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令和7年地価調査結果
令和7年地価調査結果
概要
調査結果の概要
調査地点ごとの価格の平均変動率(対前年変動率の平均値(対前年変動率を算出できない選定替地点を除く))は、住宅地が昨年から0.4ポイント上昇、商業地が昨年から0.6ポイント上昇した。
(1)住宅地
平成10年以来21年ぶりの上昇となった令和元年から令和2年まで2年連続で上昇し、令和3年は横ばいとなったものの、令和4年から再び上昇し、本年まで4年連続で上昇した。
(2)商業地
平成4年から令和5年まで32年連続で下落していたが、令和6年に33年ぶりに上昇し、本年も引き続き上昇した。
<注>新規地点の設定、選定替又は地点削減により平均価格は上下する場合があるため、全体の傾向は平均変動率で判断している。
なお、県内の基準地303地点のうち、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地点は、住宅地が80地点(昨年77地点)、商業地が33地点(昨年31地点)であった。
横ばい地点(±0.0)は、住宅地が39地点(昨年36地点)、商業地が11地点(昨年10地点)であった。
令和6年 |
令和7年 |
|||||
上昇 | 横ばい | 下落 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
住宅地 | 77 | 36 | 87 | 80 | 39 | 84 |
宅地見込地 | 2 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 |
商業地 | 31 | 10 | 40 | 33 | 11 | 39 |
工業地 | 3 | 2 | 4 | 3 | 5 | 1 |
林地 | 0 | 3 | 1 | 0 | 3 | 1 |
合計 | 298 | 303 |
平均変動率(変動率は継続地点のみで算定)
(1)住宅地
ア 県内の状況
県全体では1.2%と令和4年から4年連続で上昇した。
市町村別の平均で見ると、上昇率拡大が3市1町、横ばいがなし、下落率縮小が5市1町、下落率横ばいが4市、下落率拡大が2市1町1村である。
・〈上昇率拡大:3市1町〉(昨年1市1町(別府市、日出町))
大分市、別府市、由布市、日出町
・〈上昇率横ばい:なし〉(昨年1市(大分市))
・〈上昇率縮小:なし〉(昨年1市(由布市))
・〈下落率縮小:5市1町〉(昨年6市1村(中津市、日田市、佐伯市、宇佐市、豊後大野市、国東市、姫島村))
日田市、佐伯市、臼杵市、竹田市、国東市、九重町
・〈下落率横ばい:4市〉(昨年2市1町(津久見市、竹田市、九重町))
中津市、津久見市、豊後高田市、宇佐市
・〈下落率拡大:2市1町1村〉(昨年3市1町(臼杵市、豊後高田市、杵築市、玖珠町))
杵築市、豊後大野市、玖珠町、姫島村
なお、県内で最も上昇率が大きかった市町村は、大分市で変動率4.7%(昨年:大分市3.8%)、最も下落率が大きかった市町村は、姫島村で変動率△2.2%(昨年:姫島村△2.1%)となっている。
イ 大分市の状況(市平均)
平成10年以来19年ぶりの上昇となった平成29年から9年連続の上昇となり、上昇率も昨年より0.9ポイント拡大した。
変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
令和6年 | 3.8 | 51 | 3 | 1 |
令和7年 | 4.7 | 53 | 3 | 1 |
ウ 別府市の状況(市平均)
平成11年以来19年ぶりの上昇となった平成30年から令和2年まで3年連続で上昇し、令和3年は上昇から下落に転じたものの、令和4年は横ばいとなり、令和5年に再び上昇に転じた。
本年も昨年に引き続き3年連続の上昇となり、上昇率も昨年より1.0ポイント拡大した。
変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
令和6年 | 1.7 | 14 | 0 | 2 |
令和7年 | 2.7 | 14 | 1 | 1 |
(2)商業地
ア 県内の状況
県全体では0.7%と2年連続で上昇した。
市町村別の平均でみると、上昇率拡大が3市1町、横ばいがなし、横ばいから上昇が1市、下落率縮小が5市1町、下落率横ばいが4市、下落率拡大が1市1町1村である。
・〈上昇率拡大:3市1町〉(昨年2市1町(大分市、別府市、日出町))
大分市、別府市、由布市、日出町
・〈横ばいから上昇:1市〉(昨年なし)
日田市
・〈下落から上昇:なし〉(昨年1市(由布市))
・〈下落から横ばい:なし〉(昨年1市(日田市))
・〈下落率縮小:5市1町〉(昨年6市1町1村(佐伯市、臼杵市、竹田市、豊後高田市、豊後大野市、国東市、九重町、姫島村))
中津市、竹田市、杵築市、宇佐市、国東市、九重町
・〈下落率横ばい:4市〉(昨年4市(中津市、津久見市、杵築市、宇佐市))
佐伯市、津久見市、豊後高田市、豊後大野市
・〈下落率拡大:1市1町1村〉(昨年1町(玖珠町))
臼杵市、玖珠町、姫島村
なお、県内で最も上昇率が大きかった市町村は別府市で変動率4.6%(昨年:別府市2.4%)、最も下落率が大きかった市町村は玖珠町で変動率△3.0% (昨年:姫島村△2.8%)となっている。
イ 大分市の状況(市平均)
平成28年以降10年連続の上昇となった。上昇率は3.0%で昨年より1.1ポイント拡大した。
変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
令和6年 | 1.9 | 17 | 0 | 1 |
令和7年 | 3.0 | 18 | 0 | 1 |
ウ 別府市の状況(市平均)
平成4年以来26年ぶりの上昇となった平成30年から令和2年まで3年連続で上昇、令和3年は上昇から下落に転じたが、令和4年から4年連続の上昇となった。本年は上昇率4.6%と昨年より2.2ポイント拡大した。
変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
令和6年 | 2.4 | 10 | 0 | 0 |
令和7年 | 4.6 | 10 | 0 | 0 |
平均価格
(1)住宅地
住宅地の県平均価格は、27,900円/m²(昨年27,000円/m²)である。
最高価格地点は、大分(県)-12(大分市金池南1丁目284番)の167,000円/m²である。同地点は、昨年に引き続き9年連続で最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)-7(大分市中島東2丁目6387番3)(※)における平成3年から平成9年までの価格、180,000円/m²である。
(※平成14年に選定替えを行っており、現在の基準地番号の地点とは異なる。)
(2)商業地
商業地の県平均価格は、57,300円/m²(昨年55,900円/m²)である。
最高価格地点は、大分(県)5-17(大分市東大道1丁目107番外)の429,000円/m²である。同地点は、昨年に引き続き10年連続で最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)5-11(大分市都町2丁目5番外)における平成3年の価格、2,400,000円/m²である。
〈資料〉
1 市町村別・用途別 平均価格及び対前年平均変動率
平均価格及び全年平均変動率一覧 [PDFファイル/73KB]
2 基準地別標準価格及び対前年変動率
標準価格及び対前年変動率(林地以外) [PDFファイル/811KB]
標準価格及び対前年変動率(林地) [PDFファイル/364KB]
外字一覧 [PDFファイル/152KB]
3 基準地価格順位表(高位) 価格順位一覧 [PDFファイル/86KB]
4 基準地変動率順位表(住宅地:上位・下位)
変動率順位(住宅地) [PDFファイル/227KB]
5 基準地変動率順位表(商業地:上位・下位)
変動率順位(商業地) [PDFファイル/201KB]
6 基準地詳細情報(所在、価格、利用現況、最寄り駅等)
詳細情報(林地以外) [PDFファイル/524KB]
詳細情報(林地) [PDFファイル/61KB]
地価公示の標準地と同一地点である基準地一覧 [PDFファイル/76KB]