平成２６年地価調査結果

印刷ページの表示ページ番号：0000294072 更新日：2014年9月19日更新

平成２６年地価調査結果

概要

調査結果の概要

対前年の県平均変動率をみると、地価は引き続き下落しているが、住宅地・商業地ともに下落率は縮小傾向にある。
    本年は、県内の基準地３００地点(※３００地点のうち、選定替の４地点は前年との比較ができない)の中で、対前年変動率がプラスとなる価格上昇地点が、住宅地において２地点、横ばい（±0.0）が１０地点。商業地において価格上昇地点が１地点、横ばいが３地点となった。
    なお、昨年は、住宅地において上昇地点が１地点、横ばいが５地点、商業地において上昇地点が１地点、横ばいが２地点であった。

    全体としては、
    　住宅地は、平成１１年以降１６年連続の下落。
    　商業地は、平成４年以降２３年連続の下落。

      注：新規地点の設定、選定替や地点削減により、平均価格は上昇することがあるため
      　　地価の上昇・下落は、変動率で判断している。

対前年平均変動率（変動率は継続地点のみで算定）

（１）住　宅　地
ア．県内の状況
      県平均では、平成１１年以降１６年連続の下落で、変動率は△1.7％（前年△2.4％）で、下落率は0.7ポイント縮小した。

      市町村別の平均でみると、県内全ての市町村で下落が続いているものの、多くの市町村で下落率は縮小傾向を見せている。
      〈下落率縮小：１６市町〉
      　大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、
      　豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、九重町、玖珠町
      〈下落率同率：１町〉
      　日出町
      〈下落率拡大：１村〉
      　姫島村

      なお、県内で最も下落率が小さかった市町村は、日出町で変動率△0.6％、県内で最も下落率が大きかった市町村は、姫島村で変動率△3.7％となっている。

イ．大分市の状況
      市平均で平成１２年以降１５年連続の下落となったが、下落率は0.7ポイント縮小した。
      地域別の平均を基準地群（※）の平均でみると、１地域で上昇、９地域で下落率が縮小。
      〈大分市に設定した基準地群（上昇地域）〉
　　　大分市中心部南部住宅地域

      〈大分市に設定した基準地群（下落率縮小）〉
      　大分市中心市街地北部近郊の住宅地域、大分市野津原地区住宅地域
      　大分市明野周辺住宅地域、大分市南大分住宅地域、
　　　大分市鶴崎地区を中心とする住宅地域、新日鐵背後住宅地域、
　　　大分市大在・坂ノ市地区の住宅地域、
      　稙田地区を中心とした南西部郊外の住宅地域、大分市西部の市街化調整区域
      　
    ※基準地群
    　都市計画法上の地域地区、市町村、交通体系等の観点から価格牽連性があると認められる基準地を地域的にまとめ、
　　　地価公示における標準地群等を考慮して、おおむね５地点から１５地点を含む基準地群として区分するもの

　ウ．別府市の状況
    市平均で平成１２年以降１５年連続の下落となったが、下落率は0.8ポイント縮小した。
    地域別の平均を基準地群の平均でみると、設定している全２地域で下落率が縮小。

    〈別府市に設定した基準地群〉
    　別府市中心市街地近郊の住宅地域、別府市郊外部住宅地域

（２）商　業　地
　ア．県内の状況
      県平均では、平成４年以降２３年連続の下落で、変動率は△2.5％（前年△3.3％）で、下落率は0.8ポイント縮小した。

      市町村別の平均でみると、県内全ての市町村で下落が続いているものの、下落率は縮小の傾向を見せており、下落率が拡大した市町村はない。
      〈下落率縮小：１６市町村〉
      　大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、
      　豊後高田市、杵築市、宇佐市、豊後大野市、由布市、国東市、姫島村、玖珠町
      〈下落率同率：１町〉
　　　日出町
      〈下落率拡大：無し〉
      　
      なお、県内で最も下落率が小さかった市町村は、日出町で変動率△1.0％、県内で最も下落率が大きかった市町村は、竹田市で変動率△4.3％となっている。

　イ．大分市の状況
      市平均で平成４年以降２３年連続の下落となったが、下落率は0.8ポイント縮小した。
      地域別の平均を基準地群の平均でみると、全５地域で下落率が縮小。

      〈大分市に設定した基準地群〉
      　大分市南部郊外の主要幹線沿い路線商業地域、
　　　稙田・南大分地区の路線商業地域、大分市中心繁華街近郊の商業地域、
      　大分市中心部商業地域、大分市中心部の東側に隣接する路線商業地域

　ウ．別府市の状況
      市平均で平成５年以降２２年連続の下落となったが、下落率は1.0ポイント縮小した。
      地域別の平均を基準地群の平均でみると、全２地域で下落率が縮小。
    〈別府市の基準地群〉
    　別府市路線商業地域、別府市中心部の既存商業地域

価格水準

　(１)住　宅　地
    住宅地の県平均価格は、25,100円（前年25,500円）で、昭和５８年(25,000円)から昭和５９年（26,200円）頃の水準となっている。（平均価格のピークは、平成１０年の県平均価格(36,800円)）

    調査地点の中で最高価格は、大分(県)－１２（大分市金池南２丁目）の148,000円である。同地点は、１１年連続で住宅地における最高価格となった。
    なお、調査開始以来の最高価格は、大分(県)－７(大分市中島東２丁目)における平成３～９年にかけての価格、180,000円である。

    (２)商　業　地
    商業地の県平均価格は、54,400円（前年55,500円）で、昭和５７年(55,000円）頃の水準となっている。（平均価格のピークは平成３年の県平均価格(189,900円)）
    　
    調査地点の中で最高価格は大分(県)５－１１(大分市都町２丁目）の308,000円である。同地点は、８年連続で商業地における最高価格となった。
    なお、調査開始以来の最高価格は、同地点における平成３年の価格、2,400,000円である。