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令和5年地価調査結果
令和5年地価調査結果
概要
調査結果の概要
対前年の県平均変動率をみると、住宅地は昨年から0.5ポイント上昇となり、商業地については引き続き下落した。
具体的には、
住宅地は平成10年以来21年ぶりの上昇となった令和元年から令和2年まで、2年連続で上昇、令和3年は横ばいとなったものの、昨年再び上昇し、本年も引き続き上昇した。
商業地は平成4年以降32年連続の下落となったが、昨年に令和元年以来3年ぶりの下落率縮小となり、本年も引き続き下落率は縮小した。
注:新規地点の設定、選定替や地点削減により、平均価格は上昇することがあるため地価の上昇・下落は、変動率で判断している。
本年は、県内の基準地301地点(※303地点のうち、選定替の2地点は前年との比較ができない)の中で、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地点が、住宅地において70地点、横ばい(±0.0)が45地点。商業地において価格上昇地点が24地点、横ばいが13地点となった。
なお、昨年は、住宅地において上昇地点が55地点、横ばいが51地点、商業地において上昇地点が18地点、横ばいが15地点であった。
R4(選定替4地点を除く) |
R5(選定替2地点を除く) |
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上昇 | 横ばい | 下落 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
住宅地 | 55 | 51 | 93 | 70 | 45 | 87 |
宅地見込地 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 |
商業地 | 18 | 15 | 50 | 24 | 13 | 45 |
工業地 | 6 | 3 | 2 | 3 | 4 | |
林地 | 2 | 2 | 1 | 3 | ||
合計 | 299 | 301 |
対前年平均変動率(変動率は継続地点のみで算定)
(1)住 宅 地
ア.県内の状況
県平均では、平成10年以来21年ぶりの上昇となった令和元年から令和2年まで2年連続で上昇、令和3年の変動率は横ばいとなったものの、令和4年に0.2%と再び上昇し、本年は0.7%と引き続き上昇した。
市町村別の平均でみると、上昇率拡大が1市、横ばいから上昇が2市町、下落から上昇が1市、下落率縮小が9市町村、下落率横ばいが4市、下落率拡大が1市である。
〈上昇率拡大:1市〉(昨年1市(大分市))
大分市
〈横ばいから上昇:2市町〉(昨年なし)
別府市、日出町
〈下落から上昇:1市〉(昨年なし)
由布市
〈下落率縮小:9市町村〉(昨年7市町)
中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、豊後高田市、宇佐市、姫島村、九重町、玖珠町
〈下落率横ばい:4市〉(昨年4市町(佐伯市、津久見市、豊後大野市、玖珠町))
津久見市、竹田市、杵築市、豊後大野市
〈下落率拡大:1市〉(昨年3市村(杵築市、国東市、姫島村))
国東市
なお、県内で最も上昇率が大きかった市町村は、大分市で変動率3.8%(昨年:大分市2.6%)となった。また、最も下落率が大きかった市町村は、姫島村で変動率△2.7%(昨年:姫島村△3.1%)となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成10年以来19年ぶりの上昇となった平成29年から7年連続の上昇となり、上昇率は1.2ポイント拡大した。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R4 | 2.6 | 49 | 5 | 1 |
R5 | 3.8 | 52 | 5 | 0 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成11年以来19年ぶりの上昇となった平成30年から令和2年まで3年連続で上昇、令和3年は上昇から下落に転じたものの、昨年に横ばいとなり、本年再び上昇に転じた。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R4 | 0.0 | 3 | 11 | 2 |
R5 | 0.6 | 11 | 3 | 2 |
(2)商 業 地
ア.県内の状況
県平均では、平成4年以降32年連続の下落となり、変動率は△0.4%(前年△0.8%)で、下落率が0.4ポイント縮小し、2年連続の下落率縮小となった。
市町村別の平均でみると、上昇率拡大が2市、上昇率横ばいが1町、下落率縮小が10市村、下落率横ばいが3市、下落率拡大が2町である。
〈上昇率拡大:2市〉(昨年1市(大分市))
大分市、別府市
〈上昇率横ばい:1町〉(昨年1町(日出町))
日出町
〈下落率縮小:10市村〉(昨年11市町)
中津市、日田市、臼杵市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、姫島村
〈下落率横ばい:3市〉(昨年1市(津久見市))
佐伯市、津久見市、国東市
〈下落率拡大:2町〉 (昨年3市村(宇佐市、国東市、姫島村))
九重町、玖珠町
なお、県内で最も上昇率が大きかった市町村は、大分市で変動率1.2%(昨年:大分市、別府市0.6%)となった。また、最も下落率が大きかった市町村は、姫島村で変動率△3.4%(昨年:姫島村△3.9%)となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成28年以降8年連続の上昇となったが、上昇率は1.2%と昨年より0.6ポイント拡大した
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R4 | 0.6 | 12 | 5 | 2 |
R5 | 1.2 | 16 | 2 | 1 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成4年以来26年ぶりの上昇となった平成30年から令和2年まで3年連続で上昇、令和3年は上昇から下落となったが、昨年に下落から上昇に転じ、本年は上昇率1.0%と昨年より0.4ポイント拡大した。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R4 | 0.6 | 5 | 4 | 1 |
R5 | 1.0 | 7 | 3 | 0 |
価格水準
(1)住 宅 地
住宅地の県平均価格は、26,300円(R4 25,800円)。(平均価格のピークは、平成10年の県平均価格(36,800円))
調査地点の中で最高価格は大分(県)-12(大分市金池南1丁目)の159,000円である。同地点は、昨年に引き続き7年連続で最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)-7(大分市中島東2丁目)における平成3~9年にかけての価格、180,000円である。
(2)商 業 地
商業地の県平均価格は、54,700円(R4 54,200円)。(平均価格のピークは平成3年の県平均価格(189,900円))
調査地点の中で最高価格は大分(県)5-17(大分市東大道1丁目)の415,000円である。同地点は、昨年に引き続き8年連続で最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)5-11(大分市都町2丁目)における平成3年の価格、2,400,000円である。
〈資料〉
1 市町村別・用途別 平均価格及び対前年平均変動率
平均価格及び対前年平均変動率一覧 [PDFファイル/102KB]
2 基準地別標準価格及び対前年変動率
標準価格及び対前年変動率(宅地) [PDFファイル/867KB]
標準価格及び対前年変動率(林地) [PDFファイル/294KB]
3 基準地価格順位表(高位) 価格順位一覧 [PDFファイル/84KB]
4 基準地変動率順位表(住宅地:上位・下位) 変動率順位(住宅地) [PDFファイル/229KB]
5 基準地変動率順位表(商業地:上位・下位) 変動率順位(商業地) [PDFファイル/179KB]
6 基準地詳細情報(所在、価格、利用現況、最寄り駅等)