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平成28年地価調査結果
平成28年地価調査結果
概要
調査結果の概要
対前年の県平均変動率をみると、地価は引き続き下落しているが、住宅地・商業地ともに下落率は縮小傾向にある。
本年は、県内の基準地300地点(※300地点のうち、選定替の2地点は前年との比較ができない)の中で、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地点が、住宅地において10地点、横ばい(±0.0)が36地点。商業地において価格上昇地点が4地点、横ばいが12地点となった。
なお、昨年は、住宅地において上昇地点が1地点、横ばいが17地点、商業地において上昇地点が3地点、横ばいが5地点であった。
全体としては、
住宅地は、平成11年以降18年連続の下落。
商業地は、平成4年以降25年連続の下落。
注:新規地点の設定、選定替や地点削減により、平均価格は上昇することがあるため
地価の上昇・下落は、変動率で判断している。
H27(選定替4地点を除く) | H28(選定替2地点を除く) | |||||
上昇 | 横ばい | 下落 | 上昇 | 横ばい | 下落 | |
住宅地 | 1 | 17 | 185 | 10 | 36 | 156 |
宅地見込地 | 3 | 1 | 3 | |||
商業地 | 3 | 5 | 69 | 4 | 12 | 63 |
工業地 | 9 | 9 | ||||
林地 | 4 | 4 |
対前年平均変動率(変動率は継続地点のみで算定)
(1)住 宅 地
ア.県内の状況
県平均では、平成11年以降18年連続の下落で、変動率は△1.1%(前年△1.4%)で、下落率は0.3ポイント縮小した。
市町村別の平均でみると、県内全ての市町村で下落が続いているものの、多くの市町村で下落率は縮小傾向を見せている。
〈下落率縮小:14市町〉
大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、豊後高田市
杵築市、宇佐市、豊後大野市、国東市、日出町、玖珠町
〈下落率同率:2市1村〉
竹田市、由布市、姫島村
〈下落率拡大:1町〉
九重町
なお、県内で最も下落率が小さかった市町村は、日出町で変動率△0.1%、県内で最も下落率が大きかった市町村は、姫島村で変動率△3.2%となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成12年以降17年連続の下落となったが、下落率は0.5ポイント縮小した。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H27 | △0.9 | 1 | 9 | 48 |
H28 | △0.4 | 8 | 22 | 28 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成12年以降17年連続の下落となったが、下落率は0.3ポイント縮小した。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H27 | △1.2 | 0 | 1 | 15 |
H28 | △0.9 | 0 | 4 | 12 |
(2)商 業 地
ア.県内の状況
県平均では、平成4年以降25年連続の下落で、変動率は△1.5%(前年△1.9%)で、下落率は0.4ポイント縮小した。
市町村別の平均でみると、大分市以外の市町村では下落が続いているものの、多くの市町村で下落率は縮小傾向を見せてている。(※九重町は設定無し)
〈上昇:1市〉
大分市
〈下落率縮小:12市町〉
別府市、中津市、佐伯市、臼杵市、津久見市、豊後高田市、宇佐市
豊後大野市、由布市、国東市、日出町、玖珠町
〈下落率拡大:3市1村〉
日田市、竹田市、杵築市、姫島村
なお、県内唯一の上昇となった市町村は、大分市で変動率+0.2%、県内で最も下落率が大きかった市町村は、竹田市で変動率△3.5%となっている。
イ.大分市の状況
市平均で平成3年以来25年振りの上昇となった。
大分市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H27 | △0.6 | 3 | 4 | 12 |
H28 | +0.2 | 4 | 6 | 9 |
ウ.別府市の状況
市平均で平成5年以降24年連続の下落となったが、下落率は0.5ポイント縮小した。
別府市 | 変動率 | 上昇 | 横ばい | 下落 |
H27 | △1.1 | 0 | 0 | 9 |
H28 | △0.6 | 0 | 4 | 6 |
価格水準
(1)住 宅 地
住宅地の県平均価格は、24,700円(前年24,800円)で 、昭和58年(25,000円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは、平成10年の県平均価格(36,800円))
調査地点の中で最高価格は、大分(県)-12(大分市金池南2丁目)の154,000円である。同地点は、13年連続で住宅地における最高価格となった。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)-7(大分市中島東2丁目)における平成3~9年にかけての価格、180,000円である。
(2)商 業 地
商業地の県平均価格は、53,900円(前年53,900円)で、昭和57年(55,000円)頃の水準となっている。(平均価格のピークは平成3年の県平均価格(189,900円))
調査地点の中で最高価格は大分(県)5-17(大分市東大道1丁目)の320,000円である。同地点は、平成24年に設定されて以来初めて最高価格となった。
なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)5-11(大分市都町2丁目)における平成3年の価格、2,400,000円である。
資料
1 市町村別・用途別 平均価格及び対前年平均変動率
平均価格及び対前年平均変動率一覧 [PDFファイル/231KB]
2 基準地別標準価格及び対前年変動率
標準価格及び対前年変動率(宅地) [PDFファイル/2.64MB]
標準価格及び対前年変動率(林地) [PDFファイル/62KB]
3 基準地価格順位表(高位) 価格順位一覧 [PDFファイル/219KB]
4 基準地変動率順位表(住宅地:上位・下位) 変動率順位(住宅地) [PDFファイル/450KB]
5 基準地変動率順位表(商業地:上位・下位) 変動率順位(商業地) [PDFファイル/615KB]
6 基準地詳細情報(所在、価格、利用現況、最寄り駅等)