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平成30年地価調査結果
平成30年地価調査結果
概要
調査結果の概要
対前年の県平均変動率をみると、地価は引き続き下落しているが、住宅地・商業地ともに下落率は縮小傾向にある。
全体としては、
住宅地は、平成11年以降20年連続の下落。
商業地は、平成4年以降27年連続の下落。
注:新規地点の設定、選定替や地点削減により、平均価格は上昇することがあるため
地価の上昇・下落は、変動率で判断している。
本年は、県内の基準地296地点(※300地点のうち、選定替の4地点は前年との比較ができない)の中で、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地点が、住宅地において48地点、横ばい(±0.0)が42地点。商業地において価格上昇地点が19地点、横ばいが15地点となった。
なお、昨年は、住宅地において上昇地点が34地点、横ばいが33地点、商業地において上昇地点が12地点、横ばいが13地点であった。
H29(選定替4地点と新設1地点を除く) | H30(選定替4地点を除く) | |||||
上昇 | 横ばい | 下落 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
住宅地 | 34 | 33 | 133 | 48 | 42 | 110 |
宅地見込地 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | |
商業地 | 12 | 13 | 54 | 19 | 15 | 45 |
工業地 | 9 | 1 | 8 | |||
林地 | 4 | 4 | ||||
合計 | 295 | 296 |
対前年平均変動率(変動率は継続地点のみで算定)
(1)住 宅 地
ア.県内の状況
県平均では、平成11年以降20年連続の下落で、変動率は△0.3%(前年△0.6%)で、下落率は0.3ポイント縮小した。
市町村別の平均でみると、上昇率が拡大した市が1市、上昇率横ばいが1町、下落から上昇に転じた市が2市、下落率縮小が10市町村、下落率横ばいが1市1町、下落率拡大が1市1町である。
〈上昇率拡大:1市〉(昨年なし)
大分市
〈上昇率横ばい:1町〉(昨年なし)
日出町
〈下落から上昇に転じた:2市〉(昨年1市1町(大分市、日出町))
別府市、津久見市
〈下落率縮小:10市村〉(昨年15市町村)
中津市、日田市、臼杵市、竹田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、国東市、姫島村
〈下落率横ばい:1市1町〉(昨年1町(玖珠町))
佐伯市、玖珠町
〈下落率拡大:1市1町〉(昨年なし)
由布市、九重町
なお、県内で最も下落率が小さかった市町村は臼杵市で変動率△0.1%、最も下落率が大きかった市町村は、九重町で変動率△2.4%となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成10年以来19年ぶりの上昇となった昨年に続き、2年連続の上昇となり、上昇率は0.7ポイント拡大した。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H29 | 0.2 | 24 | 16 | 16 |
H30 | 0.9 | 35 | 18 | 4 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成11年以来19年ぶりの上昇となった。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H29 | △0.2 | 2 | 7 | 6 |
H30 | 0.2 | 3 | 10 | 3 |
(2)商 業 地
ア.県内の状況
県平均では、平成4年以降27年連続の下落で、変動率は△0.5%(前年△0.8%)で、下落率は0.3ポイント縮小した。
市町村別の平均でみると、大分市は上昇率横ばい、別府市は横ばいから上昇、日出町は下落から上昇に転じた。この他の市町村では下落が続いているものの、多くの市町村で下落率は縮小傾向を見せている。
(※九重町は昨年新たに地点を設定したため比較不可。)
〈上昇率横ばい:1市〉(昨年なし)
大分市
〈横ばいから上昇となった:1市〉(昨年なし)
別府市
〈下落から上昇に転じた:1町〉(昨年なし)
日出町
〈下落率縮小:9市町村〉(昨年14市町村)
中津市、日田市、佐伯市、津久見市、竹田市、豊後高田市、国東市、姫島村、玖珠町
〈下落率横ばい:2市〉(昨年1市(杵築市))
臼杵市、由布市
〈下落率拡大:3市〉(昨年なし)
杵築市、宇佐市、豊後大野市
なお、県内で最も下落率が大きかった市町村は、杵築市で変動率△3.6%となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成28年以降3年連続の上昇となったが、上昇率は前年から横ばいで1.1%となった。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H29 |
1.1 |
8 | 5 | 6 |
H30 | 1.1 | 9 | 8 | 2 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成4年以来26年ぶりに上昇に転じた。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H29 | 0.0 | 3 | 5 | 2 |
H30 | 1.2 | 7 | 3 | 0 |
価格水準
(1)住 宅 地
住宅地の県平均価格は、24,600円(前年24,500円)で 、昭和58年(25,000円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは、平成10年の県平均価格(36,800円))
調査地点の中で最高価格は、大分(県)-12(大分市金池南1丁目)の152,000円である。同地点は、昨年に引き続き最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)-7(大分市中島東2丁目)における平成3~9年にかけての価格、180,000円である。
(2)商 業 地
商業地の県平均価格は、54,500円(前年53,900円)で、昭和57年(55,000円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは平成3年の県平均価格(189,900円))
調査地点の中で最高価格は大分(県)5-17(大分市東大道1丁目)の367,000円である。同地点は、昨年に引き続き最高価格である。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)5-11(大分市都町2丁目)における平成3年の価格、2,400,000円である。
資料
1 市町村別・用途別 平均価格及び対前年平均変動率
平均価格及び対前年平均変動率一覧 [PDFファイル/30KB]
2 基準地別標準価格及び対前年変動率
標準価格及び対前年変動率(宅地) [PDFファイル/152KB]
標準価格及び対前年変動率(林地) [PDFファイル/31KB]
3 基準地価格順位表(高位) 価格順位一覧 [PDFファイル/36KB]
4 基準地変動率順位表(住宅地:上位・下位) 変動率順位(住宅地) [PDFファイル/80KB]
5 基準地変動率順位表(商業地:上位・下位) 変動率順位(商業地) [PDFファイル/101KB]
6 基準地詳細情報(所在、価格、利用現況、最寄り駅等)