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大分県景観計画策定業務に関する業者選定の結果について

印刷ページの表示 ページ番号:0002145937 更新日:2021年6月16日更新

 大分県景観計画策定業務の業者を選定する公募型プロポーザルについては、3者からの応募がありました。令和3年6月11日に開催した、第2回大分県景観計画策定業務に関する業者選定委員会において、下記のとおり最優秀者と次点者を選定しましたのでお知らせします。

 

1.実施経緯

・応募の開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・令和3年5月18日(火)

・参加表明書の提出期限・・・・・・・・・・・・・・・・・・令和3年5月26日(水)

・技術提案書の提出期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・令和3年6月 7日(月)

・第2回大分県景観計画策定業務に関する業者選定委員会・・・令和3年6月11日(金)

(プレゼンテーション及びヒアリングに基づき審査し、最優秀者及び次点者を選定)

・審査結果の通知・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・令和3年6月16日(水)

 

2.選定委員

委員長 髙尾忠志(一般社団法人地域力創造デザインセンター 代表理事)

委員  姫野由香(大分大学理工学部創生工学科 助教)

    柴田 久(福岡大学工学部社会デザイン工学科 教授)

    亀山英弘(大分県土木建築部都市・まちづくり推進課長)     [敬称略]

 

3.審査結果

最優秀者:株式会社エスティ環境設計研究所

次 点 者 :株式会社エイト日本技術開発

 

4.【選定委員会講評】

【全体講評】

 本プロポーザルは大分県景観計画策定業務にあたり、大分県の豊かな景観を守るために重要な方針づくりを担う業者選定を目的として実施されました。技術提案書の作成期間が短い中、大分県全域を対象とした広域的景観計画の保全・形成に対して、具体的かつ熱意のあるご提案をいただき、心より感謝申し上げます。
 各技術提案者からは、業務内容を理解し、目標を達成するための手順や実効性のある提案が出されました。特定テーマとして挙げた「広域的景観資源や課題の抽出・整理及び景域(地域)の分類方法」「景域(地域)の課題設定及び広域的景観の保全・形成の理念・方針の策定」については、様々な観点から考え方の整理や手法の提示があり、それぞれの技術提案書から意欲や熱意を感じることができました。
 業者選定にあたっては、実施要領に定める審査基準に基づき、実施方針の的確性や妥当性、取組手法に対する具体性や創造性、実現性などを審査し、最優秀者と次点者を次のように選定しました。

 

【個別講評】

○最優秀者:株式会社エスティ環境設計研究所

 本業務におけるターゲットが明確に設定されており、目に見える景観のみならず、目に見えない部分についても景観の価値を追求するなど、きめ細かで充実した調査方法によって県内の広域的景観資源を抽出する提案となっていました。また、技術提案書から県内の景観に対する理解度の高さも伺えました。
 景域の設定は本業務の重要なポイントとなりますが、景域の枠組みがしっかりと示され、加えて重点エリアの設定について提案されるなど、業務に対する積極性が感じられ評価することができました。充実した提案である一方で、業務量の多さにやや不安があるため、業務工程や実施体制について整理し、滞りなく業務遂行できるよう業務計画の再検討を求めます。
 本計画においては、県民や事業者にわかりやすく伝えることが求められるため、技術提案書のビジュアル性や提案のわかりやすさは評価するポイントと言えます。計画策定後の地域への波及効果を見据えた提案となっており、全体的に業務理解度が高く、具体的かつ創造的な提案であると判断し最優秀者としました。

 

○次点者:株式会社エイト日本技術開発

 広域的景観に対する理解や本業務の論点について、十分に理解された提案となっていました。広域的景観資源の抽出方法についてはもう少し工夫が欲しかったものの、タイトな業務工程の中で喫緊性のある課題に対する、目標達成に向けたアプローチが示されていました。また、景域の分類方法など、業務実効性のある手法を用いた提案は、実績に基づき簡潔に説明されており評価することができました。
 県民の理解に対する担保が少々得られにくいと感じる部分もありましたが、業務を進めるに当たってのポイントは的確に捉えられており、実効性のある提案であったと判断し次点者としました。