ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 土木建築部 > 建設政策課 > 第18回 大分県公共事業評価監視委員会 議事録

本文

第18回 大分県公共事業評価監視委員会 議事録

印刷ページの表示 ページ番号:0000011814 更新日:2010年3月30日更新

第18回大分県事業評価監視委員会 議事録



日時:平成18年11月6日(月)13時30分~15時20分
場所:大分市府内町2丁目1番4号 トキハ会館(5階ローズの間)
議題:公共事業評価(再評価)
出席委員:秋月委員長、井上委員、宇野委員、中野委員、原委員、樋口委員、開委員、深道委員
対象事業:道路改良事業 一般国道217号(佐伯弥生バイパス)
     港湾環境整備事業 佐伯港(大入島東)
     重要港湾改修事業 別府港(北浜)
     港湾環境整備事業 日出港(尖)
     土地区画整理事業 中津駅北地区
     中津市公共下水道事業
     佐伯市公共下水道事業



《事務局》 それでは本日の委員会の審議内容について簡単にご説明申し上げます。先ほど委員長の方からありましたように、本日は再評価対象事業について、県事業が4件、佐伯市中津市から3件の審議依頼があります。資料の順に沿って、合計7件の審議をお願いします。それでは、さっそく審議に移りたいと思います。要項の第4条の1で、委員会の議長は委員長となっております。それでは秋月委員長、よろしくお願いします。

《議長》 はい、分かりました。ただ今から第18回の大分県事業評価監視委員会の審議を始めたいと思います。開催の趣旨については、ただ今、部長さん或いは司会者の方からお話しがございましたけれども、再評価は事業を巡る社会経済情勢の変化、事業の投資効果やその変化、事業の進捗の見込み、代替案立案の可能性等を視点にして再評価を行うものであります。本日の審議は、一つは、事業が現状の社会経済情勢の変化と乖離していないかどうか、第二として、まだ、残事業期間の長いものの中で、総事業費が増額したものについては、計画期間が完了するまでに十分な検討が行われているかどうか。或いは、特に費用対効果。これについては環境対策等を含め、考え方が十分であるかどうか。そして、以上を踏まえて、継続、中止、休止等々の事案について決めていきたいと思います。では、各事業者から、時間の関係で一件あたり5分から7分ですね。既に事前の説明を受けておりますので、重点的に説明をしていただきたいと思います。そして、終わりまして、委員の皆さんからご意見をお聞きして審議を決定したいというふうに思っております。なお、当委員会については公開となって、傍聴される方々もおられますので、当委員会の傍聴要領に基づきまして、静粛にお聞き願いたいと思います。以上、申し上げましてから、ただ今から事業評価の審議を始めたいと思います。第1議案は、道路課の一般国道217号線、佐伯弥生バイパス道路改良事業について説明して下さい。どうぞ。

《道路課》 道路改良事業、一般国道217号(佐伯弥生バイパス)の事業説明

《議長》 はい。以上、事案の説明を受けました。委員の皆さん方からどうぞ。ご意見がございましたら。私が最初に質問したいんですけど、変更して平成30年に完成になってますね。今、我々経済界を挙げて東九州自動車道の早期完成、と同時に、九州を一貫した高速自動車、これの完成をいろんなところに要望しておるんですが、そのあたりのタイミング、どうですか。

《道路課》 はい。今回、平成30年としておりますけれども、佐伯インターチェンジの直接のアクセス道路となる1期工区に関しては、国体に合わせて佐伯インターまでが供用されるということもあって、中の1期工区に関しては、インターチェンジと同時に供用できるように、用地買収が少し難航している箇所もあるんですが、供用させたいと思っております。国幹会議でそれぞれ、東九州自動車道の供用年次も見通しも示されたことですので、そういった高速道路の完成に合わせて、残る区間、概ね10年といったいろんな具体的な数字も出てきておりますので、そういう目標に合わせて残りの区間も完成できるようにということで30年と、二段階で整備するということを考えております。

《議長》 このアクセス道路、或いは基幹道路の完成ちゅうのは、やはり佐伯地区の地域振興に非常に大きな影響と言うかプラスになると思うんでね、そのあたり、この用地買収率68.7%、このあたりも大体見通しがあるわけですね。

《道路課》 はい。1期工区に関しては、残り3件と、これは収用の手続も進めております。まずそちらを片づけまして、また残る区間、用地買収を集中的に、それぞれの区間、集中投資しながらやっていきたいと考えております。

《議長》 どうぞ。何かご質問がございましたら。

《委員》 すいません。少し墓地が、あと、買収の必要があるって、この前、見せていただいたんですけど、やはりご先祖さんの住まわれてるお家ですので、気持ちよく移動していただけるように、大変と思いますけど、買収の方、よろしくお願い致します。

《道路課》 はい、分かりました。ありがとうございます。

《議長》 何か。

《委員》 今回、ちょっと工事期間が延長になっておるわけですが、6年ほどですか、前回と比べて。来年あたりは217号線沿いに大型ショッピングセンター、多分、2店ほど出店します。ますます渋滞が予想されますので、できるだけ早く期間的な分はですね。確か20年度には、もう、供用開始になるという話聞きましたけど、できるだけ早く進めていただきますようお願いします。

《道路課》 はい、分かりました。

《議長》 どうぞ、何か。

《委員》 渋滞が緩和されるということになると、Co2の削減がどれくらい出るとかいうのが、もし数字で出るようであれば、波及効果のところに謳われると良いのではないかと思いますが。

《道路課》 はい。また、それもちょっと計算がいろいろ複雑ですので、出来るだけ掲載するように検討したいと思います。

《議長》 トンネル掘削に当たって、私が現場に行った時の感じは、いろいろ爆風と言ったら悪いけど、そういう地域に対する環境問題は、別に問題は起こらないんですか。

《道路課》 お陰様で、工事に入る前に説明もしておりますし、また、工事期間中も苦情に対して事務所、それから施工業者、迅速に対応するようにしておりますので、今のところご迷惑をおかけしながらも、問題等があまり大きくならないようにやっていけてると認識しております。

《議長》 はい。

《委員》 もう一点、佐伯市の方、商店街がずいぶん寂れて、またこのバイパスの方にいろんなものが出来ると街中の方がなかなか上手くいかないこともあるかと思いますので、市の方となるべく連携して、まちづくりの方もよろしくお願いします。

《道路課》 はい。

《議長》 委員の皆さん、よろしゅうございますか。

《一同》 はい。

《議長》 じゃあ、以上で審議を、原案のように継続ということでいきたいと思いますので、よろしく。


《議長》 じゃあ次の、第2号議案、港湾環境整備事業、佐伯港について説明をお願いします。どうぞ。

《港湾課》 港湾環境整備事業、佐伯港(大入島東)の事業説明

《議長》 はい、分かりました。私共委員会としては現地も見て参りましたし、委員の皆さん方、それぞれご意見もあると思いますので、じゃあ、どなたか。○○さん、何かありますか。

《委員》 先ほどのお話しで、直轄事業の残土を処理するということが、一つの大きな目的に入っていました。簡単に考えると、直轄事業というのは、自分のところで残土処理をするんじゃないかなという気がするんですが、それを県の方でやるというかたちは、どういうかたちのもとでこういうことになるんですか。

《港湾課》 何れにしても浚渫すれば、直轄・県に拘わらず浚渫土につきましては、処分地が出てくるんでございますけれども、平成5年の港湾計画の時に、ここに埋める土は大入島の17.3ヘクタールの中に、名称、廃棄物というような名称でございましたけども、そこに入れるという、その時点で計画されております。

《委員》 直轄の方で基本的にはするべきだという気がするんですけど、それを県が受けたというふうなかたちになるわけですか。

《港湾課》 岸壁の費用とかいうのは、もちろん、大型構造物なので直轄工事がやります。浚渫も同じように直轄の方でやります。この受け入れにつきましては、土地造成とかも伴いますので、地元が用意するというようなことで、中津港も同じようにやっておりますし、他の重要港湾、地方港湾につきましても、県と市が埋め立て地の利用計画を作って、その浚渫土の有効活用を図るということでやっております。

《議長》 はい。どうぞ。

《委員》 今回も葛港の方から船で現地を見て参りまして、確かに山が迫ってて平坦部が無いから、あれだけの埋め立て地ができるっていうことは、地元の方にとっては良いことじゃないかと思うんですけど、一つ気になるのが、浚渫土が33万立米使うっていうことになってますよね。そうするとこれ、以前は、ここは興人がありまして、そして、そこへ廃液を佐伯港に流してた経緯もあると思うんですけど、今の2年おきの調査では、33項目が安全だっていう風な調査結果のようなんですけど、例えばもっと具体的に、山からの公共残土と、あまり汚染の差が無いとか、どういった安全というのと、本当に地元感情として、やはり廃液が残ってるんじゃないかとか、14m深く掘れば、またそれが漁場だとかいろいろ影響があるんじゃないかっていうことが懸念が持つんじゃないかと思うんですけど、そのへんもうちょっと安全性について詳しくちゅうか、分かり易く説明がいただければと思うんですけど。

《港湾課》 33項目という、これ評価項目じゃないんですけど、それの、むかし興人で海がしょう油色になってたという時代も承知しておりますけども、判定する以上は、その基準、人の健康に関わる基準について下回ってるというのを、昔から、市なり国なり、調査した時点では、値が出て超えてた時期もありますけども、現在、私の方で量っているデータ、また、国の方もマイナス14mで調査しておりますけども、それもそういう項目は、十分満足してるというデータになっております。そして、ここをマイナス10mで50年の前半ぐらいに浚渫して、今の14m岸壁の隣接するところですけども、正に興人の前面は浚渫して、その浚渫土を処分をしてるという実績もございます。その二点からについても、私の方は安全だというふうに、データもございますので、必要があればいつでもお出しできますし、埋め立て申請書の中にもそういう書類も添付しております。

《委員》 例えば素人分かりし易いように中津港と同じぐらいの調査結果だとか、そういう、何か大分県内の他の港湾と比べた時に、あまり遜色ないとか、そういう状況と考えて良いわけですか。

《港湾課》 それで。私たちもそういうデーターで比較できるように作りたいと思います。

《議長》 ○○さん、何か。

《委員》 ちょっとB/Cのところで質問しますけど、一般の公共工事と違って、今の場合、代替的な方をとらなかったことによるコスト削減、それも便益の中に入ってますよね。それは何か国の指針か何かであるんですか。特別。ちょっと変わってるなと思って。B/C。

《港湾課》 B/Cは、これはマニュアルがございまして、それに基づいて。13年に出した時のとは、若干変更している項目もありますけども、今の国の評価マニュアルに基づいて出しております。

《委員》 普通、工事終了後の経済的な効果を中心に便益の中へ入れますけど、今回のケースはちょっと代替的な方をとらなかったことによるコスト削減ね、それも便益の中に入ってると思って、ちょっと変わってるなと思ったんですけど、国の指針であったんですね。

《港湾課》 ええ。

《議長》 じゃあ、私から一つ。これはちょっと場違いの質問かもしれませんけど、例えば、大入島のあそこ、外から見させていただいたんですが、島は非常に平地が無いですね。非常に島自体が。そうすると、先ほどお話しがありましたけども、佐伯というのは、少なくとも海上交通では拠点なんですね。だから、やはり大入島あたりを中心にして、何らかのそういった大入島ビジョンと言うか、そういうのがあって、そして大入島の人々も安心して雇用の場が造成するということは、非常に良いんじゃないかと思うんですね。特に今は、産業界で見ると、造船というのは非常に良い、或いは半導体が非常に良い、非常に九州大分は注目されてるわけですね。そういった意味で大入島にああいう土地が出来て、今、聞いてみますと、島の方々も人口が若干減ってるというような感じがあるんで、やはり人口を増やすための、せっかく土地が出来て、土地造成と利用、売却、それは私から見ると、もうちょっと広い視野に立って土地の利用と、そして雇用確保、或いは海上物流拠点としてどういうことがあるのか、そのあたりを真剣に合わせて考える必要があるんじゃないかと思うんですけどね。これは土木建築部だけじゃなくて、やっぱり大分県或いは佐伯市のビジョンになるんじゃないかと、これはちょっと、私、産業界でたまたま物流関係、或いは豊後水道の振興をいろいろ考えてる者として、大入島の今後の振興というか発展というか、そのあたりは知恵を出し合ってやるべきじゃないかという感じが致しました。

《港湾課》 ありがとうございます。これの埋め立て申請も、大入島の開発計画、11年の2月に策定されたものを基本に作っておりますけども、佐伯市の方も合併に伴って、現在、総合計画を立案中ということを聞いております。私共も先ほどの説明の中で、埋め立て利用計画の変更は可能だというふうにご説明申し上げましたけども、社会情勢とか経済情勢が変われば、当然、それにニーズと言うんですか、そういう地域振興に大いに役立つような施策なり企業なりがが来ていただけるんであれば、そういうことも可能だというふうに考えております。

《議長》 はい。だから現実的な費用対効果もありますけども、将来性を見通した大入島のビジョンというか、或いは地区の振興といったようなものも考えて、今後、この事業については、更に総知をあげて継続していただきたいと、こういう感じでよろしゅうございますか。

《一同》 はい。

《議長》 じゃあ、そういうことで結論してまいります。ありがとうございました。じゃあ次の案件、よろしく。


《港湾課》 重要港湾改修事業、別府港(北浜)の事業説明

《議長》 はい、ありがとうございました。どうぞご質問。女性、どうですか。○○さん。女性から一つ。

《委員》 この前見に行った時に、ホテルと道の間のちょっとした木を、その時に移動させるという話がありましたよね。あれはもうちょっと詳しくお尋ねしたいんですけど。
その辺です。切るのか移動させるのかですね。

《港湾課》 この部分ですね。

《委員》 はい。

《港湾課》 この部分は、今公園になっておりますが、ここをちょっと前出しして、この背後の整備をやり変えますので、この関係上、これは仮移転になろうかと思います。今の樹木は、ですね。で、何故かと申しますと、平成20年、ここはヨット会場でセーリング会場になりますので、この背後地にかなり面積が必要になってくるもんですから、当分、暫定的には、トイレと階段とか東屋だとか、こうありますが、こういうものについては一旦更地に致しまして、一旦どこかの場所に仮移転をして、将来、またこちらに復元をするというようなことになろうかと思います。

《委員》 やはり別府の別府湾というイメージがあるので、残していただくと良いと思います。

《議長》 例えばね、私からですが、このヨットハーバーとか、或いはプレジャーボート等々と、ある程度拠点になりますね。そのあたりを利用して別府市あたりは何らかの振興策を考えてるんですか。ただ単に集まるだけじゃなくて、やはりここで泊まるなりものを買うなり、いろいろあると思うんでね。そのあたり合わせて費用対効果を出すと良いんじゃないかちゅう気がするんですけどね。

《港湾課》 商業施設も今度、そこのすぐ隣に出来ますし、今度、別府の直轄の事業で、また、今のスパビーチ側の方に海岸整備をやりますので、それと一体になる、市も合わせて委員会とかの中では、いっしょに考えてはいっております。あと、緑地の維持管理とかそういうのも含めまして、せっかく海岸の再整備を行いますので、地域の振興になるようなかたちで、市といっしょになってやっていきたいと思います。

《議長》 ○○さん。何かないですか。女性の感覚で。

《委員》 国体会場と言うことですので、間に合うようにお願いしたいと思います。

《港湾課》 はい。全部が完成は出来ませんけど、必要な部分については間に合わせるようにやってます。

《議長》 じゃあ、○○さん。

《委員》 工事の方は工事期間どおり、順調に進捗してると思いますが、一つ教えて下さい。金額のところで、私がちょっと聞きそびれたかもしれませんが、防波堤への工事、これ、工事区間を40m延伸するだけで、金額が何か、今回三倍ぐらいに上がってますね。これは何か特別な事情があったんですか。

《港湾課》 当初計画の時に地盤改良とかいうのを考慮してなかったんですね。40m部分が伸びた分だけじゃなくて基礎工の改良部分が大幅に増えて、その関係でこういうふうに事業費が大幅にアップしたようです。

《委員》 はい、分かりました。

《議長》 どうぞ。

《委員》 先ほど別府市との関係の話が出たんですけど、現在、別府市は、所謂まちづくり三法の都市計画法の変更に伴って、過去に作り上げた中心市街地活性化計画を抜本的に作り直してるんですね。現在策定中でございまして、この、先ほど事務局の方からご説明がありました空き地は、皆さん方ご案内のようにイズミが進出するようになっておるわけでございまして、このへんは中心市街地活性化基本計画のメインの部分になろうか思うんですね。そういう意味で、別府だけでは何ともしがたい部分、県の方がやっていただいておりますので、当然、別府市の方からも連絡があるかと思いますけど、県の方からも出来ることは追い風を吹かせていただければというふうに思うんでございますが、非常に重要なポイントの地域になってございます。一つその点、よろしくお願いします。

《港湾課》 はい、分かりました。

《委員》 そういう意味では景観にも配慮して、見た時に美しいものに出来ればいいなと思いますが。

《委員》 北側のホテル街が以前に比べて寂れている感じがするんですけれども、国の直轄事業とか、今の市の関係とか、何かあの辺が再生できると。別府の顔ですからね。県民の財産になるんじゃないかと思うんですけど。

《港湾課》 今、先ほど申しましたように、直轄の事業で、前に、今の法線がペディストリアンデッキのあれから30mから40mぐらい前に出て、緑地と。

《委員》 埋め立てになるんですか。

《港湾課》 はい。

《委員》 こちらに埋め立てて。

《港湾課》 はい。前に出るような計画が、ちょうどホテル街の前面が。

《委員》 そうなんですか。

《港湾課》 はい。そういう計画もございますので。

《委員》 ありがとうございました。

《委員》 簡単なパースとかがあると、イメージが湧きやすかったですね、その辺ね。

《港湾課》 すいません。港湾事業だけしか準備してなくて申し訳なかったんですけど。今、指してるところと餅ヶ浜のオリアナの跡地があるところというふうに、今、具体的に断面が決まってるところもあります。それからもうちょっと、2.2キロメートルを165億ぐらいで再生する直轄事業でやるというのは、非常に、熱海の海岸とかああいう感じで今、オリアナの跡地のところを今、着手してます。

《委員》 そうですか。

《港湾課》 はい。

《委員》 そういったシナジー効果ができるような公共事業をやっていただくと非常に、国の直轄と県と市と、三位一体でやってもらうと良いものが出来るんじゃないかと思います。ありがとうございます。

《港湾課》 海岸線が魅力あるふうになるんじゃないかと思います。それに合わせて港湾整備の方もやりたかったんですけど、防波堤という機能そのもので、ちょっと、先生が言われた消波工タイプにならざるを得なかったんですけど、そこと何か折り合うようなかたちでは。

《議長》 話がちょっと違いますけど、こういうプレジャーボートなりヨットハーバーができますね。その船の管理は、どこがやってるんですか。例えば、今日何隻入ったとか、そういう船の管理。例えば、せっかくここにたくさんの施設が良くなって来るようになるでしょう。そしたら必ずそこに物品の販売とかいろいろありますわね。そういう波及効果もかなり大きいですね。そのあたりの管理ちゅうのは、どこがやってるんですかね。県の中で船の管理。

《港湾課》 岸壁の整備も含めまして土木事務所の方で、基本的にはやっております。

《議長》 はい。じゃあ、ようございますか。

《一同》 はい。

《議長》 じゃあ、本件継続ということで処理させていただきます。続きまして日出関係。


《港湾課》 港湾環境整備事業、日出港(尖)の事業説明

《議長》 はい、ありがとうございました。何かご質問はございませんか。
この計画は日出町の、背後地開発計画ですね。

《港湾課》 そうですね。

《議長》 それの進捗状況とかそういのは、日出町で、だいたい見通しはついてるんですか。日出町の方が、ある程度見通しがないとね。これをどうするか。

《港湾課》 実は、この部分が日出町さんが町事業でやる造成。あとは全部県がやるんですが、ここの開発を含めて、日出町さんと協議の場をつくっておりまして、日出町さんが、優先順位としては、まずこの道路、今はここ、橋梁が実際に架かってますが、この背後の道路整備をまず第一番にやってほしいというのが日出町さんの希望でございます。で、今、この規模でいきますとすごい年数がかかるわけでして、かといって、このワンバースを有効利用しない手はありませんので、このワンバースを有効利用しながら、この整備をどういうふうに進めるかというのが、今後、詰めていく課題だと思っております。

《議長》 はい、分かりました。じゃあ、この件については、日出町の、この開発計画とのタイミングを十分考えてやるちゅうことで、とりあえず今回は休止ということでよろしゅうございますか。

《一同》 はい。

《議長》 はい。じゃあそういうことで処置させていただきます。次が中津駅、よろしくお願いします。駅北ですね。じゃあ、どうぞ。


《中津市》 土地区画整備事業、中津駅北地区の事業説明

《議長》 はい、どうもありがとうございました。どうぞ委員の皆さん。
私からですが、減歩率が23.4%と、この前言われましたですね。

《中津市》 はい。

《議長》 それがだいたいあれですか、大分県のまちづくりで共通してるんですか、この%は。バラバラですか。

《中津市》 ええ。減歩率については、やっぱりその地区の状況等によりまして、平均どれくらいとかいうことは無いと思いますけども。

《議長》 中津の場合は、23.4というのは、だいたい妥当なところですか。人によっては、減歩率云々でなかなか買収が進まんところがあるというような話を聞いたんですけど。

《中津市》 今、行っている中津駅北の減歩率は、23.4%でして、その前に行いました中津駅周辺につきましては、減歩率が14%程度ですね。

《議長》 そういう場合は、決めるのは地域住民と決めるんですか、それとも市の方で決めちゃうんですか、減歩率は。

《中津市》 これは公共施設、減歩率というのは、公共施設の用地を確保するために減歩率が必要なわけでして、ですから、公共施設が整備されてないと、やっぱりどうしても減歩率というのは大きくなると思います。

《議長》 それは要するに、行政の方で決めるんですか。決定はどこで決定するんですか。減歩率ちゅうのは。

《中津市》 それは、事業計画を立てる時に地元といろいろ調整等も致しまして、減歩率は決まってきます。

《議長》 非常に減歩率如何によってはなかなか土地買収が進まんところが多いでしょう。
はい。○○さん。

《委員》 これ、当初の事業計画費から見ると、第3回、平成17年度の変更で1割ぐらい削減になってて、そして建物の補償費は、最初が256棟が306棟と増加してるのに事業経費が減額できてるんですが、それは何か補償基準の見直しとか何かいろいろな努力があったんでしょうけど、どういったことで。通常、見直しで事業費ってのは膨らんでいくのが多いんですけど、この事業に限ってみると、何か減額してるんですけど、何かご苦労されてるんでしょうか。

《中津市》 まず建物の補償物件の件数が増えてるというのは、最初は航空写真とか登記簿とかで調査するわけですけども、あと実際、現地に入りますと、長屋等で建物が途中で他の人だったりとか、そういったことで戸数が増えてると考えてます。あと、事業費につきましては、コスト縮減とかそういうこともあるかと思いますけども、やはり建物の補償についても、年度が過ぎていくと幾らか下がっていくという、そういう面もあると思います。

《委員》 通常の用地買収じゃなくて換地だから、建物の補償費が下がってくるということで、こういうふうに事業費が抑えられた。

《中津市》 いえ。私が言いますのは、建物を平成9年度の時に調査をして、そして今時点でいきますと、約9年ぐらい建物が減価償却されてるというふうな側面もあると思います。

《委員》 そういうのがこれに上がってきてるわけですか。はい、ありがとうございます。

《委員》 この前、ちょっと見させていただきましたが、見事に生まれ変わってますね。まちづくりと連携した土地区画整理事業のモデルケースになるんじゃないかと思います。ただ、北口の方があれだけきれいになれば、旧商店街ですね。日ノ出町とか新博多町とか、あの辺、どんどんどんどん衰退するんじゃないかと思うんですけど、何か対策は考えておられるんでしょうか、旧商店街の方は。

《中津市》 今の私共としては、中津駅の北口の玄関口であります、その一帯のこの区画整理事業ですね。これを1年でも早く完了させていきたいということで、それに付随しまして、その日ノ出町とかそういった商店街の問題もこれから出てくるのではないかと思いますけども、今の時点では、私共としては駅北をなるべく早く完了させたいというふうに思ってます。

《委員》 夢タウンがありましたよね、この前、見せていただいた時に。夢タウンと既存の商店街との、どんなふうに繋がっていくのかなということが、ちょっと気になるのと、夢タウンの前の道が片側一車線だったんですが、あれは、もし今後、交通量が増えた時にはどんなふうに対応するのか、その辺をちょっと教えて下さい。

《中津市》 夢タウンが大型商業施設と書いてるあそこですけども、その前の道路は確かに片側一車線なんですけども、そこの今の東側ですね。東側に地区外ですけども、中殿大塚線という都市計画道路が、幅員が14m程度だったと思いますけども、それが海側に通っております、県道小祝鍋島線ですね。幅員40mありますけども、それが北側ですけども、今度南側につきましては、先ほどの外馬場錆矢堂線、県道ですね。県道と、それからその下の旧10号線。そういったところで接続をするような格好になります。ですから、商業施設夢タウンの前の道路について、幅員、確かに十分ではないんですけども、夢タウンが区画整理が始まる、ちょうど前後ぐらいに出来たというふうな経過もありまして、そういったところが実情です。

《委員》 そうしたら、この前、視察へ行ったときに、商業地っていうことで少しずつお店も移転してましたよね。で、その辺を歩かしていただいたんですけども、その辺の商店街と夢タウンというのは、あんまり連携というか、つながりは今のところ無い状態なんですか。

《中津市》 今、設計図が出てますけども、ここに金剛川という川が流れていますけども、その横に自歩道を整備するようになっております。それがちょうど日ノ出町の商店街の方と繋がって行くようになります。あと、幅員12m以上の道路につきましては、両側に歩道等も整備しておりますので、そういった中で人とか車の行き来というのは、十分、連携していくんじゃないかと思います。

《委員》 はい、分かりました。

《議長》 ようございますか。
じゃあ、この件、継続ちゅうことでいいですか。

《一同》 はい。

《中津市》 ありがとうございます。


《中津市》 中津市公共下水道事業の事業説明

《議長》 はい、どうもありがとうございました。現地も我々、行きましたし、どうか皆さん、どうぞ。

《委員》 いいですか。

《議長》 はい。

《委員》 個表の中で、この発生汚泥の処理の問題が出ますですね。これは農地に還元するということですが、どういう格好で還元をしていくのかです。もし案があればお聞きをしたいんですが。これですね。このままやりますと産業廃棄物になって処罰の対象になるんです。だから汚泥の農地還元の場合、必ず有償でなければならないとか、それから一次発酵が済んでるものとか幾つか要件がありますので、そこら辺り十分に検討をされておかないと、実際、大変問題になるだろうと思います。これは参考までに。

《中津市》 私の方から説明させていただきます。現在、中津の終末処理場も農地還元を行っています。これは終末処理場から汚泥を脱水いたしまして・・・。

《委員》 一回、やっぱり乾燥を。

《中津市》 はい。脱水して水分を飛ばした段階で、一応、場外へ搬出しています。一般の市販の事業者さんですけど、こちらの方に。

《委員》 県内では、それじゃあ中津ぐらいですかね。農地還元であれしてるの。もうほとんど農地還元してないと思うんですけどね。

《中津市》 はい。ほとんどセメントの燃焼等に使われてるようです。中津の場合は、一応、農地還元を予定して、一応、市場にも販売を業者さんの方から。

《委員》 一番の問題は、汚泥の発生地域と還元の地域が違うちゅうことなんですよね。そこはやっぱり問題ですね。例えば大分市ですと、周辺にどうばら撒いても非常に問題。40万からの汚泥ですからということになりますので、そこら辺りかなり検討をされておいた方が、将来的には問題になるだろうと思います。参考までに。

《中津市》 今段階では、まだ業者さんの方も、まだ汚泥受け入れの余裕があるようです。

《委員》 はい、すいません。

《議長》 じゃあ、本件につきましては継続ということで。


《佐伯市》 佐伯市公共下水道事業の事業説明

《議長》 はい、ありがとうございました。どうぞ皆さん。

《委員》 今回、蒲江の方を見させていただきまして、いろいろお話を伺ったところでは、蒲江湾が水質が汚濁しているということでした。沖合の方に比べると、やはり海水の色が段々澱んできているというふうな実態も伺いました。また、受益者負担金の方も一戸当たり9万円ぐらいの予定だということで、水洗化率も早急に進むであろうし、また、80%の地元住民の同意を得ていますので、継続で早急に進められたらと思います。

《議長》 それじゃあ、よろしゅうございますか。素人として考えますと、これ、昭和51年には着工してますね。それで、平成38年と50年間ね。確かにここに、この種のあれは長いんですが、50年ていったら生まれて死ぬまでじゃないかという気もせんこともないんで、何か簡便な方法とか、今後の20年あるわけですね。その間に状況変化ですね。何か違った新しい方法ちゅうのは、もう出ないんですか。

《佐伯市》 そうですね、やはり整備をする区域が広いということと、それとやはり、財政の効率化等があっての市町村合併だったと思いますけども、残念ながら、やはり財政投資額などの関係から、そう大きな単年度投資というのも望まれません。従ってやはり、計画的と言いつつも、やはり長い年月がかかってしまうのかなと。これは致し方ないのかなというふうには思っております。

《議長》 この種のものは一歩一歩やる以外無いちゅうことやな。

《佐伯市》 はい。

《議長》 他に何か。

《議長》 いいですね。じゃあ、本件事業、長いあれですけども、着実にやってお願いします。じゃあ、継続ということで。

《佐伯市》 はい。どうもありがとうございました。


《議長》 以上で、本日、再評価事業対象7件の事業について修了致しました。本件事業は委員会において知事から諮問されてました県の4件は、知事に答申。それから中津・佐伯市より審議依頼のありました3件については、それぞれ市長宛に回答するということで処理させていただきます。よろしゅうございますか。

《一同》 はい。

《議長》 どうもありがとうございました。じゃあ、以上で委員会事務局で。一応、事務局の原案ですけども、県事業再評価対象4事業につきましては、事業者の対応方針案の継続3事業、休止1事業を妥当であるとし、そして、中津市及び佐伯市依頼の再評価事業3事業につきましては、何れも事業者の対応方針案の継続が妥当であるということを致したいと思います。なお、付帯意見としては、県事業についてですが、日出港の休止については、全体計画の見直しを早期に行い、再度、事業の再評価を行っていただきたい。また、佐伯港については、当事業の早期完成の必要性から、適宜、事業進捗を当委員会に報告していただきながら、我々としても協力していきたいと思います。以上、知事宛に答申し、そして市長宛に回答致したいと思います。よろしゅうございますか。なお、答申については11月13日に知事宛に。私が副委員長といっしょに知事宛に答申致します。よろしくお願い致します。


-終了-