいと思います

《日出町》 旧辻間団地内につきましては、やはり高齢化というのは進んでおります。その近傍で、下の方と言うか海側の方に新しい家が、また建っておりまして、そちらの方は若い世代と言うか、まだ小さいお子様の家庭が多くて、豊岡地区というかたちで行けば、その児童数も外の地区に比べれば多い地区になっております。

《委員長》 他にございませんか。はい、どうぞ。

《委員》 すいません。日出町の方、大分市と別府市のベッドタウンとして人口が、過去、伸びていった街なんですけど、ここに来て頭打ち状態になっているようなんですが、一つの見方として、別府市と日出町の間に、大規模団地が造成されたりして、そこでせき止められているんじゃないかというような見方とかも聞きますし、今後、あまり人口が増えていくというか、そう言うのもなかなか考え難いと思いますし、地元の説明とかは今後というふうにお聞きしましたが、例えば高齢者というのはやはり、自動車でスポーツ施設とかに行くことがなかなか難しいというような年代的にはなってくると思うんですけど、近隣の自転車で行ける範囲で、休止の間に今後、地元の要望等を聞いて、高齢者が近隣で何か、レクリエーションとかゲートボール場とか、グランドゴルフとか、ちょっと広い敷地が必要な、何かそう言うのを地元の要望を聞いて、今後、ちょっと考えて欲しいなと。別のまた見方ですね。

《委員長》 どうですか。

《日出町》 はい。委員さんがおっしゃられるように、人口の増加につきましては、先ほど、この都市公園の近くにあります、辻間第1期50年に開業しました団地が確かに、今、二代目を迎えております。そう言う状況の中にありまして、町としてもやはり環境の整備を行った中で、二代目がUターンして、ここで子供を育てていけるような環境作りをしなければいけないんじゃないかということもありまして、団地内でそういうった、今は近隣地域にコンビニとかそういった店舗兼用住宅等が配置されないようになってるんですけども、ある面、地域の方たちと土地利用につきまして、本当、お年寄りの方、それから子供さんが近くに歩いて買い物に行ける、そう言った小規模な小売店があっても良いんじゃないかというような土地利用計画の見直し等も現在行っているところであります。それから、高齢の方等につきましては地形的に、現地もご覧になられたかと思うんですけども、非常に急峻なところにあり、できるだけ近隣の公共空地を利用した、そういった高齢者に対する広場の活用、そういうのも今から、当然必要になってくるかと思います。

《委員長》 この地元住民との調整というふうに書いてありますけど、これは調整が上手く、話がまとまっていると言うか、そう言う状況なんですか。ずいぶん長く時間が経ってますけど。

《日出町》 先般も申し上げましように、地域の皆様につきましても、やはりこの公共施設に投じる町の体力、それにつきましてかなりの理解をいただいていると思っておるんですけど、そう言う中にありましても、やはり貴重な土地を提供していただいておりますので、それを今後、最大限、皆さんに活用していただくためには皆さんのいろんな発想も要りますし、協力もいただかなければいけないと思っております。

《委員長》 今、○○委員のお話にもありましたけども、一部供用開始も難しいというふうに、これで対応方針に書いてますけど、そのへんはまた知恵を絞って、少しの部分からでも使えるように供用するのもやっぱり納得がいく進め方ではないかと思いますので、そのへんも十分考えていただきたいと思いますけど。

《日出町》 はい。道路に面しました、若干、駐車場。これは駐車場と申しますのが、上にジュウキョ公園とザビエルウォーク等につきまして、そこを休憩所に使ったりとか、そこでいろんな会をしたりとかいうかたちで現在も使っているんですけど、ある程度、やはり管理上支障のないぐらいにやっぱり、町の方も単独費を用いてでも、やはり、今おっしゃられましたように、より、まだ有効に活用する供用開始をして皆さんに公開する必要があるかと思っております。

《委員長》 先はまだ何年でしたか。最終は。37年ですか。

《日出町》 はい。37年です。

《委員長》 ずいぶん先が長いので、中止と言ったことにならないようにやっていただきたいと思います。この事業につきましては、よろしゅうございますか。

《一同》(はいの声)

《委員長》 はい。それでは、事業の対応方針は、事業の休止ということ出ておりますが、これで妥当であると言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい、ありがとうございました。それでは、この四番の事業につきましては休止と言うことにしたいと思います。

《日出町》 どうもありがとうございました。

《委員長》 事務局の方、ちょっと時間が12時前。もうちょっとありますけど、もう一つぐらい行きますか。

《事務局》 はい。

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道路改築事業 国道197号古宮小志生木バイパス
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《委員長》 はい。それではすいません。ちょっと時間が押しておりますのでもう一件。第五番目の道路課。国道197号、古宮小志生木バイパス道路改築事業について説明していただきたいと思います。説明をお願いします。

《道路課》 道路改築事業 国道197号古宮小志生木バイパスの事業説明

《委員長》 ありがとうございました。ではご質問、ご意見等をお願いいたします。何かございますか。このトンネルは、もうできあがってるんですね、二本。

《道路課》 はい。トンネルは二本とも、掘るのは掘ってますけど、大分よりのトンネルについては、まだ舗装工事等を行っていますので、供用はまだできておりません。

《委員長》 何かご意見、いいですか。どうぞ。

《委員》 現地でも聞いたんですけど、脆弱な地盤の対策工がどうとかという話で、地溝帯の話等が現場でされていたんですけども、この場所をちょっと簡単にどういうふうな地盤、或いは土質と言うか、地盤溝ですかね。そのへんのところの説明をお願いします。

《道路課》先だっての説明で、中央構造線という話があったと思うんですけど、中央構造線と言うのは九州から四国を抜けて紀伊半島の方にずっと続いてる、所謂断層がここを通ってるという関係で地滑りが起こりやすい地形になってると言うことで、佐賀関地滑りの指定の地区もありますし、ここらへんの切り土は、意外と切ると滑りやすいと言うことで、この地区でも既に供用済みの佐賀関トンネルの抗口辺りも滑りがおきまして、アンカーで留めてると。今、最後に残ってるここの改良の地区がありますけど、ここも調査の結果、滑りの兆候が見られるんで、山側の法面についてはアンカー工で今、施工しております。このトンネルを掘削する時も、大きな事にならなかったんですけど、若干、そういう兆候も見られたと言うことで、また関連ですけども、現地でも申しましたけども、217号でやっております白木地区の改良につきましても、かなり大規模なそういう兆候が見られて、アンカー工で施工したというようなことで、佐賀関地区はそう言う傾向が多く見られるということでございます。

《委員》 今、説明があったように、そういうことが十分予想されていたんではないかなというのが、私の本当の言いたいところで、それを理由に遅れましたって言うところは、ちょっと十分、大分に近いからって言う言い方はおかしいけど、かなり情報は、地質の情報もこれまであったのではないか。或いは調査も、そう言うことも踏まえて調査されているんじゃないかなと思いましたのでお尋ねいたしました。もう一回、どうでしょうか。○○さん。

《道路課》 申し訳ございません。前回の再評価の時から1年遅れたと言うことで、ここら辺の地区の用地交渉が遅れてた関係もあって、17、8年の頃に設計に入ったんですけども、地質調査をした結果、そういう、ちょっとこれはかなり詳細に検討した設計が必要だと言うことで、その設計に多少時間がかかったと言うことと、それからここに工事に入って、若干、表面滑りみたいなものもあって工程も遅れたということがありまして、ちょっと予定より1年遅れてしまったと言うことでございます。

《委員》 ○○委員長

《委員長》 はい。

《委員》 そこに「環境配慮色の目隠しフェンス及び」ってあるんですが、環境配慮色って言った場合、何色か指定されたような色があるんでしょうか。それともだいたい焦げ茶の場合が多いんですが、焦げ茶のことを言うんでしょうか。

《道路課》 こちらの場合は焦げ茶でございますけれども、標準の保護柵等の塗装色としては、従来のは白のやつと、それから亜鉛溶融メッキ、銀色のやつが従来からあるんですが、その後、三色ですかね。グレー系とベージュ系と、この焦げ茶というのがございます。

《委員》 ありがとうございます。何か私、いつもちょっと違和感を覚える時があるんですけど、田んぼの横に黒いガードレールとかあると、かえって何か重たい感じがして、その場所毎にやはり色を選んでいただければと思います。配慮していただくことは非常によいと思いますので、よろしくお願いします。

《委員長》 他はよろしゅうございますか。はい、どうぞ。

《委員》 すいません。先般、維持管理費のことをお尋ねして現地で、トンネルの場合は、電気代16万、防災費15万、管理に必要ですということをお聞きしたんですが、何か事業って言うのは何て言うんですか、作る場合の費用と、あと、数十年間維持管理していく費用、全体的事業費だとは思うんですが、例えばトンネルが若干古くなった時に、修繕費用が発生したりするとかいうようなものは、この費用便益内訳書の中に、これの中に記載されていると言いますか、含まれているということでしょうか。道路建設費が、これは作る時の費用だと思うんですが、維持管理費4億5千万も含む。その考え方でよろしいんでしょうか。

《道路課》 はい。お答えします。費用便益費はマニュアルに沿って算出しておりますが、通常、トンネルに関しては、特に近代的なトンネルの場合、老朽化によって何らかの整備が必要になると言うことは、基本的には想定してございません。ただ、トンネルにすることによって、所謂土を切り土にするよりも防災上の安全性が高かったりと言うメリットもあって、トンネルの活用もされてございます。維持管理費としては、通常の舗装の修繕でありますとか、トンネルに伴う照明等の電気代、そういうった通常の維持管理費をベースに計算して費用便益比の中には入ってございます。

《委員》 資料の維持管理費の4億5千万円は、費用便益内訳書のこれに該当する訳ですね。

《委員長》 他にございませんか。無いようでしたら、五番の事業につきましてお尋ねいたします。対応方針は継続と言うことになってございますが、継続が妥当であると言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい。ありがとうございます。それでは、この事業については継続ということであります。

《事務局》 委員長、もう道路課も続いて、もう一つ、できましたら。

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道路改築事業 別府庄内線
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《委員長》 はい。では、もう一件。6番の道路課、別府庄内線、道路改築事業。説明をお願いします。

《道路課》 道路改築事業 別府庄内線の事業説明

《委員長》 はい、ありがとうございました。ただ今ご説明の事業につきましてご質問等がございましたらお願いいたします。はい。

《委員》 事業の重要さっていうのは非常によく分かったんですけど、今の交通の流れと言いますか、別府インターを出た別府の町に入る車の流れとか、それから九州横断道路を通ってからの別府市内への車の流れが、現在どういうふうになっているか。或いは、この計画が完成すればどういうふうになっていくかというあたりを、もうちょっと範囲を広げてご説明いただければありがたいと思います。

《道路課》 別府インターから今回のこの改良区間を通りますと、正に流川通りの方に行くと言うことで、別府にもいろいろ市街地が広範に分布しておりますが、中心の部分は、この路線を現在も使っておりますし、今後改良されればますます交通量が増加すると考えております。それからインターを出て右側に流れて、九州横断道路の方に行きますと鉄輪の方に下りていく、或いは観光港の方に下りていくというようなメインのルートになります。そう言った広範な範囲では、今回の改良によって大きくこちらに引っ張っていくということは無いかと考えておりますが、その途中に位置している住宅がかなり密集している地域等々ございますが、そういったところに下りていく、別府市内の部分につきましては、一部、この交通量に増えてくる部分もあるんじゃないかというにも考えられます。現在、実施しております交通量の推定の精度から言いますと、そういった部分と言うのは一括して推計することになりますので、どこから何台というふうな点については、データの持ち合わせがございません。

《委員》 ちょっと、流川の方が、今、町の方は車線が二車線ですかね。町の方は少なくて、ビーコンの方から富士見通りの方に流れてるのかなという、ちょっと私、感じがあったのと、それから流川の方に交通流がつながっているとしたら、次、どこら辺がボトルネックと言うか、ここは十分改善されたとすると、観海寺辺りから、或いは町中と言うか別府の市街地には抜けたり、或いはするような場合には、どういうふうなところがどうなのかと、ちょっと先のことまで考えてしまって申し訳ありませんが、ちょっとそんなのが。

《道路課》 お尋ね、下の方の話と言うことであれば、ビーコンのところで二股に富士見と分かれていくわけですけれども、そう言った意味では足し算だけからすれば、下二車線、二車線がプラスされて、ここに四車線で上がってくるというような見方もできるわけでございます。

《委員》 分かりました。

《委員》 すいません。環境への配慮と言うことで植樹帯を道路の両側に、とても良いことだなというふうに思います。これ、区間、この全区間と言うことで考えていらっしゃるんでしょうか。

《道路課》 はい。

《委員》 それはまず一点ですね。で、あと、樹種は。

《道路課》 下の低木の方がツツジで、今、植えています中木の方がヤマモミジを植えております。

《委員》 所謂在来に近いものを植えてるというふうに理解すればいいですね。

《道路課》 そうです。はい。

《委員》 はい。それから、こう言うのって公道ですから維持管理費はありますよね。先ほど電気代とかなんとか言うあれで言えば、向こう50年、そういう維持管理費も含まれているものなんでしょうか。その点が三点目です。

《道路課》 はい。基本的には、標準で年に一回程度。

《委員》 一回程度。そういうのが全部、やっぱり50年の中に入ってるという。

《道路課》 そうなります。

《委員》 はい、分かりました。

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 本事業の未着工の理由といたしまして墓地の移転が言われてますけど、今後、その墓地の移転に関して一年以上、やっぱり要するっていうことなんですか。23年度が完成予定になっておりますけど。

《道路課》 墓地の移転につきましては、まだ現時点では、移転先の整備等が、まだ進んでおりません。一応、そういった区画が整備されました後に、墓地の方の補償を締結いたしまして、順次、移転していただくことになります。で、墓地、他のものと違いまして、やはり時期というものがございますので、そういった期間を含めまして来年度中に、今年から来年にかけましてそう言った計画をお話しして、で、移転を済ませていただきたいと。で、その後に工事も仕上げることになりまして、今現在、23年度というかたちを出しているところでございます。

《委員》 候補地は、もう確定していることなんでしょうか。

《道路課》 一応、墓地の組合さんがございまして、今度の起業地と隣接するようなその近辺のところに代替地として協議をさせていただきまして、概ねそこでご了解いただいたと言う状態になりましたので、今回、目処が立ったというかたちになります。

《委員長》 それでは、この6番の事業につきまして、継続が妥当と言うことでよろしゅうございますでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 それでは、この事業につきましては継続といたします。予定では1時からでよろしいですね。ちょっと時間が食い込んで申し訳ないんですけど、1時から再開したいと思います。

(-----------------------------昼休み---------------------------)

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港湾環境整備事業 日出港 尖地区
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《委員長》 再評価の対象事業7番目、港湾課、日出港尖地区、港湾環境整備事業の説明をお願いします。

《港湾課》 港湾環境整備事業 日出港 尖地区の事業説明

《委員長》 はい、ありがとうございました。ただ今の説明に関しまして、ご質問、ご意見をお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 一般的なことなんですけど、この事業だけではないんですが、中止になってしまった事業について、一般に周知すると言いますか、こういう事に関心がある人が調べてみたら分かるというような感じではなくて、県報とかあるんですかね。そういうので一応、こういう事業をやっおりますが、諸事情により中止になりましたとか、一般の人に伝えると言いますか、そう言うのもちょっとやってほしいなというのがあります。

《港湾課》 要するに事業評価監視委員会の検証内容の公表と言うことで良いんですかね。

《委員》 はい。

《事務局》 事務局からご説明申し上げます。一応、県庁のホームページの中に事業評価の欄がありまして、その中で継続或いは休止、中止っていうようなことを結果報告を載せております。はい。

《港湾課》 それと付け加えですけど、関係するエリアの漁協関係者、それから役場という具合に個別にこういう考えというのを調整する中で、一応、お話しはしております。最終的に決定したらホームページに載せています。

《委員》 すいません。パソコンとか使わない方というのは、高齢者の方とか使わない方も依然、多いと思うんですが、一応、納税者側と言うんですか、やっぱり中止になった事業については、ホームページを見たら分かるというだけでなく、何かそう言うので一応、広く何か伝えるのも必要かなというふうに感じております。

《事務局》 一応、事業所側の方から、その事業に関する利害関係者については、直接その説明はされているかと思うんですけど、その他の、所謂一般的な納税者に対してまで、中止であるって言う報告は、ホームページに載せている以外、今のところしていません。これを公式に、例えば公式に県報に載せたとしても、逆に見る人が、まだホームページよりもいないかなって思っております。

《委員》 県の情報公開室に置かれてますわ。この冊子、そのものが。

《委員》 はい。

《委員長》 そうですね。

《事務局》 そうです。この会議が終わったら、今日の資料を情報公開室の方にお渡しいたしまして、必要な見たい人がおれば、見れるような状況にしておるんですけども、こちらの方から能動的って言うか、積極的には一般の人には、ホームページとかそういったもの以外の公表って言うのはしてないですね。

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 よく、中止にした場合に補助金を返還しないといけないと言うふうに聞くんですが、この場合はどんなふうになってるんでしょうか。

《港湾課》 平成10年ぐらいに、元々事業評価という時に、一度事業にかかったらなかなか止められないというお話しの中の一つに、やはり今まで投資した分の返還とかいろんな話がありました。そういった事業を中止し易いようにするために再評価という、多分、事業評価のシステムができて、そして、この中で審議して中止になったものについては、基本的には返還の義務はないということになってます。しかし、違法的な使い道の分については返還ということになるでしょうが、最終的には国との協議の中で整理されることになつております。

《委員》 委員長

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 平成13年度の再評価を受けた時に継続という評価で、この継続という評価を受けたようにありますけど、その後、工事はもう、着手されてないままずっと、平成18年度に休止の評価になっていますけど、その13年度に評価を受けた時点で継続をしたいっていうことでは提案されたと思うんですけれども、その後、休止に至るまでの5年間ですかね。その間、着工できなかった理由を、この前の説明会の時にあったかと思うんですけど、もう一回、お願いできますか。

《港湾課》 基本的に平成13年度当時、まだ砂・砂利の貨物量としては、1バースで10万トン超えていた状況と、それから緩衝緑地というのは二つの利用環境によるものがあって、漁業活動をする小型船溜まりと言うのがこちら側にございまして、そして砂、砂利を扱うバースがこちら。例えば、この港湾環境整備事業を再開する時はどうするかと言うと、当然、砂・砂利バースが増えてきた場合が一つ考えられる。逆に小型船だまりが増えてきた場合。それと両方増える場合もあるんですけど、そういうのもありましたので、貨物量がそれほど減ってなかったんで、まだ見込みとしてあったという解釈で継続をお願いしたという経緯があります。で、平成20年になりますと、もう砂利の方も3万6千トンぐらいで、平成19年が7万トン。どんどん急激に減ってきたもんですから、これはすぐに10万トン以上に増える見込みはないため、事業評価監視委員会の時期も来ましたこともあり、中止という話にしました。当時はまだ、予測としては確定的なところが、まだなかったもんですから、継続と言うことになっております。

《委員》 すいません。どうしても理解ができないのは、13年度に継続という評価がありながら、どうして、工事にかかれなかったかということなんですが。

《港湾課》 何故、環境整備の工事をやらなかったかということですか。

《委員》 はい。

《港湾課》 環境整備の工事については、そんなに年数がかかるわけはないんで、ぎりぎりまでは待てれると言う話もありました。要するに緩衝緑地は砂、砂利のバースが稼働しだした時に必要なものになります。改修事業の進捗状況を見極めてもタイミング的に間に合うんじゃないかなと言うことで工事にかかっておりませんでした。

《委員》 すいません。漁船は減ってるんですけど、プレジャーボートがずいぶん増えてるようにありましたけど、そのへんは今の現状で足りてるんですか。

《港湾課》 はい。プレジャーボートは、まだ今の泊地で、このエリアで足りております。で、増えればという話なんで。漁船の場合は、ちょっと増えてくると、生鮮食品と言うか生ものを扱うので、特にまた気をつけないといけないと。プレジャーの場合は、今はこの中に入ってるんで、それほど急にと言うことで出てこないだろうということで。

《委員長》 他に。

《委員》 良いですか。

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 パワーポイントの中の地元の要望のところで、背後地の宅地開発計画があるため、臨港道路の整備というのが真ん中ぐらいのパワーポイントにあるんですけど、そのへんの考えは、もうこのまま中止になってしまうと、港湾環境整備事業はもう、私はしょうがないかなと思いますけど、背後地の道路整備辺りは、ちょっと港湾課と関係はなくなるのかも分かりませんけど、何らかのかたちで整備ができるようにお願いしたいなと言う・・。ちょっとこの前、現地へ見学へ行った時にも何かえらい狭い道路と言うとおかしいですけども、を通った印象があって、ああ、こんなところという言い方もおかしいですが、まだ整備が、港湾ができてれば港湾の整備に伴っていろいろ関連道路もアクセス道路も整備ができたのかなという印象を受けたので、ちょっとそのへんに対するお考えなりコメントをお願いしたいと思いますが。

《港湾課》 今、背後の宅地開発計画と言うのは、ここにあたります。で、崖状になっておりまして下の方に道路と言うことです。基本的にはこちらと、小型船溜まりを結ぶ道路と言うことでありましたけど、今、町の方とはこの道路をつなぐだけじゃなくて、宅地開発の部分で下に下りる道路とかいろんな話もありました。町の方に行った時には、住宅開発があった時にここ辺は港湾事業でやるとか言うことは別にして、道路は欲しいという話がありましたんで、町の方には全体の開発計画とその外にも交通網としての都市計画道路もありますし、テキサス等の企業があるもんですから渋滞対策もありますし、そこ辺は全体を見直した中で個々の議論をしましょうと言う話をしております。

《委員》 よろしくお願いします。

《委員長》 他はよろしゅうございますか。

《委員》 ちょっとここの件ではないんですが、先ほどの○○委員の質問に対して、要するに国費返納義務はないという話だったんですが、別件で、いや、返すんですよというふうに聞いてたんですが、具体的にはどのあたりの仕分けで返すものと返さないものがあるんですか。ちょっとそれを教えていただきたい。中止にした場合。

《事務局》 事務局からお答えします。例えばですけど、先ほどの日出町豊岡の公園なんですけれども、あの公園において今日、休止の判断をいただいたんですけど、あれを中止にしてしまうと、既に用地を購入しております。それでもって事業効果の発現がされてなくて、日出町においては土地が購入された状況になります。そうすると、この状態で中止で国費分の返納がないとすると、丸々町は儲けたようなかたちになるわけでございます。このへんについては国の方も事業効果の発現が為されてないというようなことで返納になると聞いております。ケースバイケースがありまして、例えば道路改良とかで途中まで現道拡幅をやってきたと。バイパスでもよろしいんですけども、何らかの事情で途中で中止になったと。ただ、当然、土地も買って、その買った分については道路も造られてると。で、効果においても、パイパスの全体の機能はもちろん無いにしても、途中から現道があってそちらの方に迂回して、それなりに機能が発現されていたとか言う場合においては、これも国の方との協議が必要かと思うんですけれども、国に対する返納はないと。最終的には国との協議が必要かと思うんですけども、一般的にはそういうふうなかたちになるかと思います。

《委員》 今回の場合は、事業効果の発現があったと見なせるんですか。つまり、この支出はほとんどあれですよね。漁業補償と調査費ですよね。つまりこの場合も、得たのは漁民の方々が漁業補償を得ただけです。

《港湾課》 先ほど言いましたように、基本的に中止という考えをやる時に、国の方に当然協議と言うことで、取り扱いはどうなるかというのも確認をします。社会経済状況の変化と言いますか、社会経済状況に変化がなければそのままの状態で作るべきものであったんですけど、社会経済状況の急激な変化とかそういう不測の事態で作る必要がなくなった。そう言うのも一つの判断材料になるかと思います。そういうのを事前協議をやって、これの取り扱いについて国との協議を当然やってから、本委員会に諮るという格好で、今、やっております。ケースバイケースでいろいろあるんだろうと思います。基本的には、国の方とは協議をする。少なくとも事業評価のシステムは通さないといけないという議論にはなってると思います。

《委員長》 うん。よろしいですか。

《委員長》 それでは、だいたい意見もそろったようでございますので、お諮りいたします。この事業につきましては、事業者の方からは、対応方針として中止と言うことが出ておりますが、それで妥当であると言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい、ありがとうございました。それでは、この事業については中止といたします。

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地すべり対策事業 花合野第1地区
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《委員長》 それでは続きまして8番目。農村基盤整備課の花合野第一地区地すべり対策事業の説明をお願いいたします。

《農村基盤整備課》 地すべり対策事業 花合野第1地区の事業説明

《委員長》 ありがとうございました。ただ今ご説明の事業につきまして、質問、ご意見等をお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 事業完了の最終年度に、測量試験費というのが項目として上げられておりますけども、具体的にどのようなことをされるんですか。

《農村基盤整備課》 事業実施前におきましては、どのような対策をするか地中の観測機器等で観測して対策を実施しております。で、対策を終えた後は、その地すべりの変動が沈静化しているか。また、地下水位が適正な水位まで下がっているか、それを少なくとも一年間は見張って、それを持って完了とするようにしております。

《委員》 当然、事業が完了した後も、定期的にこういう検査をされるんですよね。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 で、その検査費も、当然、この事業費の中に含まれるんですか。

《農村基盤整備課》 いえ。事業完了後は、県の維持管理に移行いたしますので、県の単独事業と言うことで事業費を持っておりまして、その費用の中で監視若しくは小規模な維持補修であるとかを行っていく予定であります。

《委員》 それはもう、県がされるんですかね。地元じゃなくて県の管轄。

《農村基盤整備課》 はい。法律上、県が管理者となっておりまして、基本的には県が責任を持って監視を続けるということでやっております。

《委員長》 他はよろしいですか。はい、どうぞ。

《委員》 先日、現地を見せてもらって、非常に貴重な事業が推進してるなと言う思いを強くしたんですけども、湯平と言うと、先ほどから説明があってますように温泉街と言うことで、昔は寅さんの映画のロケもあったと言うことで、我々もなじみの深いところなんですけど、地元のそう言う旅館業とか温泉業とかされてる方々からも、地すべりに対する不安とか何か、そういうご意見みたいなのがありましたら、ちょっと教えて欲しいなと思うですが。或いは、事業が進んでいるから安心であるということかも分かりませんけど、お願いいたします。

《農村基盤整備課》 はい。事業実施前におきましては、説明の中で写真をお見せしておりますが、あのような変状が発生しておりまして、特に観光産業等が発達しておりますので、大変な不安を感じていらっしゃったと言うことであります。それを受けまして事業を実施しております。それで、現段階で大半の地すべり変状は沈静化しておると判断しておりまして、地元の方におきましても事業への協力態勢等は、大変、協力していただいているところであります。

《委員》 ありがとうございました。

《委員》 一つだけ。

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 この事業で対応できる雨量というのは、どこまでですか。集中豪雨等々の時。

《農村基盤整備課》 はい。将来、50年確率で降る雨量だとか、そういった計算は用いておりません。基本的には、地下水を安全な水位まで下げると言うことでありまして、当然、降雨量との相関を見ながら、豪雨の際にも地下水が上がらないような水抜きの態勢を取っているのが対策の趣旨であります。

《委員》 ですから、多分、この事業のそのものとはほとんど関係なくなってしまうんでしょうけども、例えば集中豪雨等々で避難勧告と地すべりが予想されるというような警告が発せられると思うんです。防災の時にですね。その時に、この事業が終わった時点で、ここの地点の観測及び警報の水準というのは変化するんですか。

《農村基盤整備課》 警報の水準であるとか避難の勧告等につきまして、通常のどの場所においても一緒でありまして、24時間雨量で80ミリ程度が予想される時などの基準で、そう言った時に警報が出されて、そういう態勢を取るようにしております。

《委員》 そうですよね。ここで質問するのも変ですけども、要するに土壌等と関係なく警報が発令されるという、そのままなんですね。

《農村基盤整備課》 はい。

《委員》 それは確認です。それともう一つ。この間、地元を見せてもらって、かなり工事が進んでいて、その中で幾つか抑止工のところは、杭を打ったところは見えないような感じになって、ここは温泉地なので、できるだけ観光客が不安に思わないようにと言う意味では非常に良いと思うんですけど、その外にあの地域、多分、アンカーも打ってますよね。幾つかの地点で。車の中でもザッと見えたんですが、うちの近所にもアンカーがあるんですけど、あれはコンクリートぶち抜きの、そのまま下に杭を斜めに打ち込んでるアンカーですが、あの辺りも何となく、これは前も、或いはコンクリを斜面を固めてる部分も湯平はあるんですけれども、あれを見ると、ちょっと温泉地としては興ざめなんですよね。そのあたりの事業、例えばコンクリートの上に何かツタでも這わすとか、そういったかたちでちょっと工事の方も、ちょっと観光地だと言うことにご配慮いただければと思うんですけど。

《農村基盤整備課》 また今後、今のご意見を受け止めまして、配慮していきたいと思ってます。

《委員》 はい。どうもありがとうございました。

《委員》 以前も説明があったかとは。聞き逃しているかもしれませんが、この本地区の地すべりの構造というのは、本地区独特のものなのか、それとも他県にもこういう例は見られるのかと言うことをちょっとお聞きしたいんです。

《農村基盤整備課》 地すべりの特性といたしましては、日本全国でも一般的に見られる、地質時代としましては180万年前から1万年前ぐらいに堆積された土砂と言うことで、通常、全国的に見られる地滑りと何ら変わりはないと。はい。状態であります。

《委員》 そうした場合、じゃあ、こういう工事は、あんまり、それもだいたい普通には行われているような工法を取っておられるということなんですね。

《農村基盤整備課》 そうですね。はい。一般的な手順で進めております。

《委員》 十分、効果もちゃんと期待できると言うことなんですね。

《農村基盤整備課》 そうですね。はい。効果に関しまして、今後の地すべりの発生は、これをもって無いものと。はい。考えております。

《委員》 安心しました。

《委員長》 よろしいですか。

《委員長》 ご意見が出そろったようでございますので、この事業につきましては、対応方針が継続と言うことになっておりますが、継続が妥当であると言うことでよろしゅうございますでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい、ありがとうございました。この事業につきましては継続といたします。これで再評価事業の8件が終了いたしました。

---(事前評価)---
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道路改築事業 国道217号平岩松崎バイパス
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《委員長》 これからは、事前評価対象事業の審議に入ります。これは一件だけですが、事前評価1番の道路課、国道217号、平岩松崎バイパス道路改良事業について説明をしてください。

《道路課》 道路改築事業 国道217号平岩松崎バイパスの事業説明

《委員長》 はい、ありがとうございました。この事業につきましての質問、ご意見等をお願いいたします。誰かございませんか。

《委員》 事前の評価の段階ですから、目標とか計画、見込みなんですけど、残土処理率と、それはそれで大事でしょうけど、例の運土計画ですね。前回、ちょっと質問をしましたけど、土を運ぶ計画ですね。それ、是非、明確化していただきたいなと。予算をする段階で、当然、土とかどれだけ運ぶかというのは、経済的には出てくると思うんで、前回、ちらっとそういう話は聞いたんですけど、もう一度ここで確認をしたいなというふうに思います。

《道路課》 今回の事業に関しましては、比較的平地の中を、既に工業化しているところを走っていく路線と橋梁で成立しておりますので、基本的に土を動かす量というのは、かなり限られております。また、設計の段階では、削る部分と盛りたてる部分のバランスを取っておりまして、この事業の中で基本的には収支がゼロになると言う計画を立てております。

《委員》 じゃあもう、今の段階では、その残土処理率は、もう100%というふうに考えて良いわけですね。運土計画と言うか、土を運ぶと言うのはもうこの工区内で全部収まるというふうに理解して良いんですね。

《委員》 はい、分かりました。

《委員長》 他にございませんか。はい、どうぞ。

《委員》 発端というのが、松崎交差点を何とかしたいという、松崎交差点に不規則な横断と言いますか、交差になってるので交通事故等も発生して、何とか危険箇所、危険な交差点を解消したいというのが第一の目的なのかと思うんですけども、JRさんとの協議だとか、或いはこの津久見市の都市計画街路と言いますか、の津久見市の道路計画との関連性と言いますか、特に交差点周辺について実際に現地を見せてもらったんで、こういうところをずっと通って津久見市街に入ると言うことで、非常にやっぱりどうなのかなと、何回か通っただけで思ってたんですけども、そのへんのお話しを二点ほどよろしいですか。意味不明ですか。よろしくお願いします。

《道路課》 現況の都市計画道路を、今、ここのところにちょっと幅広い市道があるんですけど、松崎踏切のところに、佐伯の方に向かう道路の方からこちらの方にちょっと幅広い市道があります。これが計画決定で言うと、一度、このJRを越えて、ここの交差点の付近にタッチするような絵の都市計画はあります。で、それはかなり昔に作った計画ですので、ちょっと現実味が無いようなかたちになってますので、それを見直して、今のここのところに計画を入れてる分については都市計画決定されてませんで、今、地元説明会等をしながら、事業までに何とか都市計画決定がなるような手続きを今、進めているところです。

《委員》 JRとの協議は。

《道路課》 JRとの協議も今、下協議の方は進めていますけど、実際、JRをわたるようなかたちになるのは、ここのところで橋で越えるようなかたちになります。

《委員》 松崎交差点については別に。

《道路課》 松崎交差点については、何れは市道の方になるとは思うんですけど、ここのところ、歩道とかが無いので、その分については、市の方とかで合わせて計画とかはありますけど、まだ現況としては、平面踏切は残るようなかたちになります。

《委員》 はい、ありがとうございます。そう言う意味では松崎踏切近辺の図面が欲しかったんですよね。要するにあそこがポイントだということになれば、バイパスをつないだのと現道との交差の部分で交通量の動き、ほんで人の動き等々が、今のままでは旧道から上がってきた人、自転車等々は、あの辺りで、踏切は多分残るでしょうから、狭い道をそのまま上がってくるわけですね。で、そこへいきなり大きなバイパスが、そこはかんで来ますから、旧道から上がってくる部分と言うのは、おそらく信号待ちで、踏切でもう一回信号でと言うことになると思うんですね。ですから、現状よりも旧道から来る分は非常に困難になってくると思われます。人とか自転車が、或いは車も、もしそこを通ればですね。で、バイパスの方からはスムーズに流れるように、多分、設計されると思うので、そのあたり。ただこっち側は民家が多いですから、自転車とか人の歩行というのは、減るどころか結構あると思うんですね。そのあたりの交差点での処理と言うのを、本当はちょっと見せて欲しかったと思っています。つまり事前協議なので、ここのところがポイントだと言われれば、そこのポイントのところの図面がこうで、人をこういうふうに誘導しますとか、それによって交通安全が確保されますとか、交通量がこういうふうに流れて予想されているので、こちらに流すことによって旧道の方の交通量というのは住民の利用の車ぐらいになるでしょうとか、そういうようなところで安全確保。つまり、今、片道一車線の二車線道路だと思うんですけど。そこに幅員が狭くて人も通れないと。じゃあ、バイパスを通した時の旧道の整備というのはどうなる。或いは、人の流れはどうなるとかいうところも本当は、口頭での説明はあったので構いませんが、図面上、交差点付近でどういうふうになると。で、交通事故発生地点がどういうふうに解消されるとかいうことが示される方が、今後、良いんではないかと。今日はもう良いですけれども、そういうようなかたちで今後、事前評価の時に、ポイントのところはやっぱり、売りのところはやっぱりこちらにも図面で示していただければこちらも分かりやすいということで、今後お願いしたいと思います。

《委員長》 今のご意見、その点よろしく、これからお願いいたします。

《道路課》 はい。

《委員長》 他に。はい、どうぞ。

《委員》 すいません。片側自歩道と言うことですが、街路樹とかは計画されてるんでしょうか。

《道路課》 現段階で、街路樹は、計画には、入れてございません。

《委員》 3.5mだと、入らないこともない広さですかね。

《道路課》 通常の設計ですと、例えばこの場合は、街路樹1.5ないしは1m取りますけれども、今回、都市内ではありますが、片側が線路がありまして、片側はかなりセメント関係の工業地帯ということもございまして、歩道としては街路が取り付いてくる片側。で、自転車の通行が多く見込まれますので、自転車歩行者兼用と言うことで幅を大きく取っています。それから、どうしても植樹帯はあるに超したことはないんですが、幅員との関係と、その植樹帯があることによる維持管理費の増大という部分もありますので、この事業については、現在のところ計画には入れてございません。

《委員》 津久見って緑が少ないところだなと、時々思うんですけど、片側がセメントのあれなんで、やっぱり通学路に緑が欲しいなというのが気持ち的にはあるので、まだ余地があれば、多少でも植えていただければと思います。よろしくお願いします。

《道路課》 その幅については、どうしてもちょっと広げると、非常に高価な建物にぶつかるという部分もあって、都市計画上はこの幅で行かせていただきたいと思いますが、その幅の範囲でできることはやりたいと思います。

《委員長》 では、ご意見の方はよろしゅうございますか。

《一同》(無しの声)

《委員長》 それではお諮りいたします。この事業につきましては、事業実施と言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 それでは、当該事業は実施といたします。以上で事前評価対象事業の質疑を終わりたいと思います。

---(事後評価)---
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道路改築事業 国道217号(坂ノ浦工区)
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《委員長》 これより事後評価対象事業の審議に入ります。まず、事後評価番号1番の道路課、国道217号、坂ノ浦工区、道路改良事業の説明をお願いします。

《道路課》 道路改築事業 国道217号(坂ノ浦工区)の事業説明

《委員長》 はい。ありがとうございました。ただ今ご説明の事業につきまして、現地調査を私ども、いたしましたが、そう言ったことも踏まえてご質問、ご意見等、ございましたらお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 今の説明の中で、用地取得に困難な事例があったためとか、或いは移転地の取得ですかね。そういうところがちょっと困難があったみたいな話があったんですけど、もう少し詳しく、移転が何件ぐらいあったのか、或いは、適地としては、どの辺が近くで、どの辺が遠いのか、ちょっとよく分かりませんけども、そのへんの説明をよろしくお願いいたします。

《道路課》 ちょっと、補償に関する件なんで、あんまり詳細には申し上げられない部分があると思うんですけど、かなり大きい物件が数件ありまして、そういうものに時間を要したということなのですね。工場とかがありましたんで、そこらへんの、当初、部分的な移転にと考えてたのが、工場の機能上、全体を移さないと機能しないというようなこともありまして、そうなってくると、ちょっと、やっぱり大がかりな移転になりますので、そういう関連移転としての移転場所等にちょっと時間がかかったと言うことでございます。

《委員》 ちょっと私が質問が悪かったんですけど、宅地と言うか、民間のお家の移転だったのか、或いは、造船所がありましたけども、造船所の土地に絡む、造船所の施設に関わる移転もあったのかというふうな意味ではっきり聞けば良かったですかね。そう言う意味です。

《道路課》 そう言う意味だと、後者の方になります。

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 資料の方にB/Cが1以上というふうなことを書いてありますが、計画当時はB/Cを幾つ見込んでて、継続の審査が合った時には、その時が幾つで、最終的に事業効果はこれだったっていうふうな数字的なものでは評価が難しいんでしょうか。

《道路課》 この事業を始めた当初の時点では、今で言うB/C評価というのはやっておりませんでしたのであれですが、基本的には、ここの区間の場合、特に岬へ回る交通がトンネルでまっすぐ行くという時間短縮が主な部分だろうと思います。それ掛ける、その交通量と言うことになりますので、交通量自体は、現道の交通が全て移っていると、こういう確認をしておりますので、そう言った意味では初期の目標は達成しております。ただ、事業費のところで先ほど申し上げたように、かなり増加をしております。そう言った意味では、仮に事業の前提としてB/Cを出していたとすれば、そのコストの増分だけB/Cが下がっているだろうと言うことは予測いたします。なお今回、正式なB/Cということではありませんが、この区間、この路線だけで引っ張ってくる交通量などを排除したかたちで、その短縮時間を計算いたしますと、B/Cは、約1.5ぐらいは見込めるものというふうに考えております。

《委員》 ここ、実際に現地を見学させていただいて、たまたま通学する高校生ぐらいの子たちが、もうのんびりとゆっくりと行ってたというところを見て、本当に安全になったなと言うのは実感しました。それで、もう一つ気になったのは、その八坂トンネルですか、500mちょっとですけど、かなり排気ガスで、何か煙幕でいってたのが、ちょっと気になったんですね。こういう大気汚染の方、例えば継続的な調査とか何か、そういう対策は特に取られてないんでしょうか。

《道路課》 この500m強のトンネルの場合は、確かにダンプとかが入ると、相当息苦しい感じにはなりますが、そう言った意味での調査対策というのは、今のところやってきておりません。

《委員》 そう言う意味では為されていないということなんですね。そこだけがちょっと気になったので、あれですよね。よく、長いトンネルになるとあれなんですか?これはもちろん一般的な質問なんですけど、ある程度長くなると、良く排気するような施設があったりしますよね。

《道路課》 トンネルの排気と言いますのは、自然の空気の流れと、そこを車が走ることによる空気を押し出す効果とを計算して決められておりまして、トンネルが長くなるほど、それが難しくなってくると、ああいうジェットファンという換気扇を入れて人工的に通すと。或いは一方通行のトンネルと相互交通のトンネルを比較しますと、一方通行の方が車が一方にしか押しませんので、そう言った意味では換気上、有利になるとか、そう言ったいろいろ基準に沿ってやってございまして、ここの場合は相当幅員も広く、トンネルもそれほど長い方ではありませんので、比較的に恵まれた状態かとは思いますが、歩道の交通量が結構多いということで、そう言った点ではご指摘の点はあるかと思います。

《委員》 分かりました。

《委員長》 他はございますか。それでは、この事業につきましては、評価の完了と言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい。どうもありがとうございました。この事業につきましては、評価の完了といたします。休憩は、もうよろしゅうございますか。

《一同》(はいの声)

《委員長》 はい。じゃあこのまま続けます。

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中山間地域総合整備事業 木佐上
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《委員長》 再評価2番目の農村基盤整備課の木佐上地区、中山間地域総合整備事業の説明をお願いします。

《農村基盤整備課》 中山間地域総合整備事業 木佐上の事業説明

《委員長》 ありがとうございました。ただ今のご説明の事業につきまして、ご意見、ご質問等ございましたらお願いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 すいません。とても成功してるって言うか、上手くいってるなという感じがしました。限られた期間の中でいろんなことがあってるし、数字の上で効果も上がってるしという感じで、とても良いなと思ったんですね。で、この前見に行った時に、上手くいった理由はどこにあるのかなと思いながら見てたんですけれども、ちょっと変な言い方かもしれないんですけども、わりと都市部に近いということがあって、多分、専業農家じゃなくて他のちゃんとした定収入があるからこういうことに投資する資金的な余裕があるんじゃないかなと思ったんですよね。と言うのは、だから農林業が上手くいっていくことが何となく皮肉な感じもするんですけども、これ、今、急にお尋ねするのはちょっと悪くて、前にお尋ねすれば良かったんですけども、専業農家の割合はどれくらいあるかとか、それから、今、この農事組合とかいろいろありますけども、はっきりした数じゃなくて良いんですけども、構成している方とかの年齢がどれぐらいだったいうことをお尋ねしたいのと、はっきりしてなくてだいたいで、若いとか歳が・・・とか、それとかあと、後継者がいそうだとかですね。で、私は、今言ったような感じを個人的な感想を受けたんですけども、実際、携わった方から見て、これが上手くいった理由はどんなところがあるかというのをちょっとお聞かせ願えればありがたいです。お願いします。

《農村基盤整備課》 まず戸数についてなんですけども、木佐上集落の全体の戸数としては300程度になります。農家戸数なんですが、だいたい100弱といったところであります。都市に近いというところもあるんですけども、木佐上集落については事業前から木佐上コミュニティーといった組織がありまして、非常に地域作りに積極的に取り組んでおりましたので、そういう組織が積極的に活動しているので、事業を通じてもうまく推進できて、効果にもつながっているものと思われます。

《委員》 兼業の程度はどうですか。

《農村基盤整備課》 すいません。そこまで数字をつかんでおりません。

《委員》 はい、すいません。何かこの木佐上地区は、地元の新聞でもしょっちゅう活動が紹介されていて、非常に活性化した地域だなというふうな印象を持ってたんですけど、こういう国や県の追い風を受けて、非常に素晴らしい成果が出てるような気がするんですが、こういった農事組合法人と言うか、今まで単独でやってきた農家が法人化しまして共同経営やるなんていうのは考えられなかったような結果を生み出してるんですけど、こういった地域が大分県でも幾つも今後可能なんでしょうか。何か農業政策ちゅうのは、根本的に変わってきているような気がするんですけど、そういう中で、ここは実にうまく乗り切れてるかなと思うんですけど、そこんところ。これはちょっと模範例じゃないかと思うんですが、他にもどんどん可能な地域があるのか教えてください。以上です。

《農村基盤整備課》 基本的に大分県の農政の今後の農業の担い手をどういうふうに作っていくかというスタンスなんですけれども、一つには個人で、或いは企業的に儲かる農業を推進する人たちがいる一方、例えばこの木佐上地区のようにみんなで地域の農地を守っていこうと、地域を守っていこうということで活動している集落営農のようなところと二つ方向性があります。ですから一人で1千万2千万儲かる農業を花とか畜産をやっていただくと、ミカンをやっていただくという方がおる一方で、なかなか土地利用型農業につきましては九州の大分につきましては、アメリカとかオーストラリアとか、或いは日本国内でも北海道のような農業はできませんので、どちらかと言うとやはり土地利用型農業につきましては、土地を守っていくということに主眼を置いていくのかなというところです。で、県内につきましても、例えば豊後高田市辺りでもほ場整備を10数地区やってますけども、こういうものを契機に集落営農がいろんなところでできておりますし、また、あと、豊肥とか豊後大野につきましてもほ場整備を行った地区を中心に集落営農組織ができる一方で、また、先ほど申し上げましたように専業で花をやったりとかお茶をやったりとか、こういう農家の方もいるというところで、木佐上地区の在り方というのは集落営農というスタイルなんで、どちらかと言うと、先ほど、委員からご指摘のありましたように、兼業農家の人たちの集まりと。その中で一部のオペレーターの方が地域の人から土地を借りてということで、必ずしも生産的な農業のかたちと言うことじゃないので、県では今年から、実は、集落営農も持続的のあるかたちにするためには、消極的に土地を守るというのプラス儲かるようにしようじゃないかという話を今、検討しているところでございます。

《委員》 ありがとうございます。

《委員》 この事業の中に農村公園を作ると資料にあります。その農村公園の規模なり役割なり、その利用状況などに関してお知らせ願います。

《農村基盤整備課》 農村公園についてですが、整備の内容としましては、レクリエーションなどができる広場、グランドの整備と、あとはトイレ、ベンチなどの整備を行っております。基本方針としましては、地域のイベントなりに使ったり、で、行事とかそう言うのに利用されるようになっております。で、利用状況については、ちょっと細かい数字が今手元にありませんので、ちょっと示すことはできません。

《委員》 先日の視察で、ここは視察の中には入っていなかったんですけども、敢えてこの事業の中にここも組み込まれたちゅうことは、何かしらやっぱり目的があったことだと思うんですけどね。農村公園を敢えて作ったちゅうことに関して、そのへんをもう少しお知らせ願えますか。

《農村基盤整備課》 この事業につきましては、先ほど事業の説明でありましたように、一方では生産基盤。例えばほ場整備とか農道を造るとかいう純然たる農業の発展という部分と、それから地域の生活環境という面を一緒に行って行くということで、多少、確かに委員、ご指摘のように、全体の構成として農村公園の必然性は何なのかというお尋ねなのかなというふうに思うんですけども、この当時は、やはり地域の中で、例えば高齢者がゲートボールする場所が無いとか、そういう話を地域の中に、この計画を立てる中で要望を聞いた上で盛り込んだものと思われます。

《委員》 先ほど説明がありましたけども、私も豊後高田の住民ですけども、豊後高田の方も営農組合が少しずつできつつあります。で、かなり成功例、フキ地区なんかは大臣賞なんかをもらってます。大変成功している例のところもありますけど、これ、例えば、ある種の遊びの空間みたいな、そういうところまではなかなか目が届きにくい部分がありまして、例えば地域住民もなかなか昔みたいに伝言してと言うんですか、なかなかそういう機会も少なくなっていますので、例えばお花見ができるようなちっちゃな公園みたいなところみたいなのができることはとても望んでいたことではありますので、今後、もしこういう計画がありましたら、そう言う方面も地域と連携して作っていただければありがたいなと思います

《農村基盤整備課》 今、ここにほ場整備する事業種として純然たる、昔から言ってますほ場整備事業で、ここみたいに所謂メニュー事業と。所謂生産基盤と環境基盤を合わせてやる事業と、こういう二種類に分けられるかと思うんですけど、今までの生産基盤オンリーのほ場整備ですと、そこまでの環境の所謂事業者がなかったんです。で、最近になってそういうことも国の方が改善しまして、一部、そういうのも取り込めるように、だんだん制度の改正になってきております。そういうことで当時、フキ地区あたりは非常に、特に集落営農はよく取り組んでいただいて、県下では見本になるところだというふうに思ってます。当時、私もそこにいましたので、当時、ハードウェアがそこまで行き届かなかったというのが現状でございます。

《委員》 今の説明者の方に関連してと言うか、ほとんど同じ意見なんですけど、もうハードだけじゃなくてソフトと、もう一緒にやらないといけない時代になったわけですね。で、先ほどコミュニティーがしっかりしてたから成功になったと思いますって、これは本当にその通りだと思うんですね。逆に言えば、コミュニティーがしっかりしてないと、或いはそれを育てきれないとしたら総合整備事業は、おそらく失敗に終わるんじゃないかと。逆に、本当にここがコミュニティーが成り立たないような状況であれば、そこをコミュニティーが成り立つような状況を作りつつ、総合的な整備事業をしないといけないっていう、もう時代になったんじゃないかなと思います。今回は、一部は配慮していただきましたけど、そういう、もちろん生産性が効率的になったことは。これは大事だし、利便性も高まったと言うことも大事だし、地域特産物の開発も良かったというふうに思いますけど、やっぱり人づくりですね。先ほど、後継者の部分が気になりますって言う話がありましたけど、兼業でもう、農家と消費者の方が、地域がうまくバランスが取れてるところだったからできたかもしれませんよね。それが、人づくりと言うことも意識して、後継者のことも含めて、それからできればと言うか、これからの農業の開発の方は、やはり里山の生き物の方ですね。それをむしろ付加価値を付けて、地域ブランドにするぐらいの、もうそういう地域作り、それから環境作り。環境作りというのは自然環境だけじゃなくて文化も含めてですね。それからもう当然、生業づくりというか、この生産性も高めなきゃいけないと。これをやっぱり同時に、ソフトもハードもやっていけるような事業になるというふうに期待しております。これ、感想までなんですが。はい。

《委員長》 はい。

《委員》 いろいろ生産実績のデータを載せていただいて、非常に効果が上がっていると言うことなんですが、だいたいこの地区での生産額というのが分かりますかね。何億とか・・・。

《農村基盤整備課》 生産額というか、まぁ法人の方のデータになるんですけども、全体の収益としては約2千100万。

《委員》 事業を始める前がだいたいこれぐらいで、事業後はこれくらいになったとかいうのがあると、より分かりやすいかなと思うんですよね。2千万の総売上と言うことですよね。利益ですか?

《農村基盤整備課》 収益。

《委員》 収益。生産高って言うか、農業生産額みたいなのは?

《農村基盤整備課》 生産額だけは、すいません。ちょっと今、手元に資料がないです。

《委員》 何かそのへん、一応、農業振興を目的としているので、本当はそのへんでB/Cって言うか、この30億近くの投資をした結果、売り上げがこれくらいになったっていうのがB/Cだと思うんですね。この数字に表れない面で非常にここは地域作りができたとかいう効果はあると思うんですが、事後評価としては、一応、数字的なもので表して、それに入らないところはこういう効果もあるんですよというような書き方の方が良いんではないかと思いますが。

《農村基盤整備課》 委員、ご指摘のように、確かにB/C、最後、弾いてるんですが、生産額或いは利益率と言うところまでは示しておりませんが、確かに売上高とか、もうちょっとマクロな数字が現れるような評価の手法について、次回から工夫させていただくような格好で行いたいと思います。

《委員》 でも、もう評価は終わりっていうあれじゃなくなったんですか。今後の後がまだあるんですか。

《農村基盤整備課》 はい。先ほど申し上げましたように、約、法人の方で2千万程度の、先ほど利益と言いましたが、庭先価格というところで2千万ですんで、利益はその1割2割なのかなと思いますけど、法人管理以外のところの売り上げというのも多分、法人の経営面積が、約20数haですので、約2、3倍と考えると、売上高ベースで、おそらく6千万とかで。利益率で1割なら600万とか2割なら1200万とか、そういうオーダーなのかなと。年間でというふうに思っております。

《委員》 それと、資料で150件か何か営農農家があったですよね。そうすると1件当たり6万円とか5万円ぐらいしか利益が上がってないようなことなんでしょうか。農業を一年間やってと言うことですかね。生産基盤を作ることにはすごいプロで詳しいんですけど、そういうふうに、今度、生産額とかどれくらい収益が伸びたかという点に対してあまり、データもいつも聞いても分からないことが多いので、少しそのへんに興味を持っていただければと思います。

《農村基盤整備課》 ちょっと今、手元にそういう数字を持っていないので、ちょっと正確な数字をお答えできなくて、大変申し訳なく思ってます。ただ、今日、お示しした中で単収が上がったとか生産面積が増えたと言うことで判断しますと、当然、金額には直し切れてないんですけども、効果的にはそれで弾けば、十分金額的には生産額としては上がったというふうには思ってます。また、今日、データがございませんので、また後日でも、またお出しすることができれば出したいと思っております。

《委員》 ちょっと良いですか。反収と言うのは生産効率ですよね。反収というのはあくまでも生産効率であって、生産額の上昇を示すものでも何でもないんです。ですから、ここで出ている表というのは、これ、組合になって法人化された中で生産効率が上がったと言うことを示してるだけで、この地域の生産額そのものが伸びたなんてことはどこにも示されてないんですよ。この表。で、量もちょっと水稲が増えてるけれども、大豆は、そして麦ですよね。この辺りの単位価格の変動も非常に下がってる・・・。ですからこのあたり、この事業に関して生産額が増えてるなんてことは一概には言わないでいただきたい。それを言うんであればきちっとデータを出していただきたいと思いますし、それから。言わないでおこうと思ったんだけど、そういうことを言われるから言いたくなって。それと、ここの法人の、要するに組合法人、農家数は出てるけれども、要するに就業人口等々が出てないですよ。農家数の中の辺りで何人働いているのか。兼業であれば、或いは専業であればどうなってるのか。それによって先ほどの収益も非常に、一戸あたりに換算したら何これっていうような売り上げでは、やった意味がないと言う。ここの事業の。だから、そのあたり、きちっとやった意義があるんですよって言っていただくためにも、経済的な意味も付けるためには、この辺りどれぐらいの生産額の伸びはいくらで、組合、或いは農家一戸あたりの収益と言うよりは、この場合、収入の増ですね。費用を除いた分の実際の実収入の増について利益率等も弾いていただいて、最後に閉めていただきたいと。それ、是非ペインティングにして、それが答えと出てくるようにということで、次、開く必要はないと思いますけども、それはお願いしたいと思っております。

《委員長》 ありがとうございました。ただ今の意見も、次はないと思いますけど、次回の回に、それまでに調べて何かお願いしたいと思いますが、よろしいですか。

《農村基盤整備課》 分かりました。また次回、もしこういうことで、資料のご提供だけさせていただこうと思います。

《委員長》 よろしくお願いします。それでは、この事後評価二番目の事業につきましてお諮りいたしますが、評価の完了と言うことでよろしゅうございますでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい。それじゃあ、今の意見を踏まえて、それの事後の承認をいただきます。

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畑地帯総合整備事業 佐賀関東部
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《委員長》 それでは事後評価三番目の農村基盤整備課、佐賀関東部、畑地帯総合整備事業の説明をお願いします。

《農村基盤整備課》 畑地帯総合整備事業 佐賀関東部の事業説明

《委員長》 はい。ありがとうございました。それでは、ご質問、ご意見をお伺いいたします。はい、どうぞ。

《委員》 急傾斜地が整備事業によって、非常に作業がしやすくなったというのは、現地、見させてもらってよく分かったんですけど、まず生産がいろいろされ、多種類の柑橘類がされるようになって、いろんな販売路が確保されているように思うんですけれども、直売所の販売であるとかネット販売であるとか、本当にどの程度、書いてはあるんですけど、どの程度の割合で、本当に営業になってるのかなって言うのも失礼なんですが、商売になってるんですかね。ネット販売なんか、本当、どれぐらいあってるのかなって言うのが、ちょっと気になるところではあるんですが、いろんなのの販売ルートでどれぐらいどうなんだよっていうデータがありましたら、ずっとお話しをお願いしたいと思うんですが。

《農村基盤整備課》 販売生産額について、先ほど数値でご説明したんですけれども、インターネットとか直売場のデータちゅうのは、なかなか。農協に出荷している共販の出荷なんかもあるんですけど、ちょっと全てが把握できないので、今、生産額というのは、今、作付け栽培されている、分かる範囲の面積から生産額を出した状況なんですけれども、実際、もう説明しました直売場ですね。それは、今出してるところ、けっこう見て回ったんですけど、けっこうお客さんが多くて、販売もけっこう好評なかたちでしているような状況は見受けられます。ちょっと、なかなか全てを集計しているデータちゅうのは、ちょっと見難いところがあるんですけれども。

《委員》 感じとしては、今、パワーポイントで出ているんですけど、馬場地区だとか室尾地区とか言うのは、別にどちらが多いとか少ないとかじゃなくて、どこも賑わってるよみたいな感じだという理解で良いんですかね。

《農村基盤整備課》はい。特に左下の室尾地区なんかも、私たちもちょっと行っていろいろお話しとか聞いたんですけど、そういう地元の方も積極的に売ってるようなかたちでありました。

《委員》 佐賀関の道の駅の方までは出してないんですかね。白木、一尺屋の方の道路と言うか道路沿いと言うか。

《農村基盤整備課》 若干、出してる方もおられると思います。

《委員》 ああ、そうですか。

《農村基盤整備課》 で、主にいろんな方がいろんなところに出してるようで、ちょっと、それが全部共通の組織と言うか、そういうかたちじゃない。

《委員》 そうすると、地域がいろんな地域にまたがりましてたくさんの地区があって、いろんなことがされたり、その中でまた何軒もあったり、大きくされてるところもあれば小規模でされてるところもあるような現地での説明だったと思うので、どういうふうに効果が出てるのかなというのがつかみ辛いなと言う感じが、ちょっとしたんですけど。

《農村基盤整備課》 地元の方にいろいろ聞いても、結構、ホームページで販売しているとか、そういう方の声も伺いますし、ちょっと自分ところで作ったのを親戚にあげたりとか、そういうのもあって、なかなか全ての販売額というのが、ちょっとつかめない状況なんですけど、一応、こういう直売所や共販の選果場に出してるとか、そう言うのは積極的に行われているようです。

《委員》 はい、ありがとうございました。

《委員長》 はい、どうぞ。

《委員》 すいません。5ページの前の4ページの下の方に、佐賀関地区の農業関係データっていうところがありまして、その一番下に、1名当たりの旧佐賀関町の農業所得がかなり増えてまして、これは、農業をやられる方が非常に少なくなったので一人当たりが増えたというような、そういう。

《農村基盤整備課》 先ほど、農家の戸数でちょっと数値を出していますけど、これが統計上の資料になるんですけれども、ちょっと一定以上の販売額とか耕作面積の人は対象になってないんで、実際、今現在の156戸と31戸というのが、ちょっとつかめる範囲でここに表示しているんですけど、もうちょっとそれよりも数は多いと思います。で、農業所得についてなんですけど、やはり新しい品種に転換したりとか、先ほども話をしましたとおり販路を拡大して独自の流通を行ってる。また、大きな、積極的にミカンとかそういう果樹を作ってる方がちょっと突出してきたようなかたちで所得が上がってるんじゃないかと、いろんなところで聞く限り、ちょっと伺っております。

《委員》 年間ですか?

《農村基盤整備課》 これは年間です。小さな、もう零細で、もう自分ところだけでしてる方も全ての集計の結果になるんだと思うんですけれども。

《委員》 その少し前の表で、実施前と現在の生産額が出てて、現在を足し合わせても、そんなに大きく減ってないんですね。445戸が作ってたのと156戸が作ってるのと、そんなに大きく変わってないなとかいうのがあって、どうしてなのかなとか、ちょっと少し疑問に思ったんですけど。

《農村基盤整備課》 今、主な作物の生産額を提示させていただいているんですけど、これがつかめる範囲の面積にしたんで、例えば植え替えをするために改植とかしてるところの面積とか、もう本当に小さな面積とか除かれてる可能性があるんですけども、一応、ミカンとかよりもそれ以外の品種の方が単価的には高いもんですから、全体的には今、同じぐらいの生産量しかつかめてないんですけど、実際、現在はもうちょっと面積は、若干、多いはずなんですけど、今、手元にある資料でご呈示できるのは、このようなかたちになってます。

《委員》 ちょっとお聞きしたのかもしれないんですけど、耕作放棄地は、今、竹藪になっていると言うことなんですが、全体の割合はどうだったんでしたっけ。

《農村基盤整備課》 ちょっと正確には、こっちの方もつかんでないんですけど、こういう農業状勢でもありますんで、それなりの面積はあるかと思うんですけど、それ以外の方と言うか、個々の農家さんも、今、実際、やってる方なんかも非常に積極的で、ミカンを作ってる方がおられますんで、そこらへんの面積が。これもはっきりしないんですけど、不確定な面積で申し上げ良いのかどうかあれなんですけど、今、受益面積が193ヘクタールと言うことで前の方にご説明したんですけど、実際、こっちで確認できるのは130haぐらいじゃなかろうかというようなかたちです。それ以外はもう、特に個々の農家さんでやってるとか、改植で、今、植えてないとか、そう言う方のところがあったりとか、先ほど言われたように耕作放棄地のところがあったりとか、そういうことになっている状況であると思われます。

大分市の方にもお聞きしたんですけれども、こっち側の佐賀関の東部側は、一応、今言いましたように190に対して130ぐらい。で、今度、大分市側の方に志生木と言うところがあるんですが、そっちの方、昔、70ヘクタールぐらいの団地がありまして、今残っているのは2haぐらいと。大分市の方に聞いたら、やっぱり道を整備すると、団地はやっぱりこうやって残ったんだなと言うような話でした。そういうかたちがあります。で、実際、数値的にはなかなか今、私たちも調べたんですが、果樹統計というのがありまして、それがもう、平成18年で終わってまして、で、果樹統計という中身自体も、年々によって統計の中身が違うもんですからなかなか整理しにくかったんですが、例えば、今、一番下に書いております、実施前39から、現在67というあたりも、全国平均で行くとそこのところ67万円のところが57万円ぐらい。だから、大変少ない数字ですが、ミカン農家というのは、現地でもご説明したみたいに牛とかの農業と違って、旅行には行けると。だから退職された方が、地方のobの方、それから農協のobの方が多く担い手として残っておられます。そう言う状況です。

《委員》 なんか地域のブランドというのを見たんですが、何かあんまり知られてないような感じもしまして、もうちょっと何か。30億以上かけているので、もうちょっと、聞いただけであそこのあれねって分かるような力の入れ方とかないのかなと、ちょっと思っていました。

《委員》 よろしいですか。私、ちょっと意見が違って、今回の整備事業で、これまでこの地域が、生産、支えられてきたという意識をしています。つまり公共事業と言うのは、こういう農業基盤整備。これ、さっきの説明と今回の説明と同じ事業費ですよね。それは、こういう事業って二つあると思ってるんです。一つは公共事業で、これからもそれが生かされて基盤整備されて、その社会資本が整備されるためによって今後それが、経済で言えば生産手段として機能していく、或いは生活基盤として機能していくというのと、今回、ちょっと見てて改めて思ったのは、これまで支えてきたと。30億かけて、これまでこの地域の農業基盤を支えてきたんだなと言うことはよく分かりました。で、あの斜面へ入ってみて、水兼道路にしろ何にしろ、要するに普通だったら考えられないような知恵をひねり出して、あの地域、あの狭いところで道路を造って水を流しながら、或いはもう使われてないんでしょうけど、昔、リフトでミカンを下ろしてたの、もうあれも使えない。うちの知ってる親戚の田舎もあんなのを使ってたなと言うのを思いだしたんですけど、そういう整備を通じながら、ここをずっと、この25年間ですか。事業を始めて終わる、そして現在に至るぐらいまで支えてきたんだなと感じたんですね。それはそれで非常に意義があったと感じましたし、それが今後、じゃあこの地域でその社会資本を生かして何ができるかっていうことは、これはちょっと難しいのかなと感じました。農家の数と、それからここで作られている柑橘系類の生産のしかたなどから見て、これはもう集団営農で、これが今後発展するというのは、ちょっと難しいんじゃないかと。で、今見せていただいたので言えば、例えばグリーンツーリズムしろ何にしろ、そういう方向転換と言いますか、農業があれだけの方向転換が見られるんであれば、今度はそれに対応するような整備事業と言うのが、今後、この地域は必要になるんではないかなと思います。このままであればグリーンツーリズムも非常に難しい地域ですよね。だから、それを支えるような基盤整備というのが今後、この地域には必要だと感じました。要するに、今までで、これで今後何かやると言う公共事業ももあるでしょうけども、やってきたことで支えてきたと言うことも報告に書いていただいて、今回は、そう言う意味では農家数の激減の中で生産額の維持、或いは展開によって農業所得、おそらく多分、年間こんなもんでしょう、今はね。これで、じゃあ農業が自立できますかと言われた時に非常に難しいという中で、じゃあ、今後はどういうやり方があるんだって言うことを考えていただいて、是非、次期のこの地域の振興についてご尽力いただければと思います。

《委員長》 はい、ありがとうございました。それではこの事業についてお諮りをいたします。この事業については、評価の完了と言うことでよろしいでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい、ありがとうございました。では、評価の完了と言うことにいたします。

《委員長》 それでは、これで全ての評価対象事業の審議が終わりましたので、これより付帯意見について審議をお願いします。何か付帯意見がございましたら、皆さんの方から発表していただきたいと思います。はい、どうぞ。

《委員》 事務局の方にお願いが、先ほど事前評価の方で言い忘れたことが。もしよろしければ、ここでオーケーであれば、その事前事業の一意見として議事録に入れていただければありがたいんですけど、そういうことって可能なんでしょうか。もう終わってしまったから無理なんでしょうか。

《事務局》 委員会は全て議事録、記録として残します。

《委員》 じゃあ、こういう忘れてしまったのもあれなんですね。入れて良いわけですね。

《事務局》 はい。

《委員》 事前評価の方で、植樹帯の方で○○委員の方でお話しがありましたけど、それにちょっと追加で、何かあのままだと、おそらく現実はそのまま無くなりそうな感じもしましたので、敢えて、是非工夫をって言うことで。予算の問題もあるんであれでしょうけど、例えば自転車とか歩道の兼用のところが3m50でしたっけ。そこの部分。実は、よく自転車と歩行者の事故もあるんですね。高校生辺りの通学路っていうことを考えると、工夫によれば植樹を一つ、ストッパーの役にできないかなというような、ちょっと工夫が一つです。それから、いやそれも無理だと言うことであれば、例えば、その住宅街、津久見の方で生け垣の方の、要するに緑被率が駄目だったら緑視率と言うか、見た目だけでもですね。例えば津久見市さんと協力して、住宅街の緑を増やす。生け垣の助成も含めて、何とか道路を殺伐としたと言うか、鉄道線路とセメント会社の間をずーっと安全ですっていうことで子供たちが行くんじゃなくて、子供だけじゃないんですけど、市民が行くんじゃなくて、是非、緑の点からも、少なくとも見た目に潤いがあるなという、そういう配慮みたいなのをできればありがたいなというふうに思っています。その一意見を付け足しとして入れていただければと思います。以上です。

《委員長》 他にもございませんか。よろしいですか。はい、どうぞ。

《委員》 特に付帯意見ということではないんですが、ちょっと感じたことでも良いですかね。私は何か、事後評価が一番大事じゃないかなと思ってて、事業をやった後に、それがやっぱりどういう効果を持ってるのかと言うことをはっきり。今までは私、これ、どれを見ても結構、国の補助金をもらうために国の審査を受けて、で、終わったら会計検査で検査されて、そういう意味では、一回、国のフィルターを通るからかなりの信頼できる事業だと思うんです。どれも。だけど、今から税源を移譲されたりすると、もう今度は、県民に対してはっきりこういう、何故この事業採択して、そのした結果は、こんなふうに効果があったんですよっていうことを説明する責任がすごく重たくなってくると思うんですね。今じゃなくて今後ですね。その時にやっぱり、今は、数字的なことはあまり出さずに効果はあったんですっていうようなことですが、今後、出て来る事業はやっぱり、事前評価とか、継続のB/Cとかも出たもの、事業がずっと出てくるので、やっぱりそれに対してちゃんと数字的なことを一回出して、で、その数字がマイナスだから悪いって言うことじゃないと思うんですね。この数字に表れないこういう効果があるんですっていうことも同時に明らかにしていただいて、悪い場合にはそれを改善するためにどういう方策を打ちますとか、やっぱりそこまで行かないと、何か、できるだけやったんで、こんな効果がありましたぐらいのことでは、やっぱりそれじゃなくて、じゃあ、もうちょっとこういう事業の方が良かったんじゃないですかとか、事業採択のところまでフィードバックするような事業評価をしていかないと、もう、財源がどんどんどんどんちっちゃくなる中で、より厳しく選択を迫られると思うので、そのへん、事業評価の方をしっかりお願いしていきたいと思っています。

《委員長》 はい、ありがとうございました。他はよろしいですか。

《委員長》 じゃあ、今の二人から出ました事前評価の、これは事前評価の歩道の部分の環境配慮、或いは安全の配慮と、そういうことですね。

《委員》 はい。

《委員長》 これは、それじゃあ、付帯意見じゃなくて意見としてお伝えすると言うことでよろしいでしょうか。

《委員》 はい。

《委員長》 ○○委員の今のは、付帯ではなくてよろしいですね。

《委員》 なくていいです。

《委員長》 はい。それじゃあ、具体的な事後評価が大事になってくると言うことで、具体的な効果に対する数値等を順次、出して欲しいということで、これもお願いしておきたいと思います。それでは、付帯意見と言うことは特にないと言うことで、今日の全体のまとめでございますが、再評価対象の8事業につきましては、対応方針案の継続が7件、中止が1件ありますが、これは妥当であるというふうにいたします。また、事前評価対象の1事業につきましては、新規事業の実施について妥当であるといたします。そして最後に、事後評価対象の3事業は、何れも評価の完了ということを判断をしたいと思います。そういうことでよろしゅうございますでしょうか。

《一同》(異議無しの声)

《委員長》 はい。どうもありがとうございました。以上を、じゃあ、知事の方に12月1日に答申をする予定になっておりますので、そう言うことでやりたいと思います。以上をもちまして、本日の評価事業の審査は全て終わります。あと、事務局の方で何かございましたらお願いします。

《事務局》 私、農林水産部の方から一言お願いがあります。事前の説明会の時に事務局長の方からご案内があったと思いますけども、今回、中山間地域総合整備事業の荻地区というものを事業着手10年後と言うか、10年目ということで再評価対象地区になっておりまして、本委員会に審議をお願いする予定にしておりました。この地区は木佐上地区と同じように総合メニュー方式でいろんなものの事業がありまして、選べるんですけど、その中に今、新聞紙上を賑わしてます、水が溜まらないという大蘇ダムからを水源とした農業用水路の計画がその中に入っております。それで、農政部としましては、国が、以前は秋口までに方針を示すということで、それを待っていたんですけれども、秋口になっても説明がありませんでしたし、ご案内のとおり政権が変わりまして新たに10月末に郡司副大臣がまいりまして、時期はまたはっきり申しませんでしたけども、年度内は、若干無理だろうなという話もありました。それで、今のダムは全く水がゼロになるわけではありませんので、半分程度の受益はまかなえるだろうと言うことで、荻地区についても水源が大蘇ダムからと、もう一つ大谷ダムという既設のダムがあるんですけども、そこから、両方から水が取れますので、実施しても後戻りすることがないと思うんですけれども、しかし、国の方針を見てから本委員会に審議をしてもらいなさいという上司からも話がありましたので、それで、時期的なものが見えないところがありますけれども、来年の3月上旬辺りに、大変申し訳ありませんけども、もう一回、本事業についての審議をお願いしたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

《事務局》 それでは最後に、事務局長の○○建設政策課長からご挨拶を申し上げます。

《事務局長》 皆様には長時間にわたり丁重なご審議をいただきまして、本当にありがとうございます。本日の審議結果は、先ほど委員長が申されましたように、12月1日に知事への答申と言うことにお願いしているところでございます。私ども、答申はもとより、今日、いただいたご意見を最大限尊重して、今後の事業推進に努めてまいりたいと考えております。今後ともご指導の程をよろしくお願いいたします。これをもちまして第24回、大分県事業評価監視委員会を閉会いたします。本日はありがとうございました。

・・・・・・・・・終了