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第22回豊の国木造建築賞入賞作品

印刷ページの表示 ページ番号:0000004195 更新日:2010年1月4日更新
建築主

 建物 所在地

用途 設計者 施工者

最優秀賞

T 邸

大分市

住 宅 (有)足立建築事務所(有)足立建築事務所

最優秀賞

河野 通介日田市住 宅 企画   デザイン河野 孝(株)今井工務店
実施設計(株)今井工務店
最優秀賞

丸長旅館 伊東 義文

竹田市旅 館(有)川野組一級建築士事務所

(有)川野組

特別賞

時枝 哲朗宇佐市

 住宅兼   農村民泊

(株)降幡建築設計事務所(株)高原建設

協 賛 賞

(大分県建設業協会賞)

 集会場   (教育福祉   センター)

(株)ミツワ一級建築士事務所豊洋土建株式会社

中津市長 新貝 正勝

中津市

(大分県建設組合連合会賞)

住 宅小川建築設計事務所(株)高原建設
山田 恒介 杵築市

(大分県建設合同労働組合賞)

住 宅   (別荘)

寿Design柳井住建
山崎 弘道 由布市

(大分県建築士会賞)

旅館兼住宅アスカ建築総合研究所笹倉工務店(有)

由布茶寮 伊藤 冨美子

由布市
(大分県建築設計事務所協会賞)

住 宅

アーキテック一級建築士事務所(株)竹内工務店
志水 淳 大分市
(大分県職業能力開発協会賞)住 宅企画   デザイン町谷 一成匠建築工房
外園 雄一 中津市 実施設計匠建築工房
(大分県森林組合連合会賞)住 宅   (別荘)寿Design(有)小野建築

平城 俊作

由布市
(大分県木材協同組合連合会賞)住 宅ラッツ・アーキテクツ(株)

(株)平野工務店

渡辺 智久

大分市
(大分県木材商業協同組合賞)住 宅一級建築士事務所プロデュース(株)幸建設
 幸 孝文 別府市
(大分県木造住宅事業協会賞)住 宅(株)井上建設一級建築士事務所(株)井上建設
(株)井上建設鴛野展示場 大分市
(大分県住宅供給公社賞)住 宅

(有)尾方設計一級建築士事務所

梶原建築(有)

応募数52点(住宅45点、非住宅7点)

最 優 秀 賞

■作品データ  【 T 邸 】   

建設地:大分市
用   途:住宅
設計者:有限会社 足立建築事務所
施工者:有限会社 足立建築事務所
延面積:173.80 m2

木造建築物の写真

■作品のポイント

 昭和24年に建てられた祖父の住宅。
 その住宅の座敷に息子さんの思い入れがあり、是非残したいとの事。
 古屋解体の際に座敷部分を残し、新築の家の中に取り込んだ。敷地内に古い井戸があり、この井戸を玄関正面の中庭に配した。またその中庭と玄関との一体感がでるように壁にガラスを入れた。間口が狭く、南北に長い敷地の上、住宅も密集してある。居間と多目的室に隣接させて中庭を設けることによって、風と光の通りを確保した。
 主要材料は全て県産材を使用し、床板なども全て国産材を使用した。内壁は、珪藻土や漆喰などの自然素材で仕上げ、外壁は漆喰塗り、蔵のイメージ。玄関は古い町家のイメージ。

木造建築物の写真

木造建築物の写真

最 優 秀 賞

■作品データ  【 河野邸 】   

建設地:日田市
用   途:住宅
設計者:河野 孝/(株)今井工務店
施工者:(株)今井工務店
延面積:102.75 m2

木造建築物の写真

■作品のポイント

 老夫婦のための終の棲家である。これまで住んでいたハウスメーカーの鉄骨住宅から一転、木のぬくもりに包まれた暖かくそして、おおらかな空間創りが望まれた。
 リビングダイニングは規定の天井高にとらわれず、出来る限りの大空間をとるために、柱梁を力強く演出し、吹き抜けとした。また、低く抑えられた床面は、緑の庭を部屋の中に取り込む効果を増幅し、空間をより広く感じることができるようになっている。
 開口部はアルミサッシを用いたが、インテリア側に木製の網戸や障子を作りつけることにより、やわらかい印象を得ることに成功した。
 床暖房やオール電化など老夫婦にとっての基本的な設備を施してはいるが、家全体が呼吸をし、風が吹き抜けるような木の家ならではのプランを目指した。

木造建築物の写真

木造建築物の写真

最 優 秀 賞

■作品データ  【 丸長旅館 (伊東 義文 邸) 】  

建設地:竹田市  
用   途:旅館
設計者:有限会社 川野組1級建築士事務所

施工者:有限会社 川野組
延面積:505.69 m2

木造建築物の写真

■作品のポイント

 先代から受け継いだ木造3階建ての旅館が老朽化し、改修か新築かで迷った末の新築である。長湯旅館の中心部にあり景観に一役買っていた建物であった。新築にしても周囲の環境に溶け込み以前からそこにあったように同化させたい。屋根は、やさしく包み込むようなむくり屋根とした。
 木材は、竹田市神原の地形(アオスギ)を切り出し使用した。磨き丸太、絞り丸太も神原産である。また今までのお客様の思い出を少しでも残そうと旧館の天井板、床板、竹組の丸窓、梁等再利用した。バリアフリーと共に2階廊下は、足ざわりを考え畳とした。客室は、テレビ、電話等日常使用するものが目に入らないように障子で隠した。脱衣室には床暖房を設備し「湯治」としての時間と空間を考えた。

木造建築物の写真

木造建築物の写真

特 別 賞

■作品データ  【 時枝 哲朗 邸 】        

建設地:宇佐市
用   途:住宅兼農村民泊
設計者:株式会社 降幡建築設計事務所
施工者:株式会社 高原建設 
延面積:248.09 m2

木造建築物の写真

■作品のポイント

 宇佐市安心院町且尾にある100年を経た古民家を“農村民泊”として再生した建物で、普通の住宅として生活しながら、一方で普段使用されていない二間つづきの客間や、2階の小屋裏などを宿泊できるようにしていることです。また台所では家族と宿泊者が前の畑で取れた野菜などを使って共同で調理ができるよう広くしている。
 先祖から受け継いだ建物を活かして使ってゆくという新たな試みが“農村民泊”という形でスタートした。なお、再生に当たっては、建設当時の古い写真が見つかり、当時の間取りや景観に配慮しながら横の蔵も含めて修復した。

木造建築物の写真

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