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令和2年地価調査結果
令和2年地価調査結果
概要
調査結果の概要
対前年の県平均変動率をみると、住宅地は引き続き上昇となり、商業地については引き続き下落した。
全体としては、
住宅地は平成10年以来21年ぶりの上昇となった昨年に続き2年連続で上昇となったが、平成23年以降の上昇傾向が10年ぶりに上昇率横ばいとなった。
商業地は平成4年以降29年連続の下落となり、平成21年以来12年ぶりに下落率が拡大した。
注:新規地点の設定、選定替や地点削減により、平均価格は上昇することがあるため地価の上昇・下落は、変動率で判断している。
本年は、県内の基準地297地点(※303地点のうち、新設の3地点及び選定替の3地点は前年との比較ができない)の中で、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地 点が、住宅地において56地点、横ばい(±0.0)が36地点。商業地において価格上昇地点が15地点、横ばいが13地点となった。
なお、昨年は、住宅地において上昇地点が63地点、横ばいが47地点、商業地において上昇地点が23地点、横ばいが15地点であった。
R元(選定替4地点を除く) | R2(新設3地点、選定替3地点を除く) | |||||
上昇 | 横ばい | 下落 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
住宅地 | 63 | 47 | 92 | 56 | 36 | 110 |
宅地見込地 | 2 | 1 | 3 | |||
商業地 | 23 | 15 | 40 | 15 | 13 | 51 |
工業地 | 4 | 5 | 1 | 8 | ||
林地 | 4 | 4 | ||||
合計 | 296 | 297 |
対前年平均変動率(変動率は継続地点のみで算定)
(1)住 宅 地
ア.県内の状況
県平均では、平成10年以来21年ぶりの上昇となった昨年に続き2年連続の上昇で、変動率は昨年と同様0.1%(前年0.1%)となった。
市町村別の平均でみると、上昇率が拡大した市が1市、下落から上昇に転じた市が1市、上昇率縮小が1市、下落率横ばいが1市、上昇から下落に転じたのは2市町、下落率拡大が12市町村である。
〈上昇率拡大:1市〉(昨年2市(大分市、別府市))
大分市
〈下落から上昇に転じた:1市〉(昨年なし)
由布市
〈上昇率縮小:1市〉(昨年1町:(日出町))
別府市
〈下落率横ばい:1市〉(昨年1市:(佐伯市))
佐伯市
〈上昇から下落に転じた:2市町〉(昨年なし)
津久見市、日出町
〈下落率拡大:12市町村〉(昨年2市(臼杵市、竹田市))
中津市、日田市、臼杵市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町
なお、県内で下落率が小さかった市町村は、中津市、津久見市、杵築市、豊後大野市で変動率△0.5%(昨年:臼杵市、豊後大野市△0.2%)、最も下落率が大きかった市町村は、九重町で変動率△2.3%(昨年:姫島村△1.6%)となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成10年以来19年ぶりの上昇となった平成29年から4年連続の上昇となり、上昇率もわずかながら0.3ポイント拡大した。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R元 | 1.7 | 45 | 9 | 3 |
R2 | 2.0 | 43 | 8 | 6 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成11年以来19年ぶりの上昇となった平成30年から、3年連続の上昇となったが、上昇率は昨年の拡大から0.3ポイントの縮小に転じた。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R元 | 0.5 | 8 | 6 | 2 |
R2 | 0.2 | 9 | 3 | 4 |
(2)商 業 地
ア.県内の状況
県平均では、平成4年以降29年連続の下落となり、変動率は△1.0%(前年△0.2%)で、下落率は昨年までは縮小傾向が続いていたが、本年は0.8ポイント下落率が拡大した。
市町村別の平均でみると、上昇率横ばいが1町、上昇率縮小が2市、下落率縮小が1市、下落率横ばいが1市、上昇から下落に転じたのは1市、下落率拡大が12市町 村である。
〈上昇率横ばい:1町〉(昨年1町(日出町))
日出町
〈上昇率縮小:2市〉(昨年なし)
大分市、別府市
〈下落率縮小:1市〉(昨年11市町村)
杵築市
〈下落率横ばい:1市〉(昨年1町(九重町))
宇佐市
〈上昇から下落に転じた:1市〉(昨年なし)
由布市
〈下落率拡大:12市町村〉(昨年2市(中津市、臼杵市))
中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町
なお、上昇となった市町村は、大分市と別府市が変動率0.4%、日出町で変動率0.2%となった。県内で最も下落率が大きかった市町村は、日田市で変動率△3.1%(昨年:杵築市△2.7%)となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成28年以降5年連続の上昇となったが、上昇率は0.4%と昨年より0.9ポイント縮小した。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R元 | 1.3 | 12 | 5 | 2 |
R2 | 0.4 | 9 | 4 | 6 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成4年以来26年ぶりに上昇となった平成30年から3年連続の上昇となった。平成30年、令和元年は大分市を上回り、商業地の市町村別平均変動率が2年連続で県下第1位であったが、本年は上昇率が大きく縮小し、大分市と同率での第1位となった。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
R元 | 1.9 | 9 | 1 | 0 |
R2 | 0.4 | 4 | 6 | 0 |
価格水準
(1)住 宅 地
住宅地の県平均価格は、25,100円(前年24,900円)で 、昭和58年(25,000円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは、平成10年の県平均価格(36,800円))
調査地点の中で最高価格は、大分(県)-12(大分市金池南1丁目)の155,000円である。同地点は、昨年に引き続き最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)-7(大分市中島東2丁目)における平成3~9年にかけての価格、180,000円である。
(2)商 業 地
商業地の県平均価格は、54,400円(前年55,400円)で、昭和57年(55,000円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは平成3年の県平均価格(189,900円))
調査地点の中で最高価格は大分(県)5-17(大分市東大道1丁目)の400,000円である。同地点は、昨年に引き続き最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)5-11(大分市都町2丁目)における平成3年の価格、2,400,000円である。
公表資料の訂正とお詫びについて
令和2年9月30日に公表した、「令和2年地価調査結果」について中津市の一部地点で地番の誤りがありましたので、下記のとおり訂正いたします。
また併せて、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
【正】中津(県)5-6 中津市大字万田字雲雀635番1
【誤】中津(県)5-6 中津市大字万田字雲雀365番1
〈訂正後の公表資料全体〉
1 市町村別・用途別 平均価格及び対前年平均変動率
平均価格及び対前年平均変動率一覧 [PDFファイル/32KB]
2 基準地別標準価格及び対前年変動率
標準価格及び対前年変動率(宅地)※訂正版 [PDFファイル/145KB]
標準価格及び対前年変動率(林地) [PDFファイル/25KB]
3 基準地価格順位表(高位) 価格順位一覧 [PDFファイル/38KB]
4 基準地変動率順位表(住宅地:上位・下位) 変動率順位(住宅地) [PDFファイル/100KB]
5 基準地変動率順位表(商業地:上位・下位) 変動率順位(商業地) [PDFファイル/113KB]
6 基準地詳細情報(所在、価格、利用現況、最寄り駅等)