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第23回 大分県事業評価監視委員会議事録
第23回 大分県事業評価監視委員会 議事録
日時:平成21年8月4日(火)10時00分~17時00分
場所:大分市府内町2丁目1番4号 トキハ会館(5階ローズの間)
議題:公共事業評価(再評価)
出席委員:高山委員長、安部委員、石田委員、井上委員、宇野委員、島田委員、下田委員、杉浦委員、原副委員長
対象事業:連続立体交差事業 日豊本線(豊肥本線含む)久大本線
都市計画道路事業 丸山五和線
道路改築事業 国道442号
道路改築事業 国道217号
道路改築事業 吉野原犬飼線
道路改築事業 臼杵大南線
道路改築事業 佐伯蒲江線
道路改築事業 三重弥生線(井ノ上工区)
道路改築事業 三重弥生線(因尾工区)
道路改築事業 中津高田線
道路改築事業 大分大野線
道路改築事業 高崎大分線
道路改築事業 三重新殿線
道路改築事業 宇佐本耶馬渓線
道路改築事業 野津宇目線
総合流域防災事業 桂川
総合流域防災事業 臼杵川
広域農道整備事業 玖珠地区
森林環境保全整備事業 入蔵大峠線
《事務局》本日の委員会は、再評価につきまして知事から諮問されました県事業19件の事業について審議をしていただきます。審議は資料の順に従いまして、 途中、休憩、昼食休みを挟みまして行いたいと考えております。大変すいません。なお、議事録を作成することから、質疑応答につきましては手元のマイクを使 いましてご発言いただきますようお願いを申し上げます。それでは委員会設置要項によりまして、委員会の議長は委員長が務めると言うことになっておりますの で、委員長さんにお渡ししたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
《議長》それではただ今から第23回大分県事業評価監視委員会の議事に入りたいと存じますが、議事に先立ちまして、本委員会の議事録署名委員を指名をさせ ていただきたいと思います。大分県事業評価監視委員会設置要項第4条第5項により、議事録署名委員といたしまして○○委員さんと○○委員さんを指名させて いただきますので、お二人の委員は事務局の議事録作成後、審査署名をどうぞよろしくお願い申し上げます。
《両委員》(承諾)
《議長》本日は、この委員会の前に現地調査を行っていますので、そういったことを十分参考にされながら、各事業の説明を受けて審議をしていただきたいと存 じます。ここで再評価に対する審議の主な論点を簡単に述べさせていただきます。再評価は、事業を巡る社会経済情勢の変化、また、事業の投資効果やその変 化、事業の進捗の見込み、そして代替案立案の可能性を視点として評価を行うことが必要なことから、本日の審議は、一つ、事業が現状の社会経済情勢の変化と 乖離していないか。二つ、残事業期間の長いもの或いは総事業費が増額したものにつきまして、計画期間内に完了するために十分に検討が為されているかどう か。三、費用対効果、環境対策等の考えが十分為されているかどうか。四、対応方針案が妥当であるかどうか等の論点からご審議をお願いしたいと存じます。で は、各事業者は、時間の関係から一件あたりの説明時間を5、6分程度でお願いしたいと思います。説明が終わりましたら7、8分程度かけて皆様と審議をいた したいと考えておりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。では、ただ今から再評価の審議を始めますが、その前に先ほどちょっと○○部長さんからも お話があったと思いますが、県の道路事業に関する事業評価手法の見直し案の説明。そしてそれに対する皆様方のご意見を求めたいとの申し出がありましたの で、まずその説明からはじめていただきたいと思います。よろしくお願いします。
《道路課》道路課長の○○と申します。よろしくお願いいたします。今日、19件の審議があるところでございますが、その前、少しお時間をいただきまして、 道路事業に関する事業評価の見直し方針について、この場でご説明を申し上げたいと考えております。この背景といたしまして、この委員会におきましても B/Cの使い方に妥当でない点があると言ったご指摘をいただいているところでございます。また一方、先ほど部長が申し上げましたように、国直轄事業18の 道路事業が中止され、17が再開するというようなことが世間に大きく報道されましたけれども、この中でいわゆる費用便益効果、B/Cの取り扱いであります とか、それに対して命の道の必要性が評価できているのかといったような議論がされているということがございます。また、大分県といたしましても現在、道路 の中期計画として道構想21というものがございますけれども、その改訂作業を行っております。これがこの秋に決定予定ということでございまして、これを もって、また、道路事業における政策的な実施方針、優先度の考え方といったようなものを改めてお示しするというような準備をしておるところでございます。 こういった状況がある中で、現在、説明責任が十分に果たせているのかというところに疑問がある点としましては、B/Cが、予算の出所と言いますか、いわゆ る通常補助事業は予算を受けるためにB/Cを出す必要があるから出していて、その交付金事業というたぐいの事業では出していないと言うことはあるんです が、これは委員会でもご指摘いただいてるように、あんまり合理的な根拠だとは考えられませんので、このあたりを是非改善する必要はあるだろうというふうに 認識しております。また、その他B/C以外の事項につきまして、どうしても必要性な環境配慮とかコストとか言った点について定性的な説明が多いと言うこと で、議論の基準、その客観性が十分でないのではないかという点があるものと反省しているところでございます。また一方で、B/Cを使えば何でも良いのかと いう話が、この2番の問題を引き起こしているというところがありまして、B/Cで全てを判断しようとしますと、施策的に必要とされる道路事業の必要性が本 当に反映できているかどうかというところは、多いに疑問のあるところでございます。特に国の大規模な事業ですら、ああであった中で、県が小規模集落に至る 生活道路とか、そういった非常に地道に改良事業を進めているものに対して、より妥当しない部分が多いのではないかというふうな意識もあるところでございま す。また、事務的な話にはなりますが、実際、B/Cを厳密に評価しようといたしますと、交通量が変化する全ての道路の影響を汲み取る必要がありますので、 そういった意味では、交通量推計のために一定の費用を要すると言うところでございます。で、こういった状況を踏まえまして我々も検討を進めてきているとこ ろなんですが、今、お示しできる方針といたしましては、まず一つ目、これまでのように予算費目ではなくて、その事業の内容に応じてB/Cを使うかどうかと いう点を考えたいと言うことでございます。それから二つ目、一次改良、いわゆる、現在二車線が確保できていないような道路を二車線、車がすれ違える幅を確 保するといった事業を一次改良と言っておりますが、こういった事業など最小限の道路整備、こういったものについては必ずしもB/Cが1を超えると言うこと を必須条件としないで総合評価を行ってはどうかというふうに考えています。ここで申します総合評価と言いますのは、3番でございますが、先ほど委員長から もお話がありましたように、その評価の視点に基づいて事業の必要性、効果、それから事業の内容としてのコスト要因、それから環境影響もそのコスト要因の一 環かと思われますが、こういったものをできる限り、その客観的なデータないしは事実としてお示しすることによって、この委員会における判断材料をしっかり と整えて、客観性を持って議論をしていただけるように務めていきたいというふうに考えております。それから4番でございますが、他県、或いは国でも今、そ ういった動きが出てきておりますが、B/CのうちのBでくみ取れていない部分を何とか貨幣換算して、例えば防災の効果であるとか医療の効果、そういったも のをBに追加して考えようという研究もされております。そういったものについてはなかなか、本来、学術的な意味で、それが足し合わせることが妥当かどうか といったようなところ、難しいところがあるというふうに見ておりまして、こういったものについては我々も研究を進めて、或いは国、他県における検討結果に よって合理的なもの、我々が十分に認められるものが確立されれば、それは大分県としても積極的に導入することといたしまして、当面は研究を継続するといっ た方針でいかがかと考えております。また、こういった方針の具体化に向けては、本日を含めまして委員の皆様のご意見を伺いながら決定していきたいと考えて おります。できれば今回からと言うこともありますので、前回の事前説明の時点から若干の時間がございましたので、特に規模の大きい事業については、前回、 お示しできなかったB/Cも、簡便な手法、つまり交通量推計を新たにはしないで、その現道の交通量を持ってどれぐらいのB/Cが出るかと、少し過小評価に なりますが、そういった数字もご用意し、また、今まで定性的な表現だった部分にもできるだけデータを加えるようなかたちで対応しようとはしております。基 本的にはフルスペックでこの方針を反映できるのは、次回以降になろうかというふうに考えておりますので、その点はご了承いただきたいというふうに思ってお ります。で、具体的にもう少し考えて明らかにしていきますと、道路の事業の種類っていうのは、だいたいこういうふうに分けて考えるのが適当ではないかと 思っております。一つは維持修繕、ないしは防災でございますが、こういった事業につきましては基本的に道路の機能が向上するものではないので、今のB/C を計算するとゼロになるというものになります。これにつきましては現行もそうなんですが、評価の対象とはしていないということでございます。で、次に交通 安全事業として歩道を整備する、あるいは交差点の改良を行うという場合もありますけど、こういった歩道整備なども、現在のマニュアルですとB/Cはゼロで す。中央分離帯を造るとかそういったことがないと計算ができないというような格好になりますので、これについてはB/C無しで事故の発生状況であるとか交 通の状況といったものを総合評価として評価していただきたいというふうに考えてございます。また、この下二つが、いわゆる、本日も多くが議題に入っており ます道路の改築事業でございますが、まず通行困難区間を解消するような一次改築の事業でございます。これについてはまがりなりにもB/Cの算定は可能だと いうふうに考えてございまして、一方でB/Cを1確保できない場合にも、最小限の整備は必要だろうというふうに思います。こういったものについて、例えば 1.5車線的整備と言ってるような一車線の幅と離合所を作ると言ったようなもの、本来、県道の規格以下ということになるんですけど、それはさすがに最小限 と言うことでB/Cも実は出ないものでございますので、こういったものについては残念ながらB/C無しで評価と言うことになろうかと思いますが、多くを占 める一車線から二車線に拡幅する事業、こういったものについてはB/Cもご提示した上で、更に沿道状況、道路交通の状況、それから事業の内容、代替案があ るかどうか、あるいは1.5車線にしても良いんじゃないかとか、そういったことも含めて総合的に委員会の場で審議していただきたいというふうに考えており ます。また、より大規模な事業になってきますけど、ネットーワーク整備と言うことで、いわゆる四車線に拡幅するもの。それからバイパスを整備するもの。こ ういった大規模な事業につきましては、基本的には時間短縮の効果が大きく出るものでございますので、この整備の目的というものとB/Cの算出の手法が、比 較的一致するのではないかというふうに考えています。で、こういったものついては厳格さを要求すると言うことで、B/Cが1を確保できないと事業はこれ以 上進めませんというふうな方針で臨みたいというふうに考えてございます。具体的にイメージとしては、今、申し上げましたのはこういったかたちで、1.5車 線と2車線にもならないような事業ですので、これはB/Cを含まないものになります。また、一次改築と言うことでこういう道路ですね。二車線確保できるも のにする。こういったものについてはB/Cを含めた総合評価。それから、これはちょっと分かり難いんですが、二車線元々あるものを四車線に拡幅する事業で すけれども、こういったものについてはB/Cが1を超えると言うことを要件に掲げつつ総合評価を行うと、そういう方針で次回からは審議をお願いしたいとい うふうに我々としては考えておりますので、本日を始めといたしまして、今後、秋までにご意見をちょうだいしたいと思います。説明は以上でございます。
《議長》ありがとうございました。ただ今説明をいただきました道路事業に関する事業評価の見直し案と言うことでございましたが、これにつきまして委員の皆 様方のご質問、ご意見等がございましたらお願いしたいと思います。どなたかございませんでしょうか。
《委員》できたらペーパーで欲しかったんですけど。
《事務局》本日の冊子のいちばん後ろに資料として、本日のこれは付けておりますので。
《委員》これはちょっと指摘していただかないと分からないですね。いちばん最後のページですね。
《議長》何かご意見、ございましたら。
《委員》ちょっと聞き逃したかもわかりませんけど、見直しの背景の3のところの、県の道路中期計画道構想21の改訂21年9月決定予定というのは、もうか なり変わりそうだって言うことなんですか。
《道路課》お答えします。道構想21につきましては、平成16年に県の中期道路計画として策定したものでございまして、お手元にパンフレットがあろうかと 思います。今回、整備の進展でありますとか社会情勢の変化といったようなものを含めて5年を経過したということで見直しをかける予定としておりますが、内 容的には前回のものを更に踏襲して、できあがった部分についてはそれなりの評価をし、また新たに生まれている社会的ニーズについて取り込んで、計画の更新 を行うという作業を現在、実施しております。その過程で事前に県民アンケートを行うとか、有識者委員会での議論といったものも現在、進めてきているところ でございます。
《委員》これのことですか。
《道路課》はい。それが現行の計画のパンフレットです。
《委員》これは5年前にできたということでいいんですね。
《道路課》そうです。
《委員》だから今、21年9月に決定予定と言うことは、もう骨子と言うか、内容はもうほぼ固まっているので、そういうふうに書かれているということでいい んですか。
《道路課》ええ。今後、案を提示してパブリックコメントといったような手続きに入るという段階でございます。
《委員》それがもう、今度の次の秋の委員会か何かには冊子で出るような感じに、それを生かした形で、例えば評価書なんかのデータも今後は作られて来るみた いな受け止め方でよろしいんですかね。
《道路課》はい、その通りです。
《委員》はい、すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》先ほどの前の画面ですね。事業種別の代表事例という表がありまして、このB/Cを含まない総合評価という中で、これはもう少し将来的と言うことも 見越すと、あそこのいろいろな条件の中でもう一つ、例えば景観の修復とか、生態系の修復とかいう場合も、これは当然、なかなかB/Cで計れないものがあり ますので、そういうのも是非、ちょっとそういう中に明記していただければなというふうに思います。維持修繕と言うと、恐らく舗装とか補修のイメージだと思 うのですので、そういう意味で、そういう視野も含めた形の部分はやはり、最初の段階のB/Cを含まない総合評価の中に入るんではないかなというふうに思い ます。
《議長》外にございませんか。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》今まで、わりとこういうことが明確になってなかったので、今回、こういうふうに明らかにしていただくことで、とても分かりやすくなったと思います ので、ありがとうございました。
《議長》はい、ありがとうございました。外にどなたか。
《委員》B/Cそのものの中身の改訂というのは、どのように反映されているのでしょうか。つまり、B/Cでできないと言ってるのは、今のB/Cの評価がで きないだけで、B/Cそのものができないわけじゃないですよね。今、全部のことに関して、言われている改良事業でベネフィットが出てこないということでは なくて、ベネフィットが算出が今のところの式がないだけであって、理論的には存在するわけですね。そういったもの。で、それをどのように改訂されるのかと いうところについては何もコメントがなかったようですが。
《道路課》はい。それは、この基本方針の4でございまして、我々も今回の方針を立てるに当たりまして、各県で、外の県なんかでも災害を防除事業による効果 を金銭評価するとかいう試みが行われております。そういったものも検討いたしておりますが、全国、国交省がやっている委員会などにおきましても、そういっ たものについては非常にダブルカウントが多いとか、数字の性格上、足し合わせるべきものではないとか、なかなか厳しい評価がされているところでございま す。そういった状況も踏まえまして、むやみにB/Cに足し込んでいくよりは、状況を客観的に説明し、また、委員の皆様のご意見を伺いながら決定していくと いう基本的なプロセスをまず組むべきであろうというふうに考えております。実は今日、新聞記事が後ろに付いているかと思いますけれども、国交省の方でもマ ニュアルの改訂を持って三便益以外のものを勘案しようという動きもあるようでございます。こういった動きにつきましては、是非我々が積極的に参画して、使 えるものができれば足し込んでいくと。その場合でも、足し込んだ上でいろんな周辺の情報もお示ししながら総合的な評価をやっていきたいと、そういう考えで ございます。
《委員》すいません。聞き逃したかもしれないんですけど、B/Cの考え方っていうのは、事業評価委員会、今回が初めてなんですか。前から、もう出てきてた ものなんでしょうか。すいません。
《道路課》以前からB/C自体は、その評価の上での一つの重要な指標であると言うことで、一部の事業について算出して、一部の事業について算出してないと いう、状況だったわけであります。そこを今回、より合理的な方向に整理したいというのが趣旨でございます。
《委員》ありがとうございます。
《議長》よろしいでしょうか。外に。この、今、幾つかご意見が出ました合理的な算定手法ですか。これ、非常にこれからも大事になると思いますので、国とか 他県の状況等を常に把握されて、委員会の方にも報告反映をしていただきたいと存じます。じゃあ、よろしゅうございますでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》それでは、だいたい意見も出そろったようでございますので、次回のこの評価委員会から、今、説明がありました見直し後の評価手法によりまして審議 をすると言うことでよろしいでしょうか。
《委員》B/Cが出ない場合、その理由をきちっと付記してほしいですね。つまり、出ないと我々が何のためにここにいるかっていう議論になりかねない。つま り、もう実施することが分かっていて、あとオーソライズするだけだったら座ってる意味がない。 つまり、出ない理由をきちっと書いて、その時に総合評価で 何を判断して欲しいのかっていうことを明確にしていただきたい。何でもかんでもこれは要りますと言われたら、評価できない。例えば改修事業、1.5車線的 整備で、何が改良されるのかによって、実は出るんですよね。そのまま放っておいたら道路がどういう状態になってどれだけのコストが発生するかって言うこと が出てくるはずなんで。補修しないとですね。それが改良されることがベネフィットなんですね、本来。そういった幾つかの点があるはずなんで、それを計算上 できないと言うんであれば、こういう言葉で構わないんですけれども、それをきちんと書いていただきたいと思います。
《議長》ということです。説明責任と言いますか、できるだけB/Cが出ない時の対処、また一団と明確にしていただきたいと存じます。よろしゅうございます か。
《道路課》はい。
《委員》たぶん、計算するのにお金がいるんですよね。だから何でもかんでもお金をかけて、その数字が必要かどうかって言うことは、今、方針であったよう に、最低限1.5車線にするって言うことについては、もうB/Cは発注しませんよっていうことを言ってらっしゃるんだと思うんですけど、私それでもう良い かなと思うんですけどね。どうなんでしょうか。
《議長》だから、個々の案件にそのへんをきっちりと理由、説明と言いますか、それをメリハリを付けてやっていただくと言うことでよろしゅうございますか。
《委員》はい。
《議長》それでは次回から、この見直し後の評価手法という、これによりまして審議をすることといたしたいと思います。ありがとうございました。
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連続立体交差事業
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《議長》それでは審議に早速入りたいと思います。総括表1番。都市計画課、日豊本線連続立体交差事業の説明をお願いいたします。
《都市計画課》日豊本線連続立体交差事業について説明
《議長》はい、どうもありがとうございました。ただ今説明いただきました日豊本線連続立体交差事業につきまして、ご質問ご意見等ございましたらお願いいた します。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》測量試験費に関してなんですけども、当初計画から第一回変更の時にかなり増額になっておりますけども、どうしたことによりこうしたことが起こるの かお願いいたします。
《都市計画課》お答えいたします。都市計画課長の○○です。測量試験ですね。当然、委託工事なんですけど、周辺の、今、ソフト対策として渋滞対策なんかを やってるんですね。その方面の委託工事が非常に多くなっております。どういうことかと。交通量を調査したりとか、あとパークアンドライドする調査を意向調 査。各周辺の団地とかに、どういう交通手段で通勤していただくとかいう調査をしているのに、その測試を使っているのが主な費用であります。
《委員》それにいたしましてもかなり増額になっていますので、そういうことは当初は、計画の段階においてはあんまり見通しは立てておられなかったと言うこ となんですか。
《都市計画課》通常の関係だったんですけど、今、非常にハードだけではどうしても行けないという格好で、ソフト対策でやろうというのが多くなっておりま す。それと工事の、要するに耐震設計の関係とかで変わった部分とかもありますし、そのへんも増えているんですけど、全部が全部そういうことじゃないんです けど、そういうことも含めて測試がちょっと増えております。
《委員》あともう一点なんですけど、工事する場合に防音なんかに関してもかなり気を使われているということをお聞きしましたんですけど、そうであるとして もやっぱり近辺から苦情なんかはやはりあったりするとは思うんですよね。そうしたことに対しての対策と言うんですか、やっぱり事業費の中にそういうことも やっぱり組み込まれているんですか。金額的なものとか、そう言う補償と言うんですか。
《都市計画課》そうですね。補償ちゅうのは、騒音を出さない工法を今、採用するような格好にしてます。それに防音壁を作ったりして工事をやってるし、今、 壊すのもいちばん環境に、音の出ない工事をするような格好でやっております。今、春日陸橋を撤去してるんですけど、通常であったらブレーカーちゅうて、カ ンカンカンカンとか叩く音とかがするんですけど、今、カッターで切って、全国的にはいちばん音の出にくい工法で、現地でいったん運べる大きさに切って、産 廃処理場に大きいブロックで持って行って向こうで壊す。だから都市内ではあまりちっちゃく壊さなくて、最大の車に乗れる大きさで切って運び出すような工法 で今、やっております。
《委員》はい。先日の現地調査でそのようなことも説明を受けました。それで苦情窓口に、それは設定して、苦情がやはり来た時の対処の部署は設定してありま すというようなことはお聞きしたんです。だからそうした場合、ただごめんなさいみたいな感じで済むようになるんでしょうかね。どんな感じになるんですか。 現実的に苦情が来た場合に。
《都市計画課》一部の地区では、あんまり騒音が出るので、例えば補償の中で二重サッシにしたりする補償もした箇所もあります。受験生を控えているところ で、基本的にそういうふうな格好があるんで、サッシを二重にして補償した事例もあります。
《委員》で、その他に関しては、もし苦情があったとしても、懇切丁寧に説明して分かっていただくというかたちを取るわけなんですか。
《都市計画課》そうですね。お願いをして歩いてる。特にJRさんの場合は夜間工事が多いもんですから、JRさんの工事の分は最終列車が通って12時から朝 の6時までの工事とか、ちょうど深夜の工事になってくるわけ。みんなが寝てる時の工事やから、なるべく騒音を出さないような格好でやっております。もう、 あとは説明会を開いて、何月何日にどういう時間帯でどういうふうな工事をやりますという説明をしております。
《委員》はい、分かりました。
《議長》外にございますか。
《委員》良いですか。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》高架施設の耐震強度の見直しと、文化財の保護のための高架構造の見直しというのがパワーポイントでもありましたけど、ラーメン構造を桁橋にするの と、そうすると何か耐震強度が弱くなるような、ちょっと、土木屋の感じとしてはするんですけど、そのへんの兼ね合いと言うんですか、文化財の方からすると 桁橋と言うか、ラーメンじゃない方がいいというふうな説明だったんですけど、耐震の方から考えると、やっぱり私はラーメンにしておくべきじゃないかと思っ たりするんですけど、そのへんの考え方の基準がありましたらお教えいただきたいと思います。
《都市計画課》基準はちょっとないんですけど、文化財課と総合的に判断した中で、どうしても大友の遺構を残したいという場所を最小限のところを決めていた だいて、大友館、お蔵場の付近を桁構造にしております。それ以外のところでは基本的にラーメン構造です。
《委員》費用的なものはどうかそこで変わったのか、ありましたらお願いします。
《都市計画課》文化財で13億程度上がっております。
《委員》線路の高架も県の事業になるんですか。JR部分というのは、どういう・・。
《都市計画課》全部県の工事なんですけど、工事をJRさんに委託をしているという格好です。
《委員》はあ。
《都市計画課》事業費自体は国の補助をもらってるんですけど、ジェーアール九州さんが事業費の、基本的に7%を出して、あと残りの93%を国費と県費、市費でやっ ております。
《委員》今の事業費の変更の分は、ジェーアールの負担分の増加ってあるんですか。
《都市計画課》当然、増えた分の7%。
《委員》はい。今、○○委員のお話にもありましたし外にもあったんですけども、変更内容、理由のところで、やっぱりもうちょっときちっと書いていただきた いんですよね。これ、こちらが質問しない限り、例えば用地買収費用で何で30億も増えるんだか、そういう話が全然良く見え・・ちょっと引き算しないと、ま あ、増えてるとか、結構億単位の変更の部分に関して、理由をもうちょっと箇条書きで。これで、例えば今、説明があって10何億増えましたとか後から説明が あるので、できたらここの変更理由と、それに伴っての費用の状況というのが分かるようなかたちで、ちょっと詳細に記載していただければありがたいと思いま す。これは是非、早々に完成していただきたいんですけど、今、春日陸橋を落としましたよね。
《都市計画課》はい。
《委員》で、来年、大道の田室の方の陸橋を落として、二つ落ちるわけですよね。で、多分、その間、二つを閉鎖したまま動かざるを得ないと思うんですけど、 違うんですかね。
《都市計画課》今年の今、7月21日から春日陸橋を撤去工事を今やっております。これが来年の3月までの予定であります。それから3月からは平面になりま して、踏切をかませます。だから一旦停止をしていただいて通行をすると。これが約2年間続きます。それから大道陸橋に関しては、今年の12月頃発注をかけ るんですけど、一応、23年の正月ぐらいから約7ヶ月間、バスの一方通行を除く、あと全面通行止めになります。七ヶ月間です。それで24年の春先までが全 面通行止めという格好です。それから約半年ぐらい仮踏切がちょっとあるんですかね。そして高架開業という格好になります。高架開業は24年の春頃には日豊 線は上がってしまいますけど、まだ残存鉄道敷きを取ったりとかいろんなことの工事が残りますもんで。たいへんご迷惑をかけると思います。今、春日陸橋を やってるんですけど、夏休みであったと言うことで、あまり今、大きな渋滞も今のところ起こってないし、苦情ちゅうんか、あんまりは来てません。今のところ 上手く、この三本の路線に分散していただいて、交通がうまくいってるのかなと思っております。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》要望なんですが、大道トンネルをいつも抜けて通勤しているんですが、実際、大道陸橋が閉鎖になった時に、早め早めの広報をお願いしたいなと思いま す。例えば代替道路として春日陸橋を通ったりとかすることになると思うんですが、何時から何時までの間は渋滞時間何十分とか、そう言う情報を早め早めに市 民にお願いできたらと思います。
《都市計画課》分かりました。今、県警さんと協力して道路情報板を作ってるんですね。今、大道トンネルの南側に一個、情報板を今、入れております。あれ で、どちら方面に何分かかるというのがあります。今年もう一個、明磧のところに一本、もう一個入れるようにしております。そして市内に通行するにどのくら いかかるとかいう情報を、一応、提供するようにしております。
《議長》だいたい意見も出そろったようですが、よろしゅうございますか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》それでは、この件につきましては事業者の方が申しております対応方針が妥当であると認めると言うことでよろしゅうございますか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》ありがとうございました。それじゃあ、この事業につきましては継続といたします。
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丸山五和線
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《議長》ちょっと時間が押しておりますが、2番の都市計画課、丸山五和線。都市計画道路事業の説明をお願いいたします。
《都市計画課》都市計画道路事業 丸山五和線について事業説明
《議長》はい、ありがとうございました。ただ今ご説明の事業につきまして、現地調査も踏まえてご意見、ご質問等ございましたらお願いいたします。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。径間長が、前、短かったのが長くなって、流木が引っかからなくなると言うのは、その橋桁のことですか。
《都市計画課》足の数が、昔は8径間じゃからいっぱいあったのが、今は4径間にしましたので、間が長くなったので。だからものが、昔の杉の木が流れてき よって引っかかってたのが引っかからないちゅうか、基準径間長が長くなりましたので。
《委員》ていうことは、今の橋が昭和31年にできてた時には、それよりも技術が進歩して少ないので橋ができるようになったので、それを採用して流木に対応 できるようになったというふうに解釈して良いんですか。
《都市計画課》そういうことですね。
《委員》はい。分かりました。
《議長》外にありませんか。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。ちょっと教えて欲しいんですけども、波及的効果の中の地域社会の安定化というところで、中心市街地の空洞化や、そこまでは分かるんで すけど、無秩序な市街地による居住環境の悪化って、これ、どういう意味ですか。道が良くないから無秩序になっているというふうに捉えて良いんですか。よく 分かりませんけど、このへんお願いいたします。
《議長》地域社会の安定化というところですね。
《委員》はい、そうなんです。
《議長》どうですか。ご説明をちょっとお願いしたいんですけど。
《都市計画課》都市計画の計画に沿ってという格好ですかね。
《委員》無秩序な市街化じゃないですかね。市街地じゃなくて市街化。
《都市計画課》そうですね。市街化ですね。
《委員》ミスプリントなんですね。はい。
《都市計画課》すいません。
《委員》はい。
《議長》それで○○委員さん、よろしいですか。ミスプリント・・。
《委員》読解力がなくて申し訳ありません。まだちょっとよく分からない。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》○○です。環境に対する配慮の方で、全面的にこうやってこう出していただいててよく分かりやすいと思ったんですけど、あとちょっと詳しくですね。 玉石張りという、もう景観に配慮していただいてる。これってどのくらいの区間なんでしょうかね。
《都市計画課》これは、当然、橋梁の取り合わせ護岸ちゅうて、今回壊したところを復旧するだけなんで、改良工事じゃありませんので、取り合わせ護岸で前後 20mとかしかやっておりません。あと、筑後川の国の方の事業の中でやっておりますので、それに配慮した格好でやっているという・・。
《委員》その周辺、更に20mより周りは、どんな状況なんですかね。玉石張りじゃないということですよね。
《都市計画課》今は環境的な護岸をやっておりますので。
《委員》そう言う意味で合わせたという意味ですね。
《都市計画課》はい。そういうことです。
《委員》これ、費用的な部分で言うと、コンクリートで・・、よく一般的にはコンクリートと言うんでしょうか、の護岸みたいなかたちですけど、そんなに大し て変わらないものなんですかね。手間暇ちゅうか、・・。
《都市計画課》そうですね。あんまりは高くない、で、やっぱ人件費で、採取手間とかいろんなのがかかりますので、ちょっと金的には少しは高くなります。
《委員》これは、どうしても防災の関係と言うか、隙間は空いてるわけじゃ(不明)例えば固定するものなんですかね。玉石張り(不明)。
《都市計画課》固定をしております。コンクリートですね。
《委員》はい、分かりました。ありがとうございます。
《議長》外にございませんか。無いようでしたら、意見もだいたい出そろったようでございますので、事業者の方が申しております対応方針案の継続、これが妥 当であると言うことで認めてよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい。それじゃあ、この事業につきましては継続といたします。あと休憩を挟みますか。
《議長》はい。それではここで5分間の休憩と言うことでございますので、10分からで良いかな。
《議長》それでは11時10分に再開と言うことで、暫時休憩いたします。
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道路改築事業 国道442号
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《議長》それでは、そろいましたので再開します。3番の道路課、国道442号、道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 国道442号について事業説明
《議長》はい、ありがとうございました。ご説明の事業につきまして皆様方のご意見、ご質問等をお願いいたします。はい、どうぞ。
《委員》すいまんせん。防護柵のことなんですけど、ちょっと二つお尋ねしたいんですけど、環境配慮色っていうのが、現在の色になったのがどのように決まっ て、どのようにして今のような色に決まったのかと言うことと、例えば夜、発光とか、それはどういうふうな対策が立っているのかっていうことをお願いしま す。
《道路課》はい。防護柵の色につきましては、ちょっと正確ではありませんが、5年ぐらい前に道路の景観配慮と言うことでガイドラインがありまして、従来の 白に加えてグレーとか茶色とか、ちょっと濃い緑というのもあったと思いましたが、幾つかの標準的な色が定められております。そのうちの一つを今回、現場に 合わせて使用しているという趣旨でございます。また、安全につきましては、確かに白よりは視認性が悪くなりますけど、この写真でもちょっと分かりますが、 反射テープとか反射板、デリネーターと言いますが、そういったものを設置することで夜間の安全性は問題ないものと考えてます。
《委員》こう立ってるんですか。
《道路課》そうです。ライトで照らすと反射板が光ります。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》合わせて環境のことなんですけど、個人的に喜ばしいなと思いましたのは、花の植え込みなどを自治会が率先して行ってくださっているということと か、それから法面なんかの緑化に関しましても、在来種を使用していると言うことに大変喜ばしいなと思いました。場所によってはわざわざ、街路樹なんかでも よそから引いてきたものを植えたりして、その土地に植生に合わないようなものを無理に植えて枯らしたりしてるところも見受けられたりしますけど、在来種、 その土地に合ったものを使用することによって、そこによく根付かせるということは、個人的には、私はとても良いことだと思いますので、可能な限りこれから もそのようにしていただきたいなと思います。
《議長》外に。はい、どうぞ。
《委員》その在来種が出たので。その法面処理、私の方、ちょっとここ、現場を見させていただいて、ヨモギの種を入れてますっていう話で。もし理想を言え ば、代替案がないから私も大きいことは言えないんですけど、最初はやはりどうしてもすぐに緑になるものは植えるんだと。それがだんだんヨモギもここへ生え てくる段階になってだんだん在来種に変わってくるんですと。で、そういうことは、最初の段階はまだ外来種、どうしても使うという時に、あれでしょうかね。 例えば半年ぐらいのスパンは、例えば緑がないとやっぱりかなり打撃が大きいものなのか、或いは、私、ちょっと植生とか植物の関係の専門じゃないのでそこが 大きいことは言えないんですけど、その在来種でできるだけ早く芽が出るようなものに変えることができるのかどうか、そこら辺までもし検討していただけれ ば、かなり最新事例になるんじゃないかなというふうに思いまして、そこまでの部分というのは、だいたいパターンは同じですよね。ここだけがそうしてるわけ じゃなくて、だいたい在来種と言うことは、基本的に在来種の種は入れるんだけど、最初の段階だけはどうしても緑を作らなきゃ行けないと言う、そのあたりど うなんですかね。例えば法面の角度にもよると思うんですけど、それこそ在来の木本ですね。木の種類を植えようとかいうのも一部、何かあるとかいうのがあり ます。それは維持管理費の問題とか、或いは放っておいてもかえって土留めにもプラスになるとか、何かそこら辺のあたりの本当は、検討までしていただけれ ば、より理想になるのではないかなというふうには思っているんですけど、そのあたりのところをちょっと是非聞かせてください。
《道路課》分かりました。この現場に関して言えば、確かに在来種は基本的に最初から植えられていると思います。幾つか種子ミックスというようなかたちで、 先に出るものと後から出るものというのは、当然、あると思いますが、現場の方では降雨時の法面が崩れないようにと言うことで、最低限の根張りが期待できる ものは用意してるはずでございます。それから木を植えるというケースですけれども、幾つか法土面とかで、盛り土した方の面に木を植えるケース等もあること は承知しておりますが、通常、そういったのは、どうしても沿道から見たテーマ性って言うんですかね。その道路に並木がとか、森に囲まれたみたいなかたち で、かなり費用の面でもがんばってやってるというケースが多いかと思いますので、今後、個別に見ていった場合に、そういったものが適合すればそういったも のも考えられると思います。こいったところでは若干、下の切った後の地質が岩だったりすると、なかなか木本で根付きが難しいというような状況もあろうかと 思います。
《委員》是非、そこらへんのところを、植生繊維で木に変わるまでの部分で、これ、場合場合あると思うんですね、環境によって。で、それで景観と同時に在来 の木本であれば、管理の方も場所によっては全然、つまり自然のままになりますのでね。で、防災上もプラス面もありますから、そう言うことも含めて一回、更 に先端の事例を目指していただければなと思います。以上です。
《議長》ありがとうございました。外はよろしゅうございますか。はい、どうぞ。
《委員》すいません。地域文化の振興のところなんですけども、本路線を整備することにより今市の石畳(国指定文化財)へのアクセスが向上っていうところで すが、ちょっと私、このへんの地理がよく分からないんですけど、どっち方面から行く時にアクセスが良くなるのか、ちょっとそのへん説明していただけます か。
《議長》今市の石畳ということかな。
《道路課》例えば大分からですと、今、大半の方は久住高原野津原線という県道を使って迂回してると思うんですが、こちら大分から行くとすると、ここら辺に 今、市道改良されてまして、この市道を改良すると、こっちの道路を通って行けるという面もあります。もちろんこちらの県道三重野津原線の方から行きまして も、ここの改良した道路を通って、この市道を経由していくとか、そう言う意味で多様性が生じるんじゃないかとは思っております。
《議長》よろしいですか。
《委員》はい。
《委員》すいません。ちょっと教えて欲しいんですけども、費用便益に関してなんですけども、1を超えたら事業として成立するっていうことらしいようなんで すけども、ここでは事業全体で1.1であり、事業の効果は高いと言える。その事業の効果が高いというのは、やっぱり1を超えたら高いという見方をするんで すか。
《道路課》お答えします。1.1で高いというのは、ちょっと言い過ぎかもしれません。実際、2を超えると高いのかどうか、3を超えると高いのかって言うの は、いろんな見方があるわけでございますけれども、基本的に現在、マニュアルに沿って算出しております費用便益というのは、ほぼ9割が走行時間を短縮する と言うことによる時間便益というやつですけども、こういった比較的地方の路線において、山間部の橋梁等を伴う構造物、比較的コストがかかる事業になってし まいますけども、こういったもので1を超えているということが確認できているということが確認できているというのは、ある意味高いという表現もあるかと 思っております。
《委員》じゃあ、そのへんの統一は、まだ為されてない。事業をする箇所箇所によって、それぞれの箇所によって1.1でも1.2でも高かったり、まぁまぁそ れほどでもないと言うか、様々な見方をすると言うことなんですか。
《道路課》すいません。客観的事実としては1.1であるというふうに判断していただくということで、高いか低いかはこちらで書くことではなかったかもしれ ません。
《委員》そういうことなんですね。はい。
《議長》よろしゅうございますか。
《委員》はい。
《議長》それではだいたい出そろったようでございますので、この件につきましては事業者が申しております継続が妥当であると言うことでよろしゅうございま すか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業については継続といたします。
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道路改築事業 国道217号
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《議長》それでは次の4番の道路課、国道217号線、道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 国道217号について事業説明
《議長》はい、ありがとうございました。それではご質問、ご意見等をお願いいたします。はい、どうぞ。
《委員》台風等の時に越波等による通行規制が四回発生したということが先ほど述べられたんですけども、そういう防災と言うか越波に対する対策というのが具 体的に取られているようでしたらお教えいただきたいと思います。
《道路課》この構造図に出ておりますが、新しく海の方に拡幅したあと、この消波ブロック等によって台風の際の波が道路の方にかからないようなかたちで設計 しております。
《委員》かなり高く、従来の路面よりもかなり標高が高くなったという理解で良いんですか。どれぐらい。ちょっと左側が見えないんですけど。
《道路課》高さ自体はところによって変わるわけですけれども、この標準横断図ですと、この右側の部分ということで、面位置というかたちになる部分もあろう かと思います。
《委員》これはどの辺の部分。玉井漁港のへんの断面ですかね。
《道路課》その通りです。はい。
《委員》この海岸線を走るようになったところは漁港との関連は、どうなってるんでしょうかね。特に影響はないと言うか、漁港かと言うか、協議をして十分こ れまで以上の機能が発揮できるように何か工夫されているのか、ちょっとよく分からないんですが。範囲外かも分かりませんけど。
《道路課》多少、その漁港の改修が必要になる部分もありますけど、そう言った内容につきましては地元の漁協とも調整をいたしまして了承をいただいてる範囲 でございます。
《委員》こういう道路が整備されるとかなり、白木漁港もありますけど、漁業者にとってかなり、そういう成果品と言うか、製品を運搬するのにかなり役立つと 言うか、有効な道路になってくるんじゃないかと思うんですけど、そう言う効果は入らないわけですかね。B/Cと言うとおかしいけど。
《道路課》そこは非常に難しい議論のあるところなんですが、そのB/Cでは、今走っている車が、より良いところを走ることによって時間が短縮される、事故 が減少するという効果が算定されますが、その際、鮮魚を積んでいようと野菜を積んでいようと、貨物車両としては同一の単価をマニュアル場では使わざるを得 ないということですので、鮮魚だからと言って特別の加算があるという状況ではありません。
《委員》ああ、そうですか。やっぱり旧佐賀関町としては、やっぱりそういう鮮魚関係の方はだいぶ力をいれており、地域地域で大分県内も野菜が特徴的なとこ ろもあれば、佐伯や佐賀関みたいに魚が売りの町もあるわけですから、そのへんはきめ細かに効果を算定するというのは、今後の課題ですかね。今、特別に決 まってないということですかね。
《委員》それぞれ、考え方が違って、要するに旧道でも運べる分が新しく整備して増えるかどうかと。つまり整備されて、それが産業が活性化されて、より多く の産物がそこを通って出て行くようになれば、その増えた分はベネフィットなんです。ところが現状の道路でも運んでる分と変わらないんであれば、その分に関 してはベネフィットはゼロだということことになります。で、ここのケース非常に、何で前回そんなことを聞いたかと言うと、当初計画の費用から二回目の変更 をかけた時に三回目で増えて、倍になってるんですよ。コストが。つまり、当初計画から二倍になるようなコストの道路というのは何ものだって言うことになっ て、これは相当慎重な議論が必要だと言うことで出してもらった。簡易型でも出してもらった。つまり、本当にこれだけのコスト、二倍になったものが、この道 路、優先順位が高いのかどうかと言うことの判断で、場合によったら休止ということだってあり得るわけですね。ただこれは、『おおいたの道構想21』の道路 防災対策の写真に出てるぐらいの道路になってるということでもあったので、要するに県としては防災対策として1位に上げてるような部分であろうという判断 と、コストベネフィット的にも簡易であろうが何であろうが、前回と今回も1を超えてると言うことであれば、コストが倍になっても、ある意味、ゴーサインを 出す道路であろうという判断ができるっていうことなんですよね。それと、じゃあ何で二倍になったんですかという丁寧な説明が、この5年前の評価の時にあっ たはずなんで。私は委員でなかったので分かりませんが。であれば、それがまだ継続されている理由というのが、今回、遅延の理由と言うことになって出てくる と言うことだと判断して、二倍になったのもこの際仕方がないのかなという議論になる。ただ、B/Cが全てではないんですが、要するにこういうケースの時に 防災一辺倒だけではなかなかゴーサイン。つまり越波だって道路を改修したって越波はかかりますので、そのトンネルのところはもちろん大丈夫なんですけど、 出たところはかかるんで、防災効果というのはどれぐらいだろうかというのは分からないわけですよね。何%減りますよとか、そういうのもちょっと分かりづら い状態になっているので、ただ、それでもこれは造る価値がありますということをここで認定するためには非常に、今回、出していただいたのは非常にありがた かったと思うんです。
《委員》私の知り合いの方も白木に住んでる人やなんかが結構いて、高専の職員の人でおられたんですけど、かなり白木の方は、いつもちゅうわけじゃない。こ れで書くと4回しかなかったように書いてあるんですけど、けっこう浸水と言うのか、何かそういう感じで通りにくくなるところが結構あるよみたいな話をされ てたので、何か早く改良が進めば、だいぶ違うのかなと思って見させていただいてたんですけど、だいぶ事業としては進んできているような印象を受けたんです けど、その効果の程が、防災の方は何か、基本的には評価しないみたいな、さっき話があったので。ここはちょっと計算してあるので。入ってないんですかね。 防災の方はですね。
《道路課》B/Cという計算上は、入ってございません。上手くできれば良いんですが、そこを代替するために過去何回でどれぐらいの被害が起きてますよみた いな説明をさせていただいてるという状況です。
《委員》何か砂浜に見えるんですけど、現況はどういう場所になるんですか。あの道路が通ると。この、ちょうどトンネルとトンネルの間は、何か砂浜みたいに 見えるのですが。
《道路課》そうですね。写真の右手の方に行くと海水浴場なんかもあって、全体として砂がある海岸です。で、その真ん中の部分については漁港がその砂浜の前 の部分に出ておりまして、道路をこの海岸線沿いに通した場合には、後ろの砂浜の部分は平地というかたちになって地域で使っていただくようなかたちになり、 その前の防波堤消波ブロックの前に砂が入ることになりますけど、ちょっと今のような砂浜とは状況が変わる可能性が高いと思います。
《委員》じゃあ、ちょっと一箇所、砂浜がなくなっちゃいますね。
《委員》三日月型のところは埋め立てになるんでしょう。
《道路課》その通りです。
《委員》すいません。この前、現地調査に行った時は、その三日月型のところの真ん中に現道と新しい道との連絡通路ができるというお話でしたけど、そうなる んですか。
《道路課》そうです。今、この三日月型のところに住まわれている方々が、この道路を使う際の出入り口として、今ある道から新しく造る道路につなぐと。通 常、両端でつなぐというやり方もあるんですけど、今回の場合は両端、それぞれトンネルにくっついてるところなものですから、そこに交差点を造るのは非常に 危険だと言うことで真ん中に集約するようなかたちを計画しております。
《委員》海水浴場としての利用は、あんまりないんですか。
《道路課》ここはなくて、海水浴場は右手に大きな海水浴場があって、そちらを使っていただいております。
《委員》そうすると、未完了の理由のところに、その埋め立てに関する協議でちょっと遅れましたという話がありましたけど、その埋め立てというのは、先ほど の三日月のところ全域なんでしょうか。その残土をどこに埋め立てるのかというのをもう少し正確にと言うか、詳しく教えていただきたいんですけど。
《道路課》おっしゃるとおり、この。
《委員》もうこれ全体。
《道路課》はい。残土ですか。
《委員》やっぱり埋め立てると言うことは、今までのトンネルとかそう言うのの残土で・・。
《道路課》一応、ここの外郭施設を最初に作りまして、それからこのトンネルの残土はこの中に入れて完成させることになると思います。
《委員》はい。現地で見せてもらったんですけど、海中に埋めた状態の波消しブロックみたいなものがあります。スライドでさっき映ってました、その長方形の 黒いやつ。海底に沈めてるやつで、干潮の時は海水の1m下ぐらいにそれがくるようなこと、説明がございましたけど、消波ブロックとしては従来のものよりも 少し効果が落ちるような感じの説明が現地であったような気がするんですけども、敢えてそれを使うって言うことの必要性ちゅうんですか、何かあったんでしょ うかね。
《道路課》従来の離岸堤というのは、当然、もう物理的にシャットアウトしちゃうんで、潜堤なんで全く同一の機能かというと、やはりそこは多少は違うと思う んですよね。ただ、大きな災害には耐えるものであって、環境面等、総合的に考慮した結果、こういう人口リーフというものを選択していると。だから防災上、 機能しているんですけども、全く100%同一かって言われると、物理的にシャットアウトするものとは必ずしも一緒とは言えないという。
《委員》それは説明を受けたんです。それで、それと、じゃあ、海水に沈んでるやつと、もう一個、出てるやつと付くって言うことですか。防波堤って言いまし たかね。さっき。
《道路課》ここは人口リーフしかないんですけども、外の海岸では、ここにも山のように消波ブロックを積み上げたような離岸堤って言うのは見かけると思うん ですけども。
《委員》そこにはそれだけって言うことなんですよね。この工事では。
《道路課》ここの海岸は、確かこれだけですね。
《委員》はい。
《委員》今回の施工部分はないですよね。何も。今回、予定する。
《道路課》こっちですか。
《委員》はい。
《道路課》こちらは護岸の消波ブロックはありますけど、あれはちょっと性質の違うもんですから。
《委員》場所が違いますよね。さっきの写ってたのは、埋め立ててる場所は上の方。
《道路課》右上のこれにあたる。
《委員》ここです。今の議論は、私も見せてもらった。そこではないですね。
《道路課》人口リーフが入ってるのはここですね。
《議長》そこは砂浜があるからってことでね。だから潜堤にしてるんですよ。
《委員》で、あの方がまあ。最近はあのかたちが多い。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》簡易なB/Cなんですけど、外のと同じように数値を出す表とかは、やはり簡易なものなので、提示してもらうのはやはりまずいんでしょうか。B/C の数値、先ほど1.2というふうに教えていただいたんですが、簡易に出したと言うことでして、B/Cを出す数値の表とかは、やはり正式なものでないので、 なかなか。
《道路課》簡易なりにその内訳を示すことはもちろんできるんですけども、正式なB/Cとして今回の会議の資料として付けさせていただくことは今回控えまし た。どうしても数字が出ると、それで確定的な印象で外に公表と言うことになりますので、次回以降は、ちゃんと出したものについてはしっかりと書かせていた だきますのでご了承いただきたいと思います。ちなみに今回の白木拡幅については、先ほど申し上げたように便益が71億6千万ということですが、走行時間短 縮が64億円を占めているかたちで、通常のマニュアル通りの計算をしているものでございます。
《委員》ありがとうございました。
《議長》この次からできるだけ目に見えるような形で出していただきたいと思います。外にございませんか。無いようでしたらちょっとここでまとめさせていた だきます。この事業につきましては、事業者が申しております対応方針案は継続と言うことになっておりますが、これが妥当であると言うことでよろしいでしょ うか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》ありがとうございました。それでは、この事業につきましては継続といたします。
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吉野原犬飼線
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《議長》それでは、次は5番、6番と言うことですが、関連しておりまして、道路課の吉野原犬飼線及び臼杵大南線の道路改築事業でございます。説明をお願い します。
《道路課》道路改築事業 吉野原犬飼線及び臼杵大南線について事業説明
《議長》はい、ありがとうございました。この関連しております5番及び6番の道路改築事業の説明に対しましてご意見、ご質問等をお願いいたします。何かご ざいますでしょうか。
《議長》この吉野原犬飼線の事業完了というのが何年でしたかね。
《道路課》平成23年を予定しております。
《議長》23年ですね。あと、まだ2年はあるんですね。
《道路課》そうです。
《議長》平行して、じゃあ、そこは進めていくちゅうことですな。
《道路課》ええ。実際、再開をいたしましても用地交渉からと言うことになりますので、2年程度の間にすぐに工事が大量に立ち上がると言うことではなくて、 多少のラッピングの期間を設けております。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》基盤整備が済んだ田んぼが、その工区にかかるようでしたけども、当然、工事は田んぼなんかの収穫なんかに影響が及ばない時期に行うんですか。
《道路課》そこは地元と調整を取りながら、そう言ったことになろうかと思います。
《議長》外にありますでしょうか。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》環境への配慮のところで、緑化をしながら、現実的かなと思うんですけど、どうしても維持管理のことを考えると、下はコンクリートという。これはも う合って良いのかなと思うんですけど、例えば排水の方ですよね。かなり後ろも斜面が多いと、かなり水が流れてくるじゃないかなと素人なりに考えるんですけ ど、そう言うのってどうなんでしょうか。コンクリート前面に塞ぐよりはかなり水分の処理と言うか、水の処理ですか、排水の処理とか、そこらへんは何か、危 惧してしまうんですけど、そう言うところは何か具体的な対策があるんでしょうか。それか、特に、本当は計算するとそんな問題はないとか言うんでしたらいい んですけど。
《道路課》おっしゃってるのは、緑化部分から浸透してコンクリートのところで止まってしまうんではないか、とのことですか。
《委員》はい。下がコンクリートで覆ってますよね。
《道路課》コンクリートを吹きつけしてる部分にも通常と同様に水抜きの施工はしておりますし、あそこが止まっていることによって余計に崩れやすくなると か、そう言ったことは恐らくないものというふうにお聞きします。
《委員》水抜きはもう、いわゆるコンクリート全面よりもかなり多いと言うことではないんですね。
《道路課》緑化することによってということ・・
《委員》はい。緑化することと、水分、かなり含むんじゃないのかなというふうに。巨大なポットみたいなもんですよね。下は塞いでるわけですよね。
《道路課》通常、こういった法面で被害を生じるとして、実際、この面だけの水の話ではなくて、要するに背後の土地からの水が地下水としてもあるわけですか ら、そういった意味では、全体に比べてものすごく大きくなるということではないと思いますが。
《委員》じゃあ、ほぼ同じぐらいの、開けてある量は同じぐらいという感じなんですかね。水抜きの方なんですけど。
《道路課》それは通常と同じと考えてもよろしいかと。
《委員》はい。
《委員》あちこち下の方をセメントで固めるのはよく見るんですが、この2mって、結構高いような気もするんですけど、60センチメートルぐらいのところから1.5ぐら いのところからいろいろあるようなんですけど、それは地元の方との協議の中で決まっていくんですかね。
《道路課》ちょっと数字的に、もし違ってましたら申し訳ないんですけど、だいたい法長で2m、直高で1.5mというのが切り土面の方では採用してます。 で、逆に盛り土面の方については肩から1mの幅というかたちで、草の生え方にもよりますけど、通常の草であれば、それが直接、道路の舗装部分に出てこない とか歩道の方にかかってこない。その影響の少ないようになるようにしてますので、ちょっと写真で見た感じはちょっと広いようには見えますけど、コンクリー トですから当然、たくさん施工すれば費用がかかりますので、一応、基準で実施はしていると思ってます。
《議長》外にございますか。よろしいでしょうか。
《議長》それでは、この5番並びに6番、事業者の方からは対応方針案と言うことで継続及び再開ということになっておりますが、これが妥当であると言うこと でよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。それでは、この事業につきましては継続及び再開といたします。これでじゃあ、午前の部は終わりましたですね。は い。ちょっと時間が食い込んだけど、13時からまた再開ちゅうことですね。
《議長》はい。それじゃあちょっと、では45分しかございませんが、昼休みを取りたいと思います。よろしくお願いします。
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佐伯蒲江線
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《議長》それでは1時になりましたので、再開をいたします。次は7番。道路課の佐伯蒲江線、道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 佐伯蒲江線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。ただ今ご説明の事業につきまして、ご意見ご質問等をお願いいたします。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》最後にありました、防災上の要対策箇所が一箇所あると言うことだったんですけど、内容はどういうものか、ちょっと簡単にお聞きしたいんですが。
《道路課》落石対策がやはりございまして、今回、バイパスを使うことで現道区間に残ってしまいますので、現道としての防災処理にはならないんですけれど も、今、残っております事業区間が、こちらのバイパス区間になります。ちょうど戻ってくるぎりぎりのところに、現在通ってる道側の方に落石の危険箇所があ りまして、そちらを今回、バイパスで迂回するというかたちで県道としての対策はバイパスで整備されるということになります。現実的には取り合わせ部分にも なりますので、多少なりとも保護の方は入ると思いますけれども。
《委員》現道の方に問題があるということで。
《道路課》そうですね。現道に対して問題がある。
《委員》だから、基本的には今回の予定のところには、新しい道路を使うから問題が解消されるみたいなことになるんですかね。
《道路課》そういうことでございます。
《委員》はい。
《議長》外にございませんか。
《委員》はい。すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》道路が一部休止区間ができて延長が短くなったんですけど。で、あと、設計veも使われているんですけど、やはり5億多くなってるのは、残土の関係 が大きいという理解でよろしいんでしょうか。
《道路課》そうですね。当初、平成7年当時は、さほど残土の処分には比較的困ってなかったような状況があるんですけど、最近、やはり集中的に大規模事業で 残土が大量に発生してきてることもございまして、なかなかその確保が難しくなってきてるところでございます。県全体をとりましても広域的にそういった建設 発生土の有効利用とか言うのもシステム的にやってるところでございますが、費用についてはなかなか押さえることができない状況がございます。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。幅員が、一部6.0mのところがあることについて、ちょっと聞き落としたかもしれないんですけど、どういうことでなったんでしょう か。
《道路課》幅員が6mで、今、残りの区間をやっていこうとしています。元々県道整備にあたっては、全県一律的な道路規格と言いますか、そう言ったものがご ざいまして、ある程度主要な道路については標準幅員というものを以前使っておりまして、それは今の、道路構造令から比べますと、若干余裕のあるものになっ ておりました。で、少し幅が広いかたちで、車線の幅も3.25mとかいうかたちでしたけども、道路構造令というのを基準にしますと、本来、この程度の交通 量であれば、3mの幅員でも十分だと言うことで、そのへんをちょっと平成16年頃に総点検というのを行いまして、その際に厳密なかたちで実施するように変 えてきたところでございます。
《委員》ということは、交通量の現実に合わせてってこと。
《道路課》交通量は変わってないんですけれども、道路の作り方として標準幅員という道路構造令より若干幅の広いと言うか、そういったものを以前定めており まして、それで作ってきたのを本来のかたちに変えたと。交通量に関わりなく道路の位置付けとして変えてきたと。
《委員》建設発生土のことなんですけど、建設によって出てくる残土とかそういうのですかね。そういうのを国や市なんかと共に、その量とかなんかのデータを 交換すると書いてありますけど、国って言うことは、じゃあ県を超して、またよその方に持って行ったりなんかするちゅうことですか。
《道路課》基本的には、一般的にはないと思います。可能性としてないことではありませんが、県境をまたいでまで運搬しなければならないというようなケース はほとんど無いと思います。
《委員》じゃあ、国や市と情報を交換するというようなこと、ここに記載されてありますので、国と言うことは各県のいろんな情報も入るということだから、県 をまたいでいくのかなと思ったんですけど、それはないんですね。
《道路課》国と申しましても実際、今、ここでは東九州自動車道を含めて大分県内で国のやってる事業というのはたくさんございますので、そういったものを指 しております。
《道路課》そのことなんですね。はい。
《委員》そうすると、先ほど、その残土量を削減したりとかご努力はよく分かったんですけど、まぁどうしても出ると。で、出たのは具体的にどこに。ここの場 合は、どこに今、処理してるんでしょうか。
《道路課》これまでは事業区間内の盛り土区間とかで有効活用して、若干部分は周辺の処理場みたいなところに持って行ってるんですけど、今後、今、バイパス 区間については、当初、近所で処分が可能ということで距離だけで算定してましたけども、現時点で予定しているところが、ちょっとあれですけど、大入島を当 初予定しておりまして、現実的には今、ちょっとそこには持ち込む状況にはございませんので、また、ちょっと距離的にはもっと遠方になる可能性がございます が、大入島の場合には積み替えとか船代とかがございますので、トータル的には今の枠内で処理できるのではないかと読んでおります。
《委員》それがいちばん理想だと思いますけど、今の時点だと、かなりのところはもう、その周りで処理してるということ。ざっと8割とか9割とかいうあたり は、どのくらいなんでしょうかね。
《道路課》ちょっと、ザッとというのは、言い方がしにくいところでございますが、大きな残土が出ましたのが、やはりトンネルでございまして、こちらがやは り合わせて820mほどございますので、そうですね。全体を足すと残りの2割ぐらいが残ってるような。
《委員》2割。
《道路課》ええ。今からの区間で出てくるのが、全体工区の中の2割ぐらいが、これから出てくるんではないか。
《委員》それを外部に処理しなきゃいけないということですね。
《委員》残土に関しては今、お話で分かりましたけども、例えば材木、木とか樹木とかを伐採した場合は、そういうのはどうなるんですか。処理。
《道路課》伐採した樹木については、一部、チップ化してるものもあるかと思いますけれども、その外は産廃処理というかたちを取っています。
《委員》産廃になるんですね。
《道路課》はい。
《委員》すごい量が出ますよね。例えば山の中を切り崩していく場合は、すごい量が出ますよね。全部それ、産廃になるんですか。
《道路課》基本的にはそう言うことだと思います。使える部分については、ウッドチップというのもありかと思います。
《委員》例えば竹なんかなんかは竹チップとか言って肥料になったりしますけど、やっぱりコストの面から考えた場合に、そういうのはやっぱり大変な経費がか かるっていうことで、なかなかそういうのは利用しにくいんでしょうか。竹なんか農業資材としてもいろんな利用の仕方があるんですけど、大分県ではあんまり そう言うことはされてないんですか。
《道路課》今分かる範囲では、大々的にそう言う活用をするという動きはないと思います。
《委員》よろしいですか。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》一部中止区間は、今回の提案ですよね。
《委員》で、停止したにも関わらず事業費が拡大していると言うことは、結局、残土の5億以外に、この中止部分の費用減はないということなんですか。
《道路課》実際、残土で5億と申しますか、ちょっと厳密な数字は今、実はないんですけど、この中止した区間、どちらかと言うと土工量の少ない、事業費の少 ないところなので、大きく見積もって3億4億というところかと思いますけど、それプラス更にこれだけの増額が出てるというふうにご理解いただきたいと思い ます。
《委員》つまり、7、8億、増加があったという認識ですね。つまり、要するに当初から7、8億も残土処理に余分にかかったということですか。それ、増加要 因はそこしか、今、説明がなかったんで、そういうふうに解釈してよろしいですね。
《道路課》全てがというわけではないんですけれども、当初はやはり、1立米あたりの運搬賃が数百円台でございましたが、現在想定している処理費用が、やは り6千円程度というかたちで、その分の差額というのは、先ほど5億にほぼ見合うというようなお金にはなってます。で、そのプラス3億というのは、やはり工 事を進めていく中でいろんな構造物等がやはり場所場所によって出てまいりますので、そういったものの積み上げで増加しているところがございます。
《委員》波及的効果の中の地域経済の中に生産性のところと雇用拡大のところがあるんですが、これ、実のところは高速道路と競合しますよね。道路的に。その 状況の中で交流人口の拡大及び生産拡大に伴い雇用機会の増加が見込まれますか。地域経済の雇用の拡大ですけど、交流人口の拡大が何故雇用の増加に含まれる のかもよく理解できないんだけども、生産性の拡大というのはどの部分の生産性拡大ですか。今ひとつ、この道路工事で雇用が拡大される意味がよく分からな い。
《道路課》元々は、東九州道は有料道路として整備計画があったところでございまして、現時点におきましては新直轄ということで無料化。確かに蒲江までの間 で並行路線と言うことがございます。で、どの程度交通量が移行するかという部分もございますが、基本的にはやはり蒲江と水産業というのが、まず当初計画で ございましたので、個票におきましてはそういった記載をさせていただいてるところでございます。
《委員》これは漁業の生産性が上がると言う意味ですか。
《道路課》運搬に活用される道路としての機能が向上するということです
《委員》それはでも、言葉としてはおかしいですよ。生産性は拡大しないですよね。生産量が拡大するかもしれないけど。要するに輸送がしやすくなるので大量 に魚を獲っても捌けるという意味なのかどうかということ。そしたら交流人口は何ですか。この場合、出て行くっていう意味ですか。人が来るという意味です か。
《道路課》交流人口と一般的に言う場合には、出も入りもあるかと思いますけれども、ここについては確かに、この再評価書のこの項目、全て埋めるという方針 で来たところがあって、かつてのものを書いてるところがありますが、先生ご指摘のように東九州道がここで競合すると言うことで500mの区間を取りやめと いう方針を出しているということもありますので、ここについては該当無しとするのが正しいかもしれません。訂正させていただきます。
《委員》別段、全部埋める必要はないと思うんですよね。ですからこの場合の、ここの道路の整備の主たるものは前半にきちっと書かれている地域の生活道路の 安全性及びその利便性を高めるというところに主たる目的があると解釈して構わないはずなので、これ無理に書くとちょっと、交流人口で何で交流が増えるんだ ろうとか妙な解釈も起こってくるので、ここはちょっと無理な。
《委員》ちょっとこの前の説明のをもう一回私なりにお話しすると、蒲江の町の中心の方へはこっちの今改良している道路の方がつながってるんで、東九州の方 はむしろ宮崎の方に行ってるので、直接、蒲江の町の中心の方にはつながってないよというふうに、この前の説明で私は聞いたんですけどね。
《委員》ただ、今度つながるのは蒲江までですよね。
《委員》うん。蒲江の東九州のインターができるところと蒲江の町の中心と言うんですかね。
《委員》町の中心とはずれますけど、それのアクセス道路ではないですよね、これは。
《委員》ではないから、こっちはまだ従来の旧道を使う人がまだ結構、佐伯蒲江間はあるんじゃないかという、それでだいぶ違うというふうな、この前の説明で はそういうふうに私は理解してたんですけどね。
《委員》ただ、アクセス道路は当然造られるわけで、そうすると通常的にはお金はいるけれども。
《委員》お金はもういらない。
《委員》ええ。これ、お金がいらないと言いつつ、ただ、その時の交流人口が雇用の拡大にはつながらないだろうと。つまりそこからどこかに、佐伯市内の方に 働きに行く人が、要するに通勤時間が短くなりますよと言うんだったら意味が分かるけれど、何故雇用が拡大するのかというのはよく分からない。
《道路課》この場合に該当するかどうかということは別といたしまして、交流人口の中に相当程度観光の話が含まれるのではないかというところはあろうかと思 います。
《委員》それは無理があるんじゃないんですか。
《道路課》一般論を申し上げました。
《委員》じゃあ一般論で書くんですか、そしたら。
《道路課》このケースについては、東九州道との競合もございますので、この欄については該当無しと本来すべきというふうに申し上げました。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。お聞きします。以前からちょっと、この事業だけに関してではないんですけど、記述の仕方で波及的効果の中の環境の部分で、地球環境保 全への寄与ちゅうことで、どうもこれ、疑問に思ってたんですけど、波及的効果だから、結局、この事業をしたことによってどんな効果があるかと言うことなの に、例えば工事中に排ガス規制がどうのこうの、どうもその記述に引っかかってるんですよね。波及的効果なんだから、工事ができたことによって例えば道路が 幅が広くなったことで渋滞が免れて排ガス規制がどうたらとかいうのはよく分かるんですけども。どうもこの記述では納得がしかねるんですけど。
《道路課》申し訳ありません。今までの監視委員会の経緯の中で、こういった欄を全て埋めると言うところが指摘がありまして、それを我々としてもややルール 化して形式的に取り組んだところがあろうかと思います。ここのケースにおきましては、若干交通の円滑性が高まると言う効果はあろうかと思いますが、いわゆ る渋滞対策というものではありませんので、CO2がこれで減るとかそういうことではない。大きく言うほどのことではないというふうに理解しております。
《委員》波及的効果の波及的効果として記載するのはどうかなと、私は思うんです。
《道路課》はい。自然環境生活環境の影響も含めて、冒頭申し上げました次回以降の方針といたしましては、この環境は、ご指摘いただいたCO2なんか確かに 効果なんですが、生活環境自然環境を含めて、これ、コスト要因として本来計上すべきものだと考えておりますので、そのような扱いにしたいと思います。
《委員》はい。お願いいたします。
《委員》ちょっといいですかね。今のご意見ですけど、私、土木屋の立場として言うと、事業が済んだ後の効果だけじゃなくて、やっぱり事業をやってる途中、 工事中のこともいろいろ問題が起こってる。特に工事による騒音だとか振動だとか排気ガスだとか排水だとかの問題も、かなり実際には大事な問題であるので、 やっぱりそう言うことも含めて、事業効果と言えば、本当はできてから後なのかも分かりませんけど、事業をやってる途中、その前のこともひょっとするとある かもわかりませんけど、そう言うことも含めて考察するというか検討するというのは大事なことかなというふうには思っております。
《委員》でも、すいません。少しこだわるんですけど、でも、地球環境保全への寄与とかいうふうに特定したならば、じゃあ、そういう騒音を出す、そういう排 出ガスとかを出すような機械を持ってこなかったら、何もしなかった方が帰って自然に関しては優しいと言うことになりますよね。こういう書き方をするなら。 だからもし記述するならこういう項目じゃなくて、新たにまた項目を別枠で設ける方が適正ではないかと思います。どうもそうじゃないと誤解を招くのではない かなと、私は考えるんですけど。
《議長》如何ですか。
《道路課》委員長、よろしいですか。
《議長》はい、どうぞ。
《道路課》今の委員のご意見、幾つか出ておるんですけど、事業を実施している担当課としましては、従来のこの委員会のものの考え方と言いますか、そういう ものに沿って出されているかと思うんですよね。それで、そう言う対応をして努力されているところで、いや、メリハリを付けてと言うようなご意見も出てま いっておるわけですが、それにつきましては、今後どうするかっていうのはちょっと本件を離れて別なところで一般論として整理をさせてもらったらどうかなと 思うんですけどね。じゃないと、あとずっと続く案件につきましてやっぱり同じような考え方でここまで資料を作られていると思いますので、継続性の原則 ちゃ、ちょっと大げさですけど、今回につきましてはそう言うことで、今後の課題というようなかたちで止めおくちゅうようなことでどうでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《委員》何かそうせんとちょっと、ここから先が非常に厳しくなるなという感じがするんですよね。
《委員》そうですね。細かいこと、突っ込んだわけではないんですけど、以前からちょっと気になってましたものでね。
《委員》ですから、どこかでその問題提起は必要なことだったと思うんですけど、一応、もう、今後の課題と言うことで如何でしょうか。
《議長》はい、ありがとうございました。確かに私もこういう、ちょっと無理に作文されたんじゃないかというような、非常に苦労が陰に感じられるんですよ ね。私もお役所にいろいろ提出資料の時に無理矢理本当、該当がなくても何か作文したりすることがよく、実業ではあるんですけどね。そう言うのを今の貴重な 発言を含めて、今後の検討と言うことでしていただければありがたいと思います。それでは意見もかなり出ましたので、この件につきましては事業者の方から は、対応方針案が継続と言うことで言われておりますが、これが継続で妥当であると言うことでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業については継続といたします。
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三重弥生線(井上工区)
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《議長》続きまして8番、道路課の三重弥生線。道路改築事業の説明をしてください。
《道路課》道路改築事業 三重弥生線(井上工区)について説明
《議長》はい、ありがとうございました。この事業につきましてのご質問、ご意見等をお願いします。
《委員》じゃあ。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》直接今回の区間ではないんですけど、途中の旧本匠村ですか。大水車のところだとか小半に行く途中はまだまだ幅員が狭いところが残ってて、このへ ん、十分整備ができて、或いは進んでるというのはよく理解できたんですけど、今後、一部、そういう幅員が狭小区間がまだまだ残ってると言うことで、ここを せっかく整備されたんだけども交通量が思うように効果が発揮できないのかなというところもちょっとあるんですけど、そのへんについてコメントと言うか、何 かお話があればお願いしたいと思いますが。
《道路課》大変によく分かるご指摘ですが、町の方が逆にまだ細いところが残っているという状況でございます。あの区間については、我々としてもどうできる かという調査を進めているところでございますが、極めて厳しい地形と、河川環境という意味ではホタルの大事なところでもございますので、そこに影響が及ば ないかたちで如何に実施可能な計画、金額的にも実施可能な計画にするかと言うことで、非常に計画が難航しているという状況ではありますが、あの地元からの 強い要望もございますので、その点についても引き続き事業化に向けた検討は進めてまいりたいと思ってます。
《委員》はい、ありがとうございました。私の方も番匠川の国交省のリバーカウンセラーをしてて、たびたびあのへんは訪れているんですけど、なかなか難しい ところだなと思うと同時に、やっぱり川の方で言うと土砂管理が非常に難しいという話をしてまして、上流の土砂がやっぱり下流の方に流れてきてて、水産資源 等にも影響があってるんじゃないかという話をしてるんですけども、今、整備が進んでいるところは結構なんですけど、これからまた難しいところも早くやれば 良いというもんじゃないので、十分検討をしていただいて、妥当性のある計画を出していただいて、次に実現していただけると本当にこの区間と言うか、この道 路が、後の次のも含めて生きてくるのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
《委員》関連して。三重弥生線の懸案箇所というのは、弥生側だけなんですか。
《道路課》今ご指摘のあった小半の地区と、この後説明がありますが、今、事業中の因尾の区間、こちらができれば弥生と佐伯市街地というラインが改良が完成 すると言うことでございます。
《道路課》ちょっと補足しますが、三重弥生線といたしましては、ちょっと現地調査の際にも大野の方が近いんじゃないのというお言葉もいただいたようです が、名前は三重弥生線となっておりますけれども、現実的には弥生の方から本匠に抜けて宇目の方につながる路線については、概ね整備が進んでいってるところ でございますが、こちらから三重町方向というのは非常に狭い路線になってまして、こちら、先ほど申しました宇目回りの代替路線とかそういったものもござい まして、なかなか本格的な対応を今、検討する段階にまでちょっと入ってないと言うことがございます。現実的にはそちらにも小規模な集落がございまして、や はり日々の生活に使われている方もいらっしゃいますので、見通しの確保とか離合所とか、そう言ったのを僅かずつでもちょっと取り組んでいってる経緯はござ います。
《委員》ありがとうございます。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》幅員の見直しによって事業費が減になったみたいなのですけども、それを可能にしたと言うんですか、幅員が狭くなったと言うことですよね。
《道路課》先ほどと同じことでして、標準幅員と言われた余裕のある構造ですね。状況と言いますか、コスト縮減と言うことで基準ちょうどの規格に見直した と。表の中で、車道幅員が6.5mだったものを6mに縮め、12mだったものを9.75mに縮めてっていうことで、この区間、特に橋梁が二つありますの で、そういったところで大きく工費の削減につながっていると思われます。
《委員》じゃあ、通行に関しては特に、そのぐらい少し幅員が狭くなっても、通行なんかに関しては、特に問題はないんですか。
《道路課》はい。車道幅員3m、それに歩道も2.5m確保してのことですので、全く支障はないと思います。
《委員》はい。
《委員》あと、コスト削減の、最初にご説明いただいたんですけど、橋梁工事がかなり、安全性はもちろん確保という前提だと思うんですが、削減できたと言う ことが原因ですよね。それっと具体的に、最初はこういう感じだったんだけど、こういうやり方で行くと削減できましたというような、簡単に。
《道路課》極めて、今申し上げた、もう本当に橋梁としての面積が、幅が減った分小さくなってますということ。それとあと、この時期、橋梁に関して特にそう なのかもしれませんが、工事の入札の競争がかなり激化して価格低下があったと言うことは一つの要因かと思います。
《委員》はい。
《議長》だいたいよろしゅうございますか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい。それではお諮りをいたしますが、この件につきましては事業者の方が申しております対応方針案の継続と言うことでよろしゅうございますでしょ うか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい。ありがとうございました。では、この事業につきましては継続といたします。
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三重弥生線(因尾工区)
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《議長》続きまして9番の道路課、三重弥生線、因尾工区ですかね。これの道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 三重弥生線(因尾工区)について説明
《議長》はい、ありがとうございました。この事業につきましてご意見、ご質問をお願いいたします。何かございますか。
《委員》それじゃあ。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》現地でもお伺いしたんですけど、何か因尾茶の産地ということで茶畑の中をカットして通るというふうな話だったと思いますけど。井ノ上の方やったか な。何か茶畑を通るような話をされてたと思いましたけど、代替はどうなってましたかというのをちょっと。代替地とかは準備されましたかと聞いたら、何か現 地では、そう言うことはありませんみたいな話だったと思うんですが、ちょっと勘違いしてたらすいません。
《道路課》そうですね。特に用地取得に当たっては、代替地をご希望されて、田んぼなんかでは地域の方が中に立っていただくということがございますけど、こ の地点ではそういう状態を把握しておりません。
《委員》はい。
《委員》お願いします。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》現地で設計veで、かなり遠回りでずっと橋を架けるような距離を最初は計画してたのが、かなり手前の方で短い距離で架けるように、廃校になる学校 の用地を利用することでそういうふうに計画変更できたので、設計veで11億、何か予算を減らすことができたということで先ほどもご説明があったんです が、それで、先ほどすいません、何か外に橋梁の関係でまた費用が増えたので、結局、トータル増えたというお話だったんですけど、そこの橋梁の何の部分だっ たかをもう一度お聞かせください。
《道路課》設計veはこちらの区間で計画しているところなんですけれども、ここに学校用地がございまして、当時はもちろん学校用地でございますからこれを 避けるかたちで、このちょっと川幅の広いところで渡るような計画を持ってました。で、状況がちょっと変わりまして、学校用地であってもそちらを通過するこ とが可能ということになったことから、道路の計画をなるべく現道沿いに回しまして、新たな計画として詰めてきたところでございます。もちろん橋梁自体は、 先ほどよりこちら短くなっておりますので、この橋梁に関してはお値段は安くなっております。ただ、これまでに既に架けておりますこちらの堂の間橋とか、も う一本はこちら、起点側に橋がございますが、こちら、当初の計画を策定した段階では地質状態とかも分かりませんので、橋の下部工と申しますか、そちらの方 の状況というのがよくつかめてない状況の中で、想定してた額に対しまして地盤が悪ければ、やはりそれに対応する工法が必要になってまいりますので、その部 分で増加が発生しております。
《委員》ありがとうございました。
《議長》外はよろしゅうございますか。それではお諮りをいたしたいと存じます。この件につきましては、事業者が申しております対応方針案、継続でございま すが、これが妥当であるということでよろしゅうございますでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業については継続といたします。
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中津高田線
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《議長》続きまして10番の道路課、中津高田線、道路改築事業の説明をお願いいたします。
《道路課》道路改築事業 中津高田線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。それではご意見、ご質問等をお願いします。
《委員》いいですか。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》平面図のところでは、どう言ったらいいかな。ちょうどこの現地で説明を受けたのが、和田小学校を挟んで道路の反対側と言いますか、ところで現地説 明を受けたんですが、横断歩道橋等の計画はないのかと言うことでお尋ねをしましたが、現地に住んでおられる方が高齢者が多くて、歩道橋を渡るのはなかなか 大変だみたいな、ちょっと小学生が渡るのとご老人が渡るのはちょっと違うかも分かりませんが、老人の方はもう、下のと言うか、普通の路面の方を歩きたいと 言うことで、歩道橋を造る予定はないというふうな答弁を受けたんですけども、本当に私も大分の方の40m道路の近くで生活してたこともあるんですけど、あ そこは新日鐵関連に行く人たちがという、歩いていく人はないのかも分かりませんが、もちろん住宅もあって渡る人も、車じゃない人もあるかもわかりませんけ ど、だいぶ私なんか歩きで、ちょっと渡る時に信号があってもかなり待ったり、ちょっと交通量が多いので、或いは大型トラック等が多くて、かなり注意しなが ら渡ったりする経験があるんですけども、この、中津での40m道路ですよね。が、こういうふうにできて、小学校が向こう側かどうか分かりませんけども、ど ういう通学路のケースになるのかちょっと理解できないところもありますけど、こういうふうに分断された時に地下道であるとか歩道橋であるとかっていうのが 本当になくて将来とも良いのかですね。今はこの道路の計画なんで、こういう計画で良いのかもわからないですけど、そのへんに対する見解を改めてお尋ねした いと思います。
《道路課》今、現時点で、現場の方では考えてないっていうことかと思いますけど、大分の40m道路に比べますと、若干幅員が狭いというのは、一つ言い訳に はなりますけど、また、現地の状況で、実際、学校との意見交換ということもあろうかと思いますので、そう言ったところを踏まえて、必要であれば横断歩道橋 の設置、交通安全事業として別途と言うことかと思いますが、は、検討されるべきというふうに思います。
《委員》現地の住民への説明会の時には、要望は出なかったんですか。
《道路課》先ほどちょっと現地説明の際にもございましたが、やはり意見として、やはりいろんなかたちがありまして、一つにまとまらないというのが現状でご ざいます。やはり上を通り、安全にという方もいらっしゃいますし、やはり日常の利便性という方もいらっしゃいます。また、地下道につきましてもやはり防犯 上の問題とか、そういったことも上げられる方もいらっしゃいますし、で、現実的に今の中津高田線で横断歩道橋って言うのがほとんどない状態ですので、整備 の状況を見ながらと言うのもございます。それとどうしても歩道橋を設置するに当たっては、その前面となります土地の所有者の利用の意向もございまして、な かなか調整がついてないというのが実態でございます。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》人の交通事故も気になるんですけど、ロードキルとか言って、僕はちょっと、現地は今回は違うコースだったのであれですけど、先ほどのパワーポイン トを見させていただいたら、かなり田園地帯を切っておりますよね。恐らく、例えば猫はよくやられるのは目立つんですけど、こういう環境だと狸とかイタチだ とか野生の生き物もやられるんじゃないかなと予測はできるんですね。今までできたところ、ここはやむを得ない部分もあるのかもしれません。例えば水路みた いな部分、これはもう通してますよね。例えば道路の下を。そう言う部分を上手く何かちょっと工夫をされて、そう言う道みたいなのを、この間の続きのあれで 言えば、対策としてはそんなに費用はかからないでしょう。これはもう予算を弾かなければ正確には出てこないかもしれませんけど、そんなに予算的に高くはつ かないと思うんですね。そう言う配慮とか、それから地元の住民の人が防犯上良くないと言うんだったらあれですけど、歩きやすい地下道で明るい感じであれ ば、それとセットでできる可能性もあるんですね。そこらへんをちょっと工夫していただけることを期待しております。
《議長》何カ所かボックスカルバートのところはないんですかね。
《道路課》もちろん用水等が横断したり、排水が横断しているところはあります。
《委員》ああ、用水あるんですね。そこのところが一つチャンスになるんではないかなというふうに思うんですけどね。
《委員》横断歩道のところですね。中央分離帯のところに少し、お年寄りなんかが途中までしか渡れない方も出ると思うので、そこのところの安全確保で安全地 帯をちょっと作るとだいぶ違うんですね。車いすの人もそこで休憩とかあり得るので、特に、結構皆さん、ぎりぎりに渡る人もいらっしゃるので。信号の時にで すね。そして真ん中で切れてしまって、後は平気で赤で渡ってるという非常に危ないことを見ますので、そういう中央のところで工夫をするとだいぶ違うと思い ます。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。もう沿線がほとんどできてるのでこういう質問もなんなんですが、現地で歩道が6mあって、大変もったいないような幅員なんですけど、 現地でお聞きしたら、やっぱり6mあることによって騒音等が軽減されて、沿線の環境に配慮した設計になってるというお話を聞いて、その場では納得したよう な気がしたんですけど、ですが、やっぱり4mでも5mでもなくて、やっぱり6m必要だった理由というか経緯をもしお聞かせ願えたらとおもいまして、お願い したいと思います。
《道路課》これ、都市計画の幅で40mの幅員を今まで規制してきた関係もあってこの形になってるんですが、今、現場で説明があったというお話は、道路の基 準の中に環境施設帯というのがあります。環境施設帯、都市化が今後、これも見込まれる地域ということで作ってるものと考えますが、道路の端から10mを歩 道を含めて沿道の民間の土地まで取るという趣旨であります。従いまして、このケース、6mの歩道はもったいないというご指摘も分からないでもありません が、植樹帯として3m50を取って、その他施設帯も含めて全体が10mとなるように取った場合に歩道が6mとなっているというのが事実関係でございます。
《委員》ありがとうございました。
《議長》ちょっと一つお聞きしたいんですが、用地買収が大変だって書いてありますね。商店街というか事業所が多いということですが、せっかく12億ほど安 く上がったんですかね。
《議長》それがトータルでは全く同じになってるわけですけど、何かちょっとそれが非常に残念でありますし、よそに回せれば13億ちゅうたらすごいんですけ ど、それはどういう原因があったんでしょうか。同じ、一方で減って、道路工事が増えたちゅうことですか。
《道路課》ちょっと先ほど概要の中で触れさせていただいたんですけれども、工事につきましては、やはり低地なところがございますので、地盤の土の状態が悪 いところが多うございました。やはりその上に道路を造るに当たっては、地盤の改良って言うのがかなり必要になってまいりました。当初から見込んでおれば良 かったんですが、当初、ちょっと見込み損ないもございましたし、ちょっと調査の入る前でございますので、つかみ切れてなかったところがあります。それから もう一点、やはりつかみ切れてなかったこととしまして先ほど申しました舗装とかを、やはり道路を当たる際にはぎますけれども、はいだ時にその下に以前、舗 装の下に路盤というのがあるんですけれども、そちらに鉱滓というものが使われておりまして、製鉄する時に出てきたスラグの関係なんですけど、そういったも のを使っておりましたら、それは壊した時には産業廃棄物として厳正に処理する必要があることになっておりまして、そう言った費用が、当初、想定されてな かったものとして上がってまいって来ております。で、現時点では残りの工事区間が、まだ1.9キロメートルほどございますので、まだ同様な部分を想定されていますの で、事業費としては、今、まだ変更せずにしております。工事費についてはもちろん、そういった部分の量が縮減できれば、今以下になってくるところでござい ますけれども、これは今後の部分で努力したいと思っております。
《議長》外にございませんか。
《委員》これ、宇佐側の、この終点から宇佐高田の方に向かう残りは、片道二車線ですか。今、工事区間の終点から先、まさか40mも取ってないでしょうか ら、そこから宇佐に向けては、片側二車線でしたっけ。片道一車線。
《道路課》ええ。今、こちらが二車線だったところを四車線にしているので、残りの区間と言うかたちになりますけども、二車線と言うことです。
《委員》これはもう、そのままで・・。
《道路課》地元からはかなり要望がされておりまして、今後の事業としては考えなければならないところかと思います
《委員》恐らくダイハツがメインの利用客と言うか、関連会社の搬送の車。それと日田に向かう、エンジン工場を向こうを使うので、多分、中津日田線を経由し てそこの40を入ってダイハツの工場へ入っていく経路と考えられると思うんですね。その先は片道一車線で。確認だけです。
《議長》外にはよろしゅうござますか。なければ、ちょっとお諮りをさせていただきます。事業者の申し出は、対応方針案の継続をお願いしたいということでご ざいますが、継続が妥当であると認めることでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。この事業につきましては継続といたします。
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大分大野線
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《議長》続きまして11番の道路課、大分大野線、道路改築事業の説明をお願いいたします。
《道路課》道路改築事業 大分大野線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。この事業につきましてのご質問、ご意見をお願いいたします。何かございませんでしょうか。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》事業の進捗状況のところに、平成17年末用地取得率が42%というふうにあるんですが、もう休止してるからこのまま、現在も用地取得率は変わって ないという理解で良いわけですかね。
《道路課》そうです。
《委員》それで良いんですね。ということは、再開するにしてもかなり困難と言うか、用地の方面からもだいぶ難しいかなと言う感じがあるんですかね。この前 はちょっとトンネルのことを聞いたんですけども。
《道路課》淡々と進めていくという意味では、外の事業と何ら変わるものではありませんが、残り、何れにしても50%以上は残っていると言うことにはなりま す。
《委員》42%の意味ですよ。どこの部分、もう、まだできてないところのと言うよりは全体の計画の。
《道路課》ほとんど既に供用しているところの用地は、当然ですが終わっていて、まだ手付かず、工事をしてないところで用地が残ってるところは、ごく僅かと いうことになります。
《議長》外にございませんか。はい、どうぞ。
《委員》すいません。防護柵のことをもう一回お尋ねしたいんですけど、これ、利用者と言うか、この道を通る人の評判とか、そういうのはどうですか。調べた りっていうことはありますか。
《道路課》情報を持ち合わせておりません。その件につきましては。
《委員》この色になって良かったとか、前の方が良かったとか、何かあればとか思ったもんですから。もう良いです。
《委員》対応方針が休止については問題ないと思うんですけど、これ、前回の平成16年ですか。
《道路課》はい。前回の評価は、16年の評価を受けて休止ということです。事業の計画変更としては15年度に行ってます。
《委員》で、このまま眠らせるという話なんですけど、これ、要するに見直しで、もし復活させる時にもう一度形態を見直すと言うことになるんですか。
《道路課》はい。先ほどから出ている1.5車線とかそう言ったことも含めて、復活の時期があるとすれば、そう言った方針で臨みたいと考えてます。
《委員》あればそういうかたちで。地元から出ている離合場所の確保とか、結構、路肩の部分で危ないところが幾つかある。そのあたりの補修整備というのは、 これには関係なくやる。
《道路課》ええ。これとは別に進めさせていただきます。そう言った点につきましては。
《議長》何かございますか。ないようでしたら、皆さんにお伺いいたします。この事業につきましては、事業者の方からは休止と言うことで対応策が出ておりま すが、休止と言うことでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。この事業については休止といたします。じゃあ、ここで5分ほど休憩を挟みたいと思います。
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高崎大分線
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《議長》それでは再開をいたします。次は12番の道路課、高崎大分線、道路改築事業の説明をしてください。
《道路課》道路改築事業 高崎大分線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。この事業につきましてのご質問、ご意見等をお願いします。何かございますでしょうか。
《委員》はい、すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》現地を通っていちばん曲がりくねってるところは、本当に離合がちょっと難しいような感じででして、やはり必要な道路かなと言うのは感じたんです が、なかなか交通安全上、問題がある箇所かなというふうに思いました。将来的にバイパスの橋の予定地のところをちょっと見せてもらったんですが、なるほど 何か、急カーブのところがバイパスによって安全性が確保できるかなというふうに思ってたんですが、今お聞きしたら、用地の確保が難しくなったために急遽、 何か橋が計画されたと言うことなんでしょうか。
《道路課》今の説明は、道路の路面の位置としては、計画はあまり変わってないんです。で、あそこを橋で作るか土を盛り上げて作るかというところの変更がご ざいまして、土を盛り上げますと用地幅を広く取らないといけなくなるものですから、大きな用地を買った上でそこに山を作るって言うようなかたちになりま す。橋であれば、この道路の面積だけの部分が用地として取得できれば橋が造れますので、道路の交通安全上の効果という意味では変わらないんですが、その構 造を若干変えたことで土を盛りたてるよりは、橋が若干、お金は高いんですが、用地は少なくて済むと、そう言うことでございます。
《委員》はい、分かりました。ありがとうございました。
《議長》外にございませんか。
《委員》はい、ちょっと。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》何か整備のところが飛び飛びに。今は橋のところだったんですけど、もう少し飛んで、今、整備が済んでる先のところが今回の平成21年の工事に上 がってるんですけど、これまでどういう順番で改良整備をされてきたのか、ちょっとお教えいただけるとありがたいと思います
《道路課》はい。元々大分インターへのアクセス道路と言うことで、順次、下からまいってまいりました。交差点はもちろん処理しておりましたけれども、それ から上の部分というのは、昨年度改良、完成させたところでございます。その際にやはり土を利用いたしますので、途中区間、現地説明をさせていただいた時に 若干広いところがございましたが、こちらの土をこちらに持ってきて盛るとか言うことをやっておりまして、土砂の収支のバランスを取りながら進めていってお ります。ただ、残りの区間につきましては、基本的に残念ながら土砂は全て搬出になりますので、もうあと残ってる区間としましては、この中間部についてはほ とんど路面並みの部分が残ってる状態です。それから今度、上の方につきまして最終的に最後の段階としてこの山を切っていくという順番にしております。基本 的には下から下からというかたちで工事を進めております。ただ、橋のところはどうしても、事業費的なものもございますし、用地の取得も含めて準備的なもの がございましたので、現在の今の段階の整備になってます。
《委員》ここではないですけど、別のところによっては橋とかトンネルが先にできて、普通の路面と言いますか土工の部分が後でされるところもあるしですね。 何かそのへんのところが今回はどうなったのかと思って、ちょっと。何か私のイメージだと、道路を造る時、トンネルとか橋の方が先にできちゃうのかなという ところが。発注のところもあるんでしょうけど、橋梁なんかだと下部工だけできてというところも結構よく見たりするので、ちょっとお尋ねしてみました。
《道路課》もちろん現場現場で施工順序がございますが、この箇所の場合、橋梁の上部工を施工する際に必要となりますヤードが付近で確保できないということ で、その分の拡幅も合わせて確保するということがございましたので、橋が現段階になってる状況です。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》バスも通ってるみたいなんですけど、バス停あたりはどうなるんですか。また従来通りと言うか、また少し変わったりもするんですか。
《道路課》現道をバスが走っておりますけれども、今回ショートカットする区間は、この区間だけになっております。で、この区間においてはバス停はございま せんので、バス会社の運行によるんですけれども、これを通り抜けていただけるのかなと思っております。
《議長》外はございませんか。よろしいですか。
《議長》じゃあ、お諮りをいたします。この件につきましては事業者が申し出ておりますのは、対応方針案として継続というふうになっております。これが妥当 であると認めるということでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業については継続といたします。
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三重新殿線
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《議長》続きまして13番の道路課、三重新殿線、道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 三重新殿線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。この事業に関しましてのご質問、ご意見等をお伺いいたします。いかがでしょうか。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》豊後大野市の方でも、この三重町地区の都市計画って言うんですか、そう言う計画、線引きというものができているのか。或いはそういうものとの、今 道路整備されている、或いは国道326号もありますし、中九州道路もありますけど、そう言う道路と、それから三重町の都市計画との関連性について若干、知 見がありましたらお教えいただきたいと思います。
《道路課》路線としては都市計画に位置付けられているものでありまして、豊後大野市の中心都市の三重町が、中九州横断道のルートから少しずれていると言う こともありますので、その路線へ中九州横断道に直接つなぐという趣旨で、この三重新殿のバイパスが計画されております。そう言った背景をもちまして、豊後 大野市の中でも最も市の見解としても最重要の路線と言うことで整備促進を求められているところでありますし、また、今回の内田赤嶺工区につきましては、こ の市外をバイパスする路線として、延岡から大分間の主要な交通路になっている326号の通過交通を町の中に入れずに通すという機能を持った路線であること から、特に重点的に進めているところでございます。
《委員》ちょっとこれ、326のバイパス的な要素が強いと思うんですけど、まだ全線開通してないからなんですけども、だんだん開通していくと、今度はバイ パスの方が商業施設ができてくると言うとおかしいけど、326の方がだいぶ三重町の方は商業施設がちょっと千歳寄りと言うか、かなりできているように感じ ますので、またそっちの方も広がってくるのかなという感じで言うのもちょっとおかしいですけど、そう言うところも何か予定されているんですかねというのが ちょっとあったんですけど。
《道路課》特段、今の段階で規制をかけてと言うようなかたちにはなってはいませんけれども、構造としては今の326と違って、高い盛り土の構造になってお りますので、取り付けてくるとすれば非常に大きなものになりますし、また、大規模店舗立地法等も含めて、事後の対処としては適切にやっていかなければなら ないと思います。
《委員》従来の326だと、あの田んぼの中を通ってて、道路の面とあんまり周りの面の落差と言うか、標高差があんまりないところですが、今回はかなり盛り 土で、だいぶ標高差もあるというふうなことなんですか。そうでもないところもあるんですかね。標準断面で全部行ってるわけじゃないんでしょうから、カット のところもひょっとするとあるのかも分からないし。
《道路課》現地を見られた方はお分かりかと思いますけども、かなり小高い台地の上に向かって上がっていく道路でございまして、両側は山林がつながっている と。道路の勾配もございますし、上っていく間においては、なかなかそういった、やるにはかなり大規模なことをやらないとできないところかなと。上がってし まえば、またちょっと少し平坦な、畑地で使われているようなところがございますので、そのへんはちょっと都市計画の部類になって来るかと思いますが、若 干、そういうのもあるかと思います。で、またそれを過ぎますと、もう一度下っていくようなかたちになりますんで、現在、赤嶺地区でありますような集積(区 画整理)をやるには、ちょっと大規模なことが必要な区間ではないかなとは思っております。
《委員》赤嶺地区は区画整理をやりましたよね。あのあたり、326を通す時に組合方式の区画整理をやったんですよね。ですので、326近辺の土地が空いた のであのあたりに商業集積したんですが、今回の計画はほぼバイパスで、326から出てくるトラック等は、あのまんま中心部をパスして、本来であれば、完成 すれば上がっていくはずでして、その状況を見せていただいてるんですけど、もちろん店があの近辺にできるとは思うんですけども、赤嶺のような集積を期待す るのはちょっと難しいかなと。逆にですね。
《委員》ちょっと少し違うと言うことですね。道路の性質がですね。
《委員》ええ。この間も見せていただいたんですけど、道路の建設状況と周りの土地の整備状況から見て、ちょっと違うかなと。逆に赤嶺地区とバイパスがクロ スする今回の工事のパスのところあたりが、逆に言うとまだ集積するかなと言う気はいたしますけども、それ以外のところはあんまりないんではないかと。この 間ちょっと見せていただいた時、そんな印象でした。で、今回のバイパスは、結構意味があると思うんですけども、要するに通過交通をいかに外へ流してしまっ てCO2の削減とかが期待できるんではないかと思っております。中心部のところへ結構、延岡からトラックが入ってきてるはずなんで、それがすーっとパスで 上に入り、中九州に流れていく構図が今後、延岡へのメインのパスになるというような気がします。それでトラックが赤信号なんかで急発進したりする時に発生 するようなものがだいぶ軽減されてくるという意味での環境へのプラスがあるのではないかという印象を、現地で見させていただいた時にはしました。
《委員》計画幅員がずいぶん小さくなって事業費とかも安くて済んでると思うんですが、そこがボトルネックになるとか言うことはないんでしょうか。
《道路課》今、こちら、三重、内田赤嶺工区について今、二車線で当面整備するというかたちなんですけども、現在、これに接続します赤嶺工区。こちらの方も 一車線一車線の形状になっておりますので、そこで交通の支障が起こるとは、今、想定しておりません。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》ちょっと記憶がはっきりしないんですけど、現地に行った時に、もうお金さえ来れば工事にかかれますと言われたのは、ここだったでしょうか。
《道路課》そうです。
《委員》ここですよね。それはどういう手順で。ということは、どういう手順で今度は工事にかかるんでしょうか。
《委員》あの時は用地買収が終わってたので、もう予算さえあればいつでも全部着工して、どんどん工事が進みますということを言われてたんです。記憶によれ ば、もっとお金が付けば、一車線の真ん中に本来の上を通す道ができて、これは永久に不可能だろうという話を聞きました。そう言う本来の道があると。今の付 けようとしてるのが側道みたいなかたちになるはずなんで、であれば、本来上を通る規格道路、かなり地方の規格道路になるというような感じの設計になってい ました。
《委員》何か景気が悪いから早く仕事を業者にあげたらどうかなと・・。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》はい。環境への配慮の方で、管内の他工区の発生土、残土を盛り土材に流用ということで、先ほど質問した時は、残土処理の率みたいなものが80%ぐ らいだっていう話をお聞きしました。ここはもう、100%を超えてると言うことですよね。百数十パーセントぐらいになる、外のところのを活用できる状態と いうふうに理解してよろしいんでしょうか。
《道路課》ええ。この工区につきましては、工事を仕上げるに当たっては、よそから土を持ってこないと完成できないということで、その分の見合うストック量 に対しまして発生する工事から順次、こちらの工区に仮置きの状態で準備してるという状態です。
《委員》これを前向きに考えると、残土処理率で、例えば工事の事業内の同地区、同工区に、本当は全部、残土処理率が100%になれば理想なんですけど、実 際は先ほどみたいに80%になるとしたら、やはり原則は、いちばんが、ある事業に関しては同事業の中の工区内で全部納めると。それが無理だったら最寄り の、これは当たり前でやっておられるんだとは思うんですけど、最寄りの工事地区内。で、やむを得ないと。これもできないと言う時に始めて自然環境の方に環 境負荷をかけてしまうわけですけれども、それをできるだけ三番にはならないようなかたちで持って行くという時に、やっぱり数量化の一つ、分かりやすいの は、その残土を発生しないというのがかなり大原則になるかと思うんで、残土処理率みたいな、B/Cのような重い数字にはならないかもしれませんけど、しか し、環境に関しては、ものすごくこれは影響力が大きいと思うんですね。ですから、そういう残土処理率的なものを是非、数値化できると良いかなと。だからこ れ、どうしても土が足りないんですと言うよりは、これ、すごくチャンスなわけですね。外の周辺でどうしても余ったところを処理できるというかたちで考える ことができますので。そう言う意味で言いますと、すいません、先ほどぼーっとして、高崎大分線のところをすっ飛ばしてたんですけど、橋を架けるという話が ありましたですよね。その時にどうしても下を土で盛ると土地の取得とかもいろいろ大変工事の方もかかるんでという話も合ったと思うんですけど、これ河川の 部分がすごく守られるわけですね。橋を通すことによって。だからそう言う意味でも、先ほどの、今回の21年度の工事のところを取ってもプラスだとは思うん ですけど、できるだけ水の流れですね。水域を断絶しないようなやり方みたいな。それは先ほどで言うと、一番が同事業内で100%残土処理。で、それが無理 だったら最寄りの工事のところでやる。で、それが無理だったら、やむを得ずと言う時には、例えばいろんな基準がありますけど、少なくとも水の流れをカット しないようなかたちで持って行くとか、そんなガイドラインみたいなのができると良いかなと。これはきっと本当はあるのかもしれませんけど、そのあたりはど うなんでしょうかね。
《事務局》議長。
《議長》はい、どうぞ。
《事務局》おっしゃる通り、それぞれの工事においては切り土盛り土のバランスを取るのが大原則です。で、場合によっては残土がでると。或いは受け入れる土 が必要だと、そう言う現場もあります。そういうものについては先ほど言いました国の事業、国交省の事業ですね。あとは県の事業、市町村の事業、あとは道路 公団、名前変わりましたけど、そう言ったところの、皆さんが今年度は幾ら余りますよ。うちは幾ら必要ですよ。何月頃とか、そういうシステムがもうできてお ります。で、定期的に各地区で会議を持っております。そういう状況でございます。
《委員》それは素晴らしいことだと思うんですけど、その時に今みたいに環境配慮の視点で基準と言うか、段階別にと言うところまでは整理されているんでしょ うかね。例えば同じ工事をするところと同じ距離でも自然の方に埋めちゃうとかいうのだとだいぶ環境の負荷は違ってくるわけですけど、そう言うあたりはあま り、まだ視点としてはないんでしょうか。
《事務局》環境に配慮した捨て場を考慮してるかって言うこと。
《委員》ええ。
《事務局》まだ、そこまでは。ただ埋めるに当たっては、やっぱり指定した場所とかでちゃんと環境って言うか、崩壊しないようにとか、そういった配慮は十分 してるんですけど、環境まではちょっと。そう言う視点で設計しているかどうかというのは、ちょっとここでは分かりません。
《委員》はい、分かりました。
《議長》それでは、よろしいですか。
《委員》はい。
《議長》お伺いをいたします。この事業につきましては、事業者の方が申しております対応方針案、継続と言うことでございますが、継続が妥当であると認める ことでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業については継続といたします。
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宇佐本耶馬渓線
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《議長》続きまして14番の道路課、宇佐本耶馬渓線、道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 宇佐本耶馬渓線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業につきましてのご意見ご質問等をお願いいたします。どなたかございませんでしょうか。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。何かまた聞き逃してしまって、事業費がずいぶん増額してる分、先ほどちょっとご説明していただいたところ、核心のところをもう一度お 願いします。
《議長》お願いします。
《道路課》はい。一つは、当初、事業計画を立てる際に1500mの道路の工事分と、両側の交差点部っていうのは当然、新しい道路ができることで処置すべき ところなんで、その分は見込んでたんですけども、その事業を開始した後に交通関係の所管の部署とかと調整する中で、こちら、現道との交差点があるんですけ ど、これが200mないぐらいの距離なんですね。で、この道路って言うのは非常に交通量の多い道路なもんですから、やはり交差点の改良をするに当たっても 一体的に全部を処理しておくのが妥当だというかたちで事業を進めておりまして、この部分の用地補償費、それから工事費が増額したことが非常に大きな理由に なっております。それから、実態としましては、若干、1500m区間の中の用地についても、土地の地目による評価額がございますが、これの分を若干、切り 分けが不十分だったかと考えられます。で、当初の見積もりが若干安かったというような状態がありまして、結果的に現在、23億弱の事業費となっておりま す。
《委員》はい。ありがとうございました。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》非常に重要な道路だと思うんで、早く私は開通したらいいかなと思ってたんですけど、未収得用地の赤でちょっと黄色の間に残ってるところがあります けど、地権者が何軒かにわたってたのか、どうだったんですかね。もう一戸ぐらいだったのか、何かそのへんのところが現地でも説明があったと思うんですけ ど、もうちょっと早くできたのかなというふうな感想を持ったんですけど、ご説明いただいてよろしいですか。
《道路課》残りは一軒。
《委員》一軒だったですね。確かね。いや、何か難しい人なのかな。これ、そんな単純なことじゃないのかも分かりません。失礼しました。見込みはありそうな んですかね。もうだいぶ計画が立って、この区間自体としては1.5キロメートルぐらいの区間なんで。と言うとおかしいけど、どれぐらいの年度をかければ、普通はでき るのかよく分からないんですけど、今までできなくて再評価になってきたと、こういう。なんと言うか、大事な道路がなかなかできないというのか、何かそのへ んがあったような気がして。
《道路課》事業としては南の方から伸びてきているということであるんですが、この用地一箇所につきましてはなかなか、個別の地権者のお話でありますが、容 易にならざる状況ではあります。その中でいろいろ法的な対処等も含めて、今、可能性の方は模索しているところでありますが、できれば早期に終わらせるとい うことであれば、そう言った法律、手続きには時間がかかりますし、難しいというところもありますので、任意の上で解決を図っていきたいという方針でありま す。
《委員》はい。施工済みのところも見せてもらったんですけど、施工済みのところがだいぶ、何か年数がどれぐらい経ったのか分からないけど、草が生えたりし て何かえらい、施工済みのところはもう、ここら辺は早く供用になってても良かったのかなと思うぐらいの感じがあったので、要らん質問ですけれども。ありが とうございました。
《議長》外にございますか。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》環境対策の方ですね。L型擁壁の採用というのは、これ、かなり土地は節約できたのかなと思うんですけど、環境への配慮というのは、田んぼの影響と いう意味。
《道路課》ちょっと直接的な対策とか配慮とか言えるかどうかちょっと分かりませんけど、なるべく田んぼの田面を当たる部分を減らそうというのもあります し、もちろん都市部でございますので、事業を行う上でも用地取得は最小限というのは考えてるところでございます。
《委員》そう言う意味では用地取得を最小限にできると言うこと。安全性は、これ、L型擁壁でも今は大丈夫と考えてもよろしいんですよね。
《道路課》はい。
《委員》そうすると、予算的にもだいぶそこは効率よくなったというふうに、土地の分だけでは。
《道路課》特にここの路線の沿道が、ほ場整備が済んでかなり良い田が広がってるっていうこともありますので、その区画をできるだけ小さくしないようなかた ちで保全するという意味では、環境と言えるかどうか分かりませんが、土地利用的にはそういった形が望ましいというふうに考えております。
《委員》きっとそういうのにセットで。例えば今、L型擁壁の下にU字溝になってますよね。田んぼの方の見た感じね。それを例えば環境保全型の側溝で、本来 だったら土地をガバッと、本当は埋めてしまったところへL型の擁壁で貢献したわけだから、少なくても例えば側溝の方の部分をセットでやられると、これ予算 的なものも、今後ということでも、これからのところをちょっと一回配慮していただければ、だいぶ違うんかなと思います。この間、現地へ行った時にもカエル とか、なかなかU字溝の方だと這い上がれないようなのっていうのは、もう簡単に見れるんですよね。ですから、そう言う時にいきなりそこだけしろって言う と、なかなか地元の人も難しいかもしれませんけど、本来はこう言うところで、おそらく何メートルというふうにほ場のところを切り取らなきゃいけないところ をセットでできるというふうに考えれば、住民サイドの協力しやすいんではないのかなというふうに思いまして、お話をさせてもらいました。以上です。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》用地交渉のご苦労があるようでございますが、一軒と言うことなんですね。そうした場合、以前と比べて全く、用地交渉をする担当官にとってみれば厳 しい条件設定というのが、買収価格が必ず情報公開されるという時代に入ってるんですね。ですから、値段的に、お宅はなかなか折り合ってくれないんで、 ちょっと上乗せしてなんていうことは、これ、できないご時世になってるかと思うんです。で、そうなった時になかなか話し合いが付かないって言うことで再評 価の対象になってきてるようなことの本件でございますが、やはり絶えず可及的速やかに解決すると言うことと、それに伴う法的措置の手続きのややこしさ厳し さって言うのがあるかと思うんですけど、そう言うところを総合評価されたような話も、どこまでそう言う点を詰めてこられたかと言うことも話していただくと よろしいかなと。そこまでは行ってません。今後詰めますということよりも、絶えず同時進行的にやられていったらどうかなと思うんですが、非常に私は、収用 法の適用について抑制的すぎるんじゃないかなと言う気持ちがあるんで、ちょっとそのへん、懸念しているところでございます。以上です。
《道路課》この事業についても、当然、収用法の適用は考えないといけないものでありますが、全体の状況としましては、かなり収用したところで裁判に敗訴し ているところが幾つか出てきているというところもあって、その事業認定をする側としては、相当慎重になっていることが、まず一つ、事実としてあります。非 常に細部を詰めていくことで、現在も本県でも手続きを進めようとしているものが何件かありますが、事前にやはり、1年、2年といった時間をかけて詰めてい くと言うことになります。特に今回のものにつきましては、実は先般の国交省のB/Cの騒ぎの元になっておりますけれども、交通量の将来推計見直しというの がございました。それでちょっと、理由が明確に分からないところがあるんですが、この県北の交通量というのがかなり落ち込んでると言うか、前の推計に比べ ると下げられておりまして、そう言った交通量の中で、今、都市計画されている幅ですけれども、この幅員が十分に必要であるという説明ができるかどうかとい うところについて、ちょっと検討が必要かというふうに思っております。
《委員》はい。ありがとうございました。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》植樹帯に関してなんですけども、これは、植樹帯というのは、運転席側からするとどのくらいの高さに設置するとかいうのは、それは決まりみたいなの があるんですか。
(不明)・・・・
《委員》と申しますのは、信号待ちなんかの時に不心得な方が、ペットボトルとか飲料水の入った缶とかを投げたりして、この植樹帯の上に散らばってる例とか あったりするんですよね。それとか近くのほ場、田んぼとか畑に投げ込みがあったりするんです。道路なんか大きな道路が通ったりして、その信号待ちの時に交 通量が多いところなんかですね。
《道路課》植樹の際、当然、地域性とか自治体の方針等にも応じて樹種を考えるというようなことがありますけれども、原則としましては、管理がやはり容易な ことと言うのが道路側からはありまして、あんまり枝が広く広がると標識が見えないとかそう言った問題がありますので、そう言った問題ができるだけ少ないも のと。それと歩道の、ああいう枡に植えられるという状況になりますので、そう言った状況でも比較的生育がしやすいとか、そういった幾つかの条件の中で選ん で、沿道の景観に合わせて選んでいくということかと思いますが、ここの場合はまだ、低木、ツツジとかそういったものがあるようですけれども、全体としては そう言うのは減らしながら、ゴミが下に隠れてなかなか管理しにくいというところがあるもんですから、例えばそう言うのは避けるとか、そういった形の動きは 個々には検討しておりますけれども、特段、ここではこういう高さの木を植えると、そう言った基準を持っているわけではございません。
《委員》じゃあ、その不法投棄なんかに関しては、取り締まりとまでは言わないんですけど、そう言う注意喚起みたいなところは、それはまた別の部署と言う か、最終的に個人のモラルに関わる問題なんでしょうけど、やはり田んぼとかに投げ込みがあったり、このあたり、この道はどうなるか分かりませんけども、田 んぼなんか周りにあったりした場合に、わりと目にすることがあるんですよね。そう言う缶とかビンとか危険なものが入ってたりする。で、せっかくの植樹帯 に、きれいなツツジとかの上に乗ってることを目にすることがあります。だからあれが解消されたらいいなと思うんですけど、なかなか直接工事のこととは関係 ないかもしれませんけど、気になってる事案です。
《委員》先ほど、国土交通省の見直しの件で、交通量の話が出たんですけど、このあたり調査で年々やってるとは思うんですけど、減ってるんですか、交通量 は。od調査はされていますよね。
《道路課》odは、この平成17年のセンサスのものを使ったのが今回の推計値と言うことなんですが、ちょっと個別にこの路線の路線がどうだったかというの は、ちょっと手元、ございませんが。全体の発生集中量の伸びの推計をする時点で、この大分県の北部地域、それから豊前の方にかけてかと思いますが、の発生 集中量が少し、以前に比べるとずいぶん低く見積もられているという状況がありました。
《委員》日交通量は分かるんですか。分からない。一日あたり何台通るとかいうのは。
《道路課》実際、交通量推計、現況としてはここ、今、約7千台走ってるわけなんですが、将来どれだけ走るかと言うことに関しては、この将来の道路ネット ワークに、例えば宇佐から耶馬溪、或いは日田地区からどれくらいの交通量があるかというのを道路の一本一本に、その条件に応じて分配して、将来何台ぐらい という推計をすることになりますが、その際の元々の交通量が、かなり減るようなかたちの見積もりになっているということです。
《委員》7千台で四車線で、必要なんですね。7千台って言ったら、なんかそうとう田舎道・・。
《道路課》これは7千台で四車線は、必要ありません。普通は。現在、都市計画で四車線となってる背景には、将来が1万3千台というふうに見込まれてます し、宇佐市の都市計画をする側の方針としても、将来、この柳ヶ浦駅の南側の地区の開発を進めたいという意図があるものですから、そう言った意味でここが四 車線という計画になってます。
《委員》これ、北側の隣接工区も四車線なんですか。
《道路課》都市計画上は、そうです。
《委員》(不明)ですね。計画(不明)
《道路課》この先ですね。この部分も計画上、四車線の幅があります。
《委員》7千台はきついな。
《議長》それでは、よろしゅうございますか。この件につきましては、対応方針案、継続でお願いしたいと言うことででておりますが、継続が妥当であると認め ることでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。それでは、この事業については継続といたいます。
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野津宇目線
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《議長》続きまして15番の道路課、野津宇目線、道路改築事業の説明をお願いします。
《道路課》道路改築事業 野津宇目線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。では、質問、ご意見等をお願いします。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》林道事業と関連性があるみたいなんですけど、林道と交差しているっておっしゃっいましたかね。先ほど。
《道路課》途中から林道が。こちらが林道になって、本匠の因尾地区の方へ、非常に短距離の経路ができてるんですけど、これが、こちらから来られた方が、今 回、事業をしますこの区間の狭い現道の方をお使いになれている。だからこういった方々にとっても効果のある区間だと言うことで、こちらの林道の話をさせて いただきました。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》よろしいですか。すいません。歩道がないのが非常に残念だなというふうに思ったんですが、現地でお聞きしたら、やっぱり地域住民のニーズが、過疎 化等によってあまり多くないというようなこととか、車両の通行量が千数百台程度なのでそういう判断になったということでお聞きしたんですが、その歩道が 2.5mとか、そう言う立派なものでなくても、現在ある路肩の75センチメートルを、30センチメートルで50センチメートルでも良いんですけど、ちょっと広げるとかいうようなことは、やは り考えられないと言うことでしょうか。と言いますのが、やっぱり、中学校とかは統合してしまって、野津町の方に通学していると思うんですけど、多分、ヘル メットを被って自転車で通学しているようなことじゃないかなって思うんですが、何か旧道があるから良いじゃないかって思いますけど、どうしても距離が短縮 されますと、それから野津町の方に新しいバイパスの方が近いですから、こちらの方から入って、この75センチメートルの路肩をヘルメットを被って自転車をこぎながらっ ていうことになるんじゃないかなって思うんですね。地域の住民は少ないから、それに該当する人数が少ないということなのかもしれませんが、2.5mの立派 な歩道を付けなくても結構ですので、何か30センチメートルでも5センチメートルでも路肩をちょっと片っ方を広げて、もうちょっと安全に考慮していただけるようなことをお願いで きないかなとは思ったんですが、地元の要望がないんでしたら特に敢えて要求してもなんなんですけど、如何でしょうか。
《道路課》今、ご質問の中にもあったように、交通量が千2、3百台と言うこともあって、1.5車線じゃさすがに狭いですが、この二車線というところの整備 が精一杯のところかなというのが実感であります。で、実際、用地の取得が概ね終わってるって言うことで、なかなかあと50センチメートルというところが後付としてはで きない。通しではなかなかできないところにはなろうかと思いますが、使用の通学路、例えば自転車が大量に使われるというようなことであれば、例えば路肩に 着色をして、より目立たせるとか、そう言った交通安全対策というのは考えられるところかなと思います。
《委員》もう既に整備をしているところもやっぱり同じ。通っては来たんですけど。現地でですね。同じような状況でしたでしょうか。やはり歩道無しと言いま すか、弥生の方から橋の方まで来る道ですね。もう既に整備されているところなんですが、ここは歩道はなかったんでしたっけ。
《道路課》本匠村の因尾工区からこちらの工区へ来られる途中のことでございましょうか。先ほど、林道を越えてこられて県道に出たところから今回の事業区間 の間までというのは、ほぼ二車線整備が終わっておりますけれども、この区間においては歩道は付いておりません。
《委員》分かりました。どうもありがとうございました。
《議長》外にありませんか。よろしいでしょうか。
《一同》(無しの声)
《議長》それでは意見も出そろいましたので、お諮りをいたします。この件は、事業者が申しておりますのは、対応方針として継続と言うことで言っておりま す。この継続で妥当であると言うことでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい。ありがとうございました。それでは、この事業については継続といたします。
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桂川
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《議長》続きましては16番、河川課。桂川、広域河川改修事業の説明をお願いします。
《河川課》広域河川改修事業 桂川について説明
《議長》はい、ありがとうございました。それでは、ご質問、ご意見等をお願いします。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すいません。この前の先の説明会の時にちょっとお尋ねすれば良かったんですけれども、河川事業で、この広域河川改修事業っていうのと、臼杵川の方 の総合流域防災事業って言うのはどんなふうに違うのか、ちょっと教えていただけますか。
《河川課》全体の事業の規模的なものもありますが、大きなものは、広域河川改修事業で実施しています。以前は中小河川改修事業とか、局部改修事業という名 称でしたけども、全体の事業が減っていく中で、元々この下流は中小河川改修事業という結構事業量の大きな事業名だったのですが、だんだん事業費が減ってい く中で、その事業名が総流防というふうに、最近は変わってきています。以前は、規模の大きなものは中小河川改修、小さなものは局部改良事業とか言うかたち できちっと位置付けられたんですけども、最近は、全体の事業量が少なくなって、総流防という事業名が変わってきているような場合もございます。
《河川課》総合流域防災事業について補足説明させてください。前回の説明会ではパワーポイントを用意していたんですけれども、今回は時間短縮の関係で用意 できなかったんですが、総合流域防災事業というのは、水害や土砂災害などのハード対策と、情報基盤整備などのソフト対策を一つの総合事業として、流域全体 の治水安全度を一体的に向上する事業のことです。具体的にはハード対策として河川改修のほかに砂防事業や、地すべり対策事業などが行われております。ソフ ト対策としましては、浸水想定区域図やハザードマップの作成、水位計の設置などが行われております。
《委員》はい、ありがとうございました。
《議長》外にございませんか。
《委員》じゃ、すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》環境に配慮したというのがところどころに見られて良いなとは思ったんですが、例えば沈み橋のところありましたよね。防災上、これ、原因になってる からって撤去して、その後がすごく自然景観がきれいな感じでされて良いなとは思うんですけど、これ、実際、利便性で言うと不便になるのは、これはどこか橋 とかを・・・。
《河川課》すぐ上流側に橋があります。
《委員》それはかつてからあるという・・。
《河川課》元々あります。
《委員》じゃあ、それでもう・・・・。
《河川課》ええ。今、ちょうどその橋の上から写真を撮っています。
《委員》見てるということで。なるほど。じゃあ、本当に沈み橋が一つ減ったというかたちで地元の人たちは、もうそれは理解してくれてるということですね。
《河川課》ええ。それはもう当然、地元の人も理解しています。
《委員》それからもう一点確認ですけど、河岸掘削と言うんですか、要はその分容量を大きくするために周りを削ると。で、削った後は、きっと先ほどのできる だけ自然への配慮みたいな植生とかをされてるんじゃないかなと思いつつ、そのあたりの確認と言うんですか、掘削したその後というのは、もう少し。やはりあ あいうかたちで。先ほど、できるだけ現存の植生を保全するというふうには書いてあったんですけど、削った後もそういう形で意識的に何か地域の保存・・。を 植えるとかいうことじゃなくて、あるものをそのまま大事にしてるというふうに考えて良いんでしょうか。
《河川課》そうですね。こちらでも書いてますように、河畔林などあれば、極力それを残して対岸の方に広げる対策を行います。これは今、両方広げてますけど も、もしこちらで右側に河畔林とかがあれば、それを残して左側に広げます。また、例えば護岸の近くに、柳などを植えるといった、いろんな新工法で出てます ので、現状がそう言う状況であれば対応を考えます。現在、中小河川の見直しを行っていますが、国の方も中小河川の技術基準というのをつくっておりまして、 今年度、残事業につきましては、全体的にそのような見直しをしております。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》それに関してなんですけど、現地を見させてもらいました。削ったところにちょうど行った時に草が生えてましたけど、現地の説明で、牛なんかをそこ に放牧する計画もあるやに聞きました。それで、とても良いことだなと思いまして、草が少し生えてましたけども、そこに牛なんかがいれば草をはむ、除草効果 もあるし景観的にもとても周りの風景とマッチして良い景観になるのではないかと思いました。それから、りゅうご淵という淵があるんですけども、そこは昔か ら、りゅうご淵に関する民話が残ってまして、お社とかも、何か地域の方たちがお祭りをしているお社もあるらしいんですね。で、お祭りもいまだにされてて、 そこも本当なら湾曲しないでまっすぐ川を通してしまえば、もう工事も早かったらしいんですけど、地域の方の精神性を尊重するということで、そう言うことも 残されて、地域の方々の思いをとても大切にされているっていうことを説明に聞いて、大変うれしく思いました。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》再評価書の書いてある書き方なんですけど、様式2の2の方はかなり詳細に書いてあって、ちょっと無理して書かれている部分もあると思うんですけ ど。書かないといけないという部分。ただ問題は、様式2の1の方で、事業実施予定期間が倍増近くしていると。平成17年度までだったのが30年度まで。つ まり13年間も延びている割には、それが伸びた理由がちょっと。13年延びる意味にしてはちょっと。例えば、川が長くて事業規模が大きかったことなどと言 われたら、これは13年も見積もりがずれるのはおかしいという話になりますし、その下にあるような豊後高田市とか関係機関の調整にも13年かかるのかとい う議論になるので、これは少し工夫された方がいいのかと。それともう一つ、変更内容理由について該当無しではないですよね。橋も一つ減らしたりいろいろ工 夫されてるんで、そのあたりはきちっと書いていただかないとまずいのではないかと。該当無しではなくて、これはやっぱりいろいろ工夫されているので、ここ は変更の内容等を書いていただくのが必要かと思います。
《河川課》おっしゃられる通りで、変更内容につきましても、橋梁も減ってますし、完成が伸びている当理由も、もうちょっと詳しく書くべきだなと思っており ます。
《委員》事業費の推移を見たらほとんど事業費がついていないので、このあたりの理由を・・・。
《河川課》このあたりはちょうど、例えば国東の方の武蔵川とか、そちらの方で洪水がありまして、床上浸水対策特別緊急事業という事業に集中投資を行ってい ました。その分、一般改修の枠が少なくなりまして、どうしても、こういうところに割り当てる事業費が減ってきた、そういう経緯もあります。
《委員》それが多分、未完の理由の大きな部分に入ってくると・・・。そういうことを。
《河川課》そうですね。
《委員》要するに重点配分を向こうにしたのでこちらが遅れたというようなことで構わないと思うので、ちょっと分かるように書いていただき・・。
《河川課》ちょうどこの頃は臼杵川もそうですし、武蔵川ですね。そういうところで時間管理型の床上浸水対策特別緊急事業に集中投資していました。
《委員》それはもっともな理由だと思います。
《議長》そこのところを分かりやすく記入してください。
《河川課》はい。
《議長》外にございませんか。それではちょっと時間も押しておりますので、ここでお諮りをいたします。この事業につきましては、事業者の方から継続でお願 いしたいということで出ておりますが、継続が妥当であると言うことでよろしいですか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業につきましては継続とします。
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臼杵川
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《議長》それからもう一つ、次は河川課が続けてありますので、それを済ませてちょっと休憩を挟みますので。続けて17番。臼杵川、総合流域防災事業の説明 をお願いします。
《河川課》広域河川改修事業 臼杵川について説明
《議長》ありがとうございました。では、質問ご意見等をお願いいたします。何かございませんでしょうか。
《委員》B/Cが6.7と非常に高いのですが、この事業が開始される前の平成12年以前に、例えば川の中州に大きな事業所あたりがありますけども、そうい うところが大変な被害を受けた事例が、どのくらいあったんでしょうか。
《河川課》以前は、昭和25年の台風の洪水を元にしまして、昭和26年から平成5年まで、河口から上流の方の家野橋というのがあるんですけども、その区間 の改修事業が行われておりまして、その後、その平成5年、それから9年、10年と短期間に三度の大洪水が起きまして、その時に5年の洪水では浸水戸数が 492戸と大きな浸水被害を受けまして、ちょっと改修の規模を見直しまして、12年から今現在、やっている状況です。で、その25年の時の浸水の戸数と か、ちょっと今、手元では分かりません。
《議長》外にございますか。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》事業の実施環境のところで、臼杵川の水系の河川整備基本方針は書いてあるんですけど、整備計画が確か数年前にできておると思うんですけど、いつ頃 できたとか、そちらはあんまり。ちょっと私が見落としてるのかも分かりませんけど。
《河川課》整備計画が14年の6月にできております。で、一応、それも。ここの場合は、整備計画と書いた方がいいと思います。それに基づいて整備を進めて おります。
《委員》整備計画に基づいた計画であると言うことですよね。
《河川課》はい。
《委員》だから多分、整備計画の時にはかなり、今、メニューに上げられているところも入った計画になっておるんじゃないかと思いますので、方針は良いんで すけど、整備計画、せっかく地元の方の意見や何かも入れて作ってあると思うので、それに従って整備を進められてる、或いは進めたいと言うことをはっきり 謳っていただいた方が・・。よいのではないかなと思います。
《河川課》そうですね。で、14年にも臼杵で流域懇談会も開いて決まっておりますので、一応、そこにやっぱり保護手続き状況としては、整備計画と言うこと をやっぱり上げるべきだと思います。ありがとうございます。
《議長》外はよろしいですか。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》臼杵は繰り返し浸水被害が起きてる地区だと思うんですけど、これでいくと30年に一度の確率の降雨を予想してと言うことですかね。計画・・・。年 確率は幾らで。
《河川課》確率規模は30年。
《委員》もう今、時間雨量が何か100ミリとか言う雨が降るような、どんどん自然の方が変わってきているので追いかけごっこで、こういうもう整備が終われ ば浸水がなくなるってみんな思いがちですけど、100年に一度が降れば、やっぱり浸水地区は出ると思うんですよね。そういう何か土地利用規制と言うのか な、そこにあんまり新しく新たに家が建たないようなことを少し考えた方がいいのではないかなと、いつも思ってるんですけど、そのへんは何か市との協議とか そういうことがあるんでしょうか。
《河川課》どうしてもやっぱり日本の国の50%は、そういう浸水区域に住んでると。財産的に言うと70%ですかね。そう言う中で大分市さんあたりもいろん な建築の規制とかもすれば、なかなかそういう被害は減るかと思うんですけども、なかなか建築基準とか見直しは非常に難しいと聞いております。
《委員》ハザードマップで、一応、公表はされているんですよね。
《河川課》そうですね。
《委員》はい、分かりました。
《議長》外はよろしいですか。
《一同》(無しの声)
《議長》はい。それでは、この事業につきましては継続でお願いしたいということでございますが、妥当であると言うことでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》ありがとうございました。では、この事業につきましては、継続といたします。それでは5分間、休憩をさせていただきます。
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玖珠地区
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《議長》再開したいと思います。18番。農村基盤整備課、玖珠地区広域農道整備事業の説明をお願いします。
《農村基盤整備課》広域農道整備事業 玖珠地区について説明
《議長》はい、ありがとうございました。それでは質問等をお願いします。
《委員》はい。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》すみません。言葉の説明なんですけども、環境のところで3Rの推進にと書いてありますけど、3Rとはどういうことでしょうか。
《農村基盤整備課》3Rって、県の方で今、大分県でゴミゼロ大分作戦というのをやってるかと思います。そのスローガンの一つで、3Rと言うんですが、 リデュース リユース リサイクル、このRを取りまして3Rと申しております。
《委員》はい、ありがとうございます。
《議長》外にございますか。
《委員》すいません。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》この沿線の草刈りとか住民の方が出てる写真があるんですが、こういう農道って言うのは、こういう草刈りとかの維持管理は住民の方がする部分が多い んでしょうか。ちょっとすいません。
《農村基盤整備課》私ども農林水産部のやっている事業は、農業農村整備事業と申しまして、当初は、事業の仕組みとしては申請事業。農家の方が事業をしたい という同意を元に事業を実施いたしております。その中の、いわゆる管理についても自分たちでするという項目の元で事業を実施いたしておりますので。基本的 に県が事業主体で建設いたしまして、管理は市町村にお願いするんですけれども、市町村も地元の方の申請に基づいて上げておりますので、基本的に住民の方に こういうかたちで草刈りをやっていただくと、そう言うことになっております。
《委員》委員 ありがとうございました。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》先ほどの環境に配慮した工法の実施状況で、たまたま現場、いろいろ見させていただきまして、それぞれの工夫をされていました。例えばこの間見させ ていただいたのは生態系保護の側溝とか、まだ点の努力ではありますよね。で、それを国定公園管内をまだ農道が更に。未完の部分が、まだあるんじゃないで しょうかね。設計の方は進んでるかもしれませんけど、これですね。先ほどの高専の方も協力された環境保全型の側溝の、実施の一つのモデルケースみたいな、 ある程度線になった部分で、何かもし、これ、工夫できればですね。これ、私、ちょっとオーバーな言い方を言えば、例えば観光施設のネットワーク化というの が先ほどありましたですよね。高塚地蔵とかいろんな。それって、エコミュージアム構想で言うと、一つ一つの小さなサテライトミュージアムをつないでいこう よという発想に近いかなと思うんですけど、まさにサテライトミュージアムと言うか、一つのこれだけのものをこういうふうに工夫しているんですよというの は、一つの視察ポイントになると言う可能性もありますので、予算とか限られた問題はあると思いますけど、できるだけ工夫していただければ良いかなというふ うに思います。お願いします。
《農村基盤整備課》その点につきましても予算もないもんですから、予算と相談しながら先生のご助言を有効に活用させていきたいというふうに思っておりま す。
《委員》お願いします。
《議長》外はよろしゅうございますか。
《一同》(無しの声)
《議長》それでは、この事業につきましては継続でお願いしたいと言うことでございますが、継続でよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業につきましては継続といたします。
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入蔵大峠線
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《議長》それでは最後の19番。林務管理課の入蔵大峠線、森林環境保全整備事業の説明をお願いします。
《林務管理課》森林環境保全整備事業 入蔵大峠線について説明
《議長》はい、ありがとうございました。じゃあ、ご質問、ご意見をお願いします。
《委員》お尋ねいたします。
《議長》はい。
《委員》この林道の沿線と言うんですか、林業に携わってる方がどのくらいいらっしゃるのかということと、それから、山の面積ですね。杉かヒノキかいろいろ あると思うんですけど、それをお知らせできればお願いいたします。
《林務管理課》この今の林道を通る利用区域と言うことですけども、所有者の方が119名いらっしゃいます。で、この利用形態としましては、所有者は近くの 沢田とかいう近くの集落の方もいらっしゃいますし、町外の方、いろいろいらっしゃいます。旧野津原町沢田周辺の方々の労務の一つの提供の場でもあります し、そういうかたちもあります。それから、全体面積が556ヘクタールでございます。その中で人工林が419ヘクタールでございます。これは、杉、ヒノキがほとんどで ございます。
《委員》はい。で、現実的に今、それが稼働していると言うんですか、ちゃんと生業として動いていると。ほとんどの100名を超えた方が地主の方がいらっ しゃるみたいですけど、皆さん、されてるんですね。
《林務管理課》今のところ林業自体、材価がかなり下がっております。で、部分的には皆伐の部分もございますし、先ほど言った新植してる部分もございますけ れども、全体的には、まだ林道が途中なものでございまして、これからそういうかたちが増えていくというように考えています。林道だけではちょっと中々難し い面もありますし、これから林道から作業道が入るようなかたちで、だんだん手入れするようなかたちで進んでいくものと考えております。
《議長》外にございますか。はい、どうぞ。
《委員》私、現場の方を見させていただいて、L型擁壁工の工夫とか、それから、その時ちょっと気がつかなかったんですけど、これで言うと石積み工法と言う か、現地発生材の有効利用されて環境にもずいぶん配慮され点だなと言う印象を受けました。で、これ、例えばこれも一つの努力だと思うんですけど、かなり奥 地でしたですよね。
《林務管理課》はい、そうです。
《委員》その時の第一工区、第二工区、これはおおざっぱで良いんですけど、その残土処理の率と言うんでしょうか。これは全体で言うとかなり、ほとんど 100%上手く活用されているものか、そこらあたりはどうなんでしょうかね。
《林務管理課》分かりました。今、現地へ行かれた先生方はお分かりでしょうけど、だんだん奥地化すると傾斜が急な部分が多うございます。やはり切り土盛り 土で使って行くんですけども、やっぱり要所要所には残土処理場とか、土場とか作業施設を兼ねた処理場を作っていきながら開設しているところです。
《委員》そうするとかなり、自分ところの工区内で、ほぼ処理してるということですね。
《林務管理課》そうですね。谷々部分あたりで、そういうかたちで処理していくようなかたちを取っております。
《委員》分かりました。
《議長》外、よろしいですか。
《一同》(無しの声)
《議長》それではこの件につきまして継続をお願いしたいと言うことでございますが、継続が妥当であると言うことでよろしいでしょうか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。では、この事業については継続ということにいたします。これをもちまして全ての審議を終了いたします。これから皆 さん方の方で付帯意見がございましたら発表していただきたいと思いますが、何か特にございますでしょうか。
《委員》じゃあ。
《議長》はい、どうぞ。
《委員》これは先ほど宇野委員の方から提案があったと思うんですけど、先ほど○○委員の方で事前事後の、例えば環境のところで波及的効果っていうの、途中 の工事中と一緒にしてる。で、もう一つは島田先生の方で、いや、でも、その工事中の環境の配慮も大事なんだっていう話があって、きっとこの回ではとても時 間が足りないでしょうから、別途やりましょうというお話で良かったんですよね。
《委員》そうです。はい。
《委員》そう言う理解をしましたけど、私も実は、前回の事前の委員会の時にも例えばプラス効果と同時に、例えば環境の場合は多くマイナスに出てしまう。そ れをマイナスをできるだけ小さくしてるよと。理想的にはゼロか、そう言うような項目とか、具体的で言えば様式2のところの整理をすれば、先ほどのところの 部分ができるかなと思います。もし時間的に、また、こうやって集まるのが難しいとか、時間的、予算的に無理であれば、例えばたたき台を事務局で作っても らって書面で回すか、理想で言えば本当はこういう枠組みを作るための委員会を、こんな長時間でなく2時間とか3時間でできれば良いかなと思いました。
《委員》ちょっと関連しまして。
《議長》どうぞお願いします。
《委員》せっかく担当課が努力をされてきてるんですけど、何かそこに雰囲気として無理矢理書いてると言うんですか、書かざるを得ない苦しさと言うか、何か そういうものがあるとすれば、もうそこのところは、そこまで厳しく考えなくても良いとかいうようなガイドラインですね。今、杉浦先生がおっしゃったような ところも含めて、何かガイドラインがもう少し明確に出てくると、実施担当課も書きやすいんじゃないかなと思いますので、11月にまた何かあるやと聞いてま すので、それに間に合うような段取りができると良いなと。杉浦先生がおっしゃってるような、一度集まってやるのが一番良いんでしょうけど、いろんな都合で あれば、持ち回りとか何とか、それとか委員長ご一任とかいろいろ方法があると思いますので。何かそう言う工夫をしないと、ちょっと、次回、このまま行って しまうともったいないなと言う気がします。以上です。
《議長》はい、ありがとうございました。はい、どうぞ。
《事務局》今ご指摘の点ですけど、今、おっしゃられるように、もう一度11月の間で委員会を開かせていただくのが一番良いんですけども、多分、委員の先生 方忙しいでしょうから、事務局の方で一応ひな形と言うかたたき台を作って、で、今、メール或いはファックスで各委員に送らせていただいて、で、そのへんで 調整しながら、最終的には委員長の了解を得て、11月の委員会には個票を使わせていただくということで了承願いたいと思います。で、あと、今日、一番最初 に道路課から道路事業の評価の指標についてちょっと変更があったんで、その件についても個票が変わってくるかと思います。一緒にひな形を作ってお送りさせ て協議させていただこうと考えております。
《一同》(異議無しの声)
《議長》はい、ありがとうございました。付帯意見については、外にございませんでしょうかね。よろしいですか。
《一同》(異議無しの声)
《議長》それでは。どうぞ。
《事務局》今のことにつきましては、付帯意見と言うことではなくて、今後の取り扱いということで付帯意見ではないということでよろしゅうございましょう か。
《委員》私個人的には、付帯意見という意味でございます。審議のやり方。方法という。
《議長》はい、よろしいですか。
《委員》・・・・
《議長》それでは各事業のまとめということで、本日の審議につきまして、再評価対象の19の事業につきましては何れも事業者の対応方針案の通り継続、再 開、休止、これが妥当であるということで答申をしたいと思います。付帯意見につきまして、今出たことも付け加えまして、知事に答申をしたいと思いますが、 よろしいでしょうか。
《委員》委員長、付帯意見じゃなくて、もう結論については何もなかったと言うことでよろしいんじゃないでしょうか。
《議長》はい。そういうことでよろしゅうございますか。
《委員》・・・・
《議長》それでは以上を持って本日の評価事業の審査を全て終わります。なお、答申につきましては8月21日に知事の方に行う予定でございます。事務局の方 は何かありましたら。
《事務局》資料の訂正をお願いしたいと思います。総括票A3の表なんですけども、これの16番目、河川課の桂川、広域河川改修事業となっておりますけれど も、それが総合流域防災事業となって、その下の臼杵川と同じ事業名でございます。上の16番目の桂川の広域河川改修事業が誤りで、その下の17番目の総合 流域防災事業と同じ事業名でございます。同じようにインデックスの後ろの方の桂川についての個票いちばん上の事業名、路線、河川港地区名等のところも事業 名が間違っております。総合流域防災事業でございます。訂正をお願いします。以上でございます。
《議長》はい。ありがとうございました。事務局の方は、それでよろしゅうございますか。あとはありませんか。
《事務局》はい。
《議長》はい。では、あとは事務局の方におつなぎいたします。
《事務局》大変長い時間、ご審議ありがとうございました。それでは最後に事務局長を務めます建設政策課長、○○よりご挨拶を申し上げます。
《建設政策課長》建設政策課長の○○です。本日は長時間にわたりご審議いただき、本当にありがとうございました。本日の審議結果は、8月21日に知事への 答申をお願いしているところでございますが、答申を最大限尊重しまして、今後とも事業の推進に向けて努力いたしますので、今後ともご指導の程をよろしくお 願いいたします。これをもちまして第23回、大分県事業評価監視委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
《一同》ありがとうございました。
・・・・・・・・・終了